脂肪溶解注射(アルフォコリン注射)
脂肪溶解注射(アルフォコリン注射)とは
メスを使わずに気になる脂肪を減らす新常識「脂肪溶解注射」とは、気になる部位の脂肪細胞を溶解し、体外へ排出することで部分痩せを叶える画期的な施術です。メスを使わないため、ダウンタイムが短く、手術に抵抗がある方でも安心して理想のボディラインやフェイスラインを目指せます。
この治療では、特定の薬剤を皮下脂肪に直接注射します。薬剤によって破壊された脂肪細胞は、肝臓で分解された後、体外へ自然に排出されます。
脂肪細胞の数が減少するため、リバウンドしにくいという大きなメリットがあります。

脂肪溶解注射はこのような方におすすめ
- 手術はせずに脂肪を減らしたい
- 短い休みで顔の脂肪を減らしたい、小顔になりたい
- 小顔になりたい
- フェイスラインが気になる
- 部分的に脂肪が気になる
アルフォコリンとは?
アルフォコリンとは、新しい世代の脂肪溶解注射であり、韓国の厚生労働省にあたるKFDAにおいて医薬品として認可されています。大豆から生成されたグリセロフォスフォコリンが主成分として含まれています。

脂肪溶解注射(アルフォコリン注射)の特徴
1.注射の際の痛みが従来の脂肪溶解注射よりも少ない
従来の脂肪溶解注射は、注入後に1週間程度、熱感や腫れ、軽度の痛みがありました。その点アルフォコリン注射は、水溶性のため痛みは少なく、熱感や腫れはありません。
2.お顔以外の部分痩せにも使える
以前までの脂肪溶解注射は、お顔にしか注射はできませんでしたが、大腿や上腕、腹部などにも注射可能です。
3.一度の治療で、最大手のひら4枚分の治療が可能
アルフォコリン注射は、1Aで手のひら分の施術が可能で、1回の治療につき4A分、つまり手のひら4枚分の範囲の治療が可能です。
4.リバウンドしにくい
自身でできる運動や食事療法などのダイエットは、脂肪細胞一個一個のサイズが小さくなりますが数は減らないため、ダイエットをやめるとリバウンドしやすいという欠点があります。それに対してアルフォコリン注射は、脂肪細胞を破壊し、脂肪細胞の数を減らすことができるため、リバウンドしにくいのが特徴です。

5.脂肪溶解注射後のたるみを予防
(左画)アルフォコリンを皮下脂肪層に注入すると、(右画)アルフォコリン注射後の皮下脂肪脂肪が溶解し、代わりにコラーゲン組織に置き換わることでたるみを軽減します。

脂肪溶解注射で痩せるしくみとは?
脂肪溶解注射(アルフォコリン注射)が、効果を発揮する仕組みは、主に以下の通りです。
1.脂肪細胞膜の破壊(溶解)
脂肪溶解注射の薬剤が、気になる部位の皮下脂肪に直接注入します。薬剤に含まれる成分(アルフォコリンの場合はグリセロフォスフォコリン)が、脂肪細胞を包んでいる細胞膜に作用し、その膜を不安定にしたり、直接溶解したりします。これにより、脂肪細胞の構造が破壊され、脂肪細胞は破壊されます。
2.脂肪(中性脂肪)の放出と分解
細胞膜が破壊されると、脂肪細胞内に蓄えられていた中性脂肪(脂質)が細胞外に放出されます。放出された中性脂肪は、体内の酵素(リパーゼなど)によって、脂肪酸とグリセロールに分解されます。
3.体外への排出
分解された脂肪酸とグリセロールは、リンパ系や血管を通じて運ばれます。その後、主に肝臓で代謝され、最終的には尿や汗、便などの老廃物として体外へ自然に排出されます。この排出プロセスはゆっくりと進行するため、急激な体調変化や身体への負担は少ないとされています。
アルフォコリンの特徴的なメカニズム
アルフォコリンに含まれるグリセロフォスフォコリンは、脂肪細胞を溶解するだけでなく、以下の点も特徴として挙げられます。
コラーゲン組織への置き換え
脂肪が溶解した後に、その部分のコラーゲン組織の生成を促進するとされています。これにより、脂肪が減少した後の皮膚のたるみを軽減し、引き締め効果も期待できます。
炎症反応の抑制
従来の脂肪溶解注射に比べて、施術後の痛みや腫れといった炎症反応が少ないとされています。これは、薬剤の特性や水溶性であることが関係していると考えられます。
なぜリバウンドしにくいのか?
一般的なダイエット(食事制限や運動)は、脂肪細胞のサイズを小さくするもので、脂肪細胞の数自体は変わりません。そのため、ダイエットを中断すると、残った脂肪細胞が再び脂肪を蓄え、リバウンドしやすい傾向があります。
しかし、脂肪溶解注射は、脂肪細胞そのものを破壊し、その数を減少させるため、リバウンドしにくいというメリットがあります。一度破壊された脂肪細胞は再生しにくいため、長期的な部分痩せ効果が期待できます。
この一連の仕組みにより、気になる部位の脂肪細胞の数を減らし、部分的な痩身効果やボディラインの改善を実現します。
手術費用
手術時間 | 約10~15分 |
手術費用 | 4,400円/1.0cc |
※原液の価格です。 1Vの中に原液は4cc入っています。通常その4ccを局所麻酔剤などで希釈し、12ccを1本として使用します。
その為、よく目にする「12cc¥○○,○○○」という表記はすでに希釈された薬剤です。一見安価に感じるかもしれませんが、大切な事は原液として何cc使用しているかです。当院ではあくまで原液の価格表示です。ご安心下さいませ。
施術風景(動画)
手術の流れ
- 1.カウンセリング
- お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態や骨格、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。予約状況によっては、当日の施術が可能です。
- 2.麻酔
- 表面麻酔と局所麻酔を使用します。痛みを少なくしたい場合には、笑気麻酔の併用が可能です。
- 3.注射
- 極細の針を使ってアルフォコリン注射を行っていきます。注入の範囲にもよりますが、所要時間は5分程度です。
- 4.注入後の検診なし
- 検診は必要ありませんが、アルフォコリン注射は、効果を実感していただくために数回の注射を、お勧めしています。2週間後以降に次回注射可能です。
脂肪溶解注射後の注意事項
洗顔・スキンケア | 直後から可能です |
メイク | 注射部位のお化粧は、1~2時間後から可能です。 |
入浴 | 当日から可能です |
アルコール | アルコールにより血行が良くなり、腫れや内出血のリスクが高まります。当日は、できれば飲酒はお控えください。 |
運動 | 当日はお控えください。 |
お顔のマッサージ | 当日はお控えください。翌日以降はマッサージにより破壊された脂肪細胞の排出が促進されますので、マッサージをおすすめします。痛みが無い程度にやさしくマッサージするのがポイントです。 |
禁忌事項 |
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脂肪溶解注射の施術に伴うリスク
内出血、腫れ、熱感、軽度の痛み、アレルギー反応などが報告されています。万が一、異常が出た場合は、速やかに当クリニックまでご連絡ください。
脂肪溶解注射の、よくある質問
Q.どのくらいで効果が実感できますか?
A.個人差はありますが、平均して5~7日後から効果を実感される方が多いようです。注入による一時的なむくみは、当日中に解消します。
Q.アルフォコリン注射後、リバウンドはしますか?
A.
アルフォコリン注射は、脂肪細胞を小さくするのではなく、脂肪細胞の数を減らすため、従来のダイエットに比べてリバウンドしにくいといわれています。施術後も健康的な生活習慣を心がけることで、より長期的な効果が期待できます。
Q.アルフォコリン注射は何回くらい注射すればいいですか?
A.脂肪吸引と違い、一回で脂肪が完全に無くなることはありません。2~3週間間隔で、3回から5回程度の注射をお勧めしています。
医薬品情報
治療の説明 | 脂肪溶解注射(アルフォコリン) |
未承認医薬品等である事の明示 | 本施術は、未承認機器・未承認医薬品を使用した自由診療です。 |
入手経路等の明示 | 薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入・治療を行っております。 |
国内の承認医薬品等の有無の明示 | 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。 |
諸外国における安全性等に係る情報の明示 | 海外においてMFDS(旧KFDA:韓国食品医薬品安全庁)の承認を受けております。また、副作用として一時的な頭痛、ふらつき、吐き気、発赤、腫脹、針跡、内出血等が現れることがあります。 |
※ご参考:個人輸入に関する厚生労働省の案内
厚生労働省:個人輸入において注意すべき医薬品等について