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雌雄眼(しゆうがん)を二重整形で改善|左右差の原因と治療法を美容外科医が解説

2025/11/12
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「雌雄眼とは?左右非対称な目元の特徴と治療の目的」

雌雄眼(しゆうがん)とは、左右の目の大きさや形が異なり、非対称に見える状態を指します。美容外科では、雌雄眼を「個性」としてではなく、「審美的な改善が可能なアンバランス」として捉えます。

「片方だけ一重で悩んでいる」「左右の二重の幅が違うのを揃えたい」「写真に写るたびに目元のバランスが気になる」といった患者様のお悩みを解決するため、二重整形(埋没法や切開法)、目頭切開、目尻切開や眼瞼下垂の手術などを用いて、左右のバランスを整え、より対称的(シンメトリー)で整った印象の目元にすることを目的としています。

本記事では、雌雄眼の原因から、大阪の美容外科クリニックで行う二重整形による具体的な改善方法、治療選びのポイントまでを詳しく解説します。

1. 雌雄眼とは?(意味・読み方・特徴)

1-1:雌雄眼の正しい読み方と定義

雌雄眼は「しゆうがん」と読みます。医学的には「眼瞼左右非対称(がんけんさゆうひたいしょう)」や「左右不同」と呼ばれることもあります。美容外科においては、この目元の左右差に悩まれ、ご相談に来られる方が非常に多いお悩みの一つです。

1-2:雌雄眼の主なパターン

雌雄眼には、以下のような特徴があります。これらが複合的に現れることも少なくありません。

  • 片方が一重、もう片方が二重:最も分かりやすく、左右の印象が大きく異なるパターンです。
  • 二重の幅が左右で違う:両目とも二重ですが、幅が異なるため非対称に見えます。
  • 目の大きさが左右で違う:まぶたの開き具合(眼瞼挙筋の力)や目の縦幅が異なる状態です。
  • その他の形状の違い:目頭の蒙古襞(もうこひだ)のかかり具合や、目尻の形、目の傾きなどが左右で異なる場合も含まれます。

2. 片目だけ二重になる理由と雌雄眼の原因

雌雄眼は、生まれつきの遺伝的な要因と、成長過程や生活習慣による後天的な要因の両方が関わっています。

2-1:医学的な原因

まぶたの構造には、主に以下の要因が関係しており、これらの左右差が雌雄眼を生み出します。

  • 眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の発達の違い:まぶたを持ち上げる筋肉の強さが左右で異なると、片方だけまぶたの開きが悪く見えることがあります(眼瞼下垂の傾向)。加齢の過程で下垂の左右差が出る場合があります。
  • 皮膚の厚みや脂肪量の違い:まぶたの皮膚の厚みや眼窩(がんか)脂肪の量が左右で異なると、二重のラインの出方や目のくぼみ具合に差が出ます。
  • 顔の骨格の左右差:土台となる顔の骨格自体に左右差がある場合、目元にも影響が出ることがあります。

2-2:後天的な要因(生活習慣・加齢)

  • 生活習慣の癖:片方の目だけを強くこする、いつも同じ側を下にして寝る、といった癖が長期的に影響する場合があります。
  • 加齢によるたるみ:年齢とともにまぶたの皮膚がたるむと、二重の幅が変わったり、ラインが曖昧になったりします。このたるみ方に左右差があると、雌雄眼が目立つようになります。
  • 眼瞼下垂の進行:加齢やコンタクトレンズの長期使用などにより、まぶたを上げる筋肉が弱まる「眼瞼下垂」が片方だけ強く進行し、左右差が生じることもあります。

3. 雌雄眼はセルフケアで治る?(メイク・マッサージの限界)

雌雄眼を目立たなくさせるため、ご自身で工夫されている方も多いでしょう。

メイクでの対処

アイラインの太さを左右で変えたり、アイシャドウの濃淡でバランスを取ったりする方法があります。

アイプチ・アイテープの使用

一重の方のまぶたにアイプチなどを使用し、一時的に二重を作る方法です。ただし、長期使用はまぶたの皮膚に負担をかけ、たるみや皮膚炎の原因となるリスクがあります。

マッサージや生活習慣の改善

むくみや寝不足は一時的に左右差を強調させることがあるため、生活習慣の見直しや目元のマッサージでむくみが取れると、左右差が軽減することもあります。

セルフケアの限界

メイクやアイプチは一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。また、マッサージなどで改善できるのは「むくみ」による一時的な左右差のみです。皮膚の構造や筋肉の動き、脂肪の量といった根本的な原因による雌雄眼をセルフケアで治すことは困難です。

4. 大阪の美容外科で受ける雌雄眼の治療法・二重整形

雌雄眼の根本的な改善には、美容外科での治療が最も効果的です。大切なのは、左右どちらの目に合わせるか、または両目を理想のバランスに整えるかを医師としっかり相談することです。
大阪で雌雄眼の二重整形をお考えの方に、代表的な治療法をご紹介します。

4-1:埋没法(メスを使わない二重術)

特徴:

医療用の細い糸でまぶたを留め、二重のラインを作る施術です。メスを使わないためダウンタイムが短く、やり直しも可能です。

適応:

  • 片方が一重、もう片方が二重で、二重の方にラインを合わせたい場合(片目のみの施術)
  • 両方の二重幅を調整し、バランスを整えたい場合(両目の施術)
  • まぶたの脂肪が比較的少ない方

二重埋没法のページを見る

4-2:切開法(全切開・部分切開)

特徴:

まぶたを切開し、余分な皮膚や脂肪を除去して二重ラインを作る施術です。半永久的な効果が期待でき、まぶたの厚みやたるみも同時に改善できます。

適応:

  • まぶたの脂肪が厚く、埋没法ではラインが出にくい方
  • 加齢によるたるみがあり、左右差が生じている方
  • 埋没法が取れてしまった方
  • くっきりとした平行二重など、明確なデザインを希望される方

二重部分切開法のページを見る

二重全切開法のページを見る

4-3:眼瞼下垂手術 

特徴:

まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)の働きが弱く、目が開きにくい場合に適応される手術です。筋肉の働きを調整することで、まぶたの開き自体を改善します。視野が広がり、目がパッチリ開くようになります。(※症状により保険適用となる場合もあります)

適応:

  • まぶたの開く力に明らかな左右差がある場合
  • 二重整形だけでは目の大きさが揃わないと診断された場合
  • 加齢によりまぶたが下がってきたと感じる方

眼瞼下垂手術のページを見る

4-4:目頭切開(めがしらせっかい)

特徴:

片方の蒙古襞が強く張っている場合、それを切開してもう片方の目の形に合わせます。左右の目頭の形や、目と目の間の距離のアンバランス感を整えます。

適応:

  • 目頭の「蒙古襞(もうこひだ)」の大きさが左右で違う場合

目頭切開のページを見る

4-5:目尻切開(めじりせっかい)

特徴:

小さい方の目の目尻を外側に広げ、もう片方の目の横幅に合わせます。左右の目の大きさや、目尻の角度(つり目・タレ目)の印象を近づけ、バランスを整えます。

適応:

  • 目の「横幅」に左右差がある場合
  • 目尻の形が左右で異なる場合

ポイント:これらの手術は、二重術(埋没法・切開法)だけでは調整が難しい「目の輪郭(フレーム)自体の非対称性」を改善するために行います。二重術と組み合わせることで、より左右対称でバランスの取れた目元を目指します。

目尻切開のページを見る

5. 雌雄眼の二重整形|ダウンタイム・リスク・費用

5-1:ダウンタイム(腫れ・内出血)

埋没法:
大きな腫れは2〜3日がピークで、1週間程度で徐々に落ち着きます。
内出血が出た場合、1〜2週間で消えていきます。

切開法:
大きな腫れは1〜2週間程度続きます。
内出血も出やすいですが、2〜3週間かけて吸収されます。
完全に自然な仕上がりになるまでには1〜3ヶ月程度かかります。

5-2:考えられるリスク

  • 左右差が残る可能性:人間の顔は元々完全な左右対称ではないため、ミリ単位での完璧な一致が難しい場合があります。
  • 希望と異なる仕上がり:カウンセリングでのシミュレーションが不十分だと起こり得ます。
  • 感染症:稀ですが、医療行為である以上リスクはゼロではありません。
  • 埋没法の場合:糸が取れる、糸が露出する。
  • 切開法の場合:傷跡が残る(時間経過とともに目立ちにくくなります)。

5-3:雌雄眼修正費用の目安

  • 埋没法:5万円~20万円程度(片目か両目か、保証内容によります)
  • 切開法:20万円~50万円程度(術式、たるみ取りの有無によります)
  • 目頭切開、目尻切開:15万~30万円程度
  • 眼瞼下垂手術:30万円~(自費診療の場合)※費用はクリニックや施術内容によって大きく異なります。

6. 大阪で雌雄眼の二重整形を受けるクリニックの選び方

6-1:経験豊富な医師による診断の重要性

左右差の原因が「皮膚」なのか「脂肪」なのか、それとも「筋肉(眼瞼下垂)」なのかを正確に診断することが、満足のいく結果への第一歩です。二重整形の症例数が多く、雌雄眼の治療経験が豊富な医師を選びましょう。

6-2:カウンセリングで確認すべきこと

  • 医師が直接カウンセリングを行ってくれるか
  • 自分の希望(どちらの目に合わせたいか、どのような二重になりたいか)をしっかり聞いてくれるか
  • 専用の器具(ブジー)で丁寧にシミュレーションしてくれるか
  • メリットだけでなく、リスクやダウンタイムも説明してくれるか
  • 料金体系が明確で、追加費用の説明があるか

一つのクリニックだけで決めず、複数のクリニックでカウンセリングを受け、最も信頼できると感じた医師に任せることをお勧めします。

7. まとめ|雄眼の修正・治療で当院が選ばれる理由

雌雄眼(左右非対称な目元)の修正は、単純に二重ラインを作る施術とは異なり、医師の診断力と技術力が問われる高度な治療です。

「片方だけ一重で悩んでいる」
「左右の目の大きさが違うのを、自然に揃えたい」
「他院で相談したが、納得のいく提案が得られなかった」

このようなデリケートなお悩みを抱える多くの患者様に、当院が選ばれ続けているのには理由があります。

1. 左右差の原因をミリ単位で見極める「正確な診断力」

雌雄眼の原因は、患者様お一人おひとりで全く異なります。当院では、目元の構造を解剖学的に詳細に診察し、「なぜ左右差が生まれているのか」という根本原因を見極めます。この診断が間違っていると、どんなに優れた技術で手術を行っても、満足のいく結果は得られません。

2. 豊富な術式を組み合わせる「オーダーメイドの提案力」

当院では、正確な診断に基づき、豊富な治療の中から最適な手術法を組み合わせる「オーダーメイド治療」をご提案します。

例えば、「片方の目は埋没法でラインを整え、もう片方の目は眼瞼下垂手術で目の開きを改善する」といった、左右で全く異なるアプローチも可能です。患者様のご希望と目元の状態に合わせ、最小限の負担で最大限の効果を引き出すプランをご提案します。

3. 顔全体の調和を追求する「デザイン力」

雌雄眼の修正で目指すべきは、機械のような「完璧な左右対称」ではありません。大切なのは、患者様のお顔全体の中で、最も美しく調和するバランスを見つけ出すことです。

専用の器具(ブジー)を用いながら、「どちらの目に合わせるか」「両目の中間のどこを目指すか」をミリ単位でシミュレーションします。

4. 豊富な症例と経験に基づく「精密な手技」

雌雄眼の修正は、左右のバランスを見ながら同時に手術を進める必要があり、執刀医には豊富な経験と精密な技術が求められます。これまでに培った多くの症例経験に基づき、腫れや内出血を最小限に抑えながら、デザイン通りの仕上がりを実現する精密な手技をご提供します。

5. 術後も安心の「徹底したアフターフォロー」

手術を受けて終わり、ではありません。当院では、術後の経過観察やアフターケアにも万全の体制を整えています。ダウンタイムができるだけ短くなるケアを行ったり、万が一のトラブルにも迅速かつ誠実に対応いたします。

雌雄眼(左右非対称な目元)は、多くの方が抱える悩みですが、美容外科の二重整形や専門的な治療によって大きく改善することが可能です。その際、大切なのは、あなたの目元の状態を正確に診断し、最適な治療法を提案してくれる医師を見つけることです。

大阪で雌雄眼や目元の左右差にお悩みの方は、ぜひコムロ美容外科の無料カウンセリングにお越しください。あなたの理想の目元を実現するため、最適な治療法をご一緒に考えていきましょう。

雌雄眼修正のよくあるご質問

Q. 手術中の痛みはありますか?
A. 点眼麻酔(目薬)と局所麻酔(注射)を併用して行います。麻酔の注射の際にはチクッとした痛みを感じますが、手術中は痛みを感じることはほとんどありません。
痛みがご不安な方には、リラックス効果のある笑気麻酔(オプション)もご用意しております。
術後の痛みに関しても、処方する鎮痛剤で十分にコントロール可能です。

Q. ダウンタイム(腫れ・内出血)はどれくらい続きますか?
A. 施術法やまぶたの状態、体質によって個人差があります。
埋没法の場合:大きな腫れや内出血は約3日〜1週間程度です。泣いた後のような腫れぼったさが出ることがあります。
切開法の場合:大きな腫れは約1〜2週間続きます。内出血が出た場合、1〜2週間かけて黄色く変化しながら徐々に吸収されていきます。
目頭切開、目尻切開の場合:大きな腫れは約1週間続きます。傷は肥厚性瘢痕といって膨らむ場合がありますが、2〜3か月で改善します。
いずれの方法でも、術後1ヶ月程度はむくみを感じることがありますが、切開法の場合は特に、完全にむくみが引いて仕上がるまでに約3ヶ月〜半年ほどかかります。

Q. 目の左右差は、手術で完全に同じになりますか?
A. これが最も重要なご質問の一つです。元々、人間の顔は骨格、筋肉のつき方、皮膚の厚みなど、すべてにおいて完全な左右対称ではありません。
手術により、現在お悩みの左右差を大幅に改善し、他覚的にもご自身でもほとんど気にならないレベルに整えることは可能です。しかし、ミリ単位のズレもない「完璧な対称」を保証することは非常に困難です。
特に、「まぶたを開く力(眼瞼下垂の有無)」や「蒙古襞の張り方」「骨格」に左右差がある場合は、二重のラインだけでなく、目頭切開や眼瞼下垂の手術を組み合わせて調整する必要があります。
カウンセリングにて、どこまでの改善が可能か、どこをゴールとするかを医師としっかりすり合わせることが重要です。

Q. 切開法の場合、傷跡は目立ちますか?
A. 埋没法は皮膚表面に傷が残らないのがメリットです。
切開法では、新しく作成する二重のラインに沿って切開を行います。術後1〜3ヶ月は傷の赤みが気になることがありますが、時間経過とともに(約半年〜1年)、白く細い線へと変化していきます。
最終的には、目を開けている状態では二重のラインに隠れて、傷跡はほとんど目立たなくなります。

Q. メイクや洗顔、入浴はいつから可能ですか?
A. 洗顔・シャワー:首から下のシャワーは当日から可能です。お顔を濡らす洗顔は、翌日(または翌々日)から可能ですが、患部を強くこすらないようご注意ください。
アイメイク:施術法によって異なります。埋没法では術後2〜3日後から、切開法では抜糸(術後5〜7日頃)の翌日から可能です。
入浴(湯船):血行が良くなると腫れが強くなるため、抜糸(または術後1週間)が完了するまでお控えください。

Q. 埋没法でつくった二重は、元に戻ってしまいますか?
A. 埋没法は、医療用の極細の糸でまぶたの皮膚と内側を留めているだけの方法です。そのため、まぶたが厚い方、目を強くこする癖がある方、時間経過などにより、糸が緩んだり取れたりしてラインが薄くなる、または元に戻ってしまう可能性はあります。
一方、切開法は皮膚を切開し、内部の組織処理も行った上で縫合するため、ラインが元に戻ることはなく、半永久的な効果が期待できます。

Q. 左右差を治したいのですが、埋没法と切開法、どちらが適していますか?
A. 左右差の原因によって最適な術式が異なります。
埋没法が適しているケース:まぶたの皮膚が薄く、単純に二重のラインの幅が左右で異なる場合。まぶたを開く力や皮膚のたるみに大きな差がない場合。
切開法が適しているケース:まぶたの皮膚が厚い、または脂肪が多い場合。皮膚のたるみに左右差がある場合。まぶたを開く力に差がある(眼瞼下垂の症状がある)場合。
切開法は、余分な皮膚や脂肪の切除、まぶたを開く筋肉(眼瞼挙筋)の調整も同時に行えるため、複雑な左右差の修正に適しています。まずは診察にて、左右差の根本的な原因を診断させていただき、最適な治療法をご提案します。

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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
  • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
  • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
  • 2001年~ コムロ美容外科入職
  • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
  • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

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