下眼瞼下制術(たれ目形成術)
下眼瞼下制術(たれ目形成術)とは
下眼瞼下制術とは、たれ目形成術とも言われ、下眼瞼を斜め下方向に拡大することでつり目を優しい印象に変えることができる手術です。
下まぶたの希望の位置を下方向に大きくすることができるので、切れ長な目、たれ目、アーモンド形の目など、に変えることが可能です。

当院では、下眼瞼切開と組み合わせてたるみを切除することで、さかさまつ毛を防止し、牽引糸を眼輪筋と眼窩骨膜にしっかり固定することで、後戻りを防ぐようにしています。
目尻切開を併用することで、目の横幅の拡大可能です。
下眼瞼下制術(たれ目形成術)はこういった人に向いています。
- 目を大きくしたい方
- 目がつり目の方
- たれ目の印象にしたい方
- 下眼瞼で黒目が隠れている
- 目が小さいのが悩みの方
デザインによる印象の違い
吊り上がってる印象をもたれる目を「中心部を下げる」「目尻側を下げる」などご希望に合わせてデザインすることが可能です。

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①目の中心部を下げる
縦に大きくくりっとした印象の目もとになります。
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②やや目尻側を下げる
垂れ目過ぎず、柔らかい印象の目もとになります。
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③目尻側を下げる
垂れ目をしっかりと強調したい方にオススメです。
症例写真
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Before
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After
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概要
20代 女性の埋没法+下眼瞼下制術の症例になります。目の左右差を治したい、二重幅を広げたいという希望にて前記手術行いました。
下眼瞼下制術(タレ目形成術)の種類
結膜側下眼瞼下制術
眼瞼結膜(瞼の裏側)を切開する方法です。結膜を1㎝程度切開し、筋肉と瞼板を縫合し、下眼瞼まつ毛生え際を下方向に拡大します。
傷が目立ちにくい手術で抜糸が不要です。
切開式下眼瞼下制術
まつ毛の生え際を切開する方法です。良好な手術中の視野が得られるため、糸をしっかり固定できること、皮膚切除することで後戻りを防ぐことができ効果が大きい手術方法です。
眼輪筋と眼窩骨膜とに埋没糸をかけ、下眼瞼目尻側のまつ毛生え際を斜め下方向にけん引し、目の開きを大きくなります。
たるみを切除することであともどりだけではなく、逆さまつ毛も改善することができます。この手術術式では目尻切開を併せて行うことで、目尻方向に目の開きを拡大し、切れ長な目にすることが可能です。
コムロ美容外科の下眼瞼下制術の特徴
当院では、下眼瞼下制術と目尻切開との組み合わせ手術を行っています。下制術を行うことで目尻側の皮膚のタルミが生じるため切除しますが、目尻を切り開き、三角皮弁を入れ込むことで、目尻切開の効果も得ることが可能です。
1、上下方向の同時に、目じり方向に目の開きを改善が可能
2、目尻を切り開いて三角皮弁を入れることで、下制術の後戻りしにくくなる。
3、同様に下制術を行うことで切開した目じりが癒着して後戻りすることを防ぐことが可能。
手術の流れ
- 1、カウンセリング
- カウンセリングで患者様のお目元の状態を確認し、適切な手術をご案内します。
下制術は目が小さい、つり目気味の方に向いている手術であり、もともと目が大きい方には向いていない場合があります。
- 2、麻酔
- 局所麻酔で手術を行いますが、痛みに弱い、意識がない方が良い場合などは、笑気麻酔、静脈麻酔などの併用も可能です。
- 3、手術
- 経結膜側(瞼の裏側)アプローチは1㎝程度、 皮膚側は、下眼瞼のまつ毛生え際を切開し、瞼板と筋肉に糸をかけて斜め下方向にけん引します。糸の締め付け型で下制術の効果が変わるので調整します。
- 4、術後の経過・アフターケア
- 切開式下眼瞼下制術の場合は、7日目に抜糸がありますが、経結膜下制術は吸収性の糸を使用しているため抜糸の必要はありません。
1か月検診、3か月検診を行い、問題なければ定期健診は終了となります。
手術費用
手術時間 | 90分程度、日帰りでの手術です |
手術費用 | 330,000円 |
たれ目形成に関する詳細情報
施術時間 | 60分~90分程度 |
固定 | 必要ありません |
ダウンタイム | 1~2週間 |
傷跡 | 切開式の場合まつ毛の生え際に傷を作成します。 |
抜糸 | 1週間後 |
持続性 | 半永久的 |
洗顔 | 翌日から可能です |
アイメイク | 約1週間後から可能です |
シャワー | 当日から可能です |
入浴 | 腫れを抑えるため、数日は短時間のシャワーにして下さい |
施術の副作用・リスク
だるさ・充血、下眼瞼浮腫・目が乾燥する・熱感・いたみ・痒み・むくみ・発熱、目がゴロゴロする、糸の露出、左右差があると感じる、違和感を感じるなどが生じることがあります。
よくある質問
Q.二重手術を受けたのですが、どのくらいたてば手術は可能ですか?
A.内出血や腫れが引けば手術可能です。埋没法であれば1週間後くらいがめどです
Q.たれ目形成と二重手術を同じ日に行うことは可能ですか?
A.同じ日に手術することは可能です。ご相談ください。
Q.つり目を改善することは可能ですか?
A.はい、つり目改善に適した手術方法です。目尻側のまつ毛生え際を斜め下外側方向に広げることができ、たれ目気味にすることが可能です。
下眼瞼下制術の限界
下眼瞼下制術は、どの人にも行える手術ではありますが、中にはしないほうが良いケースもあります。
下眼瞼下制術は、上眼瞼の眼瞼下垂手術と違い常時下眼瞼の開きをよくする手術のため、眼瞼下垂手術などの影響で目を完全に閉じれない方、ドライアイ症状がある方は向いていません。 また、デカ目のコンタクトが似合うようにと、下眼瞼中央を足の方向に下げたいと希望される方もいますが、 三白眼の可能性があるため、お勧めできません。 詳しくはカウンセリングで説明させていただきます。