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二重整形の埋没糸抜去

埋没糸抜去

埋没糸抜去術とは

埋没糸抜去術とは、埋没法の糸を抜去する手術です。二重整形に使う埋没糸は非吸収性の糸、ナイロン糸を使うので永久的に残ります。その埋没糸が原因で二重のラインが気に入らない場合、結び目が目立って気になる場合、目に違和感や異物感がある場合などのケースでは、埋没糸を抜去することで症状が改善する可能性は非常に高いです。
埋没糸の抜去は、通常、結び目の真上の皮膚を2~3㎜程度切開し、結び目を切って糸を抜去します。
内出血や腫れはありますが、埋没法を行った時よりもむくみ、腫れは早く引きます。

埋没糸抜去はこういった方にお勧めします。

  • 埋没法の二重ラインを修正したい方
  • 埋没糸による瞼の違和感、目のゴロゴロ感がある方
  • 埋没法が数本残っていて、取り除きたい方

埋没糸抜去が難しい方

  • 埋没糸を行ってから年数がたっている方
  • 二重のラインが緩んでいる、とれていて、糸の結び目の位置確認がしにくい方

手術費用

二重手術を当院で行ったか、他院で行ったかで違いがありますのでご注意ください。
当院での手術 他院での手術
両目の埋没糸抜去 55,000円 66,000円
片目の埋没糸抜去 33,000円 33,000円

埋没糸抜去の手術の流れ

デザイン
埋没法の糸の結び目を探します。糸の本数(結び目)、結び目の位置(皮膚側が結膜側か)
などの情報も必要になることがあります。
麻酔
結び目のある真上の皮膚や結膜側に局所麻酔をします。 
手術
拡大鏡を使って、結び目があると思われる皮膚や結膜を2~3㎜程度切開し、糸の結び目を探し出して糸を切ります。糸が見つけにくい場合、一部の埋没糸が残る可能性があります。
術後ケア
クリニックによって埋没の糸の本数は変わりますが、片側につき1~3本のことが多いです。
傷跡には抗生剤軟膏を使用しますが、傷が大きくなった場合には、細い無色の糸で縫合します。4~5日後に抜糸におこしください。

埋没糸抜去後に考えられるトラブル

1、埋没糸を抜去できても、二重の癖が残る

埋没糸の周囲にコラーゲンの被膜が1か月程度で完成し、皮膚側と挙筋を繋ぐ組織を形成していきます。 その被膜の完成には数週間しかかからないため、埋没糸を抜去しても、以前の二重ラインが残る可能性があります。その場合、一重まぶたに戻すことは困難ですが、
目がぱっちりするような、自然な二重に修正することは可能です。
他院では難しいと言われた場合でも、当院にご相談ください。

2、埋没糸の抜く針穴が大きくなった

比較的皮膚正面に糸の結び目が確認できている場合は、小さな針孔で手術が行えますが、
糸が針孔直下にない場合、糸の結び目が深い場所にある場合、止血のために電気メスを使用する場合は、針孔が大きくなります。 3㎜を超えるような針孔の場合は、傷を縫合済ますが、傷は数か月でほとんどわからなくなりますし、できるだけ目立たないように無色透明な糸で縫合します。その場合、手術後4~5日程度で抜糸にご来院ください。

3、埋没の糸が見つからなかった

埋没法を受けてから年数が経過すると、糸が脱色して透明になったり、糸が深く潜り込んだり、糸の結び目の位置がずれたりして、小さな針孔からの抜去が難しくなることがあります。経験上一か所あたり15分以上埋没糸探しに時間をかけても、腫れや内出血が強くなるだけで見つからないことが多いです。その場合は、施術費用の一部しかいただきませんのでご安心ください。腫れが引いてから再度糸を探すことも可能です。

4、内出血が残ってしまった

埋没糸探しは、皮下の組織を少しずつ切除しながら糸を探します。出血する際には電気メスで止血するのですが、内出血がしばらくの残る場合があります。内出血が気にある場合、ヒアルロニダーゼ注射や、漢方薬の自打撲、ヒルドイド軟膏などが当院にありますのでお申し出ください。

それ以外の埋没糸抜去法、最強の全切開法

埋没糸抜去は、できるだけ腫れや傷を目立たなくするために小さな傷口から行うため、糸の位置がわかりにくい場合、内出血や腫れを作ったり、糸が見つからず残る可能背があります。
患者様が、埋没法の二重が気に入らない、幅を変えたい、でも糸は抜きたいというのなら、全切開法も選択肢に入れてはどうでしょうか?

全切開法は二重ラインからまつ毛までの皮下を剥離したり、皮下組織を切除するため、埋没糸を探すのが非常に容易になります。また、全切開法は、たるみ切除、脱脂、眼瞼下垂修正も同時に行うことができます。

埋没糸抜去の留意点

所要時間 20~60分程度
腫れ 7~10日程度 内出血が出た場合には、もう少し長くなる可能性があります。
内出血 まれに下眼瞼に内出血がでる可能性があります。
抜糸 通常、抜糸は必要ありませんが、埋没糸抜去の針穴が大きくなった場合、傷を 縫合する場合があります。できるだけ目立たないように、無色透明の細い糸を使用します。 4~5日以降に抜糸におこしください。
痛み ひりひり間が数日出る可能性がありますが、鎮痛剤で治まります。
麻酔 局所麻酔
洗顔 翌日から可
飲酒 腫れがある程度引くまでお控えください
シャワー・入浴 シャワー;施術部位以外は当日可能。 入浴:2~3日後ですが、内出血が出た場合は、悪化を防ぐために 長時間の入浴は控えてください

よくある質問

Q.以前埋没法を受けました。二重幅が狭くなってきたので再度埋没法を受けようと思います。埋没糸は、抜去の必要がありますか?

A.埋没法を再度行う場合、以前の埋没糸は必ずしも抜去する必要はありません。ただし二重を狭くしたいが、前の癖が残っている場合や、二重を大幅に広げる際、以前の二重ラインが目尻側で出てしまう場合には、糸の抜去をおすすめします。

Q.埋没糸抜去と埋没法は、同時にできますか?

A.二重をさらに広げるような場合は、同時手術も可能です。ただし、同時に行った場合、むくみはやや強くなります。 二重を狭くする場合、以前の埋没糸を抜かないと狭い二重のシュミレーションができず、希望通りの二重にならない場合があります。
二重幅を狭くする場合は、分けて手術することをお勧めします。

Q.埋没糸が感染しました。抜いたほうがいいのでしょうか?抗生剤で治療はできますか?

A.埋没糸が感染する場合、糸の結び目であることはほとんどです。 二重ライン上にニキビのような腫れが出たら、必ず当院へお越しください。
糸表面に感染が定着した場合、抗生剤治療では一時的に抑えることができても、再発することは多いようです。埋没糸を抜去すれば、速やかに治ります。

Q.他院の埋没の糸は抜去できますか?

A.クリニックにより埋没法糸の本数、かけ方は様々です。糸の結び目が透けて見えている場合、
膨らんで見える場合には比較的容易に抜去できますが、そうではない場合、抜去が困難な場合があります。他院埋没糸抜去のご相談の際には、手術を受けられたクリニックから手術の情報をもらっておけば、スムースに診察ができます。

Q.埋没法を受けましたが、最近角膜に傷がついているといわれました。眼科でも糸が見えないと言われました。どうしたらよいでしょうか?

A.眼球側の結膜に、埋没糸を露出していた場合、角膜に傷がつく場合があります。糸が見えていれば、抜去は難しくありませんが、手術から数年以上経過していると糸が透明化して見つけにくい場合があります。 埋没糸がどうしても肉眼(拡大しても)で見えない場合には、
埋没糸が露出していると思われる部位を電気メスで焼いて、埋没糸を溶かす方法があります。溶けた糸は結膜の中に引き込まれるため、角膜刺激症状の改善効果が得られます。

Q.埋没糸抜去をしてもらいましたが、1本見つかりませんでした。再度お願いすることは可能ですか?

A.埋没糸が見つからずに時間をかけていると出血することが多くなります。埋没糸が脱色して無色透明になっている場合、出血している中から探すのは非常に困難です。その場合は、その糸の抜去をあきらめる場合があります。腫れが引いてから再度チャレンジすることも可能です。当院までご相談ください。