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美容整形失敗例と修正方法

他院修正

コムロ美容外科の他院修正-美容整形セカンドオピニオン外来

◆他院修正症例と解説

美容整形と失敗について

美容整形手術の失敗とは何でしょうか。
前提として技術的な失敗(切り過ぎ、大きな傷が残るなど)はあり得ないものとして私の考える美容整形分野における失敗とは患者様の認識と医師の認識の差にあると思います。
美容外科医は患者様のご希望に合わせて、それに近づけるように最大限持てる技術を注ぎますが、それでもご満足いただけない場合があります。

美容整形では
ドクターにとっては失敗もなく思った通りの仕上がりで成功
でも
患者様にとっては希望通りにいかず失敗
ということがあるのです。

当院では事前カウンセリング時に患者様の相談に対して上記のようなリスクのご説明をさせて頂き、しっかりとカウンセリングを行います。患者様の体質上で不可能なものは場合によってはお断りさせて頂くこともございます。
当院で他院の手術のご相談を受けていて実感していることは
「どんな手術でも出来ます」でカウンセリングの時間も短く、安易に手術を行うクリニックではアフターケアのことを考えていない場合が多くあるようです。

美容外科で手術を行う場合には
受けようと思う手術に対して、リスクの説明や患者様自身の体質とおこなおうとしている手術との相性をしっかりと説明してくれるクリニックを選ぶ必要があります。
美容外科手術は価格が安いからというだけの理由で決めると失敗してまた手術をしなければということになる可能性がありますのでいくつかのクリニックを回り、カウンセリング、説明、アフターケアのことまで納得するまで聞いて決めるべきだと思います。

他院修正<顎の骨切り術>の症例と当院での修正法の解説

【状態】
3か月前に顎の相談でクリニックに相談に行ったところ、当日手術で顎削りをされたが、顎が太くなっただけでほとんど変わらなかったとのことで、当院に顎の骨切りの手術を改めて行いたいとの内容で、カウンセリングに来院されました。

【当院での対応】
当院では、全身麻酔で無意識のうちに手術を行い、顎を短く細くする方針を説明しました。

顎の骨切り術

コムロ美容外科 池内院長による所見

レントゲンを見る限り、先端を少し削っただけのようで、驚くことに局所麻酔で手術をされたとのことでした。当院では、全身麻酔で手術を行い、顎の最大切除幅を約9mmにして、顎を細くすることにしました。

手術後の経過と解説

手術後の経過と解説

前回の手術からあまり日数が経過しておらず骨膜剥離が困難でしたが、デザインの通り切除が行えました。
傷の瘢痕の拘縮は、その影響でやや強めでしたが、ケナコルト注射にて改善し、あと数回で終了予定です。

手術の合併症のリスク 手術にあたって、おとがい神経の損傷、出血量が多くなる可能性があります。手術後は、痺れ感、下あごのたるみ、ツッパリ感が出た場合には、内服、注射等の治療を行う場合があります。

他院修正<鼻尖縮小術>の症例と当院での修正法の解説

術前

【状態】
他院にて鼻尖縮小術を行うも、あまり鼻尖が細くならず、鼻尖に丸みが出たため、当院にて再手術を行った症例です。

【当院での対応】
剥離が困難と予想されたため、オープン法で行っています。

コムロ美容外科 池内院長による所見

他院では、鼻翼軟骨を糸で縛るだけの手術をされていたようですが、左側の鼻翼軟骨が無くなっていたため、耳介軟骨を使って鼻翼軟骨の代わりとし、PDSプレートと鼻翼軟骨で鼻尖に柱を立てて、細く高くしています。

手術後の経過と解説

下記の写真は上が術前下が術後6か月の状態の写真です。

術前

術後6か月

耳介軟骨は鼻先がとがるように鼻翼軟骨先端、下向きに固定しています。
術後は、腫れの改善目的に、ケナコルト注射を5回程度行い、手術後6か月の写真になります。

手術の合併症のリスク 感染・血液貯留・傷の開き・中糸の露出・鼻の穴の左右差・鼻尖の曲がり・鼻孔縁が上に挙がる・鼻尖上部の皮膚の盛上り・鼻尖の皮膚のへこみ・鼻尖の違和感・鼻閉感・鼻尖の細さ・鼻尖が上を向く(稀に下を向く。)・腫れ・浮腫み・内出血などが生じる場合があります。

他院修正<バスト>の症例と当院での修正法の解説

術前

【状態】
今回のケースは、コヒーシブシリコンバッグを使い豊胸術をされたのですが、2年後に皮膜拘縮が原因で、左上胸部に穿孔を生じたため左の人工乳腺を抜去したいということでご相談にいらっしゃいました。

【当院での対応】
第1ステージ:コヒーシブシリコンバッグを使った再豊胸術
第2ステージ:瘢痕組織の切除と再癒着防止に、自身の脂肪組織移植
第3ステージ:形を整える目的に、左上胸部と外側部に脂肪注入
という3段階の治療法を経て、以前のような大きな胸に戻すことが出来ました。

コムロ美容外科 池内院長による所見

コヒーシブシリコンバッグを用いて豊胸された後、合併症として感染症や被膜拘縮を起こすことがあります。
人工乳腺の改良に伴いトラブルの発生率は下がってきていますが、1~2%程度では起こりうると言われています。
この症例は、コヒーシブシリコンバッグを使い豊胸術をされたのですが、2年後に皮膜拘縮が原因で、左上胸部に穿孔を生じたため左の人工乳腺のみ抜去されました。

手術の流れ 第1ステージ コヒーシブシリコンバッグを使った再豊胸術

コヒーシブシリコンバッグを使った再豊胸術

以前のような大きな胸に戻したいという本人の意向を汲んで、左側も再度コヒーシブバッグを使って豊胸術をすることとしました。
ただし胸の皮膚が伸びにくくなっているため、以前よりも小さめのバッグ、ラウンドタイプのコヒーシブシリコンバッグを使うこととしました。
以前の手術では、腋窩からアプローチしているのですが穿孔部の周囲の剥離困難が予想されるため、アンダー切開としました。左右差を少なくするため、右側も同じバッグに入れ替えることとしました。
幸い左側のスペース作成も用意でラウンドタイプの人工乳腺を使用したにもかかわらず、釣り鐘型の胸を作ることができました。
バッグの動きも良好で柔らかい仕上がりになりました。

手術の流れ 第2ステージ 瘢痕組織の切除と再癒着防止に、自身の脂肪組織移植

瘢痕組織の切除と再癒着防止に、自身の脂肪組織移植

左側の再豊胸術の際、陥凹部改善目的に周囲を剥離したのですが、腫れが引いていくに従い予想通り元に戻ってしまいました。

ピンク色に見えている肥厚性瘢痕と大胸筋の間に強い癒着を生じているため、瘢痕組織の切除と再癒着防止をなんとか行う必要があります。

再癒着防止には、自身の脂肪組織移植を行うこととしました。
左の上腕内側から皮下脂肪を塊で採取し移植します。肥厚性瘢痕部位は紡錘形に切除し脂肪組織移植を行った上で単純縫合としました。

術後合併症の可能性としては、感染による脂肪融解や量の減少があるのですが、1ヶ月検診でもほとんど減少を認めませんでした。

手術の流れ 第3ステージ 形を整える目的に、左上胸部と外側部に脂肪注入

形を整える目的に、左上胸部と外側部に脂肪注入

写真は更に半年経過後の写真です。ピンク色の肥厚性瘢痕がなくなり同部位の強い引き込みは解消したのですが、上胸部の軽度の陥凹に伴う食い込みが残っています。患者様もその部位が気になるとのことで来院されました。
脂肪移植のメリットとして生着率が高いというメリットが有るのですが、広範囲の移植が難しいというデメリットがあります。形を整える目的に、左上胸部と外側部に脂肪注入を行いました。Bagを傷つけないように皮膚と被膜の間に脂肪注入し、合計73cc注入しました。

その後の経過 最後の脂肪注入後2年目の写真では胸の形状に左右差はほぼなく、ラウンド型のバッグを使用しましたが、アナトミカルタイプのような釣り鐘型の胸になっています。脂肪注入部位も超音波エコーを行いましたが、脂肪組織はきちんと生着していました。

今回のケースの場合、一般的なクリニックの治療方針としては、両側ともbagを抜いた後、ヒアルロン酸などの注入で終わらせることが多いと思います。ただし、その場合、胸をここまで大きくすることはできず穿孔部については一切手を加えないと思います。
脂肪注入や脂肪移植には、再癒着を防ぎ皮膚の血流を良くする性質があります。適切なタイミングで適切な治療を行えばここまで改善させることが可能なのです。

他院修正<バスト>の症例と当院での修正法の解説

術前

【状態】
今回のケースは、頭側方向にバッグがずれてしまい不自然になった胸を修正し、少し胸を大きくしたいという40歳代女性の方の症例です。半年前に、他院にて豊胸術を行ったが左右差が出てバッグの動きも悪く、左右差があるので改善したいとご相談にいらっしゃいました。

【当院での対応】
適正位置よりもバッグ位置が上がっているため、上胸部に膨らみがあり乳頭がやや尾側方向を向いています。手術するにあたって、大胸筋下から乳腺下法への入れ替えにて行うことにしました。

コムロ美容外科 池内院長による所見

大胸筋下法による豊胸術の場合、インプラントの輪郭を目立たない反面、バッグが癒着してしまうことで、動きが悪く、やや硬い仕上がりになることがあります。
バックの挿入の場所と大体のサイズを計測するために超音波エコーを行い、大胸筋下にコシーシブシリコン、ラウンドタイプ 推定サイズ 200cc が入っていることを確認。
適正位置よりもバッグ位置が上がっているため、上胸部に膨らみがあり乳頭がやや尾側方向を向いています。
患者様は、手術するにあたって、バストサイズをさらに大きく、バッグの動きを良くし、胸の形を修正したいという希望であったため、大胸筋下から乳腺下法への入れ替えにて行うことにしました。

手術についての術前計画

モティバ

前回の手術の際はできなかった、バストの自己確認をしたいとのことで、麻酔方法が硬膜外麻酔を選択しました。手術の創の位置は、患者様の希望で腋窩に決定しました。
胸郭サイズを計測し、230ccのmotivaモティバ(コヒーシブシリコンバッグ)を選択しました。

【motiva モティバとは】
モティバは、エスタブリッシュメント ラブス社製、コヒーシブシリコンバックです。CEマークを取得していて、安全性の高いインプラントです。バッグの膜が柔らかく、中のシリコンも非常に柔らかく、安全面では、インプラント内に無線ICチップが内蔵され、リーダーをかざすことでバックをとりださなくとも情報を取得することが可能です。

手術のながれ

最初に大胸筋下に入っているバッグを抜去し乳腺下に改めてスペースを作成します。
左右ともバッグの位置が上方向にずれていたため、アンダーバストライン今までよりも下に作成します。
その後ミラーチェックを行い、右側のスペース調整を行った後で手術を終了しました。3時間くらいベッドで休んでいただき、帰宅していただきました。

☆手術のポイント
今回は、胸を大きく、形をきれいにしたいということで、大胸筋下から、乳腺下への入れ替えを選択しました。
大胸筋下のバッグ周囲のカプセルは乳腺下のものと比べ、非常に厚く剥離困難で、剥離操作によっては容易に出血します。乳房下縁切開であれば、カプセルの切開や止血はやりやすくなるのですが、患者様本人が見える位置に傷が残ることを希望されなかったため上記手術方法となりました。

麻酔方法について

前回の手術の際、術中に胸の確認ができずバッグ位置の左右差が残った苦い経験あったため、ミラーチェックで胸の自己確認ができる硬膜外麻酔を選択されました。手術中の痛みはほとんどなく、術後早期に帰宅できるメリットがあります。
もちろん、意識があると怖いといった方には、ミラーチェックを行わない、静脈麻酔の併用、全身麻酔等も可能です。

バッグについて

乳腺下法に使えるバッグは、バッグ表面に凹凸のあるラフタイプが一般的ですが、仕上がりがよく評価の高いモティバ、ラウンドタイプ ICチップ内蔵タイプを使用しました。

術後経過

当院にて修正手術後 7日経過した状態

7日後検診では、軽度の内出血はありましたが、左右差なく綺麗に仕上がりました。胸を触ると軽度の痛みがあるそうですが、前回の大胸筋下法の術後とは比べることができないほど、楽だったそうです。

バッグ位置が良好なため、横になって寝ていただいた状態でも、アナトミカルタイプを入れたような自然な形状になっています。

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他院修正<バスト 乳腺下→乳腺下>の症例と当院での修正法の解説

術前

【状態】
大胸筋下法と比べ被膜拘縮が起きにくいといわれる乳腺下法でも、約1~2%の確率で起きるといます。今回のケースは40代の方で、9年前に乳腺下法で、アナトミカルタイプのコヒーシブシリコンバックを入れたが、被膜拘縮とバッグの回転を併発してしまい、バストの形を改善してさらに触感ももっと柔らかくしたいとご相談にいらっしゃいました。

【当院での対応】
乳腺下から乳腺下に、バッグの入れ替えを腋窩切開にて手術を行いました。

コムロ美容外科 池内院長による所見

165ccアナトミカルバッグが入っているとのことでしたが、バッグが上下方向に180度ひっくりかえっていて、胸の谷間の立ち上がりが不自然になっていました。
超音波エコーでは、バッグの周囲に被膜が3枚確認でき、バッグに変形が生じてしわが入っていました。今回の修正にあたっての本人の希望は、柔らかさと形の改善とともに、サイズを小さくしたいというものであったので、同じ乳腺下のスペースに、今よりも小さめのバッグへ入れ替えることにしました。

手術についての術前計画

モティバ

現時点でバッグが入っている乳腺下のスペースへの入れ替えにあたって、柔らかさを考慮してスムースタイプへのコヒーシブシリコンバッグを選びました。
サイズは、胸に入っているサイズより15%程度小さめの140ccに決定し、アラガン社(ボトックスで有名です)製のものを選びました。

バッグの形について
すでにアナトミカルタイプの形でカプセルが完成しており、そのスペースへ小さめのラウンドタイプバッグへの入れ替えの場合には、アナトミカルバッグを使ったような釣り鐘の胸となります。ラフタイプよりもスムースタイプのバッグの方が柔らかく、可動性が良いため、当バッグに決定しました。
ちなみにアラガン社のコヒーシブシリコンバッグは、日本での乳房再建の特定医療材料として認定を受けている信頼性の高いバッグです。

手術のながれ

患者様本人の希望により、腋窩切開にて手術を行いました。バッグ周囲の被膜は薄くバッグの取り出しは容易でしたが、左右方向のバッグのスペースが極端に狭いため、検討の結果、外側方向の被膜の切開を行い、外側方向のスペースを拡張しました。ミラーチェックを行い、外側方向への動きは大きく改善したのを確認後、手術終了しました。

術後経過

術後

手術前は、左右方向のスペースが狭く、横になって寝ても、バッグが外側方向にまったく流れなかったのですが、剥離を追加したことで改善し自然な動きになりました。
ただしスムースタイプの場合、被膜ができやすいため、基本的にはマッサージが必要です。

今回は、新たに剥離した範囲が癒着しなければいいので、胸の谷間にスポンジを当ててバッグが中央によらないようにして、バッグが剥離を追加した外側にとどまるようにし、バストバンドを使用して1週間の圧迫を指導しました。

他院修正<二重:切開法>の症例と当院での修正法の解説

修正法の解説

こちらの患者様は、二重ライン中央部に、皮下組織過剰切除が原因と思われる陥凹(へこみ)があり、二重ラインからマツゲ側のタルミが原因のふくらみがあり、うまく皮膚が被さらず二重が広いのを改善したいというご相談にいらっしゃいました。

手術の流れと解説

手術の流れと解説

手術は全切開法にて行いました。
二重ライン下の皮膚を、傷の上にかぶせ余剰部分を測定します。今回のケースでは、最大2mmの幅で切除ができました。

  • 修正前の状態

    修正前の状態
    中央部に白く見える部分がありますが、以前の手術で瞼板前脂肪をすべて切除していたため強い癒着を生じた結果、陥凹の原因になっています。

  • 修正後の状態

    修正後の状態
    瞼板露出部の皮下組織を広範囲に剥離し、瞼板露出部にかぶせ、ナイロン糸にて縫合しました。脂肪移植と違って半永久的に残り、強い癒着を防ぐことで、陥凹を予防することができます。

手術後の経過と解説

手術後の経過と解説

術直後の写真です。二重幅を2mm程度狭くすることができました。

手術後1年半の写真

手術後1年半の写真です。
平行型から末広型に代わり、自然な二重になっています。
写真右は、閉眼時の写真です。前回の二重の傷跡も切除したため、初回の手術と変わらない仕上がりになっています。
不自然な陥凹がなくなり、幅も狭くなったのがわかります。
二重ラインより下側にふくらみが軽度残っていたため、数回、トリアムシノロン(ケナコルト)注射を患者様の本人の希望により行っています。

他院修正<バスト>の症例と当院での修正法の解説

修正法の解説

【状態】
大胸筋下人工乳腺豊胸術を受け、数年後、感染を生じたため、左のみ抜去し数年経過。

バッグが入ったままの右と比べての大きさ、アンダーバストラインの差と、左アンダー内側が、人工乳腺の露出部が、皮膚と筋層の間で強い癒着を生じ、引き込みを生じています。

【当院での対応】
脂肪移植+脂肪注入+人工乳腺再挿入
(※人工乳腺再挿入は場合によっては行いません)
で再建を行っています。

コムロ美容外科 池内院長による所見

一般的に人工乳腺(シリコンバッグ)が露出した傷の部分は、瘢痕組織ができ、傷はふさがりますが、もともとあった皮下脂肪、乳腺組織はすべて吸収され、皮膚と筋層との間に、強く癒着がおこります。

引き込みは非常に強く、指でつまんで持ち上げようとしても持ち上がりません。

そのため、人工乳腺抜去後は、傷を中心に引き込みと陥凹が残ります。

治療のためには、癒着した部分を広範囲に剥離した後に、再癒着、陥凹を防止、改善のために、ボリュームを充填してあげる必要があります。

当院では、使う材料として自分の脂肪組織を使います。
脂肪組織は再癒着防止の効果が高く、生着率もよく、周囲になじみやすいので、凹凸の原因になることもありません。

しかしながら、あまり大きな脂肪塊を採取するのは難しいので、強い癒着部分に脂肪移植を行い、周囲は、脂肪注入で形を整えます。

今回のモニター患者さんは、第一段階として、右胸と近い大きさにするために、コヒーシブシリコンバッグのアナトミカルタイプ240ccを使いました。

アンダー切開にて乳腺下を剥離し、スペースを作成しました。
剥離したスペースから陥凹部を裏側から触れてみて、組織の厚みを調べましたが、非常に薄く、脂肪移植を同時に行うのはリスクがあると判断し、バッグ周囲にカプセルができる、最低1ヶ月くらい待って行うことにしました。

他院修正 <バスト編> 1回目手術終了後

手術終了後

手術終了時には、胸のボリュームの左右差も改善し、陥凹部も術前に比べれば改善しています。

しかし陥凹部は修正を行っていないため、右と比べるとバスト下部のボリュームが不足しています。

2回目の修正は、術後一か月以降、癒着部剥離と脂肪移植を予定しています。

他院修正 <バスト編> 1回目手術後1か月経過した写真

手術後

右よりも40cc程度小さいアナトミカルタイプでしたが、術後1か月では、バストの皮膚もなじんできたのか、左右ほぼ同じサイズになっています。

陥凹部は改善しているとはいえ、まだ残っているため、第二段階として、脂肪移植、脂肪注入を行い、形状修正を行う予定です。

他院修正<二重:切開法>の症例と当院での修正法の解説

修正法の解説

【状態】
他院にて全切開法をされましたが、広すぎる二重と、きついラインの食い込みの修正を希望されてご相談にいらっしゃいました。

【当院での対応】
癒着解除と、二重幅修正(より狭く)を行いました。

コムロ美容外科 池内院長による所見

二重ラインを取れにくくする為に、二重ラインより、睫毛よりの部分は皮下組織を切除するのですが、とり過ぎてしまうと凹んでしまいます。

今回のケースでは、瞼板が露出するくらい組織をとりすぎていた為、凹むだけではなく、強い癒着ができてしまっています。

患者様自身は、強い引き込みの改善と、二重を狭くしたいといった希望だったのですが、癒着部位を剥がすだけでは症状は改善しない為、修正が非常に難しく、多くの美容外科では断られる手術です。

二重を一重に戻したり、極端に狭くすることは不可能ですが、末広型程度には狭くすることが可能と判断したので、今回は、癒着解除を行い、二重幅の修正を行いました。

癒着は周囲から皮下脂肪組織を寄せることで解除し、新たに3mm程度狭い幅で二重ラインを作成しています。なお、二重を一重に戻したり、大幅に幅を狭くするのは、現在までのところ不可能で、3mmの狭小化が限界です。

他院修正 <二重編> 手術後1カ月経過した写真

手術後

二重ライン下のむくみは残っていますが術前に比べ明らかに狭い末広型の二重になっています。
あと2か月程度で、完全に腫れが引けば、さらに二重が狭くなります。

患者様には、現時点でも、効果を実感していただくことができました。

他院修正の例

CASE1 二重手術の修正
他院で二重にした際に仕上がりの二重ラインが広くなり過ぎてしまった。
手術をしたクリニックからは一度作ってしまったラインの修正は出来ないと言われた。
  • 原因:医師の技術不足、知識の不足
  • 当院での対応
  • 眼瞼下垂の手術を応用し、さらに脂肪を注入することでラインの幅の修正が可と判断し手術→ご満足して頂きその後の経過も良好
CASE2 フェイスリフト
他院でクイックリフト(アプトス)を受けたがすぐにたるみが戻ってしまい、やり直しを要求したが同じ料金が必要と言われてしまった。
  • 原因:医師のカウンセリング力、分析力の不足
  • 当院での対応
  • たるみの要因が皮膚ではなく、さらに奥の層であり、クイックリフトではまた元に戻ってしまうと伝え、シルエットリフトで頬を引き上げた。
    たるみの強い方だったので、非常に効果も高く、ご満足頂けた。
CASE3 輪郭形成術(エラ削り)
他院で小顔の形成外科手術を受けられ、手術後、想像していたよりもエラが小さくなっておらず、不満が残ったまま過ごされていた。
  • 原因:医師の施術と患者の希望のミスマッチング
  • 当院での対応
  • 行われた手術に関しては成功しており、あとは患者様の希望に近付けていくという前提から、頬の内側ではなく、より骨を切ることができる外側からの手術を提案して手術を行った。
    傷の小さいのと、何よりエラの形が希望通りになったことを喜んで頂けた。