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隆鼻術(シリコンプロテーゼ挿入術)

シリコンプロテーゼ 隆鼻術

シリコンプロテーゼを使った隆鼻術とは?

日本人の鼻は短く、低いため、鼻筋を通したい多くの方に、永久的な効果を望む方に適応があります。 ヒアルロン酸や、レディエッセなどの注入による隆鼻術と違い、永久性があり、より高さや鼻筋の細さも実現可能です。しかしながら、プロテーゼの長さ、厚みの選択や調整、適切なプロテーゼを入れるポケットの作成ができていないと、鼻筋が曲がってきたり、希望通りにならなかったりするため、技術が要求される手術です。
鼻プロテーゼと同時にできる手術、パーツは、鼻尖や鼻翼などいろいろあり、トータルバランスを見ながら、ベストな鼻を皆様に提案していきます。

シリコンプロテーゼ 隆鼻術はこういった方に向いています

  • 低い鼻を高くしたい
  • 鼻筋を細く通したい

症例写真

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

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シリコンインプラントとは?

医療用シリコンを原料とした、軟骨によく似た性質を持つ隆鼻術用のインプラントです。鼻のカーブに適合するよう適度な柔らかさを持ち、ハサミやメスで簡単に加工できる優れた素材です。プロテーゼの厚み、長さ、横幅、形の異なった、沢山の種類の中から希望の鼻に近いサイズを選び、患者様の骨格、希望に沿ってトリミングを行います。
既存の製品で合うものがない、極端に高さを希望される患者様には、シリコンブロック(シリコンの四角い固まり)から削りだして、オーダーメイドプロテーゼを作成することも可能です。

【当院の特徴】プロテーゼの選び方とデザイン方法

当院では、現在I字プロテーゼのみを使用しています。I型プロテーゼは以下の様なメリットがあります。自然な仕上がり:I型プロテーゼは鼻のブリッジ部分のみを高くするため、自然な見た目を実現しやすいです。顔全体のバランスを考慮した際に、適度な高さを提供することで、他の顔のパーツとの調和が取れやすくなります。
皮膚の保護:I型プロテーゼは鼻先を強く押し出さないため、皮膚が薄くなるリスクや圧迫による変形のリスクが低いです。これにより、長期間にわたり安定した形状を保つことができます。また、将来的にプロテーゼを取り外す必要が生じた場合もL型よりもI型の方が患者さまへの負担も少なくリカバリー期間も短く済むことが多いです。

昔は、L字プロテーゼが主流でしたがどうして使わなくなってきたのでしょうか?

L字プロテーゼのメリットは以下が挙げられます。


  1. 鼻尖を簡単に高くすることが可能
  2. 鼻柱にL字プロテーゼの一部を入れることで、プロテーゼのずれを予防する
  3. 鼻柱を前に出すことが可能

しかし、L字プロテーゼに以下のような合併症のリスクがわかって来ました。


  1. 鼻尖の皮膚が薄くなって、プロテーゼ飛び出してくるケースがある。
  2. 数年で頭側方向にプロテーゼがずれてきて、アップノーズになることがある

現在では、耳介軟骨や肋軟骨などの自家軟骨を使って、鼻尖縮小術、鼻中隔延長術など、肋軟骨や耳介軟骨を使った手術が一般化したことで、リスクを冒してまでL字プロテーゼを使う必要がなくなりました。
過去にL字プロテーゼを使われた方は、気づかないうちにアップノーズや、鼻尖の皮膚被薄化が進んでいる可能性がありますので、クリニックで検診を受けられることをお勧めします。


デザイン方法

I型プロテーゼのデザインには、個々の患者の顔の形状や希望に応じたカスタマイズが重要です。
以下に、具体的なデザイン方法を説明します。
カウンセリング:術前に医師と十分なカウンセリングを行います。患者の希望や顔全体のバランスを考慮し、最適なプロテーゼの形状を決定します。顔の分析:患者の顔のプロポーションを詳細に分析します。特に鼻と他の顔のパーツ(目、口、顎など)の関係を評価し、最も自然な形状を見つけ出します。
プロテーゼの選定:既製のプロテーゼを使用する場合もありますが、必要に応じてカスタムメイドのプロテーゼを作成することもあります。これにより、患者一人一人に合った最適な形状を実現できます。シミュレーション:事前にコンピューターシミュレーションを行い、手術後の見た目を確認します。これにより、患者と医師が仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
I型プロテーゼを使用した鼻の整形は、自然な見た目と安全性を追求するための効果的な方法です。患者の希望をしっかりと聞き、顔全体のバランスを考慮したデザインを行うことで、満足度の高い結果を得ることができます。

鼻の麻酔

鼻は体内でも一番痛みに敏感な場所です。普通に傷になる部分に麻酔の注射をしようとすると思わず声を上げてしまうと思います。そのため、ブロック麻酔という麻酔をしてから局所麻酔をすることが多いのですが、当院では手術を受けられる患者様の痛みを少なくするために、吸入麻酔を使用しています。吸入麻酔とは、ガス麻酔による全身麻酔で、マスクからガス麻酔をしばらく吸ってもらうことで、意識がなくなり、痛みを感じなくなります。全身麻酔中に、ブロック麻酔、局所麻酔を行うので、注射の痛みがありません。その後は、ガス麻酔を止めて酸素を吸ってもらうことで、数分以内に目が覚めます。

手術中の麻酔

短時間の鼻の手術鼻のシリコンプロテーゼ、小鼻縮小術のような短時間で終わる手術は局所麻酔で行うことがあります。意識がある状態で行う局所麻酔のメリットは、ミラーチェックを行い、自己決定ができる点です。プロテーゼの高さ、小鼻の切除量を確認いただき、必要に応じてプロテーゼをさらに薄く削ったり、鼻翼をもっと小さくすることが可能です。 もし、手術中起きているのが怖い場合は、寝ている間に手術が終わる静脈麻酔が可能です。 2時間を超える手術の場合は、静脈麻酔が必要になる場合があります。お問い合わせください。

レディエッセやヒアルロン酸注入後の手術について

まず鼻のプチ整形を行い、鼻が綺麗になるイメージを確かめてから、プロテーゼを使って手術したいという方が増えてきました。 鼻のプチ整形後に鼻プロテーゼをしたいという場合、どうしたらいいのでしょうか? ヒアルロン酸の場合は、ヒアルロニダーゼという溶解注射がありますので、溶解してから後日手術ということも可能です。 では、カルシウムが主成分のレディエッセの場合、どうしたらいいのでしょうか? 結論から言うと、鼻のプロテーゼのポケットを作成する際、ヒアルロン酸はもちろんのこと、レディエッセであっても、ほぼすべて掻き出すことができますのでご安心ください。ポロテーゼのポケットと鼻プチの注入物が入る層が共通のためです。 鼻プロテーゼの仕上がりに影響が出ることはありません。

プロテーゼ隆鼻術の手術の流れ

1. カウンセリング
鼻の長さ、高さ、希望の形、等をお聞きして使用ずるプロテーゼを決めます。鼻の形状や、形によっては、シリコンブロックから削り出したり、他の手術との併用を、お勧めすることがあります。
2.麻酔
吸入麻酔下に、ブロック麻酔と局所麻酔をおこないます。全身麻酔にかかった状態なので、注射の痛みは感じません。注射が終わりましたら、意識下で手術を行う場合は、そのまま麻酔から覚ましますが、静脈麻酔の場合は、点滴を確保し寝たままで手術を行います。
3.手術
手術はクローズ法で行います。シリコンプロテーゼのずれを防ぐため、両鼻腔を切開してプロテーゼを入れるポケットを作成します。プロテーゼのずれは、はく離しきれていないスペースが存在するためです。鼻筋は皮下に、鼻根部は骨膜の下にプロテーゼのポケットを作成します。 プロテーゼ挿入後、ミラーチェックを行い自身でも鼻の形、高さを確認いただきます。修正が必要であれば、プロテーゼの加工を行い、再チェックを繰り返します。 傷はナイロンの糸で縫合しますが、鼻の穴の中なので見えません。
4.手術当日~7日目
鼻先を押さえたり、プロテーゼに強い力が加わるようなことは避けてください。消毒して傷の清潔を保つようにしてください。
5.抜糸~1か月
プロテーゼが、動きがなく、しっかりと固定されていれば経過良好です。
6.手術後の注意とアフターケア
プロテーゼの位置が固定するのに1か月くらいかかります。その間に、鼻を強くぶつけたり、触ったりするとプロテーゼがずれやすくなりますのでご注意ください。

鼻プロテーゼと組み合わせるのが、お勧めの鼻の手術

鼻尖縮小術

鼻尖縮小術とは、鼻尖を細く、高くする手術です。鼻尖には鼻翼軟骨という鼻尖を形作る軟骨が2枚ありますが、鼻が高い欧米人と比較して、軟骨が小さく、かつ柔らかいため、鼻尖を支え切れず、低く、鼻筋と比べて幅が広い鼻尖になります。 当院では、TnRメッシュという、補強用の吸収性インプラントを使用し、安全に、体の負担を少なく、鼻尖を高く、細くしています。

鼻中隔延長術

鼻中隔延長術とは、鼻尖を細くしたうえで、鼻尖を斜め下方向に延長する手術です。 鼻中隔軟骨や、肋軟骨を使わずに採取が簡単な耳介軟骨と吸収性の補強材であるTnRメッシュを併用し、ほとんど差がない効果を発揮する手術です。 鼻筋も生えたい場合は、シリコンプロテーゼを併せて使います。

手術時間 60分程度、日帰りでの手術です
手術費用 264,000円
他の手術費用一覧はこちら
備考
    • 吸入麻酔中に局所麻酔を行います(鼻のご手術の吸入麻酔には料金はかかりません)
 

<施術のリスク:>鼻の穴の左右差・腫れ・むくみ・内出血・血液貯留・傷の開き・鼻の穴の左右差・鼻尖の曲がり・鼻孔縁が上にあがる・鼻尖上部の皮膚の盛り上がり・鼻尖の皮膚のへこみ・鼻尖の違和感・感染・鼻閉感・鼻尖の細さ・鼻尖が上を向く(稀に下を向く。)