ゼニカル
ゼニカルとは
ゼニカルとは、食事制限せずに食べたいものを食べて、脂肪分を体外へ排出
余計な脂肪を排出する、脂肪吸収抑制効果のある重症肥満の治療、減量を目的とした医薬品です。
脂肪を分解するリパーゼの働きを抑え、脂肪の吸収を抑制する脂肪吸収側製剤です。
脂っこい食事の前にゼニカルを飲んでおくと、摂取カロリーを大幅にカットできます。飲み忘れたときは、食後に飲んでも構いません。
吸収されなかった脂肪分は便に混じって排泄されますので、効果は翌日のトイレで一目瞭然です。
※ゼニカルはFDA認可(米の厚労省認可にあたる)の安全性の高いダイエット薬です。
ゼニカルはこういった方に向いています
- 外食の多い方
- 脂っこい料理が好きな方
- リバウンドの経験がある方
- 好きなものが食べられない事に苦痛を覚える方
- 運動不足の方、運動する機会が少ない方
- 効率よくやせたい方
*ゼニカルは医薬品のため、服用に関しては医師の指導必要です。
ゼニカルの脂肪吸収を防ぐしくみ
ゼニカルは、食べた食事の脂肪分30%を体内に吸収させずに体外へ排出する医薬品です。そのメカニズムは「リパーゼ」を長時間抑制するところにあります。脂肪分は通常、胃でトリグリセリドに分解され、それをリパーゼがグリセロールと脂肪酸に分解してはじめて脂肪は体内に吸収されます。「ゼニカル」はリパーゼの働きを阻害することで、脂肪分は吸収されずにそのまま排出できるのです。
料金
料金 | 4,400円/14日分 |
服用方法
食事毎に1カプセルを食事中か食後1時間以内に水と一緒に服用します。
脂肪吸収抑制剤は食事脂肪がある場合にのみ効力を発揮するので、食事をとらなかったり、脂肪を全く含まない食事をとる場合には服用する必要はありません。
注意
脂肪吸収抑制剤を使用していると、ビタミンB群、脂溶性ビタミンA、D、E、Kが不足がちになりますので マルチビタミンのサプリメントを併用して摂取してください。
副作用
ゼニカルは体内に蓄積がする薬ではありませんので、体に害はありません。
胃のもたれ、腸の不快感などの症状が生じる場合があります。脂肪分が便と一緒に排出されるため、便の性質が変わったり、便通の回数が増えたりすることがありますが、これ自体には問題はありません。その他気になる症状がある場合は、早めに当院医師へご相談ください。
ゼニカル医療薬の主な成分
ゼニカル(Xenical)成分
オーリスタット(orlistat)120mg、微結晶セルロール、ソジウムグリコーレイト澱粉、ポビドン、 ラウリル硫酸ナトリウム、滑石
カプセル成分
ゼラチン、インジゴ・カルミン(E132)、ニ酸化チタン(E171)
副作用について
ゼニカル(Xenical)は、医薬品の成分の99%程度が排出されるので、食欲を抑えるなどのダイエット薬と異なり、体内に成分が蓄積されることはありませんので中枢神経にまで作用するような、体に深刻な副作用の報告はありません。
ゼニカル服用時に出る作用としては「便がゆるい」、「排便時に油が浮く」、稀に「腹痛」など個人差はありますが、通常の服用時の効果ですのでご安心ください。
ゼニカル医療薬の主な成分
ゼニカル(Xenical)成分
オーリスタット(orlistat)120mg、微結晶セルロール、ソジウムグリコーレイト澱粉、ポビドン、 ラウリル硫酸ナトリウム、滑石
ゼニカルに関するQ&A
Q.ゼニカルを服用ができない場合はあるのですか?
A.オーリスタット(orlistat)をはじめ、ゼニカルに含まれる主成分にアレルギーをお持ちの方は服用できません。
妊娠中の方は、内服できません。
また慢性吸収不良症候群など、必要栄養摂取量に問題のある方は服用できません。
Q.服用を忘れた場合はどうすればいいのですか?
A.食後1時間内であれば、服用してください。
それ以上時間が経っている場合は服用を避けてください。
Q.子供は服用できますか?
A.禁止はされていませんが、お勧めできません。
Q.ゼニカル服用の注意点はありますか?
A.食事から摂取される脂肪分(油分)の吸収を抑制するため、使用後次のような症状が出る場合があります。
・便が柔らかくなる
・排便回数が増える
・油分を伴うオナラがでる
これらは、油分を多く含む食事をするほど顕著になります。
慣れるまでは、替えの下着を準備するか、汚れ防止シートなどのご利用をお勧めします。
Q.他に医薬品を服用している場合、影響はありますか?
A.併用禁忌の薬はありませんが、効果に影響が出る場合がありますので、カウンセリングの際、申告してください。