GLP-1(サクセンダ)注射ダイエット
サクセンダとは
サクセンダ(Saxenda)は、肥満または過体重の治療に使用される医療品です。主成分はリラグルチド(liraglutide)で、血糖値の調整や食欲抑制を助ける効果があります。通常、注射により体内に投与されます。
サクセンダは食事療法や運動と併用して使用され、「無理せずに痩せたい」、「食べすぎをちりょうしたい」といた方の健康的な体重減少を促進します。
サクセンダは危険?サクセンダの効果や副作用、リスク について
高い効果の一方で、サクセンダのリスクについての報告もあり、サクセンダの使用に抵抗を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サクセンダの副作用、期待できる効果、安全な使用方法について説明していきます。
サクセンダはこんなお悩みの方におすすめ
- 無理せずに痩せたい
- 甘いものが好き
- ついつい食べ過ぎてしまう
- 運動をしても痩せられない
- ストレスを感じることなく理想の体型になりたい
- 寝る前のおやつがやめれない
- ダイエットを成功してもリバウンドをしてしまう
施術費用
項目 | 金額 |
---|---|
初回採血 | 2,200円 |
1本 | 22,000円 |
2本セット | 42,000円 |
サクセンダについて詳細
「サクセンダ(Saxenda)」とは、肥満治療を目的にしたノボ ノルディスク社が製造する食欲抑制剤です。
サクセンダは、欧州連合(EU)加盟28カ国で、主に糖尿病などによる肥満症の治療薬として認証を習得しています。
臨床試験では、サクセンダを6ヶ月間使用した被験者の約63%が体重の5%以上の減少を達成し、33%が10%以上の減少を達成したという結果が報告されています。
サクセンダの主要成分であるリラグルチドは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)というホルモンの働きを模倣します。GLP-1は、食事後に腸から分泌され、食欲を抑え、満腹感を増す役割を持っています。
リラグルチドが食欲を抑える仕組み 3つのポイント
1.満腹感の増加: 脳の視床下部に作用して満腹感を増やし、食事量を自然に減らします。
2.胃の排出遅延: 胃の内容物の排出を遅らせることで、満腹感が長く続くようになります。
3.インスリン分泌の促進: 食後の血糖値の上昇を抑え、食欲を抑制します。
そもそも人間はなぜ太るのか
人間が太る原因は大きく下記4つに分けられます。
- 1.エネルギーの過剰摂取
- 食事から得るエネルギー(カロリー)が、日常生活や運動で消費するエネルギーを上回ると、余分なエネルギーが脂肪として蓄えられ、体重が増加します。成人男性の場合、1日あたり約2,500キロカロリーが必要とされています。女性の場合は約2,000キロカロリーが目安とされますが、甘いもの、炭水化物主体のジャンクフードと呼ばれる食べ物は、量があまり多くなくとも、必要カロリー数を大幅に上回ることがあります。
- 2.糖や脂質を多く含む食事
- 昔は脂たっぷりの食事が肥満の原因とされていましたが、現在では糖類や断水化物が肥満の原因とされています。日本人が好んで食べるおコメや、うどんなどは、パンも含めて炭水化物が主成分です。事実うどんの聖地である香川県では、糖尿病患者の割合が全国平均と比べて多いと言われています。 炭水化物は腸から吸収される際、糖分に代わり、運動などで消費されない場合には、体脂肪にかわります。
- 3.運動不足
- 日常的な活動量や運動量が少ないと、消費エネルギーが少なくなり、余分なカロリーが脂肪として体内に蓄積されやすくなります。現代の生活ではデスクワークや自動車の使用が増え、運動不足による体重増加が問題になることが多いです。
- 4.代謝の低下
- 加齢や生活習慣の乱れにより基礎代謝が低下すると、体が消費するエネルギーが減り、太りやすくなります。また、ホルモンバランスの乱れや筋肉量の減少も代謝低下の要因となります。
サクセンダが肥満の改善に効果を発揮するメカニズム
サクセンダ(Saxenda)は、肥満治療のために使用される薬剤であり、主成分はリラグルチドと呼ばれる人工的に合成されたGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)です。
GLP-1は、膵臓から分泌されるホルモンであり、食事を摂取するときに血糖値の上昇を抑制する役割を果たします。
1.エネルギ―過剰摂取を防ぎます
GLP-1は、個人差はありますが、腸からの食事の消化・吸収に関与し、同時に脳の食欲中枢に作用して食欲を抑制する効果も期待されます。
食欲抑制効果の仕組みは、サクセンダ(リラグルチド)が、GLP-1受容体と結合して脳の視床下部にある、食欲中枢に作用します。
この結合により、満腹感や飽食中枢が刺激され、食欲が抑えられます
食べる量が減ることにより、カロリー摂取が抑えられるため、体重の減少に効果が期待されます。さらにGLP-1は、食後の血糖値の上昇を抑制する効果もあります。血糖値の上昇が抑えられることで、空腹感が緩和され食欲が抑えられます。
2.糖吸収を抑え、脂質燃焼を促進します。
GLP-1はエネルギー消費の効率性を高めるため、脂肪分解効果が期待されます
また、血糖値を抑える効果があるので、腸からの糖質吸収を抑えることができます。
3.脂肪を分解させやすくする
GLP-1はエネルギー消費の効率性を高めるため、脂肪分解効果が期待されます。サクセンダを継続的に投与することで、激しい運動や過度な食事制限を行わなくても、体重の減少効果が見込めるのです。
4.基礎代謝アップ
GLP-1は基礎代謝の向上効果もあるため、痩せやすい体質になることができます。基礎代謝とは、生命の維持に必要な最低限のエネルギーのことです。
GLP-1の投与によってエネルギー消費量が増えるため、脂肪を効率的に燃焼させられます。
若いうちは基礎代謝が高いので、特別な運動や食事制限をしなくても痩せる場合があります。
しかし、基礎代謝が落ちる中高年にさしかかると、基礎代謝が落ちて痩せにくくなるため、薬や施術でダイエットを目指す方も多いのが現状です。
サクセンダが危険だといわれる理由
消化器官系の副作用があるため
サクセンダの使用にて、便秘や下痢、嘔気などがありますが、胃の排出遅延効果があるためです。長期間続く副作用ではありませんので、心配の必要はありません。
使用不可の方が使用し「健康被害が出た」という報告があるため
糖尿病の方、治療中の方が使用すると、低血糖状態になりやすいと言われています。
患者様の既往歴をお聞きして、使用上の注意点、risk等を説明の上処方行っています。
個人輸入による偽物や粗悪品が流通しているため
当院では海外の代理店を通して直接輸入しています。(日本国内では保険適応外のため入手できません)ご安心ください
自己注射によるトラブルが生じる可能性があるため
サクセンダは、内服薬ではなく、自己注射をするための医療器です。しかしながら、針は極細なので注射場所が正しければ、痛みはほとんどありません。
しかしながら、注射部位の消毒、針の取り付け、取り外し、使用済みの針の管理は重要です。
針は当院にて回収します。 使用後はキャップを付けること、一般ごみと混ぜて捨てないでください。
サクセンダの使い方の流れ
1.青色のキャップを外し、先端のゴム栓部分をアルコール綿で消毒した後にカバーが付いた状態の針を時計回りに回して取り付けます。
2.針のキャップをまっすぐに引き抜きます。中にもう1つキャップがあるので同様に外します。
外すと細い針が出てくるため怪我をしないように注意してください。
3.初回使用時はダイヤルを0の次にある点線に合わせて空打ちをして正しく薬剤が出るか確認します。
4.ダイヤルを処方箋に記載の量に合わせて注射部位をアルコール綿で消毒します。
5.注射部位にまっすぐ刺し、ボタンをプッシュします。
6.そのまま6秒間押し続けて押したままで引き抜きます。注射は一般的には腹部に行われることが多いですが、腕などでも問題ありません。
7.針が入っていたキャップをはめてから取り付けたときと反対側に回すと針が取れます。
ご自宅でのサクセンダの注射方法
自分で注射する場合の部位は、お腹・太ももの外側です。
ポイントとしては、毎回注射の場所を変えるようにお願いします。
目安は前回の場所より、2-3cm(指2本分)ずらすことが望ましいです。
全く同じ場所に注射し続けると、その部分の皮膚が固くなり、注射の効き目が悪くなるおそれがあります。
注射の回数は、1日1回、できるだけ同じ時刻に打ってください。
また、注射の時間帯は朝または夕方に打つようにするのがポイントです。
空腹を感じにくい時間帯は「注射をした10~12時間くらい後」です。
朝に注射すると、上記の時間帯が夕食の時間と一致するため、夕食の摂取量を抑えられます。
サクセンダの投与量の設定について
1週目 | 0.6mg |
2週目 | 1.2mg |
3週目 | 1.8mg |
4週目 | 2.4mg |
5週目 | 3.0mg |
*サクセンダ1本あたり18㎎入っています。
投与量は表を参考に、7日おきに増量させてください。
普段注射している時間から12時間以内であれば、注射をするようにお願いします。
絶対に2日分を一度に注射はしないようにお願いします。
また、3日以上打ち忘れた場合は初回同様0.6mgから再スタートするようにお願いします。
サクセンダの保管・保存方法
未使用のサクセンダは、2℃から8℃の冷蔵庫で保管をします。冷凍はしないようにしてください。
凍結してしまったサクセンダは、シリンジ破損の可能性あるため使用できません。
使用中のサクセンダは室温30℃以下の暗所で保存し、30日以内に使い切るようにしてくだい。
治療の流れ
- 1.カウンセリング
- カウンセリングでは、お悩みやご希望などをお聞きして、ヒアリング内容に沿った最適なダイエット方法をご提案させていただきます。 治療内容や治療期間・回数の説明をさせていただいた後、概算で費用をお見積りいたします。
- 2.採血
- サクセンダ処方の際には、初回採血2200円かかります。
- 3.治療費のお支払い
- サクセンダ処方 サクセンダ以外に消毒綿花、専用針をお渡しします。
次回以降は、問診票記入後、以上なければ診察無しで処方させていただきます。
サクセンダを使用したダイエットのリバウンドリスク
サクセンダを使用したダイエットは、食欲を抑えるだけでなく、肥満の原因となる糖質の吸収をもおさえるため。リバウンドはしにくくなります。
【注意事項】サクセンダを使用できないケース
下記に該当する方はサクセンダを服用することができません
- 妊娠中、授乳中、妊娠を希望している方
- 過去に膵炎にかかった方
- 他の糖尿病治療薬を内服・注射中の方
副作用について | 治療初期に胃部不快感、胃が張っている感じ、頭痛・便秘・下痢などの消化器症状が出ることがあります。治療を続けていくことで、症状が軽減されていきますが、副作用が強い場合は医師にご相談ください。 |
治療方法 | 医師の診察を行い、お客様の体質・状況に合わせGLP-1ダイエット薬等、主にFDA認可の医薬品をご提供し治療します。この治療は国内未承認医薬品を用いる場合があります。 |
未承認医薬品(国内承認医薬品) | 日本では糖尿病の治療として認められている薬です。GLP-1ダイエットはアメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国の食品医薬品安全処、欧州連合加盟28ヶ国で肥満症の適応で承認を取得している薬です。 |
入手経路 | 治療に用いる医薬品は当院医師の判断の元、個人輸入等手等続きを行ったものです。 |
注意事項
ご自身で皮下注射を行うため、指導時の使用方法を守って治療を行ってください。
自己注射により、稀に内出血などの症状がみられることがありますが、数日で落ち着きます。
下記に該当する方は、施術のご案内ができないことがございます。
• 糖尿病治療中の方 ※治療薬の内容による
• その他、甲状腺疾患、膵臓疾患の方
• 重度の胃腸障害のある方、膵炎の既往歴のある方、妊娠中、授乳中の方
次回処方時に使用したサクセンダと針を当院にて回収させてただきます。 次回来院時に必ずお持ちください。