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眉下切開は保険適応?眼瞼下垂手術との比較も解説

眉下切開では保険適応にはなる?ならない?どちらか

目元の手術ではできるだけ手術費用を抑えるために、健康保険を使って手術をしたいという方も中におられます。では、眉下切開は保険適応にすることはできるのでしょうか?

保険が適応になる要件を当院での考えも含めて解説していきます。

健康保険適応の要件とは?

健康保険は、病気や怪我の治療を行う場合、治療費の自己負担が一部ですむというものです。

しかし、健康保険の適応には制限があり、予防医療や美容医療については、適応となりません。

また、病気によっては、治療方法も限られている場合があり、規定外の方法でおこなうと健康保険が使えない場合もあります。

健康保険を使って行える上眼瞼の病気治療は、眼瞼下垂治療と、逆さまつ毛治療の二つがあります。 眼瞼下垂は、眼瞼挙筋腱膜と瞼板の固定を行い、逆さまつ毛の場合にはまつ毛生え際のたるみを切除する治療です。それに対して、眉下切開のようなたるみ治療は、美容治療とされ病気の治療とは認められないため、健康保険適応外なのです。

眉下切開の傷から眼瞼下垂を治せる?

眼瞼下垂を治す手術としては、挙筋腱膜前転術と呼ばれる手術が良く行われています。
瞼板との癒着が緩んだ挙筋腱膜を再固定する手術ですが、まつ毛の腫れ際から10㎜程度の範囲を手術するため、全切開法などの二重切開手術と一緒に行われるのが一般的です。

切開法の場合、傷の直下に瞼板や挙筋腱膜が存在しますが、眉下切開の場合、広範囲に剥離をしなければ挙筋腱膜を触れません。それは、全切開法と比べて腫れが少なくて済むという眉下切開のメリットが失われることになります。

実は眉下切開はかえって眼瞼下垂修正が難しい

眉下切開は、眉の生え際に傷を作成し、たるみを切除する手術になります。

眉下切開の傷から挙筋腱膜を操作しようとすると、剥離が必要な範囲が全切開法とくらべて広くなり、手術の難易度は逆に上がります。また、たるみ切除で行われることの多い眉下切開で行った場合、美容目的と判断されて健康保険適応にならない可能性もあります。

結論 眉下切開で眼瞼下垂手術はナンセンス

眼瞼下垂をきちんと直そうと思ったら、全切開法で手術するのが確実です。

しかし保険適応で行う場合には、自分で二重幅が選べなかったり、たるみ切除、脂肪切除が行えないことがあります。
※医院や医師によります。

院では、保険診療を行っていませんが、小切開法以上の切開法に、オプションとして挙筋腱膜前転法をおこなっています。二重切開法の費用に加えて、

軽症、中等度の場合       プラス33,000円(税込)

重症の場合           プラス44,000円(税込)

興味ある方は、お問合せください。