ミニマムカット法(MMC法)
ミニマムカット法MMCとはどんな方法?
ミニマムカット法とは、二重のライン中央部あたりに10mm程度の切開を行い、取れにくい二重のくせ付けを行う二重整形です。
まぶたが厚い方は皮下組織、特に脂肪の割合が高くなります。瞼に脂肪が多いと埋没法では二重の癒着ができず、早期に二重がとれてしまう可能性が高いのです。
部分切開法を含めた切開法では、二重の癖付け目的に二重ライン周囲の皮下脂肪を切除することで、挙筋腱膜と皮膚との間に癒着が起こりやすくします。
MCと同様に眼窩脂肪の切除が可能であり、他にも眼瞼下垂の修正が可能です。
ミニマムカット法はこういった方に向いています。
- 埋没法で二重が緩んでしまった方
- 取れにくい二重手術をしたいが腫れを抑えたい方
- 眼瞼下垂症状があったり、眼窩脂肪が多い方
ミニマムカット法の仕組み
埋没法、マイクロカット法は糸で挙筋と皮膚を結ぶことで二重の癒着をつくりますが、MMCを含めた切開法は、癒着の邪魔になる皮下脂肪を切除することで皮膚と挙筋腱膜の間に癒着をつくり、強力な二重の癖をつくります。
また二重ラインからまつ毛側の瞼の厚みが薄くなることで、開瞼時に二重の折り込みができるようになります。埋没法では難しかった幅広二重も可能です。全切開法に比べ腫れが少なく、ダウンタイムが短くなります。
症例写真
-
Before
-
After
-
概要
20代女性のミニマムカット法+脱脂症例になります。以前に埋没法をされていましたが、緩んで幅が狭くなってきたため、切開での修正を行うことになりました。
-
Before
-
After
-
概要
40代女性ミニマムカット法+脱脂の症例になります。埋没法を以前に行われていましたが、癖が緩んできたため、取れにくい二重にするために手術を行いました。
手術費用
手術時間 | 90分程度、日帰りでの手術です |
手術費用 | 165,000円 |
備考 | 局所麻酔 お痛みに弱い方は、吸入麻酔や笑気麻酔の併用がおすすめです。 |
マイクロカット法(MMC法)手術の流れ
- 1. カウンセリング
- まずカウンセリングにて、患者様の希望をお聞きして最適な手術方法をご提案します。
- 2.デザイン
- ブジーを瞼に当てて二重のシミュレーションを行います。末広型、平行型などの二重の形をリクエストしていただくことは可能ですが、できるだけまつ毛が跳ね上がる、欲張らない二重幅がおすすめです。
続いてたるみ切除の有無、たるみ切除幅をデザインします。若い方でも、皮膚のかぶれなどでたるみがあれば、切除を行います。
二重幅が広いと平行型に近づきますが、瞼が腫れぼったくなり、狭いと末広型になる代わりに、まつ毛が跳ね上がり、ぱっちり二重になります。 - 3.麻酔
- 消毒のあと、瞼の表側に局所麻酔を行います。麻酔が効いている間、手術中の痛みは基本的にありません。静脈麻酔等も可能ですが、眼瞼下垂修正を一緒に行う場合、術中にミラーチェックが必要なため、使える麻酔は局所麻酔のみとなります。
- 4.手術
- デザインにそって、二重ラインを目頭から目じりまで切開します。二重の癒着をつくるため、切開線からまつ毛側の皮下組織を切除します。デザインの通り二重のラインが出るか目を開閉してもらい、切除すべき皮膚のたるみが無いか確認します。必要に応じて皮下組織、たるみを追加切除します。眼瞼下垂の修正、脱脂も必要に応じて行います。傷は、吸収性のPDSで中縫いを行い、無色透明なナイロン糸で傷を縫合します。
- 5.術後説明とクーリング
- 術後のアフターケアを看護師から説明します。腫れを抑えるためにリカバリールームにて、瞼をクーリングしてから帰宅していただきます。抜糸は5日から7日後、1か月検診、3か月検診をおこないます。