3月に入って、就職や転職をひかえて
刺青を消したいというご相談が増えてきました。
刺青除去にもいろんな方法がありますが、
ダウンタイムを考えるとレーザー照射が、
一番バランスが取れた治療法だと考えています。
症例は、以前にも取り上げたモニター患者さんの
6回目照射前のものです。
前回の5回目照射前の写真では、全体的に茶色っぽく、
くすんんでいて治療効果が、
ややわかりにくかったのですが、
今回は全体的に薄くなり皮膚に透明感が出てきています。
おそらく、前回の照射から6か月とやや長い期間が経過したため、
炎症性色素沈着が落ち着いてきたと思われます。
今回は、レーザー出力を前回よりも大幅にあげて、
10~11Jにて照射しました。
今までは、刺青すべてをレーザー照射するのに
3000ショットくらい必要でしたが、
今回は濃い部分だけ照射したため
350ショットぐらいで済みました。
しかしながら皮膚が厚い手首の刺青や、
赤色の刺青はレーザーに対する反応が悪く、
もう少し効果を上げる方法を考えないといけないようです。
今回のレーザー照射時には、
今までよりも刺青が薄くなったことを実感していただけたようで、
患者様も大変喜んでおられました。
また、長期出張に行かれるそうで、
次の検診がだいぶ先になるそうですが、
またブログでも報告したいと思います。
初回治療時~6回目のレーザー照射前の経過のお写真を
並べて比較してみました。
かなりの効果が出ているのがお分かり頂けると思います。