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眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術

2024年12月から手術費用を改定しました。

眼瞼下垂の概要

まぶたは繊細で複雑な構造をしています。目の開閉の働きは、無意識のうちにコントロールされていますが、加齢や、生活習慣によって、目の開き悪くなることがあります。それは、瞼を開く眼瞼挙筋が関係していることが多く、眼瞼下垂と言います。眼瞼下垂は、視野が狭く、暗くなるだけでなく、他人から見た目の印象にも悪影響を与えます。

その症状、眼瞼下垂かも、、

  • 瞼が重たく感じる
  • 目が開けづらい
  • 視野が狭く感じる
  • おでこのしわが増えてきた
  • 眠たそうと言われるようになった
  • 上眼瞼が陥凹してきた

症例写真

  • Before

  • After

  • 概要

    40代男性の全切開法+眼瞼下垂修正、たるみ切除の症例になります。写真の通り眉毛挙上が強く、開瞼も悪いため、二重ライン作成、たるみ切除、挙筋修正が行える全切開法を選択しました。

  • Before

  • After

  • 概要

    20代女性の中切開法+挙筋短縮、逆さまつ毛修正症例になります。当初埋没法で考えておられましたが、それでは二重のくせが長持ちしないことを説明し、中切開法となりました。

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、瞼を待ちあげる筋肉や、周囲の組織の以上によって瞼によって黒目の一部が隠れてしまう症状です。 瞼を開ける筋肉や神経自体に問題があるケースは少なく、一番多いのは、瞼板から挙筋が外れてしまうというケースが多いです。
眼瞼下垂は、マッサージや、注射、内服薬などでは改善しません。
眼瞼下垂は、放置していても治らず、加齢によって少しずつ症状が重くなることが多いため、外科手術が必要になってきます。

眼瞼下垂の程度目安

眼瞼下垂と似た症状「眼瞼弛緩症」

眼瞼弛緩症とは、瞼のタルミによって、まつ毛や目に皮膚がかぶさり、黒目が隠れてしまう症状を指します。一重まぶたでも同様な症状がおこります。治療法は、たるみを切除したり、二重手術で改善する場合もありますが、高齢な方の場合、眼瞼下垂も合併している場合もあります。

眼瞼下垂の手術方法

挙筋腱膜前転術

眼瞼下垂の原因として多いのは、眼瞼挙筋の端にある挙筋腱膜が、瞼板から剥離したり、緩んだりすることで、挙筋が縮む力を伝えることができず、瞼が開きにくくなることです。
幼少期に瞼をこする癖があったり、コンタクトレンズを入れる際、瞼を裏返していると、瞼板と挙筋腱膜のゆるみの進行が早まります。 挙筋腱膜前転術とは、瞼板からはく離した挙筋腱膜を、本来の位置に戻し、再度固定する手術です。
目の開きを調整することが可能で、挙筋組織の切除をしないため、将来的な再調整も可能です。

眼瞼下垂手術説明図

眼瞼下垂の手術費用

所要時間は2時間程度、日帰りでの手術です。小切開法、中切開法、全切開法に組み合わせて行います。切開手術の費用に以下の金額を加算した合計金額になります。
適応症状 手術費用
軽度~中等度下垂 各切開手術 +33000円
重度下垂 各切開手術 +44000円

眼瞼下垂手術の流れ

1. カウンセリング
眼瞼下垂の程度を診察します。患者様の眉毛を抑えて動かないようにすることで、挙筋本来の目の開きの程度を診察します。間違いやすいのは一重まぶた、逆さまつ毛等があります。
眼瞼下垂のみであれば、全切開法以外のMMCや中切開法でも、挙筋を治すことは可能です。
2.デザイン
ブジーを瞼に当てて二重のシミュレーションを行います。末広型、平行型などの二重の形をリクエストしていただくことは可能ですが、できるだけまつ毛が跳ね上がる、欲張らない二重幅がおすすめです。
全切開法で手術する場合には、たるみ切除の有無、切除幅をデザインします。眼瞼下垂が中等度以上の方は、たるみも併発していることが多いです。
3.麻酔
消毒のあと、瞼の表側に局所麻酔を行います。麻酔が効いているので、手術中の痛みは基本的にありません。眼瞼下垂の場合は、手術中に開瞼テストを行うため、意識がある状態で手術を行います。
4.手術
デザインにそって、二重ラインで切開します。必要に応じてたるみ切除、脱脂、過去の埋没糸抜去を行います。眼瞼下垂の修正には、当院では挙筋腱膜前転術という方法を行っています。緩んだ挙筋腱をまつ毛方向に引き戻し、糸で固定します。開瞼が最適な位置になるように数回かけなおしをします。挙筋腱膜を前転し瞼板固定を3か所で行い、後戻りを防ぎます。
吸収糸で中縫いを行い、外縫いは、透明なナイロン糸で縫合します。
5.術後説明とクーリング
術後のアフターケアを看護師から説明します。腫れを抑えるためにリカバリールームにて、瞼を30分程度クーリングしてから帰宅していただきます。抜糸は5日から7日後、1か月検診、3か月検診をおこないます。

眼瞼下垂手術後の注意点(トラブル)

閉瞼障害

閉瞼障害とは、挙筋を縮めすぎたり、たるみを多く切除しすぎる起こる合併症です。目を閉じる筋肉は眼輪筋と言います。睡眠中などの無意識下では力が入る意識下と違って、瞼を閉じる力が弱まります。眼瞼下垂手術で挙筋を縮めすぎると、睡眠中に目が閉じれなくなり、ドライアイになる可能性があります。
その場合、修正手術で挙筋腱膜を後転させるなどの調整が必要になります。

三白眼、三角目

目を開けた際に、くろめが見えすぎたり、目頭目じりが相対的に目の開きが悪く、目が3角形に見える症状を指します。 多くが挙筋の処理が悪かったことによる副作用です。
手術中に、開眼テストを行い調整しますので起こりにくい合併症ですが、腫れが引いても、症状の改善がなければ、再手術が必要になります。

二重ライン消失、下垂再発

数か月間、問題なく経過して、二重が消失したり、目が開きにくく、重たく感じるようになった場合、挙筋の固定している糸が切れたり、緩んだりした可能性があります。
創部の癒着が完成する数か月は、瞼を強くこすったりしないようにする必要があります。

眼瞼下垂の改善が可能な他の二重手術

埋没法以外の、小切開法、中切開法、全切開法いずれでも挙筋腱膜前転術での眼瞼下垂手術が可能です。 どの手術が適しているか、医師とご相談ください。
*眉下切開術(上眼瞼リフト)は、手術する部位が挙筋や瞼板と大きく離れているため、眼瞼下垂の修正は行えません。

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