ほくろ治療
黒子(ホクロ)除去
ほくろ(黒子)は、医学的には母斑細胞性母斑と呼ばれている、アザの一種です。
直径1cm以下の比較的小さいものを、「ほくろ」といいい、多くは良性で放っておいても問題はないのですが、紫外線や機械的刺激が加わると、数が増えたり、次第に一個一個が大きくなってきます。顔にできた場合、場所や個数、大きさによっては、老けて見られるだけでなく、美容上あまり好ましくはないため、治療の適応になります。
ほくろを早く取った方が良い理由
ほくろには、生まれつきのものと、20歳以降から発生する後天的なものがあります。
後天性のほくろができる主な原因は、日焼けや機械的な刺激、女性ホルモンバランスの異常が原因と言われています。
特に後天性のほくろは、紫外線などの刺激で、次第に直径が大きくなり、隆起してきます。
ほくろの直径が大きくなり過ぎると、電気分解法では、完全に切除が難しくなっています。
逆にほくろが小さければ、根っこも浅いため、浅く削るだけで済み、綺麗に治りやすくなります。
顔にほくろの多い方は、ほくろの成長も早いため、早めの治療をお勧めします。
治療方法
電気分解法 | 電気による熱で「ほくろ」を焼いてしまう方法です。ある程度のものはきれいに治りますが、場合によっては1度では取れない場合もあります。 |
切縫法 | 「ほくろ」の部分を切り取って皮膚を縫い合わせる方法で、深い「ほくろ」でも完全に取りきることができます。 電気分解で一度で取りきることができない様なほくろに適応します。 |
タイプによってそれに合った方法
治療は「ほくろ」のタイプによってそれに合った方法が行われるべきです。
治療を受けたが「ほくろ」が残っているとか、取り切れているが傷跡が酷い等ということがあってはいけません。
患者様の特別な希望がない限り当院では以下の方法によって治療させていただきます。
ほくろの大きさ
3ミリ以下 | 電気分解法 |
3~6ミリ法 | 電気分解法 or 切除法 |
6ミリ以上 | 切除法(但し浅くうすい場合には電気分解法も可能) |
ほくろ 電気分解法 施術の流れ
局所麻酔
消毒の後、極細の針で、ほくろの周囲に局所麻酔の注射を行ないます。
手術
電気メスを使い、ほくろを削っていきます。施術中の痛みは、ありません。
手術直後
手術直後の状態です。手術時間は、2~3分程度。
テープケア後
傷がきれいに治るように、軟膏を塗った上に、傷隠し用のテープを張ります。 テープの上からなら、当日よりメイクが可能です。
<施術のリスク:>
再発。色素沈着。
手術費用
手術費用 | 電気分解法 3ミリ以下:11,000円 3ミリ以上:1ミリにつき+11,000円 切縫法は電気分解法の倍になります。 再発や首より下は半額となります |