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レディエッセ

レディエッセ

レディエッセ(長期持続型皮膚充填剤)とは?

レディエッセ

レディエッセは、コラーゲンやヒアルロン酸と違い、ハイドロキシアパタイトというカルシウムベースの粒子を利用した、皮膚充填剤です。歯や、骨と同じ成分のため、美容外科以外でも整形外科、耳鼻咽喉科、歯科等でも医療行為で使われている安全な物質です。患者様、治療部位によっても違いますが、約11から18カ月、長い人で2年持続します。

確かな安全性

レディエッセは、コラーゲンや一部ヒアルロン酸と違い、アレルギーの報告はほとんどありません。レディエッセは一部の皮膚充填剤のように治療前のアレルギーテストを必要とせず、様々な研究により非常に効果的で安全であることが証明されています。現在、アメリカ・ヨーロッパ・韓国など世界の多くの国で医療承認されており、FDAや、CEの認定をとっています。

※FDA=米国食品医薬品局:日本の厚生労働省にあたる
※CE=欧州地域における法的規制に対する 適合性表示マーク

輪郭形成にも使用可能

レディエッセは歯や骨を形成する成分「カルシウムハイドロキシアパタイト」が主成分の注入剤で、鼻・アゴなどに注入する際、骨膜近くに注入すると骨様に硬く、通常よりも長く持続する性質があります。従来のヒアルロン酸注入では、難しく、プロテーゼを選ぶしかなかったようなケースでも効果が期待できます。

治療のながれ

カウンセリング
注入をご希望される部分を聞かせていただき、必要量、注入物の種類を決定します。注入部位によっては、ヒアルロン酸やアクアミドをお勧めする場合もあります。
麻酔
注入時の痛みを取り除くために、局所麻酔クリームをご希望により使用します。15分程度で効果が出ます。
デザイン
サインペンにて注入部位のデザインをします。
注入
ベッドに横になっていただき、注入を行っていきます。注入時には、事前に局所麻酔薬を前もって注射するか、レディエッセと混ぜ合わせたうえで注射します。ある程度注入できましたら、ミラーチェックを行い、必要あれば再注入を行います。注入にかかる時間は、15分程度です。
終了
2時間後以降、メイク、洗顔、入浴が可能になります。注入時の軽い出血が見られた方は、当日のみ、アルコールやサウナを避けた方が良いでしょう。
残量は、当院にて6か月保管可能です。保管料はいただきません。

安全性

即時効果 レディエッセが注入されると、カルシウムハイドロキシアパタイト粒子とキャリアジェルが即時効果をもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸やコラーゲンよりも少ない量(約75%の量で同等の効果)で改善が得られます。
カルシウムハイドロキシアパタイト粒子 コラーゲンを産生する線維芽細胞がカルシウムハイドロキシアパタイト粒子の周りに集まってきます。
コラーゲンを産生 線維芽細胞がカルシウムハイドロキシアパタイトを足場に定着し、患者様ご自身のコラーゲンを産生します。結果としてこれが長期持続効果を実現します。
マクロファージによって分解 レディエッセは永久に残るものではありません。ゆっくりとマクロファージによって分解され、吸収されていきます。

手術内容

手術時間 15分程度、日帰りでの手術です
手術費用 132,000円/1本 6か月間保管できます。
2回目以降の手技料、保管料は無料です。
他の手術費用一覧はこちら
備考 局所麻酔クリーム、局所麻酔

院長のコメント

レディエッセは、ヒアルロン酸やボトックスと違いジェネリックがありません。正確に言うと数年前に、同等品が発売されたのですが、製造上の問題で発売中止になりました。そのため、どのクリニックでも同等の効果が期待できて、副作用なく安心して受けられる施術の一つです。(ボトックス、ヒアルロン酸は、メーカー間の品質のばらつきが大きいです。)
ただし、ヒアルロン酸と違い、注入の際に注意が必要な点もあります。

1.ヒアルロン酸と違い、注入剤の色が白いです 薄い皮膚、もしくは皮内に注射した際に、間違いなく白浮きします。そのため、眼瞼の周囲
ような薄い皮膚の部分あるいは、皮内には注射できません。この点に関しては、どのクリニックでも注意は払っており、問題になることはほとんどないと思います。

2.ヒアルロン酸と違い、溶かすお薬はありません。
ヒアルロン酸は、ヒアルロニダーゼという、ヒアルロン酸分解酵素があるのですが、レディエッセの場合それにあたるものがありません。ただし、コムロ美容外科では、現在までレディエッセ注入後、元に戻したいといった例はありませんでした。今までに、ヒアルロン酸を溶解させたいと言っておられた方たちの例をあげてみます。

ヒアルロン酸を溶解させたいと思われる原因

1.ヒアルロン酸の注入量が多すぎた。
当院では時間はかかりますが、随時ミラーチェックを行い、少量ずつ注入しています。使いきれない場合は、当院にて6か月保管できることを説明し、無理に多めに注入することは勧めていません。
2.目元、涙袋に注入したが、しばらくして膨らんできた。眼瞼周囲の薄い皮膚の部分に注入したが、凹凸が気になるのでなんとかしたい。
注入直後は問題なかった場合に多いケースです。ヒアルロン酸には、水分を蓄える性質があり、腫れや内出血による水分を吸収して膨らんだのが原因と思われます。その点、レディエッセには、水分を吸収する性質はありませんので、注入直後の脹れた状態以上にはなりません。
また、レディエッセは、皮膚が薄い眼瞼周囲への注入は基本的に行わないので、凹凸が問題になることはほとんどありません。逆にレディエッセのメリットも多くあります。
3.ヒアルロン酸と違い、骨膜(骨の表面にある膜)近くに注入すると、持続期間が長くなります。
レディエッセの主成分であるカルシウムハイドロキシアパタイトの特徴として、骨または骨膜の近くに注入すると、早期に固まり骨様になり吸収されにくくなるという特徴があります。顎プチや、鼻プチ(特に鼻根部)に最適です。

特徴

  1. ヒアルロン酸と比べ、流れにくく高さを出しやすい。分割注入すると更に高さを出せる。その場合、注入間隔は2週間以上開けた方がよい。(前回注入したレディエッセが固化するのを待つため)
    その点、ヒアルロン酸は、いつまでたっても固化しないのであまり高さは出せない。(固まらないため、注入後どれだけたっても横に流れる可能性がある。)
  2. 触った時の感触が自然です。鼻根部にヒアルロン酸を注入した場合と、レディエッセを注入した場合を比較すると、ヒアルロン酸の場合、少し弾力性がありますが、レディエッセの場合、骨に近い硬さで、より自然です。
  3. 皮下に注入した場合の持続期間は、経験上ヒアルロン酸よりも長く、平均して1年以上持続していますが、あえて骨膜近くに注入した患者様では、2年以上追加注入が不要な例もありました。

当院のフィラー注入についてのこだわり

1.量り売りはウイルス感染症(HBV、HCVなど)の危険性があります。
コムロ美容外科では、レディエッセ、ヒアルロン酸などのフィラーは、買い取り制をおこなっており、量り売りは行っていません。
一本の注入物を複数の人に使い回しをすると、毎回針を変えたとしても、HBV、HCVなどウイルス感染症のリスクは0にはなりません。量り売りは一見すると安く済みそうなのですが、通常のしわの治療では、一度に最低0.4ccくらいは使いますので、一回当たりの金額を考えれば、買い取り制でもあまり高くはないと思います。
2.残量は6カ月間保管させていただきます。
買い取り制の問題点は、使いきれなくて余ってしまった場合です。
もちろん、保存料の含まれていないフィラーは、開封後一回使いきりが基本ですし、ばい菌の繁殖による感染症の可能性を考えると安全です。とはいっても、残量が多ければ、捨ててしまうのはもったいないですし、他の部位には注入を考えていない人もおられます。
そこで、当院では希望者に限り、注入物の残量を、当院の冷蔵庫にて最長6カ月間保管させていただきます。現在まで、長期保存している注入物で、不衛生が原因と考えられる感染を起こした例はありません。あまりしわが深くない方でも、6か月あればフィラー1本ぐらいなら、使いきれると思いますのでお気軽にご相談ください。
3.いろんな方法で痛みを取り除きます。
頻繁に行う治療を長く続けていくためには、痛みをできる限り取り除いてあげる必要がある、と考えています。なかには、全く痛みどめの処置をせずに、フィラーを注入される方もおられますが、ごく少数です。コムロ美容外科で行っている鎮痛処置をご紹介します。
  • 1.局所麻酔クリームの使用
    キシロカインという麻酔薬が含まれているクリームを塗ります。かなり痛みはなくなりますが、全くの無痛は難しいです。
  • 2.局所麻酔注射の使用
    キシロカインを注入します。粒子が大きいヒアルロン酸の注入やレディエッセ注入には必ず使用します。麻酔注射自体にも少し、痛みを伴います。
  • 3.吸入麻酔の使用
    全身麻酔のガスを吸いながら注入します。注入中は全く無痛ですが、完全に寝てしまっているため、何回もミラーチェックが必要なケースには向いていません。
    最近では、ヒアルロン酸にキシロカインという麻酔が含まれているタイプが登場しています。レディエッセでも、必要に応じて注入直前に、局所麻酔薬を混ぜる場合もあります。

症例

症例 症例

<施術のリスク:> 感染。アレルギー。皮膚の壊死。痺れ。注入部の凹凸。しこり。腫れや浮腫み。等が生じる場合があります。

レディエッセについてのQ&A 美容医療の口コミ広場のご質問に院長が回答した内容です。

割れ顎の手術は何歳から?

10歳の息子ですが、半年ほど前から唇の下から顎に線が入り始めました。
学校でも少し言われ本人もすごく気にしています。できれば顎の事で虐められたりする前には早く治してあげたいです。
手術はまだ早いと言われるかもしれませんが、何か良い方法はありませんか?
簡単な施術であればフィラーを使った治療でしょうか?
ヒアルロン酸などを割れた顎の皮下に注入してあげて割れ目を持ち上げます。
しかしながら、やや吸収が早い部分で皮膚が厚いため吸収が早いのが欠点です。
架橋構造のあるヒアルロン酸や、レディエッセがおすすめです。お子さんも小さいので、まず簡単に治療でき修正が簡単な治療を選んだほうがいいでしょう。