ダイエットピル
まず確実に痩せようとした場合、様々な手術方法や、器械が登場した現在でも脂肪吸引が一番確実と言えます。しかしながら、いきなり手術は怖い、手軽な方法でまず試してみたいといったかたも多いですね。 そこで、本格的な手軽なダイエットをまず行いたい方や、内臓脂肪の多い方、脂っぽい食事や過食気味で食生活で問題が多い方におすすめできるのが、内服薬を使ったメディカルダイエットです。
市販のダイエット薬と比較して、効果が大きいのが特徴ですが、必ず医師の診察が必要な薬です。しかしながら、用法、医師の指導を守れば、危険性はほとんどありません。
サノレックス
サノレックスは、厚生労働省が認めている内服タイプの食欲抑制剤です。サノレックスの主成分であるマジンドールが、主として視床下部にある食欲中枢に作用し、摂食行動を抑制します。
少ない食事量で満腹感が得られ、空腹感が出にくくなります。
それ以外に、サノレックスを内服すると、基礎代謝の改善効果があるため、効率よく脂肪を燃焼させることが出来ます。
すべての人に効果があるわけではありませんが、研究によると70%以上の人に効果があったと報告されています。
サノレックスの使用方法
まず飲み方ですが、昼食の1時間前に服用します。食欲がわかない、食欲がすくなる効果が出てきます。効果が不十分な場合には、昼食と夕食の1時間前に1錠ずつ服用します。連続服用は、2ヶ月まで。服用を続けたい場合は、最低3ヶ月、期間を開けます。
普段から脂っこい食事をされている方には、ゼニカルとの併用が効果的です。
内服上の注意点
- 1.肥満度が+70%以上又はBMIが35以上の方が適応とされており、痩せている方には処方できません。
- 2.内服は一日一錠で、昼食前に内服していただきます。効果が少ない場合には、増量する場合もありますが、必ず医師の診断が必要です。
- 3.高齢者(65歳以)妊婦または、妊娠中の方、小児、うつ症状のある方は処方できません。
- 4.副作用として、不眠や、イライラ感などの精神症状が出る可能性があります。
- 5.一定期間中に効果が見られない場合には治療を終了することがあります。
注意!
- 当院では、医師の診察、指導の下に処方しています。
本剤の服用にあたっては、医師の指示による、用法及び用量を厳守していただきます。 - 以下の方が、処方の適応となります。
予め適用した食事療法、及び運動療法の効果が不十分な方
且つ、BMIが25以上あり、本剤の処方を希望される方 - 本剤の特性上、長期投与は認められていません。
一度に処方できる容量は、最大14日分までとし、処方期間は、3ヶ月が限度となります。既に他院で処方されている場合は、予め医師までお伝えください。 - 3ヶ月間の連続服用、もしくは14日分の服用が1年以内に6回あった場合は、最低1年以上の休薬期間が必要となります。
- 1ヶ月以内に効果の見られない場合は、投与を中止することがあります。
処方できない方
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
- 重症の高血圧、心臓・膵・腎臓・肝臓・脳血管等の障害のある方
- 薬物やアルコール乱用歴のある方
- 統合失調症
- 妊婦、授乳中の方
- 小児
- 緑内障を患っている方(眼内圧が上昇する恐れがあります)
副作用
口の渇き、吐き気、便秘、不眠、頭痛、動悸などが起こる場合があります。 これらは、それほど心配いりませんが、副作用があらわれた場合は、服用を中止し医師にご相談ください。 まれに、依存性・肺高血圧症が起こる可能性があります。
費用 | 8,800円/14日分(14錠) |
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未承認機器・医薬品の掲載に関して
総称名 | サノレックス |
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一般名 | マジンドール |
欧文一般名 | Acarbose |
製造会社 | 富士フイルム富山化学株式会社 |
薬効分類名 | 食欲抑制剤 |
承認医薬品 | 承認医薬品であるが、保険診療外の美容外科において適応外使用の為、適応外使用である。 |
ゼニカル
食事に含まれる脂肪分を体内で分解・吸収するのにはリパーゼという脂肪を分解する酵素が必要です。
ゼニカルはリパーゼの働きを抑え、脂肪の吸収を抑制します。
脂っこい食事の前にゼニカルを飲んでおくと、摂取カロリーを大幅にカットできます。飲み忘れたときは、食後に飲んでも構いません。
吸収されなかった脂肪分は便に混じって排泄されますので、効果は翌日のトイレで一目瞭然です。
上記のサノレックスと組み合わせる事によって高いダイエット効果が期待できます。
※ゼニカルはFDA認可(米の厚労省認可にあたる)の安全性の高いダイエット薬です。
ゼニカルの使用方法
外食や、脂肪が多い食事を摂る前もしくは、食後1時間以内に1錠内服します。脂肪を含まない食事の際には、使用を避けてください。
内服上の注意点
- 1.肥満度が+70%以上又はBMIが35以上の方が適応とされており、痩せている方には処方できません。
- 2.脂肪を含まない食事の際には、使用を避けてください。
- 3.妊娠中、または授乳中の女性の方は服用を避けてください。
費用 | 4,400円/14日分 |
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服用方法
食事毎に1カプセルを食事中か食後(食間ではない)1時間以内に水と一緒に服用します。
脂肪吸収抑制剤は食事脂肪がある場合にのみ効力を発揮するので、食事をとらなかったり、脂肪を全く含まない食事をとる場合には服用する必要はありません。
注意!
- 脂肪吸収抑制剤は、ベーターカロチンやビタミンEといった脂溶性栄養素の吸収を減少させるので、果物や野菜を中心としたバランスのよい食事をとるようにすることが大切です。
- 妊娠中の方、授乳中の方は服用しないで下さい。
- 脂肪吸収抑制剤は医師の診療、指導のもとに処方しています。
副作用
胃のもたれ、腸の不快感などの症状が生じる場合があります。脂肪分が便と一緒に排出されるため、便の性質が変わったり、便通の回数が増えたりすることがありますが、これ自体には問題はありません。その他気になる症状がある場合は、早めに当院医師へご相談ください。
未承認機器・医薬品の掲載に関して
未承認医薬品等である事の明示 | 脂肪吸収抑制剤「ゼニカル」は未承認機器・医薬品です。 |
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入手経路等の明示 | CHEPLHARM社製造 |
国内の承認医薬品等の有無の明示 | 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。 |
諸外国における安全性等に係る情報の明示 | 以下の認証を取得しております。 米国のFDAに承認。 リスクは胃もたれ、胃腸の膨満感、排便回数の増加、脂溶性ビタミンの不足が報告されています。 |
アカルボース(炭水化物の吸収を抑制する薬)
体脂肪の多くは、炭水化物由来と言われています。アカルボースは炭水化物が分解されて生まれるブドウ糖の体内への取り込みを抑制することで体脂肪の増加を防ぐ内服薬です。
朝と夜の一日2回の内服で効果を発揮します。
甘いモノが好きな方、穀物・類麺類の量が減らせない方におすすめします。
炭水化物と脂肪の関係
ご飯や麺類をたくさん食べると、腸で分解されブドウ糖として体内に取り込まれ、全身のエネルギー源として働きます。余ったブドウ糖は、グリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えられ、必要があればブドウ糖に戻り消費されるのですが、あまりにも一度に大量の炭水化物を摂取すると、インスリンの分泌が増加する結果、体内の脂肪が増加します。つまり脂肪の増加を防ぐには、血液中のブドウ糖濃度の急激な上昇を避ける必要があるのです。
アカルボースの効果
アカルボースは、腸からの炭水化物(糖分 グルコース)の吸収をゆっくりと遅らせことで、インスリンの分泌を抑制し、体脂肪の生成を抑制させます。
アカルボースの使用方法
100mg(1錠)を1日2回、朝食・夕食の前にに服用してください。
※低血糖をおこすおそれがあるため、食前10分以内に服用するようにします。
アカルボース処方にあたっての血液検査(血液検査には別途費用がかかります。)
糖尿病の有無、低血糖、高血糖の検査のため、初回のみ血液検査が必要になります。
副作用
お腹の張りや、おなら、排便回数の増加、低血糖、腹痛、食欲不振など
他のダイエット薬との併用
ゼニカル(脂質吸収抑制剤)との併用は問題ありません。
サノレックス(食欲抑制剤)との併用の際には、低血糖を予防するために絶食は避けてください。
処方できない方
- 1.糖尿病の方、糖尿病で治療を受けておられる方
- 2.インスリンなど、糖尿病薬の処方を受けておられる方
- 3.肝機能障害、腎機能障害、胃腸障害腸閉塞を起こしたことがある方
- 4.妊娠中、授乳中の方
費用 | 6,160円/14日分 採血 2,200円(初回のみ) |
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注意!
- 糖質吸収抑制剤は医師の診察、指導のもとに処方しています。
- 一度に処方できる用量は、1ヶ月分までを限度としています。
- 2~3ヶ月以内に効果が見られない場合は、投与を中止することがあります。
- おならの回数が増加する可能性があるため、脂肪吸収抑制剤との併用はおすすめしていません。
処方できない方
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
- 妊婦、授乳中の方
- 小児
- 糖尿病薬を服用している方
- 肝機能障害・腎機能障害・胃腸障害がある方、腸閉そくを起こしたことがある方
副作用
お腹のハリやおなら・排便回数の増加、低血糖、腹痛、食欲不振などの症状を生じる場合があります。副作用があらわれた場合や、その他気になる症状がある場合は、服用を中止し早めに医師へご相談ください。
未承認機器・医薬品の掲載に関して
総称名 | アカルボース |
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一般名 | アカルボース |
欧文一般名 | Acarbose |
製造会社 | 武田テバファーマ株式会社 |
薬効分類名 | 食後過血糖改善剤 |
承認医薬品 | 承認医薬品であるが、保険診療外の美容外科において適応外使用の為、適応外使用である。 |