目尻切開
目尻切開法とはどんな方法?
目尻切開は目尻の皮膚・結膜を切開し、目の横幅を広げる手術です。目頭切開と違って二重の形は変わりませんが、目の横幅を広げたり、つり目をたれ目に近づけることが可能です。
目の横幅が狭いために小さい目に見えたり、バランスの悪いタレ目やつり目のために目付きが悪い印象になったりするお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。そのような患者様に効果が期待できるのが、目尻切開法です。 目尻切開法は、目尻に余分な皮膚や結膜がある方や、目と目の間の距離が短い方の目を大きくする方法として用いることのできる術式で、目尻の皮膚や結膜を切開・切除したうえで縫合を行うことにより、目の横幅を大きくすることができ、タレ目やつり目を治す効果も同時に期待できます。
目尻切開はこのような方に向いています
- 目の横幅が狭いので、目を切れ長にしたい
- 目尻を切って、目を大きくしたい
- つり目を直して、たれ目気味にしたい
- つり目を直して、たれ目気味にしたい
症例写真
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Before
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After
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概要
20代女性の目頭切開、目尻切開症例になります。
目の横幅を大きくしたいとの希望にて、目頭切開はZ法、目尻切開は内田法にて行っています。
目尻切開の特徴
目尻切開と目頭切開の相違点
目頭切開と目尻切開は、いずれも目の横幅の拡大と、目を大きくすることができます。しかしながら得られる効果はそれぞれ異なり、目頭切開は二重の形が平行型に近づく半面、目の間隔が狭い方には美容的にあまりおすすめできません。
その点、目尻切開は目と目の間隔のバランスに影響することはなく、より目、離れ目になることはありません。目尻切開の傷は、目尻のまつ毛生え際にW型の傷ができるため、目頭切開よりも腫れや傷が目立たないのが特徴です。 目を大きくしたい、目の横幅を広げたいというのが第一希望の場合、目尻切開をお勧めします。
目尻切開の適応
当院の目尻切開は、W法(内田法)を行っています。どのように目尻が変化するのでしょうか?
ご自身の人差し指と親指の先を目尻側の上眼瞼、下眼瞼においていただき、軽く目尻側に引っ張りながら、指を軽く開いてみてください。 目じりを切り開き、目尻側の開き幅が拡大します。 皮膚切除をしますので後戻りはしません。目頭切開では時々、傷のふくらみ(肥厚性瘢痕)が問題になりますが、目尻切開ではあまり膨らまず問題になることはありません。
目尻切開専用の縫合法により、傷跡が目立ちにくく手術を行えます。また下眼瞼下制術(たれ目形成)と同時に行い目を大きく見せたり、つり目を改善することも可能です。手術時間は50分前後です。
つり目修正や、下眼瞼下制術と同時に行うことも可能です
目が小さく、目尻の下縁がつり上がっているようなつり目の場合は、たれ目(下眼瞼下制術)を目尻切開法と同時に行うことによって、目の横幅と目じり側の縦幅を広げることができ、より目を大きく見せることができます。
このように当院では、患者様ひとりひとりの目元の状態によって、目尻切開だけでなく、タレ目(グラマラスライン)形成、目頭切開などを併用するご提案も個別に行うケースがあります。また、不自然な仕上がりになる可能性がある場合には、たとえご要望があっても施術の併用をお断りする場合もありますので、その点はご了承ください。
目尻切開手術の流れ
- 1. カウンセリング
- まずカウンセリングにて、患者様の希望をお聞きして最適な手術方法をご提案します。
- 2.デザイン
- 目尻切開は、目頭切開と比べて変化が出にくく後戻りの可能性もやや高いため、目尻のひだいっぱい約2㎜程度切除します。W法のデザインにて油性マーカーにてデザインをします。
- 3.麻酔
- 消毒のあと、デザイン部に局所麻酔を行います。手術中の痛みはほとんどありません。
- 4.手術
- デザインにそってメスを入れます。w法は皮膚を一部切除しW型に縫合します。傷はまつ毛の生え際にできるため、目立ちません。吸収糸で中縫いを行い、細い黒い糸で外縫いを行います。
- 5.術後説明とクーリング
- 術後のアフターケアを看護師から説明します。腫れを抑えるためにリカバリールームにて、瞼をクーリングしてから帰宅していただきます。
手術費用
手術時間 | 120分程度、日帰りでの手術です |
手術費用 | 198,000円 |
備考 :局所麻酔。お痛みに弱い方は、吸入麻酔や笑気麻酔の併用がおすすめです。