脂肪注入豊胸術とは?
脂肪注入豊胸術とは、ご自身の脂肪を気になる部位から吸引して、バストに注入することで、気になる部位の部分痩せと、豊胸を同時に行うことのできる手術方法です。コヒーシブシリコンバッグなどの異物を入れたくない方やヒアルロン酸のように一時的な豊胸はいやな方にお勧めの手術になります。脂肪注入によるメリットは、マンモグラフィーのような通常の乳がん検診を受けることができ、自然な柔らかさを実現できる点にあります。
当院の脂肪注入豊胸術では、吸引した脂肪から不純物を取り除く脂肪純化システム「ピュアグラフト」をオプションとしてご用意しています(詳しくは後述します)。
脂肪注入豊胸術の特徴
上腕、腹部、大腿部からシリンジ吸引にて脂肪を吸引します。器械と違って時間がかかりますが、強い陰圧が加わらないため、脂肪細胞の損傷を防ぐことが可能です。
腋窩、乳輪下縁、乳房下縁の左右3か所ずつの針孔から、極細注射針を使用し、皮下脂肪層、乳腺周囲、乳腺—大胸筋間、大胸筋内に注入します。左右でそれぞれ150~200㏄程度注入するのが一般的です。
注入した脂肪は2か月くらいかけて吸収されていき、一部が半永久的に定着します。
脂肪注入豊胸術はこういった方に向いています
- 人工物(バッグ、ヒアルロン酸など)による豊胸に抵抗がある方
- 痩せたい部位と、バストアップを同時に希望される方
- 部分的(上胸部、胸の谷間など)に豊胸をしたい方
- レントゲンに写らない方法を希望する方
- 傷跡を残したくない方
- 長期間持続する注入法を試したい方
症例写真
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Before
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After
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概要
30代女性の豊胸バッグ挿入+脂肪注入(ピュアグラフト)+PRP注入症例になります。
元々、胸の大きさはEカップと大きめではあったが、形を整えつつ更に大きくしたいという希望により手術を行っています。
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Before
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After
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概要
20代女性の脂肪注入豊胸術術症例になります。上腕、腹部、大腿内側から脂肪吸引を行い、左右ともに200㏄ずつ注入しました。
コムロ美容外科の脂肪注入豊胸が選ばれる理由
① 25年以上の豊胸治療実績
院長は美容外科専門医として25年以上、大阪・心斎橋で豊胸手術を行ってきました。単に症例数をこなすのではなく、一件ごとに骨格・皮膚の状態を見極めた上でのデザインを重視しています。
② カウンセリングから施術まで院長が一貫して担当
脂肪注入豊胸術は、吸引部位のデザインから注入の仕上がりまで、細部の判断が結果を左右する施術です。カウンセリングから手術まで、院長が一貫して担当します。
③ 麻酔科標榜医による安全な麻酔管理
院長は美容外科専門医であると同時に、麻酔科標榜医として大学病院での麻酔管理経験を積んでいます。脂肪注入豊胸術は脂肪吸引を伴い手術時間も比較的長くなるため、術中の安全管理を麻酔科出身の医師が直接担当します。
④ 術後のエコー検診による長期サポート
手術は「行って終わり」ではありません。当院では術後の定期検診に加え、しこりの有無などを確認する超音波(エコー)検診も行っており、長期的なバストの健康管理をサポートしています。
手術料金
| 項目 | 料金(税込) | 補足 |
|---|---|---|
| 脂肪注入豊胸 | 1,210,000円 | 脂肪吸引の料金を含んでいます |
| ピュアグラフトオプション | 110,000円 | 不純物を除去し生着率を高めます |
※全身麻酔の費用、血液検査、脂肪吸引部の圧迫下着は別途必要です。
※手術時間は3~4時間程度、通常は入院の必要はありません。
通常の脂肪注入とピュアグラフトオプション
脂肪注入豊胸には、脂肪の抽出方法によって2つの選択肢があります。
| 項目 | 通常の脂肪注入 | ピュアグラフトオプション |
|---|---|---|
| 脂肪抽出方法 | 比重の違いで脂肪と不純物を分離 | 専用ろ過装置で不純物を除去 |
| 生着率 | 約30〜50% | 約50〜70% |
| しこりのリスク | 従来法相応 | 抑制される傾向 |
| 追加費用 | ― | +110,000円 |
| 手術後の合計金額 | 1,210,000円 | 1,320,000円 |

脂肪吸引で採取した脂肪には、脂肪細胞のほかに血液やコラーゲン繊維、壊れた脂肪細胞から漏れ出た油滴(オイル)が混じっています。ピュアグラフトは、この不純物を取り除き、脂肪細胞をよりピュアな状態のまま注入できる脂肪純化システムです。遠心分離機を使わないため、脂肪細胞への負担が少なく、定着率の向上としこりリスクの低減が期待できます。
追加費用は110,000円ですが、せっかく脂肪注入豊胸を受けるなら、より定着率の高いピュアグラフトの利用をおすすめしています。
ピュアグラフトオプションはこんな方に向いています
- より自然に、より長期間バストアップの効果を持続させたい方
- 注入後のしこりが心配な方
- 脂肪吸引部位の傷跡もできるだけ抑えたい方
技術の仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、次の「ピュアグラフトについて詳しく」をご覧ください。
ピュアグラフトについて詳しく見る
ピュアグラフトとは?
PureGraft【ピュアグラフト】は自家移植用脂肪を利用したボディライン形成用のシステムで、Cytori社の脂肪ろ過技術を活用しています。このろ過技術は脂肪吸引時に含まれた不純物(麻酔液・遊離脂質・壊死組織など)を除去し、濃縮された移植用脂肪組織を短時間(約15分程度)で抽出することが可能です。
また、洗浄回数や廃液時間を調整することで、脂肪に含まれる水分量を自由に変更することができます。この脂肪に含まれる水分量は、注入後の生着率を高めるために重要な目安となります。
吸引した脂肪はほとんど空気に触れないため、乾燥を防ぐことができ、空気中を漂う降下細菌が混入することを防ぐことができます。
一般的な脂肪注入法との違い
従来は、脂肪吸引で抽出した液を遠心分離機にかけて脂肪細胞のみを抽出していました。しかし脂肪細胞は非常に壊れやすい性質を持っており、遠心分離機の遠心力によって変質・壊死しやすいという課題がありました。
ピュアグラフト注入法は遠心分離機を一切使用せず、脂肪吸引後の液を特殊な装置でろ過することで不純物を取り除き、脂肪細胞をよりピュアな状態のまま注入することができます。
| 項目 | ピュアグラフト注入法 | 従来の脂肪注入法 |
|---|---|---|
| 脂肪抽出法 | 専用の機器を使用して吸引した脂肪をろ過して抽出する | 自重の違いを利用して脂肪と不純物を分ける |
| 生着率 | 約50〜70% | 約30〜50% |
| 持続性 | よりピュアな状態に近い脂肪細胞を注入するため定着率が高く効果も持続する | 注入した脂肪の一部が吸収されてしまうため持続力が弱い |
| 脂肪の純度 | 高い | 低い |
ピュアグラフトの術中写真
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吸引脂肪充填後
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濾過中
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不純物を取り除いた状態
脂肪注入の欠点と当院の対策
脂肪注入豊胸の課題は、脂肪の定着率をいかに上げるか、しこりの発生率を抑えるかです。
当院では、極細のカニューラ針を使用し、皮下脂肪層、乳腺周囲、乳腺—大胸筋間、大胸筋内の4つの層に分散して注入を行います。注入された脂肪は、周囲の正常な組織から酸素や栄養を受け取ることによって毛細血管が新たにでき、その場に定着します。定着率を上げる手段として一番効果的なのは、筋肉層内への注入です。
また細い吸引管で脂肪を吸引し、細いカニューラで脂肪を重なり合わないようにスパゲティ状に注入していくことで、注入脂肪に対する血流が良くなり、脂肪の残存率を上げることが可能です。
当院では、一定量ずつ注入しやすくするための器械、セルブラシを使用しています。
ダイヤルを回転させることで、少量ずつの脂肪注入を可能にした器械で、注射器による注入で起こりがちな注入スピードのむらを抑え、均一な脂肪注入を実現します。
手術の流れ
STEP 1カウンセリング
診察をさせていただき、脂肪注入が可能か、どの部位から吸引してどのくらい注入できそうか、完成時のバストサイズのシミュレーションを行います。場合によっては、バッグやヒアルロン酸注入による豊胸をお勧めする場合があります。ピュアグラフトオプションをご希望の場合は、このタイミングでご相談ください。
STEP 2血液検査
手術のお申し込み時に血液検査が必要です(3か月以内の検査データがあれば省略可能な場合があります)。
STEP 3麻酔
全身麻酔で行います。併せて脂肪吸引部分や脂肪注入部分には局所麻酔を散布して術後の痛みを抑えます。
*硬膜外麻酔は、使用薬品の入手困難が原因で2025年秋現在、中止しています。再開できるようになりましたらお知らせします。
STEP 4手術
脂肪吸引は腹部、大腿部などから行いますが、脂肪の付き方によっては他の部位からでも可能です。左右ともに150~200cc程度注入しますので、吸引自体は800cc程度行います。ピュアグラフトを選択された場合は、ここで脂肪の洗浄とフィルタリングを行った後、細いカニューラ針で脂肪を注入します。注入後は脂肪吸引部の圧迫を行います。
STEP 5術後経過
脂肪注入部位は、綺麗なラインにするため圧迫は行いません。7日目に抜糸となります。脂肪は徐々に吸収され、2か月程度で落ち着きます。定着率を上げるために1~2か月は胸のマッサージを避けてください。乳腺は傷つけないため、手術後の授乳は可能です。
注意点と特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手術時間 | 3~4時間程度、通常は入院の必要はありません。 |
| 手術費用 | 脂肪注入豊胸術(片側につき200cc程度)880,000円/脂肪吸引+脂肪注入の場合、脂肪採取部位の吸引料金+330,000円/ピュアグラフトオプション+110,000円/全身麻酔の費用、薬代、脂肪吸引部の圧迫下着は別途必要です。 |
| 手術前検査 | 手術のお申し込み時に血液検査が必要です。 |
| 麻酔 | 全身麻酔 *硬膜外麻酔は、使用薬品が入手困難のため、2025年秋現在、中止しています。 |
| 特徴 | 人工物に抵抗がある方でもバストアップ効果があります/自身の脂肪を使うので拒否反応がなく安心です/バストアップと同時に気になる部分のスリム化も可能/脂肪ならではの自然なフォルムと手触り |
施術の副作用(リスク)
腫れ、内出血が長引く、感染、傷痕、色素沈着、異物反応、痛み、しびれ、その他知覚異常、脱毛、アレルギーやショック反応などの合併症がおこりえます。
よくある質問
Q.脂肪注入豊胸と、脂肪吸引+脂肪注入豊胸との違いは?
A.脂肪注入豊胸とは、お胸に注入するのに必要な脂肪だけを吸引するのに対して、脂肪吸引+脂肪注入は、きちんと脂肪吸引したうえでお胸に脂肪を注入します。前者は脂肪吸引しない部位があったり控えめに脂肪吸引する可能性がありますが、後者はきちんと脂肪吸引するので、注入量以上の脂肪を吸引します。豊胸をメインとするか、脂肪吸引を優先かで決めていただけると良いでしょう。
Q.脂肪注入の定着率を上げる方法はありますか?定着率が高い体質はあるのでしょうか?
A.体内に脂肪を注入すると、周囲から毛細血管が伸びてきて酸素や栄養をもらえるようになることで完全に定着します。そのため注入部位に対してマッサージを控える必要があり、強い圧迫や腫れを軽減することで相対的に血流をよくするために、局所冷却が効果的とされています。また、お胸の脂肪が薄く、皮膚がたるんでいない、伸びにくい肌質の場合は、注入脂肪周囲の血流が悪くなるため定着率が下がる傾向にあります。
Q.脂肪注入豊胸でしこりはできますか?しこりができた場合、悪性化することはありますか?
A.脂肪注入でしこりを防ぐポイントはいろいろわかってきましたが、現在でも完全に防ぐことはできていません。痩せている方ほど起こりやすいと言われています。原因としては、身体が全体的に痩せているとしこりの原因になる繊維細胞や血液が混じりやすいこと、もともとのバストが痩せているとしこりが触れやすくなること、注入脂肪周囲の組織が少ないため意図せず塊状に脂肪が注入される確率が高くなることなどがあります。脂肪注入豊胸後のしこりは、壊死した注入脂肪の周囲にコラーゲンの被膜が形成されることが原因です。悪性化することはありませんが、触診上は区別しにくいのでエコー等で検査する場合があります。
Q.ピュアグラフトとの違いは何ですか?
A.最大の違いは、抽出した脂肪から不純物(老化組織やオイルなど)を取り除く「ろ過システム」の有無です。通常の脂肪注入法(生着率 約30〜50%)に比べ、ピュアグラフトは専用フィルターで純度を高めるため、注入した脂肪が効率よく栄養を受け取ることができ、生着率が約50〜70%へと向上します。これにより、ボリュームの維持力が高まるだけでなく、しこりリスクを大きく抑えることが可能です。
院長のコメント
カウンセリングで患者様から一番よく聞かれるのは、「本当に自分の脂肪だけでバストが大きくなるの?」、そして「通常とピュアグラフトのどちらを選ぶべき?」というご質問です。
私が診察時に必ずお伝えしているのは、脂肪注入豊胸の本質は単に「どれだけ多く入れるか」ではなく、いかに質の良い脂肪を、血流の豊かな層へ正確に分散して定着させるかということです。
とくに痩せ型の方や、過去にバッグ挿入やヒアルロン酸以外の方法を検討されてきた方は、「しこり」に対する不安を強く抱えていらっしゃいます。
通常の遠心分離による方法でも技術的な工夫で対応は可能ですが、不純物が完全に除去しきれない場合、それが石灰化やしこりのリスクを高める原因になります。だからこそ、当院では組織へのダメージが少なく、不純物をクリーンに除去できるピュアグラフトオプションを自信を持って第一選択としておすすめしています。
麻酔科医として長年培ってきた安全管理のもと、吸引部位のデザインから細部へのこだわりのある注入、そして術後のエコー検診を通じた長期的なサポートまで、一貫して責任を持って担当させていただきます。「バッグのような異物は入れたくないけれど、確かな変化と自然な柔らかさが欲しい」という方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
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監修医情報
- 医師
- 医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき)
- 経歴
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- 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
- 2000年 大手美容外科 入職
- 2001年 コムロ美容外科入職
- 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
- 資格
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- 日本麻酔科学会会員
- 麻酔科標榜医
- 日本美容外科学会(JSAS)会員
- 美容外科(JSAS)専門医
- アラガンボトックスビスタ認定医
- アラガンジュビダームビスタ認定医




