鼻のプロテーゼ抜去
鼻プロテーゼ抜去とは
鼻筋を通す、鼻を高くする、鷲鼻の改善の効果のある、シリコンプロテーゼを使った隆鼻手術は、腸骨や肋軟骨+側頭筋膜など自身の生体材料を使う隆鼻術もありますが、現在でも鼻の手術の中で重要な位置を占めています。
理由としては、手術が簡単、自家組織を採取するひつようがないため、ダウンタイムが最小限などのメリットがあります。
しかしながら、加齢とともにプロテーゼの輪郭が浮き出てきたり、プロテーゼがずれてアップノーズになったり、プロテーゼが露出しそうな場合には、プロテーゼ抜去が必要になることがあります。
鼻プロテーゼ抜去はこういった方に向いています。
- 加齢とともに皮膚が薄くなり、プロテーゼの輪郭が浮き出てきた
- L字プロテーゼが原因で、アップノーズになっているのを改善したい
- 異物感が気になるようになってきた
鼻プロテーゼの抜去方法
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鼻プロテーゼ抜去は、片方の鼻腔から抜去することが可能で、シリコンプロテーゼ挿入よりも、腫れや、内出血などのダウンタイムが少なくて済みます。
プロテーゼ抜去にて、ほぼ手術前の鼻の高さに戻ります。 -
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鼻プロテーゼ抜去をお勧めする石灰化とは?
鼻プロテーゼ周囲にカルシウムが徐々に沈着し、プロテーゼ表面に凹凸を生じることを指します。鼻プロテーゼ手術後、20~30年経過している患者様に時々見られ、
鼻の皮膚の菲薄化や、皮下脂肪の減少とともに鼻筋の凹凸として症状が現れます。
鼻プロテーゼ周囲の石灰化の原因としては、プロテーゼ周囲にたまったリンパや血液に感染が合併した場合と言われますが、そのような場合は、鼻プロテーゼを抜去するか、新しいプロテーゼ交換が必要です。
手術費用
項目 | 費用 |
---|---|
当院で挿入したプロテーゼの抜去 | 110,000円 |
他院で挿入したプロテーゼの抜去 | 165,000円 |
症例写真
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Before
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After
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概要
当院で数年前に鼻プロテーゼを入れましたが、鼻の形の好みが変わったとのことで抜去行いました。
鼻プロテーゼ抜去の手術の流れ
- 1、カウンセリング
- お話をお聞きして、最適な手術方法を提案します。
- 2、麻酔
- ブロック麻酔、局所麻酔で行います。麻酔の痛みを取り除く方法として、吸入麻酔があります。
- 3、手術
- 片方の鼻孔からアプローチするクローズ法で行います。鼻孔粘膜とプロテーゼ周囲の被膜を切開して、シリコンプロテーゼを抜去します。石灰化などを認めた場合には内腔を洗浄し
可能な限り石灰化分を取り除きます。傷は鼻の穴の中なので、目立ちません。 - 4、術後ケア
- 手術後は腫れを抑えるためにテーピングをお勧めしていますが、腫れが少なければ1~2日後に外してもOKです。7日後抜糸、1か月検診になります。
鼻プロテーゼ抜去の留意点
所要時間 | 20~30分程度 |
通院 | 1週間程度。腫れ予防のために当日テーピング行います |
施術の痛み | ちくちくするような痛みが出る可能性があります。 |
通院 | 7日後、1か月検診 |
ダウンタイム | 局所麻酔、ブロック麻酔 *吸入麻酔、笑気麻酔も併用可能(別途費用かかります) |
飲酒 | 腫れはほとんどなし 内出血が出る可能性があります。 |
シャワー・入浴 | 施術部位以外は当日可能。入浴は抜糸後から。 |
<施術に伴う副作用、リスク>
鼻プロテーゼの一部が残る、 内出血、感染、血種、鼻が低くなる
よくある質問
Q.鼻プロテーゼを入れ替えることは可能ですか?
A.鼻プロテーゼ抜去と同時に、新しいプロテーゼへの入れ替えは可能です。プロテーゼの形状や厚みを変更されたい場合には、ご相談ください。鼻プロテーゼを行ってから、後日鼻プロテーゼを入れる場合は、感染予防のために、抜去後2~3か月、期間を開けていただくことをお勧めします。
Q.鼻プロテーゼを抜いた後、プロテーゼ以外の鼻を高くする方法はありますか?
A.再度鼻プロテーゼを入れることに対して抵抗がある方には、ヒアルロン酸注入や側頭筋膜被覆軟骨移植があります。
ヒアルロン酸注入はプロテーゼの入っていたポケットに注入しますが、傷が完全にふさがってから注入が可能です。
Q.鼻プロテーゼを抜いた後、鼻筋は陥凹するのでしょうか?
A.極端に厚さのあるプロテーゼ以外では、鼻全体が陥凹することはありません。
Q.鼻プロテーゼ抜去後の腫れはどのくらいで引きますか?
A.鼻プロテーゼ挿入時よりも、腫れ、内出血は大幅に少なくなります。
腫れは2~3日程度とお考え下さい。