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お顔の脂肪注入(こめかみ、頬、目元)

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お顔の脂肪注入(こめかみ、頬、目元)

お顔の脂肪注入

顔への脂肪注入は、顔全体のボリュームを増やし、若々しい印象を取り戻すために行われる美容手術の一つです。脂肪注入は、特に加齢による顔の凹凸を改善するために効果的で、自然な仕上がりが期待できる方法として人気があります。
また、脂肪という自己組織を使用するため、アレルギーなどの異物反応を起こすことなく安全性が高く、触感・見た目ともごく自然な仕上がりが期待できることが特徴です。

脂肪注入はこんな方に向いています。

  • 頬のたるみやコケでやつれて見える
  • 目の下のクマやゴルゴラインが気になるようになった。
  • 丸みのあるおでこにしたい、近づけたい
  • 半永久的な効果が欲しい
  • ヒアルロン酸での若返り施術には抵抗がある

お顔への脂肪注入の症例写真

  • ビフォー

    Before

  • アフター

    After

  • 概要

    30代女性の、お顔に脂肪注入した症例になります。

  • 顔脂肪注入症例術前_正面

    Before

  • 顔脂肪注入症例術後3ヶ月_正面

    After

  • 概要

    30代男性のこめかみ、目元脂肪注入症例です。目元のくま、ゴルゴライン、こめかみに、脂肪を8㏄程度注入しています。

手術費用

項目 費用(税込み)
顔の脂肪注入(ピュアグラフト) (頬)440,000円 (目元)330,000円
リポキューブ使用 上記金額に +88,000円

施術部位

1.頬
頬は、加齢に伴って脂肪が減少し、顔の輪郭が凹むことがよくあります。頬に脂肪を注入することで、ふっくらとした若々しい印象を取り戻し、顔全体にボリュームを持たせることができます。特に、頬の高い位置に脂肪を注入すると、ほほ骨の突出が相対的にめだたなくなり、理想ともいえるタマゴ型の輪郭に近づけることが可能です。
2. 目の下(下瞼)
目の下の部分も加齢とともに脂肪が減少する部位です。この部分に脂肪を注入することで、目の下のくぼみ(凹み)を改善し、目元が若々しく見えるようになります。目元が痩せることで血管が透けて見えることによっておこる、青くまも脂肪注入することで治療が可能です。
3. こめかみ
こめかみ部分は加齢により脂肪が減少し、相対的にほほ骨が飛び出て見えるようになります。こめかみに脂肪を注入することで、顔に丸みと立体感を持たせ、より若々しい印象を作り出すことができます。この部分は、上顔面、下顔面バランスよく見せるために重要な部位です。
4. 額(おでこ)
額も加齢とともに脂肪が減少する部位の一つです。額に脂肪を注入することで、凹みや細くなった印象を改善し、より滑らかで丸みのある額を作ることができます。おでこの形状を改善したい場合や、おでこの表情しわを目立たなくしたい場合にも効果的です。
5. 鼻唇溝(ほうれい線)
ほうれい線の周りにも脂肪が注入されることがあります。加齢によりほうれい線が深くなることで、顔が老けて見えることがありますが、この部位に脂肪を注入することで、しわを軽減し、顔に自然なボリュームを取り戻すことができます。
6. 顎(あご)
顎のラインにも脂肪を注入することが可能です。顎の形が不明瞭であったり、凹んでいる場合、脂肪注入を行うことで顎のラインをシャープに見せたり、顔全体のバランスを整えることができます。
7. 唇(口元)
唇の周りやボリュームが減少した唇そのものにも脂肪を注入することができます。唇に脂肪を注入することで、唇の厚みを増すことができ、ふっくらとした魅力的な唇を作ることができます。

メリット・デメリット

脂肪注入のメリット

  • 自然な仕上がり:自分の脂肪を使用するため、拒絶反応がなく、自然な仕上がりが期待できます。
  • 持続性:部位によって違いはありますがお顔の場合、注入した脂肪のうち20~30%の脂肪が生着します。ヒアルロン酸と違い、半永久的な効果が期待できます。
  • ダウンタイムが比較的短い:手術に比べてダウンタイムが短く、すぐに日常生活に戻りやすいというメリットがあります。

脂肪注入のデメリット

  • 吸収される可能性:注入した脂肪は全部が生着するのではなく、半分以上がが吸収されるため、2、3回の脂肪注入が必要になることがあります。
  • 腫れや内出血:注入後、腫れや内出血が発生することがあり、数日から1週間程度で落ち着きます。
  • 医師の技術が重要:脂肪注入は繊細な技術を必要とし、適切な場所に均等に注入しないと、仕上がりにムラができたり不自然になることがあります。

お顔の脂肪注入に使う医療機器

ピュアグラフト(Pure graft)

ピュアグラフト(Pure Graft)は、点滴バッグのような外観をした、脂肪の精製を行える医療機器です。ピュアグラフトは採取した脂肪を高精度で精製(フィルタリング)し、純度の高い「ピュアな脂肪」を注入する方法です。この精製により、注入する脂肪がより高品質となり、より安定した結果が得られることが期待されます。
お顔の脂肪注入する際にしこりの発生率を抑えたり、注入脂肪の生着率を高めるこうかがあるため、使用をお勧めしていいます。

リポキューブ (Lipocube🄬)

リポキューブナノとは、Lipocube社が開発した,脂肪吸引した脂肪細胞の塊を注入用に細かく作り変えるマシンです。吸引して採取した脂肪の塊を濾過して幾何学構造のブレードで繊維質を切ることができ、脂肪組織のサイズを小さく細かく加工します。
注入する部位や、深さ、皮膚の厚みによって、適した脂肪のサイズには違いがあり、マイクロファット、ナノファットなどを選択することが可能です。より細いカニューラで注入できるため、生着率を上げることができ、注入ムラを防ぐことができます。

皮膚が薄い下眼瞼、特に上眼瞼の脂肪注入お勧めです。


脂肪注入 施術の流れ

1.カウンセリング
患者様のご要望を伺い、医師がカウンセリングを行います。
患部を確認させていただき、トータルバランスを考慮して注入部位、注入材料、デザインなどを説明します。
2.手術 脂肪吸引
部分痩せしたい部分から脂肪吸引を行います。二の腕、下腹部、大腿内側などが一般的です。採取した脂肪を洗浄し、オイルや、繊維組織、血液を取り除きます。
ピュアグラフトや、リポキューブを使用することで脂肪を精製でき、定着率やしこりの軽減などの効果が得られます。
3.手術 脂肪注入
脂肪をカニューラにて、希望の部位に注入していきます。細い針を使うことで、生着率が上がり、生着しやすいように、特殊な極細の注射針(カニューレ針)で少量ずつ数カ所に分散して注射します。注入後は、吸引孔、注入の針孔を細い糸で縫合して終了になります。
お顔の針穴の縫合には、極細の透明なナイロン糸を使うので、ほかの人からわかりません。
手術は約1時間~1時間半程度です。
4.術後経過
施術7日後にの抜糸を行います。
※脂肪採取のために吸引した部位の術後の腫れを抑えるために着用する専用のサポーターやストッキングをが別途必要です。(別料金)

※お顔への脂肪の生着率は、個人差はありますが20~50%程度です。 しっかりと脂肪を定着させるために、2~3回程度の施術要するケースがあります。

お顔の脂肪注入の施術の留意点

所要時間 約1時間~1時間半
腫れ 3~4日間程度
傷跡 脂肪注入の針穴は、細い糸で縫合しますのできれいに治ります。
施術の痛み 麻酔をする際にチクッとする程度
入院・通院 脂肪を採取した部位の抜糸を5~7日目に行います。
麻酔 局所麻酔
持続性 注入した脂肪のうち、20~50%が半永久的に生着します。
洗顔 翌日から可
シャワー・入浴 施術部位以外は当日可能。入浴は抜糸後
メイク 翌日から可

お顔の脂肪注入の副作用、リスク

1. 内出血・腫れ(起こりやすい)

内出血は施術直後~翌日に赤色で現れ、12週間かけて黄色く変化しながら次第に吸収され消えていきます。腫れは施術後23日後をピークに、1週間ほどで大きな腫れは落ち着きます。注入した脂肪が出血血管を圧迫し止血を助けるため、大きな内出血にはないにくいです。時間の経過とともに必ず改善します。

2. 思ったよりも脂肪が残る可能性(過注入)(稀れ)

注入した脂肪が予想以上に多く定着(生着)したり、吸収されることを見越して多めに注入した場合に、仕上がりが膨らみすぎてしまう状態です。顔面の場合、40%程度しか残らたないため多めに注入するのですが、適切な量を、適切な層に注入する医師の技術が重要になります。3か月経過しても明らかに多すぎる場合は、修正が必要になることもあります。

3. 脂肪の量があまり残らない可能性(吸収)(時々ある)

注入した脂肪のすべてが血流を得て定着するわけではなく、一部は必ず体内に吸収されます。この吸収率には個人差があり、予想以上に吸収が進むと、期待したほどのボリューム感が得られないことがあります。喫煙や急激なダイエットなども定着率を下げる原因となります。

4. しこり(ときどきある)

注入した脂肪がうまく生着せず、壊死してしまったり、血の塊(血腫)が残ったり、脂肪が塊で注入された場合に起こりえます。術後しばらくは組織が硬くなる「拘縮(こうしゅく)」という正常な反応もありますが、数ヶ月以上経っても硬さが残る場合はしこりの可能性があります。多くは時間経過で改善しますが、大きさや場所によってはステロイド注射や切開による除去が必要になることがあります。

5. 感染(稀れ)

非常に稀ですが、脂肪を採取した部分や、顔の注入部分の傷口から細菌が入り、赤み・熱っぽさ・強い痛み・膿などが出る状態です。衛生管理が徹底されたクリニックでは起こる可能性は極めて低いですが、万が一これらの兆候が見られた場合は、すぐにクリニックに連絡し、抗生剤などで早期治療を行う必要があります。

お顔の脂肪注入のよくある質問

Q.施術中や術後は痛いですか?

A.脂肪を吸引する部位と注入部位の両方に局所麻酔をしっかり行うため、施術中の痛みはほとんどありません。術後は脂肪吸引部位に2〜3日から1週間程度、筋肉痛のような鈍い痛みが出ることがありますが、顔の痛みはそれほど強くなく、内服の痛み止めで抑えられる程度です。

Q.ダウンタイムはどのくらいですか?いつから仕事に行けますか?

A.個人差はありますが、目安は以下の通りです。

  • 腫れ・内出血:
    • 顔:腫れのピークは術後2〜3日、大きな腫れは1〜2週間で落ち着きます。内出血は1〜2週間で黄色くなり消え、お化粧で隠せます。
    • 脂肪吸引部位:1〜2週間で落ち着きます。圧迫着の着用で腫れを最小限に抑えられます。
Q.定着率はどのくらいですか?効果を長持ちさせるコツはありますか?

A.注入した脂肪の定着率は一般的に30〜40%程度で個人差があります。一度定着した脂肪は半永久的に持続します。

定着率を上げるため、術後2ヶ月程度は以下を心がけてください。

  • 脂肪注入部位をあたため過ぎない。適度なクーリングが効果的と言われています。
  • 圧迫やマッサージは避ける。脂肪を栄養する血管ができにくくなります。
  • 急激なダイエットは控える。栄養不足は脂肪定着を妨げます。
Q.痩せているのですが、注入するための脂肪は取れますか?

A.顔の脂肪注入に必要な脂肪量は多くないため、痩せ型の方でもお腹や太ももの内側、お尻など比較的脂肪のつきやすい部位から十分な量を採取可能です。

顔への注入治療比較(ヒアルロン酸 vs 脂肪注入)

比較項目 脂肪注入(自家脂肪移植) ヒアルロン酸注入
注入する物質 ご自身の体から採取した脂肪 ヒアルロン酸
ひとことで言うと 自家組織による自然で半永久的なボリュームアップ 手軽で修正可能なプチ整形
持続期間 半永久(定着すれば吸収されず持続) 数ヶ月~2年程度
仕上がり・質感 非常に自然で柔らかい、ハリや潤いも 製剤の硬さで異なる
適した部位 頬、こめかみ、額など広範囲 涙袋、唇、鼻などポイント的部位
施術方法 脂肪吸引 → 遠心分離や加工 → 注入 注射のみ
ダウンタイム 脂肪採取部・注入部ともに1~2週間ほど ほとんどなし
修正・戻しやすさ 一度定着した脂肪を元に戻すのは難しい ヒアルロニダーゼで溶解可能
安全性・リスク アレルギー反応が少なく安心 ごく稀に血管塞栓などのリスク
費用 初期費用は高額(吸引+加工+注入) 1回あたりは比較的安価
こんな方におすすめ 長期効果、自然な仕上がり、広範囲にボリュームを出したい方 ダウンタイムが取れない方、まずは気軽に試したい方

顔への脂肪注入における脂肪採取部位の比較

お顔の脂肪注入に必要な脂肪の量は、1㏄程度から、多くて30㏄程度とバストへの脂肪注入と比較して少なく済むメリットがあります。
そのため、痩せている方でも、部分痩せをしたい部分を脂肪吸引の場所として選んでいただくことが可能です。代表的な3ポイント、太腿、腹部、二の腕、それぞれのメリット、デメリットを説明します。

吸引部位 メリット デメリット
太もも(大腿) ・豊富な脂肪量:顔全体など広範囲の注入に必要な量でも、十分に確保しやすい。
・良質な脂肪:脂肪の粒子が細かく、定着率が高い傾向にあるため、最も一般的に選ばれます。
・痩身効果:多くの方が細くしたいと希望する部位のため、部分痩せの効果も同時に得られます。
・傷跡が目立ちにくい:下着のラインに沿って傷を作るため、傷跡が目立ちません。
・ダウンタイム:術後に痛みや内出血が出やすく、歩行や着座が一時的につらくなることがあります。
・圧迫固定:一定期間、専用のストッキングやガードルによる圧迫が必要になる。
・拘縮(こうしゅく):回復過程で皮膚が硬くなる「拘縮」によるつっぱり感を感じやすい部位です。
お腹(腹部) ・十分な脂肪量:太ももと同様に、多くの脂肪が採取しやすい部位です。
・人気の痩身部位:ぽっこりお腹など、ウエスト周りを気にされる方に人気があり、痩身効果を兼ねられます。
・隠しやすい傷跡:おへその中や下着に隠れる位置に傷を作れるため、目立ちにくい。
・痩せ型の人でも採取可能:太ももやお腹に脂肪が少ない痩せ型の方でも、比較的採取しやすいです。
・脂肪の質:人によっては太ももに比べて脂肪が硬く、線維質な場合があります。
・腹筋への影響:術後、起き上がる・笑う・咳をする、といった腹筋を使う動作で痛みを感じやすいです。
・圧迫固定:腹帯(ウエストニッパー)による圧迫が必要になります。
・採取量が限られる:採取できる脂肪の量に限りがありますが、顔面への注入には十分な量が採れることが多い。
二の腕(上腕) ・部分痩せ効果:振袖肉を気にされている方には、腕がスッキリする効果が期待できます。
・繊維構造がよく質良:脂肪が柔らかく、繊維質をあまり含まないため、しこりになりにくい特徴があります。
・凹凸のリスク:皮膚が薄く、脂肪を取り過ぎると凹凸が目立ってしまう可能性があります。
・触れやすい部位:夏場に半袖を着た際に、内出血や腫れが他人の目に触れる可能性があります。

お顔の脂肪注入の院長からのコメント

お顔の脂肪注入は、脂肪採取があるため手間がかかりますが、5~10cc程度注入予定なら、ヒアルロン酸注入よりも脂肪注入をおすすめします。腫れはありますが、切開を伴う手術よりも腫れが少なく、お化粧をすれば抜糸が終わっていなくてもお仕事は可能です。
 どうしても脂肪注入が怖い場合は、ヒアルロン酸注入を行ってみて、永久的な仕上がりにしたい場合は、脂肪注入にチャレンジしてはどうでしょうか?万が一の場合、脂肪溶解注射、マッサージ等で量の調整は、可能です。