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肝斑治療・レーザートーニング

肝斑治療・レーザートーニング

レーザートーニングとは

レーザートーニングとは、真皮層深くまで届く1064nmの波長のレーザーを使い、弱いパワーで、治療部位全体を繰り返し照射して、肝斑に炎症をおこさせずに、メラニン色素を薄くする方法です。

レーザートーニングの特徴

  • 従来のレーザーでは不可能であった肝斑の、画期的治療方法です。
  • 顔全体を一度に治療でき、シールを貼る必要はありません。
  • くすみ、毛穴(黒ずみ)、しみに効果があり、あこがれの白いお肌に近づけます。

【肝斑治療の進化】

肝斑治療は、従来のQルビーレーザーで肝斑を照射すると、色が薄くならないばかりか、かえって照射部分が濃くなるようなこともあり、肝斑にはレーザーを使用してはいけないといわれた時代が、しばらくの間続きました。
しかし、技術の進化により、QスイッチYAGレーザーが開発された結果、レーザートーニングという照射方法で肝斑を治療できるようになりました。

今までの肝斑治療は、内服薬や塗り薬、イオン導入を長期間行って、やっと薄くなる程度でした。しかし、レーザートーニングは、1-2回照射後から、肝斑が薄くなった効果を実感できるはずです。(個人差はございます。)
加えてレーザートーニングは、従来のしみとりレーザー治療の治療と違い、頬全体、前額全体といった面での治療ができ、従来のシミはもちろんや、くすみ、毛穴、うぶ毛といったものまで薄くすることができます。肝斑だけではなく、美肌治療も同時に行えますので美肌レーザーのオールインワンの治療とお考え下さい。

当院で導入しているTRI BEAM PREMIUM(トライビーム プレミアム)は、肝斑治療・美肌治療に最適なQスイッチYAGレーザーです。

メーカー提供の症例写真(学術参考資料)

レーザートーニングの費用

部位・回数 施術費用
全顔・1回 16,500円
全顔・5回セット 74,250円
全顔・10回セット 140,250円
両頬のみ・1回 8,250円
両頬のみ・5回セット 37,125円
両頬のみ・10回セット 70,125円

レーザートーニングに最適な治療機器:TRI BEAM PREMIUMの特徴

特徴1:レーザーを均一に照射可能

肝斑の治療が今まで困難だった理由は、従来のレーザーでは、照射範囲に均一のパワーで照射することができなかったためです。

従来型のレーザーは、ガウシアンモードと言い、中心部はパワーが強く、周辺部は弱い照射するモードしかなかったのですが、肝斑に照射した際には、中心部はパワーが強すぎて炎症を起こし、肝斑を悪化させてしまい、逆に周辺部はパワーが弱すぎて効果が出ませんでした。
当院が導入したトライビームには、照射面に対して均一にパワーを与える、トップハットモードがついています。レーザートーニングの際、均一にレーザー照射できるため、肝斑に炎症を起こさせないように照射することが可能になりました。

特徴2:弱いパワーでも多数の照射で効果が出せる

肝斑に炎症を起こさせずに、照射しようとすると、1発当たりのパワーを下げる必要があり、パワーが弱いので1発当たりの効果が少なくなってしまいます。
そのため、レーザートーニングでは、シミ一か所につきレーザー1ショットではなく、繰り返し何発もレーザー照射します。
ちなみに、お顔全体にレーザートーニングを行う際には、3000~4000発、照射します。この場合、照射のスピードも重要になってきますが、トライビームは最大、毎秒10発の照射が可能です。(連射が早すぎると、器械を動かす手の速さが追い付かず、重ね打ちをしてしまうので、普通は毎秒6~8発で照射します。)

高速連射は、他のブランドのQスイッチYAGレーザーでも可能ですが、実際には充電が間に合わず、設定よりも弱いパワーでしか照射できませんでした。
トライビームは、200V専用電源と高性能充電器のおかげで、スピードを上げてもパワーが下がらず照射でき、高い治療効果はスピード上げても変わりません。

特徴3:ダウンタイムがないため、すぐにいつもの生活を送れる

レーザートーニングで使用する1064nmの波長のレーザーは、浅い層では反応せず、皮膚のやや深い層に届きます。通常のシミ治療で使用する532nmの波長でレーザー照射した場合と違って、「かさぶたになる」ということがほとんどありません。
レーザー照射した部分にシールを貼る必要はなく、お化粧もすぐにできるので日常生活に負担をかけません。

特徴4:毛穴も綺麗にする波長

加齢により頬前面の毛穴が目立つことがあります。皮脂が溜まるだけではなく、お化粧が溜まることで、より毛穴が目立ちます。レーザートーニングでは、毛穴に詰まった皮脂や老廃物が燃えることで毛穴のつまりが解消し、毛穴を熱の力で縮める効果があり、肌の光沢感を出すことが可能です。

レーザートーニングの施術の流れ

1.カウンセリング
まず、希望部位を伺い、お肌の状態を充分に診察させていただきます。
その後治療法、効果、注意点などをご説明いたします。説明の際、疑問点があればお聞きください。
2.洗顔
施術前にお化粧を落として頂きます。洗面台がございます。
3.施術
毛髪に保護用のテープを貼り、目をゴーグルで保護します。お顔全体もしくは、ご希望の部位に照射していきます。治療時間は10~15分程度です。
4.終了・アフターケア
照射直後には、赤みがありますが数時間で消えます。かさぶたは、通常できませんので、シールは貼らず、直後からメイクが可能です。レーザートーニングに限らず、器械でのシミ治療後は、お肌が紫外線で敏感な状態になっていますので、日焼け止めを使用し、強い日焼けを避けるなど、UVケアーをお願いします。

他のおすすめ組み合わせ治療で効果アップ

シミ内服薬 美白注射、あのグルタチオンがはいっています
肝斑治療の際、内服薬としてトラネキサム酸が有効とされています。当院のシミ内服薬はビタミンC(パントテン酸配合)以外に、グルタチオンがオリジナル処方されています。
当院のシミ内服薬は、市販のしみ治療薬よりも有効成分量が多く、肝斑予防や、シミのホームケアーに最適です。
点滴では、高濃度ビタミンC点滴もお勧めです。

 

イオン導入 イオン導入の併用でさらに効果UP!
肝斑治療のトラネキサム酸を、イオン導入でお顔に導入することで、レーザートーニングの効果をさらに高めます。一緒に含まれているビタミンCは、メラニンを分解し、シミを薄くするだけでなく、レーザートーニングの際の炎症を抑え、赤みを抑える効果があります。レーザートーニングとの併用をお勧めします。

 

トレチノインハイドロキノン療法 色の濃い肝斑にお勧め
トレチノインの働きで表皮の再生をスピードアップさせ、表面まで上がってきたメラニンをハイドロキノンで分解する方法です。色が濃い肝斑治療に向いています。ご自宅でできる肝斑治療です。※当院オリジナルのシミ取りクリームがございます。

他のレーザー治療との違い・効果

レーザートーニングとシミ取りレーザーの違い・効果

レーザートーニングとシミ取りレーザーは、設定を変えることによって同じレーザー機器で照射が可能です。以下の通り特徴があります。

レーザートーニング シミ取りレーザー
照射のパワー 低出力~中出力 高出力
必要な照射回数 5回程度照射が必要 1~2回照射
ダウンタイム ほとんどなし テーピング、色沈など
肌に対する効果 毛穴縮小効果 照射部以外効果なし
テーピングの有無 不要 必要

レーザートーニングとIPL治療(フォトフェイシャルなど)の違い

レーザートーニングと似ている治療として挙げられるのが、フォトフェイシャルなどの光治療です。シミ取りレーザーと違い、一度に広範囲の治療を行うことができ、テーピングを
する必要はありません。
フォトフェイシャルもシミを消すことができ、肌全体をきれいにする効果があります。
通い方もレーザートーニングとほとんど同じで、5回以上通うのが基本です。
ここまでは、二つの治療は似通っていますが、基本的にフォトフェイシャルでは肝斑の治療はできません。軽度の肝斑であれば問題ない場合もありますが、場合によってはかえって色が濃くなることがあります。
 フォトフェイシャルの器械によっては肝斑モードがありますが(当院のcelecVにはモードがあります。)、あくまで肝斑とシミが混在しているときに肝斑を濃くさせずにシミを薄くするモードをお考え下さい。
そのため肝斑治療を優先させるべき人は、レーザートーニングを選ぶことになります。
フォトフェイシャルにできて、レーザートーニングにできないことといえば、赤み治療になります。毛細血管の中の血液に反応することで赤み治療が行えます。

レーザートーニングのよくある質問

Q.レーザートーニングはどの方にも効果がありますか?

A.レーザートーニングはどの方にも効果がありますか?
Aレーザートーニングは、シミ取りレーザーと比べて弱いパワーのレーザーを照射しますので、わかりずらいのですが、特に肝斑治療に効果を発揮します。
シミ取りレーザーと違って直後から肌の色が明るくなり、頬の毛穴が目立たなくなることで、肌に光沢感が生まれます。 数回レーザートーニングをおこなえば効果を実感していただけます。

Q.レーザートーニングの効果はどのくらい続きますか?

A.レーザートーニングを終了すると、加齢減少や日焼けにおより、シミや肝斑が徐々につくられていきます。 肌の色むらや、スキントーンが暗くなっていくため、コース終了後もメンテナンスもかねて、一定間隔での照射の継続をお勧めします。

Q.レーザートーニングは、1回でも効果は実感できますか?

A.1回目の照射は特に毛穴が目立たなくなったり、肌の透明感が出るため、効果を実感される方が多いようです。肝斑は1回で消すことは難しいため、5回程度の定期的な照射をお勧めします。