【ボディピアス】舌ピアスの正しい開け方と痛み・腫れの注意点

舌ピアスの特徴について
舌ピアスは、その名の通り舌に行うボディピアスのことです。最もポピュラーなのは、舌の中央を垂直に貫通させる「センタータン」と呼ばれるスタイルです。
普段は口の中に隠れているため、会話や食事の際にちらりと見えるのが特徴で、個性を表現するアクセサリーとして根強い人気があります。
舌ピアスのデザインと開け方
当院で人気のセンタータンを前提に解説します。
舌を軽く前に出していただき、舌の中央、無理のない位置にデザインします。あまり先端よりだと、ピアスを噛んで歯が折れたり、舌が裂けたりすることがあります。
口内を洗浄・消毒する。
専用の器具で舌をつまみ、舌の裏側からガイド針を刺して穴をあける。
ファーストピアスを装着する。
舌ピアス後の腫れ・痛みについて
局所麻酔を使うので、手術中はあまり痛みはありません。帰宅後も、当院から処方する鎮痛剤で痛みは我慢できる程度におさまります。
術後に最も注意すべきは「腫れ」です。
個人差はありますが、術後2〜3日をピークに1週間ほど舌がパンパンに腫れることがあります。ピアスのキャッチがどんどん埋まるようなことがあれば、クリニックにご連絡ください。
アフターケアと安定期間
安定までの期間: 約1ヶ月〜2ヶ月
腫れている期間(〜2週間)の注意点:
・食事:熱いもの、辛いもの、しょっぱいものなどの刺激物は避けてください。
・会話:なるべく舌を動かさないよう、長電話などは控えましょう。
・洗浄:食後は必ず刺激の少ないうがい薬やマウスウォッシュで口内をゆすぎ、清潔に保ちます。
・その他:感染症のリスクを高めるため、喫煙、飲酒はホールが安定するまで絶対に避けてください。
舌ピアスの注意点
歯や歯茎へのダメージ
無意識にピアスを歯に当ててしまうことで、歯が欠けたり歯茎が下がったり(歯肉退縮)するリスクがあります。
滑舌への影響
腫れている期間や、ピアスに慣れるまではサ行・タ行・ラ行などが発音しにくくなることがあります。
食事のしにくさ
慣れるまではピアスを噛んでしまったり、食べ物がうまく食べられなかったりすることがあります。
ピアスの誤飲
ネジ式のキャッチ(ボール)が緩んで外れ、誤って飲み込んでしまう危険性があります。定期的に緩んでいないかチェックする習慣が必要です。
感染症のリスク
口内は雑菌が多いため、ケアを怠ると舌が腫れてくる可能性があります。
ピアスの種類
形状:基本的には「ストレートバーベル」を使用します。
ファーストピアス:術後は舌が腫れるため、通常よりも長いシャフト(12〜16mm程度)のピアスを装着します。腫れが引いたら自分の舌の厚みに合った短めのシャフト(12〜14mm程度)に交換することが望ましいです。
素材:当院ではファーストピアスに金属アレルギーを起こしにくいサージカルステンレスを採用しています。
太さ(ゲージ):当院では14G(1.6mm)を使用しています。
【舌ピアス編】大阪のコムロ美容外科の3つのこだわり
① ピアスの軸の長さにこだわっています。
舌の厚みを局所麻酔の針の深さで測定し、+4mmのシャフトを選定しています。術後の埋没をほぼ防ぐことができます。
② ピアスの入れ方にこだわっています。
舌の裏側中央には筋があるため、裏側からガイド針を通すことで真っ直ぐにピアスを挿入します。
③ 腫れが強い場合の対応
腫れによってピアスが埋まりそうな場合、長いピアスへの入替・抗生剤の処方・いったん抜去のうえ再施術など適切に対応しています。