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結膜側下眼瞼脱脂(クマ取り手術)

結膜側下眼瞼脱脂(クマ取り手術)

結膜側下眼瞼脱脂(クマ取り手術)とは?

結膜側下眼瞼脱脂とは、瞼の裏側からクマの原因になっている脂肪を取り除くことで、目元のふくらみを取り去り、お目元を平らにすることで、疲れや老けて見られる原因となっている黒クマを改善する手術です。
瞼の裏側の結膜を10㎜程度切開し、眼球周囲の眼窩脂肪を切除する方法です。瞼のふくらみだけを切除する方法で、黒クマが気になるが、たるみが少ない方が対象となります。 眼窩脂肪は3つに分かれていますが、主に目頭側と中央2か所から切除します。
腫れや、内出血の出にくい手術であり、下眼瞼切開+脱脂が適応であっても、とりあえず脱脂だけを行うことも可能ですし、リバウンドはほとんどありません。

  • クマができている状態

  • 原因の脂肪を取り除く

  • クマが改善される

結膜側下眼瞼脱脂(クマとり手術)はこういった方に向いています

  • 目元のふくらみ、くぼみが気になる
  • 目元のクマが気になるが、ダウンタイム、腫れが気になる
  • 見える場所に傷をつくらずに目元を平らにしたい

症例写真

  • Before

  • After

  • 概要

    40代女性の結膜側下眼瞼脱脂症例になります。脱脂のみを行っています。

  • Before

  • After

  • 概要

    50代女性の結膜側下眼瞼脱脂症例になります。目元のクマ改善の目的で前記手術行っています。

目元の「クマ」の原因

頭蓋骨の眼窩という陥凹部に眼球があり、それを取り巻くように脂肪が取り囲んで、クッションの役割を果たしています。
眼窩脂肪は、目頭側、中央、目尻側の3つのパーツに分かれ、眼窩隔膜という袋に包まれています。子供のころは平坦な目元も、加齢によって目元の皮膚が弛んでくると重力の影響で、眼窩脂肪が下眼瞼に降りてくることで、目元のふくらみを生じ、ふくらみの下に影ができることで、いわゆる黒クマができます。
原因は必ずしも加齢だけではなく、体質や遺伝、骨格のせいで10代、20代でも目元のふくらみが目立つ場合があり、ほかの人から疲れているように見られてしまう原因になります。

目元のクマの種類と特徴

黒クマ
黒クマとは、眼窩脂肪が下眼瞼側に降りてきてふくらみをつくり結果、黒い影をつくっている状態です。ゴルゴラインの陥没を合併している場合もあり、その場合クマはもっと目立つ原因となります。黒クマは、目元のふくらみと、陥凹が原因のため、メイクでは誤魔化しにくく、何かしらの外科的治療や注入が必要になります。
青クマ
クマとは、目元の静脈が透けて見えることで、ノーメイクや皮膚が薄い、静脈のむくみがあり拡張している方に問題となるクマです。メイクでカバーが一般的ですが、 当院ではVlaserという色素レーザーにて血管拡張による色素性疾患を治療しています。
茶クマ
茶クマとは、目元にできる茶色のシミになります。 日焼けによるシミや、肝斑、炎症性色素沈着が原因となります。シミの種類によってフォトフェイシャルやシミ取りレーザー、レーザートーニングなどで治療します。

クマを改善する方法

注入療法 目元 ヒアルロン酸や脂肪を注入する方法

傷や腫れが一番目立たない方法です。 脂肪注入のメリットは、Hyと比べてチンダル現象という、目元の皮膚が透けてどす黒く見えるような副作用がヒアルロン酸と比べてないこと、注入量が多くても施術費用が一定なこと、40%程度は半永久的に残る点にあります。 ヒアルロン酸注入は、できるだけ簡単に腫れを少なく済ませたい人にお勧めです。ヒアルロン酸を分解する効果のあるヒアルロニダーゼで、溶解することも可能です。

下眼瞼切開+脱脂 まつ毛の生え際を切開して、たるみと脂肪を切除する方法

クマの原因となる眼窩脂肪とたるみをあわえて切除する方法です。目元のたるみが多く、クマ取りだけでは目元を平坦にすることができない方が対象の手術方法になります。

下眼瞼切開+脱脂に近い手術として、表ハムラ法があります。ゴルゴラインの陥凹が強い場合、眼窩脂肪を切除するのではなく、引き出してゴルゴライン直下に充填する方法です。

裏ハムラ法

クマ取り手術の適応があり、かつゴルゴラインの陥凹が目立つ方にお勧めの手術方法です。裏ハムラと同じく、眼窩脂肪を切除せずにゴルゴラインの陥凹部に充填する方法です。
瞼の裏側の結膜側からの手術方法なので、傷はわかりません。

結膜側下眼瞼脱脂(クマ取り手術)手術の流れ

1. カウンセリング
まずカウンセリングにて、患者様の希望をお聞きして最適な手術方法をご提案します。
2.デザイン
座位にて、切除する必要のある眼窩脂肪の部位、量をペンでマーキングします。眼窩脂肪はそれぞれが透明な膜につつまれ、目頭側、中央、目尻側の3つに分かれていますが、目頭側、中央の2か所を切除するのが一般的です。
3.麻酔
消毒のあと、局所麻酔を行います。手術中の痛みはほとんどありませんが、感覚は残ります。
4.手術
瞼を牽引するための糸をかけた後、下眼瞼の裏側の粘膜を8㎜程度切開します。
電気メスで止血をしながら剥離を進め、眼窩脂肪を探します。
眼窩隔膜を切開し脂肪を引っ張り出していき、適量が切除します。

裏ハムラ法では、眼窩脂肪を切除せずに引き出し、ゴルゴライン直下の陥凹部に充填し固定します。
目立つ出血が無いのを確認後、瞼の裏側の傷を吸収性の糸で縫合します。2週間程度で脱落しますので、抜糸の必要はありません。
5.術後説明とクーリング
目元の腫れ内出血をできるだけ抑えるために、リカバリールームで30分程度、クーリングと圧迫を行います。メイクは翌日からOKです。目元のテーピングは1,2日、できれば続けてください。

手術費用

手術時間 120分程度、日帰りでの手術です
手術費用 275,000円

局所麻酔での手術。お痛みに弱い方は、吸入麻酔や笑気麻酔の併用がおすすめです。