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ピアス(耳・軟骨・ボディ)穴あけについて

ピアス(耳・軟骨・ボディ)

医療ピアッシングとは

耳・おへそなどのボディピアスはファッションの一部となり、男女問わず人気ですが、 市販のピアッサーや安全ピンでの自己ピアッシングは衛生面で問題となり、感染症の原因となることがあります。
特にファーストピアスは、素材がしっかりしたものを選ばないと、金属アレルギーの原因となってしまいます。
ピアッシングは医療行為です。
ピアッシングは体内に異物を入れるわけですから、とファーストピアスに最適なものを使用すること、ピアッシング前後での消毒と感染予防が必要になります。自己ピアッシングは、いずれも十分に行えていないことが多く、創部の感染や金属アレルギーなどを起こしやすくなります。アフターケアもしっかりしている、医療機関でのピアッシングをしましょう。

医療機関でピアッシングを行うメリットは?

  • 医師、もしくは看護師にて施術を行います。
  • 完全滅菌・かぶれにくい医療ピアスを使用しています
  • 複数あるピアスから、希望のデザインのタイプを選べます。
  • 感染や金属アレルギー、ケロイドなどがおこった場合の治療をうけることができます。
  • ボディピアスの穴がふさがった場合、開けなおしができます。(別途費用はかかります。)

耳たぶピアスについて

耳たぶピアスは、ピアスガンを使って、耳たぶにピアッシングを行う方法です。ファーストピアスに適した材質で、ピアスガンを使って行います。 短時間で終わり、冷却しながら行いますので痛みもほとんどありません。

耳たぶピアスの施術方法と、所要時間

1.ピアスは医療用ステンレス製とプラスチック製の透明ピアスがあり、希望で選んでいただきます。耳たぶの希望の位置を、ペンでマーキングします。左右差が無いか、ご確認おねがいします。

 

2.しっかり冷却して間隔を麻痺させた後、消毒しピアスガンにてピアッシングします。すぐに終わりますので、出血もなく 痛みもほとんど感じません。施術時間は数分です。
※以前ピアスが入っていたなど、しこりがあってピアスガンではピアッシングができない場合があります。その場合には、局所麻酔と点滴針を使ってのピアッシングが可能です。

 

3.自宅では、ピアスの消毒をしっかり行ってください。ピアッシング早期にピアスを取り外すと穴が塞がってしまいますので、1か月くらいはつけっぱなしでお願いします。

ボディピアス、軟骨ピアスについて

ボディピアス・軟骨ピアスとは、耳以外の部位や、ピアスガンが使えない耳にピアスを行う場合の総称です。耳たぶピアスよりも太い、14Gや16Gのピアスを使用し、局所麻酔、点滴用針を使って医師がピアッシングを行います。

軟骨ピアスの場所と名称

ボディピアスの場所と名称

 

ボディピアス、軟骨ピアスの施術方法

1.ピアスを選んでいただき、医療マーカーで希望の位置に印を付けます。

 

2.消毒後、局所麻酔します。

 

3.点滴用針を使って、ピアスを通します。局所麻酔をしているので、痛みはなく、出血もほとんどありません。

 

4.ボディピアスのアフターケア

ボディピアス・軟骨ピアスの例

  • トラガス

  • インナーコンク

  • インダストリアル

  • ニップルピアス

  • 鎖骨ピアス

  • へそピアス

  • 舌ピアス

  • リップピアス

  • 術後4~6週間は、ピアスを外さずにピアスを前後に動かして消毒を行ってください。
  • ピアスホールが完成するのはおよそ1ヶ月ですが、場合によっては長期間ピアスを外す事で、完成したピアスホールが閉じてしまう事もあります。
  • ピアス処置当日はシャワー浴にし、入浴はお控え下さい。
  • 衣服の着脱の際、ピアスが引っかからないように注意して下さい。
  • 発赤・腫脹・痛みなど、異常を感じた時はご使用を中止し、当院までご連絡下さい。

金属アレルギーについて

金属アレルギーとは

金属アレルギーは、その金属に含まれる金属イオンが汗などで溶け出し、体内に入り身体が異物と判断した時の拒否反応として、皮膚のかぶれ・炎症など引き起こす症状です。 ピアスホールが完成する金属アレルギーのリスクは少なくなります。ホールの完成までは、安全なファーストピアスを使用しましょう。

金属アレルギーの症状

  • ピアスホール付近に皮膚のかぶれやかゆみを起こします。
  • リンパ液が出つづけジクジクとした状態となります。

* 医療用ピアスの場合、金属アレルギーを起こしにくい素材でできていますが、市販でピアスを求める際は、そのピアスがどんな素材なのか調べた上で購入する事をおすすめします。

ファーストピアス

ピアッシングの部位によっては、当院で数種類のデザインが用意してあります。その中からご自身が好きなものを選んでいただくことができます。

耳ピアス開けるまでの流れをご紹介

1:マーキング

ピアスを開けたい場所にマーキングをします。

2:ピアスの穴あけ

専用器具にて穴あけを行います。

3:ピアスの挿入

一瞬で終了するので痛みもほとんどございません。
アフターケアのご説明をお受け頂きましたら終了となります。

耳ピアスの例をご紹介

 

医療ピアス料金

耳ピアス 5,500円(ファーストピアス+専用消毒ジェル代込)
3,850円(ファーストピアス+専用消毒ジェル代込)
軟骨ピアス 13,200円(麻酔+ファーストピアス+専用消毒ジェル+内服薬代込)
ボディーピアス 13,200円(麻酔+ファーストピアス+口腔内消毒液+内服薬代込)
その他(鼻・乳首など可能) 箇所によっては施行出来ない場合もございます。直接クリニックまでお尋ねください

※ファーストピアスからセカンドピアスへの付け替えは¥1,100でさせて頂きます。

2年前に開けたピアスホールが化膿してしまったため、 シリコンチューブ挿入して穴が塞がることの無いように処置をしております。

万が一トラブルが生じた場合(感染など)当院で治療の上、一旦ピアスを取り外しお預かりの上、症状が落ち着いた後、再度ピアッシング致します。

ピアス後の合併症と治療

耳垂裂傷

耳たぶピアスの位置が悪かったり、就寝時に枕にひっかかったりしていると、ピアスホールが拡大し、最終的には裂けてしまいます。こうなってしまったら、外科的治療が必要になりますが、20分程度で終わる日帰り手術が可能です。

  • 手術前 Z法にてデザイン

  • 手術終了時
    無色透明なナイロン糸で縫合

  • 7日後 抜糸直後

ピアストラブル対処後のリスク

手術後の経過ですが、傷の離開、感染、肥厚性瘢痕を生じる可能性があり、その場合には修正が必要な場合がります。

耳肉芽腫(ピアスケロイド)

肉芽腫(ピアスケロイド)とは、感染やアレルギーなどが原因で持続的な炎症を生じ、繊維芽組織(瘢痕組織)がどんどん大きくなる病気です。肉芽腫はケロイドとも呼ばれ、ピアスを外しても小さくなることはありません。放置していても健康上の問題はありませんが、肉芽腫が大きくなると就寝時に側頭部を圧迫して痛みを生じたり、頭髪で隠せず目立つことがあります。治療は外科的に切除が必要です。

  • Before

  • After

  • 概要

    3年前にあけた右耳軟骨ピアスのあとにできたケロイドの切除を行いました。写真は1週間後の抜糸の時のものですが、ふくらみがなくなっています。

ピアスホールが、いつまでもジュクジュクする

ピアスホールが、いつまでもじゅくじゅくするのは2つ可能性があります。
1、細菌感染を起こしている。
2、アレルギーで、かぶれが起きている
治療は抗生剤投与や、ステロイド軟骨などでの治療が適応になりますが、なかなか治らない場合は、ピアスを一旦とってしまうことをお勧めします。ピアスを外すと症状は改善しますが、しかしながらピアスホールは閉じてしまいます。ピアスホールを残したいという方は、シリコンチューブの留置をお勧めします。

ピアスの埋没

ピアスの埋没とは、ピアッシング後に周囲が凄く腫れた結果ピアスが見えないくらい埋まったり、耳たぶピアスのキャッチ側から引っ張られたりするのが原因です。局所麻酔下にピアスを押し出し、ピアスホールを維持したい場合にはシリコンチューブを留置します。

治療法

シリコンチュービング

シリコンチュービングとは、ピアスホールを安定させるために、しなやかで柔らかいシリコンチューブを留置させる治療法です。シリコンチューブに交換し、消毒や抗生剤治療を数日続けると、多くの場合でホールが安定するため、再度ピアスを入れることが可能になります。

シリコンチュービングの施術の流れ

ピアスホールがジュクジュクしている場合、ピアスを取り除き、同じ太さのシリコンチューブを挿入し、リング状に固定します。 抗生剤内服を数日間続けていただき、ピアスホールが上皮化すれば、ピアスの入れ直しをおこないます。

ピアスを付けていて起こる金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、身に着けている金属製のアクセサリーに対するアレルギー反応です。ピアスを開けた際の針穴などから、汗に反応して溶け出した金属イオンが体内に入り込み、タンパク質と反応することでアレルギー症状が出ます。
一度金属アレルギーが出てしまうと、薬で症状を抑えるのは困難なため、予防が重要です。

ピアスの金属アレルギーの症状とは?

ピアスの金属アレルギーの症状は、ピアスの周囲の皮膚が赤くただれ、痛みや、かゆみがでてきます。透明や薄黄色いリンパ液の滲出を伴うことがあります。この状態で、我慢してピアスをつけっぱなしにしていると、全身にアレルギー症状が出る場合があります。
処置や投薬が必要になる可能性がありますので、その場合には皮膚科やピアスの施術を受けたクリニックにご相談ください。

 

ピアスの後の注意点

ピアスの金属アレルギーを防ぐには、
●ファーストピアスにアレルギーになりにくい材質を選ぶ。
●ホールが完成するまでは針穴を清潔に保ち、セカンドピアスに早めに交換することを避ける。

 

当院で使用しているファーストピアスは、医療用ステンレス、チタン、樹脂、シリコン素材です。
医療用ステンレスには、金属アレルギーの原因となることの多いニッケルは含まれません。
ご自身でピアッシングされる場合には、ファーストピアス専用のピアスをお選びください。
後、ホールの完成には長くて2ヶ月かかることがあります。ホールが完成していないにも関わらずセカンドピアスに交換した場合、溶け出した金属イオンが体内に入りアレルギーを起こす可能性が高くなります。ホールが完成するまで、ファーストピアスをご着用ください。

 

アレルギーが出た場合の症状と治療はどうしたらいいの?

当院でもセカンドピアスに付け替えてから、金属アレルギーが出てしまったケースが幾つかあります。基本的にピアスを外して2週間程度で治るのですが、そのままだとホールが塞がってしまいます。オススメなのは、シリコンチューブを使うことです。
樹脂製の治療用ピアスと違い、腫れやむくみがあっても食い込まず、アレルギーもほとんどありません。シリコンチューブに変えるだけで、ステロイドなどの抗アレルギー剤も不要です。2週間から一ヶ月後に、通常のピアスに交換しています。

金属アレルギーと間違えやすい合併症に、感染症があります。どちらも赤く腫れ、痛みや滲出液を伴うという共通点があります。

金属アレルギーの場合は、ホールが完成し期間がかなりたってから腫れたり、左右どちらのピアスにも症状が出る可能性があります。感染症の場合、2ヶ月までに症状が出ることが多く、抗生剤の内服で改善することが多くなります。当院でピアスを入れられた方は、お気軽に検診にお越しください。

 

セカンドピアスの選び方

ホールが完成した後でも新しいピアスを購入した場合、注意が必要です。かぶれや皮膚の赤みを生じた場合、金属アレルギーかもしれません。その場合、ピアスをすぐに外してください。
一般的に 金属アレルギーが出にくい材質は
樹脂、チタン、ステンレス、ニッケルフリー、プラチナなどです。

 

金は24金であれば問題ないのですが、18金などは25%の不純物が混じり、金属アレルギーの原因のニッケルなどが含まれている可能性があります。ピアスの原材料が明示されていない、ピアスは注意が必要です。

 

ピアスの金属アレルギー まとめ

ホールが完成するまでは、金属アレルギーの可能性の低いファーストピアスを使用し、こまめに消毒を行いましょう。腫れたり化膿したりする可能性を考慮すると、クリニックでのピアスの穴あけを考えられてはいかがでしょうか?
セカンドピアスは、極端に価格が安いものは金属アレルギーの可能性があるため、避けたほうがいいでしょう。セカンドピアスに付け替えてから肌に異常を感じたら、ピアスをはずして医師の診察をうけることをおすすめします。

 

アレルギーを起こさない為にも、素材は確認して購入しましょう!

 

アレルギーを引き起こしやすい金属はこちらです。
●ニッケル
●コバルト
●錫(すず)
●マンガン
●イリジウム
●アルミニウム
●クロム
●銅

 

これらの素材はアレルギーを起こしやすいとされ、中でもニッケルは安値な事などから安価のピアスに多く使われていて、最もアレルギーを起こしやすい素材と言われています。
例えば、ショッピングモールなどに入っているアクセサリーSHOPの場合は、ピアス台紙やピアスの棚付近に記載がない場合、ニッケルなどのアレルギーを起こしやすい素材であるケースが多い事が言えます。

ピアスについてのQ&A「美容医療の口コミ広場」のご質問に院長が回答した内容です。

Q.初めてピアスをしたいと思っています。けど、ファーストピアスは1ヵ月間しなければいけないと聞きました。開けて一週間後にバイトで5時間ぐらい外さなければいけません。 開けない方がいいのでしょうか?できれば開けたいです。

A.術後1週間で5時間程度外した場合、その間にかさぶたができたり腫れのせいでピアスが入れにくくなることが予想されます。自分で穴あけした場合対処が難しいので、クリニックであけてもらったほうがいいかもしれません。リスクが解ったうえなら、試してみてもいいかもしれません。

Q.私は軟骨ピアスを開けて1週間くらいです。プールの時に1時間外したいのですが穴は、塞がってしまいますか?

A.1時間くらいなら見かけ上塞がっても、ピアスを押しこめば入ると思います。
しかしながら、幾つかリスクがあり、軟骨ピアスを開けて一週間だと、プールに入った場合、感染を起こす可能性が高いです。
最悪、ピアスを一旦やめてホールを塞がないといけないかもしれません。ピアスを入れなおす際に出血させてしまうと、同様に感染のきっかけになるかもしれませんし、金属アレルギーの原因になります。ちなみに当院では、ピアスを開けた場合2ヶ月位海水浴やプールを控えてもらっています。

Q.調べても明確な答えが見つからなかったため、ここで質問させていただきます。初めてのピアス穴を両耳たぶにあけようと思っているのですが、あけて1ヶ月経たないうちに海外旅行(台湾)に行っても大丈夫でしょうか?

A.1か月だとまだピアスホールは完成していないとおもいます。飛行機に乗ったり、海外に行くこと自体は問題ないと思いますが、プールなどは避けた方がいいでしょう。
抗生剤が手元になければ、せめて消毒薬を旅行に持参したほうがいいと思います。