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【大阪】シリコンバッグ豊胸ならコムロ美容外科|25年以上の実績

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シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸で叶える理想のバスト|
痛みと不安を最小限にするコムロ美容外科の豊胸術

シリコンバッグ豊胸イメージ

大阪・心斎橋で「今のバストサイズに満足できない」「2カップ以上、しっかりとバストアップしたい」そのようにお考えの方へ。大阪のコムロ美容外科では、美容外科歴25年以上の院長が、最新のシリコンバッグと独自の手術法で、あなたの理想のバストを実現します。

 このページでは、シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリットから、ダウンタイム、費用、当院ならではのこだわりまで、あなたが抱えるであろう疑問や不安にすべてお答えします。

シリコンバッグ豊胸(コヒーシブシリコンバッグ)はこういった方に向いています。

  • 2カップ以上の大幅なバストアップをしたい方
  • 痩せ型で、脂肪注入に必要な脂肪が確保できない
  • すでにある程度のバストサイズがあり、さらに大きく美しい形に整えたい

脂肪注入豊胸との違いとは?どちらを選ぶべき?

異物を入れたくないという思いから、シリコンバッグではなく脂肪注入を選ぶ方もおられます。脂肪注入は順調に経過すれば、石灰化もなく柔らかい仕上がりになります。
しかしメリットがあれば、必ずデメリットもあります。
脂肪幹細胞の登場で、脂肪の定着率がすごく高くなったといわれていますが、実際の脂肪の定着率は40%程度であり、片側に200㏄注入した場合でも80㏄程度にしかならず完成時には1カップアップ程度にしかなりません。
その点、シリコンバック豊胸術の場合は、200㏄以上を使うことが多く、2~3カップは確実にアップできるといるメリットがあります。
あなたの目指すバストが比較的大きく、安全性の高いコヒーシブバックを入れることに対して抵抗がないのであれば、ぜひシリコンバック豊胸を選んでください。

比較項目 シリコンバッグ豊胸 脂肪注入豊胸
サイズアップ効果 〇 2〜3カップ以上可能 △ 最大1カップ程度
デザイン性 〇 バッグの形状・サイズが豊富 △ 注入量や定着率に左右される
定着率 100%(入れた分だけ確実にアップ) 約40%(個人差あり)
こんな方におすすめ 痩せ型の方、大幅なサイズアップを望む方 自然な感触を最優先し、部分痩せも同時にしたい方
デメリット 定期的な検診推奨、被膜拘縮のリスク(※) しこり・石灰化のリスク、大幅なサイズアップは不可

(※)大阪のコムロ美容外科では、ではリスクを最小限に抑える対策を徹底しています。

大阪のコムロ美容外科のシリコンバッグ豊胸が選ばれる理由
~最新技術で、痛みと不安を最小限に。

1.経験豊富な院長が手術を行います

美容外科歴25年の院長が自ら手術を行います。開設以来、手術事故はありません。
安全を心がけて、患者様の理想のバストの仕上がりを実現いたします。

2.全身麻酔で安全に手術を行います。

局所麻酔+静脈麻酔で行っているクリニックもありますが、当院では全身麻酔で行っております。(硬膜外麻酔は休止中)手術中は生体モニターで監視を行い、安全を最優先としています。

3.高い安全性

シリコンバック豊胸には保険診療にも使われてぃるモディバ社の最新バッグ、エルゴノミクス2を使用しています。またオリジナルの手術方法で、出血を抑え、痛みの少ない施術が可能です。
血腫が原因の被膜拘縮のリスクを減らすために、必要に応じてドレーンを使用しています。

4.他院の豊胸術修正も含めて行ってます。

豊胸術は無事に手術が終わっても終わりではありません。血腫や被膜拘縮、バック変形などの合併症が起こってしまった場合には修正手術を行っています。ほかのクリニックで豊胸手術を受けられて、仕上がりが思わしくない方もご相談ください。

5.安心保証のアフターサービスを完備

大阪のコムロ美容外科では、3か月検診終了後も超音波エコー検診などで、バストの検診を行っています。(*超音波エコーは有料です。)10年以上経過しても、検査に通っていただいている方がたくさんおられます。

症例写真

  • 大阪 10代 女性 モディバ335㏄ 手術前

    Before

  • 大阪 10代 女性 モディバ335c 1カ月後

    After

  • 概要

    19歳女性の豊胸術症例になります。3カップくらいバストを大きくしたいとの希望にて、モティバの335㏄ デミを使用し、豊胸術行いました。

  • 大阪 20代 女性 モディバ205㏄ 手術前

    Before

  • アフター

    After

  • 概要

    20代女性 モティババッグを使用した豊胸術症例になります。現在Bカップのところ、2カップくらいバストアップしたいとの希望にて、モティバのデミ205㏄を使用しました。

  • ビフォー

    Before

  • アフター

    After

  • 概要

    20代女性の、シリコンバッグ豊胸になります。バストアップ目的に、コヒーシブシリコンバックの挿入を行いました。

  • 大阪 20代 女性 モディバ205㏄ 手術前

    Before

  • 大阪 20代 女性 モディバ205㏄ 3カ月後

    After

  • 概要

    20代女性のモティバを使用した豊胸術症例です。3カップ弱アップしたいとのご希望にて、モティバ250㏄を使って豊胸術を行いました。

手術費用

項目 費用(税込み)
手術費用 880,000円
全身麻酔 110,000円
血液検査 11,000円

豊胸に用いるシリコンバッグ(コヒーシブシリコンバッグ)、モティバとは?

2010年頃にEstablishment Labs (エスタブリッシュメント・ラブス)社がコスタリカで製造を行っています。CEマーク(EUの安全基準条件を満たした際に取得されるマーク)を取得しています。柔軟性と耐久性共にすぐれており、FDA承認済のNusil社製長期インプラント用医療グレードシリコンジェルを充填しております。
3年前にはより柔らかくなった、モディバエルゴノミクス2が新発売されています。
>メーカーサイトへ

モティバ

従来の豊胸バッグと比較して、より柔らかく、被膜拘縮が起きにくく、より安全性に優れたバッグだったことから、他のバッグを駆逐し豊胸バッグといえば、モティバといったような状況になっています。乳がん術後のバスト再建に使うコヒーシブシリコンバッグにも、同社のバッグが選ばれました。

従来のコヒーシブシリコンバッグと比較して、モティバには以下の特徴があります。

1.被膜拘縮の可能性が大幅低下

バッグの被膜が薄く、表面はシルクのような細かな凹凸加工がされており、従来のシリコンバッグよりも被膜拘縮のリスクが大幅に低下しています。

2.バッグ全体が一体構造

TrueMonoBloc(トゥルーモノブロック)と呼ばれる、モティバのバッグは全体が一体構造(モノブロック)で作られています。一体構造にすることで、外圧や衝撃に強く、シリコンジェルの漏れ出る心配がありません。また、シェルが6層になっているため、強度が格段に高くなっています。万が一強い衝撃が加わったとしても破損しにくくなっています。

3.復元性が高い

シリコンジェルの性質で、高い弾力性があり、バッグに大きな力が加わっても崩れることなく下の形状に戻る「復元性」に優れています。バッグの充填率も100%のため、バッグ本体へのしわができず、美しい仕上がりになります。

4.自然な仕上がり

術後は自然で滑らかな仕上がりに。粘り強いジェルが重力に応じて動くため、体勢に合わせて形が変化します。その結果、立っているときも寝ているときも、美しいバストラインをキープできます。

5.豊富な種類

Motiva Ergonomix2は、高さ4段階、横幅は5ミリ単位の数百種類のサイズがあるのも特徴です。骨格、患者様の希望に沿ったサイズをお勧めしています。
日本人に最適な形状としてDEMI(デミ)もラインナップされています。バッグサイズ、形状が異なった、100種類以上の中から、自分に合った豊胸バッグを選ぶことが可能です。

バッグサイズの形状、サイズ決定の流れ

豊胸バッグサイズや形状はどう選ぶのでしょうか?

まずは、患者様のどのくらいバストを大きくしたいかで、大体のサイズを決定します。

バストサイズ一覧

1. 1カップアップには、約100㏄必要
例えば、2カップ、3カップアップするには、それぞれ200㏄、300㏄が必要とされます。
ただし日本人の体形は欧米人と比べて体格が小さく、乳房の皮膚の進展性や、脂肪の厚みが少ないため、大きすぎるバッグは使用できません。当院では200㏄以上、400㏄以下が標準です。
バックのサイズ決定の要素としては、胸郭の横幅です。乳頭のレベルで乳腺の横幅を測定します。11㎝から12.5㎝が標準ですが、バッグ可動性を考慮し、0.5~1㎝程度、直径が小さめのサイズをお勧めしています。
2. モティババッグの形状は、日本人にはDEMIがベスト
モティバのバッグの形状には4タイプがあります。
平坦なMINI,日本人に適したDEMI,胸の谷間にボリュームができるFULL、
メロンをくっつけたようなバストになるCORSEに分類されています。
日本人に合う釣り鐘型バストを目指すなら、DEMIが一番おすすめです。
FULLはドレスの谷間を作りたい方や、出産を経験して上胸部が陥凹している方に使用したことがありますが、丸みのあるバストになります。

モティバエルゴノミクス2 サイズ表

使用するシリコンバッグの種類

今までに登場したシリコンバックには、材質だけではなく、バッグの表面加工、形状などで
いろいろな種類が登場しては消えていきました。現在では、モディバエルゴノミクス2が豊胸術で広く使われており、事実上スタンダードといえます。

モディバエルゴノミクスは、ラフタイプでラウンドタイプですが、バッグの種類ごとの特徴、メリット、デメリットを説明します。

1.バッグの表面タイプ

バッグ表面がすべすべしていて平たんな加工のバッグをスムースタイプ、表面がざらざらなバッグをラフタイプバッグといいます。モディババッグは、ラフタイプながらもスムースタイプに近い触感で、マッサージ不要ながら、柔らかい仕上がりになりやすいバッグといえます。

スムースタイプ ラフタイプ
表面加工 表面は凹凸なくツルツル ざらつきがある触感
メリット ラフタイプによりも柔らかい マッサージが不要
デメリット 被膜拘縮を予防するために、マッサージ必要 傷を大きめに作り必要がある

被膜拘縮とは

豊胸術に使うコヒーシブシリコンバッグ周囲には、被膜という膜が形成されます。こればバッグに限らず、ペースメーカーや人工関節、手術に使う糸の周囲など、異物であれば必ずできるものです。その被膜が通常よりも厚くなるとバストが硬くなったり、バッグの変形をきたす可能性があります。 

被膜拘縮の原因として、出血や感染などがありますが、バッグ表面加工が大幅に改善された結果、被膜拘縮の発生率は、昔と比べて大幅に下がっています。

2.シリコンバッグの形状

シリコンバングの形状には2種類あり、円盤型であるラウンド型、涙型であるアナトミカル型があります。アナトミカル型の方が日本人が好む釣り鐘型になりやすいという特徴がありましたが、ラウンド型に比べてバッグが硬く、体内で回転する可能性があるという欠点がありました。

現在では、アナトミカル型を製造しているメーカーが少なく、モディバのエルゴノミクス2は、座った際にアナトミカル形状に限りなく近づくことから、アナトミカル型をあえて使うメリットは少ないと考えます。

ラウンドタイプ アナトミカル型
メリット バッグが柔らかい 釣り鐘型のバストを実現
デメリット 上胸部に丸みがあるバストになる バッグのシェル(膜)の厚みがあり、ごわごわ感あり体内でバックが回転する可能性がある

麻酔の種類と選び方

当院では全身麻酔もしくは硬膜外麻酔で行っています。
全身麻酔は寝ている間に手術が終わりますが、術後に気管挿管が原因の喉の痛みがあったり、吸入麻酔による気分不良があります。
一方、硬膜外麻酔は、手術中に意識があり、バストチェックができる点、術後も麻酔がしばらく効いているため痛みが少なく、気分不良が少ないというメリットがあります。 意識があると怖い場合は、硬膜外麻酔に静脈麻酔を併用することが可能です。

*2025年秋現在、硬膜外麻酔に使う麻酔薬が、生産減少が原因で入手困難になっており、硬膜外麻酔を中止しています。入荷制限がなくなれば、硬膜外麻酔は再開予定です。

シリコンバック豊胸の手術方法

乳腺下法(大胸筋膜下法)と、大胸筋下法

豊胸バッグを挿入する層には、

(1)乳腺下法(大胸筋膜下法)

(2)大胸筋下法

の2種類があります。

大阪のコムロ美容外科では、ほとんどの症例で乳腺下法で行っています。モティバは、旧タイプのコヒーシブシリコンバッグよりも柔らかく、肌さわりも滑らかなため、乳腺や皮膚が薄い患者様にも良い仕上がりが期待できます。一方大胸筋下法は、1.乳腺、皮膚、バストの皮下脂肪が極端に薄い方、

2.乳がん切除後の方、3男性の豊胸などが適応となります。大胸筋下法にモディバは問題なく使用できますのでご安心ください。

乳腺下法(大胸筋膜下法)

乳腺と大胸筋の間にある、薄い筋膜の間に豊胸バッグを挿入する方法です。 乳腺下法の被膜拘縮の起こりにくさと、大胸筋下法の豊胸バッグの浮き出にくさの両方のメリットがあります。

乳腺下法による豊胸

乳腺下法のメリットとしては以下が挙げられます

  • 筋肉を傷つけにくいため手術中の出血が少なくダウンタイムが短い
  • バックの輪郭が浮き出る事を防ぎ、なだらかで自然なバストを実現

大胸筋下法

大胸筋と小胸筋との間に豊胸バッグを挿入する方法です。乳腺や皮下脂肪が少なくてもバッグの輪郭が浮き出にくい特徴があります。

大胸筋下法での豊胸イラスト

大胸筋下法のメリットとしては以下が挙げられます

  • 痩せていてもバッグの輪郭が浮き出にくい

考えられるデメリット

  • 術後3カ月程度、マッサージが必要
  • 他の方法に比べ、痛みが強い

バッグの入れる傷はどこに作る?腋窩、乳房下縁、それぞれの特徴

バッグを体内に挿入する際には傷を作る必要があり、経路としては以下の2つがあります。

1、脇の部分にから行う、腋窩切開

2、アンダーバスト上に傷を作成する、乳房下縁切開

  • 豊胸術 腋窩切開 イラスト

    1、腋窩切開

    傷痕の目立ち難さという点で優れており、患者様の希望が多い手術方法です。欠点としては、脇のツッパリ感が残りやすい、止血が難しいなどがあります。

  • 豊胸術 乳房下縁切開 イラスト

    2、乳房下縁切開

    再手術や修正などで選択することが多いアプローチ方法です。手術視野を確保しやすく、拘縮した被膜の剝離や、止血がしやすいというメリットがあります。

手術の流れ

1.カウンセリング
診察と問診をさせていただき、患者様に適した手術、バックのサイズ等を相談の上決めさせていただきます。豊胸バックは、一部サイズを除き、手術決定後に海外発注になります。受注生産になり、バッグサイズによっては、1か月以上入荷までに時間がかかる場合があります。早めの予約確定か、在庫のバックの検討をお願いしています。
2.麻酔

硬膜外麻酔、もしくは全身麻酔を行っています。硬膜外麻酔の場合には、術中のミラーチェックも可能です。

※以前は硬膜外麻酔も選択肢としておりましたが、2025年秋現在、麻酔薬の供給不足により中止しております。供給が再開次第、ご案内いたします。

3.手術
腋窩もしくは、乳房下縁から剥離を行い、バッグのスペースを作成します。バストサイズが大きくなりますので乳房下縁は今までよりも、下方向、外側方向に約2~3cmずつ、広くなります。
バッグが入りましたら、ベッドを座位までお越し、左右のバランス形状を確認します。
必要に応じてスペースを調整します。
出血が多い場合には、ドレーンを入れることがあります。(ドレーンは、翌日以降抜去)
4.術後経過と検診
ドレーンが入っている場合には、翌日検診に来ていただきます。
出血が少なくなったのを確認後、ドレーンを抜去します。
7日目検診、1か月検診、3か月検診を行います。
5.術後のバストの状態検査

▼7日目
バッグを挿入した傷は、中縫いで傷を縫合するため、抜糸は必要ありません。(ドレーンを入れた場合は、ドレーンの傷の抜糸があります。)
腫れ、内出血があり、出産経験がない患者様は 皮膚が伸びておらず、張ったようなバストの硬さと、丸みがあります。

▼1か月時
内出血、むくみはほとんど改善しています。傷の赤み、色素沈着があれば、レーザーやシミ取りクリームで治療していきます。バッグ周囲の被膜が完成している時期ですので、ワイヤー入りのブラジャーの着用が可能になります。

▼3か月検診
バストの皮膚が十分進展し、柔らかさと綺麗な形状が完成しました。バストの知覚がかなり戻ってきていますが、人によっては、さらに数か月かかる場合があります。

シリコンバッグ豊胸の留意点

麻酔 全身麻酔
使用するバック Motiva Ergonomics2 モティバは、新世代のラフタイプのコヒーシブシリコンバックになります。バッグ周囲の膜が柔らかく、被膜拘縮を起こしにくい表面加工がされています。
アプローチ 腋窩アプローチ、乳房下縁アプローチになります。乳房下縁アプローチは再手術のほうが向いています。
手術後の経過・注意事項について バストの状況で、運動再開のタイミング、ブラジャーなどの下着について指導します。傷の赤み、ツッパリ感治療を必要に応じて行います。
所要時間 90~120分程度
腫れ 1週間程度 腫れ予防のために当日テーピング行います
ドレーン ドレーン 出血の量によっては留置する可能性あります。通常翌日抜去します
施術の痛み 筋肉痛のような痛みが出る可能性があります
通院 7日後、1か月検診、3か月検診
麻酔 全身麻酔 *硬膜外麻酔は現在中止しています
ダウンタイム 腫れは2~3週間くらいあります。痛みは3日~1週間、腫れや内出血は2週間程度で治まります。2か月くらいで皮膚が伸びてなじんできます
飲酒 腫れがある程度引くまでお控えください
シャワー・入浴 施術部位以外は当日可能。入浴は抜糸後から

*大阪のコムロ美容外科では、年に1回はバッグの状態確認と、悪性腫瘍検診のために超音波エコーの受診をお勧めしています。(有料になります。)

施術の副作用(リスク)

胸部の張り(硬さ)・左右差・痛み・かゆみ・感染症・筋肉痛・腕の可動域の狭さ・被膜拘縮・腫れ・浮腫み・内出血・出血・血腫・大きさの物足りなさ・再手術の可能性等

血腫(ご手術後一意的に発症します)は時間の経過と共に改善されます。

豊胸バッグの入荷について

豊胸バッグの入荷に長期間かかっています。早めにカウンセリングをお勧めします。

モティバの入荷にかかる期間についてのご案内です。数年前であれば、発注後1週間以内でクリニックに届いていましたが、2025年夏の時点で、納期は3週間以上かかっています。日本でよく使われるサイズが、全世界的には需要が少なく、製造が後回しにされている可能性、コロナ後のサプライチェーンの混乱が残っている可能性があります。
近い日程での手術を希望の方は、できるだけ早くカウンセリングを行って、日程を確定する、在庫のあるサイズでの豊胸を検討していただけますようおねがいします。

乳がん検診について

超音波エコーのお勧め

女性のうち、9人に一人は乳がんに罹患するというのはご存じでしょうか?乳がんは初期症状に乏しいため、気づいた時には進行していることが多く、救命が困難な癌の一つです。
豊胸術をされていると、ばれるのが嫌なので職場の健康診断を受けにくいといった話をよく聞きます。
大阪のコムロ美容外科では保険適応ではありませんが、豊胸バッグの状態観察に加えて、乳がん検診も行える、超音波エコーがあります。 他院で豊胸術を受けられて、乳房検診ができていない場合でも検査できますので、当院までご相談ください。

よくある質問Q&A

Q.シリコンバッグ豊胸ではどんなバッグがベスト

A.ズバリ、モディババッグです!では、お話が終わってしまうので、自分が過去に扱ってきた豊胸バックについて説明します。
美容外科に入職した25年くらい前は、バッグの素材と言えば、生理食塩水バック、CMCバック、シリコンジェルバッグが主流で、まだまだコヒーシブシリコンバッグ扱いが少なかった記憶があります。

しかし、現在では、コヒーシブシリコンバックを除いて、ほとんど使われなくなっています。どうしてでしょうか?
生理食塩水バックは安全ではありますが、破損riskが高いこと、スムースタイプのため、マッサージ、体質によってバストの柔らかさの差が大きかったためです。

CMCバッグは、フランス政府から安全性が確認できないとの理由で製造中止、シリコンジェルバックは柔らかかったものの、破損した際の安全性が問題となり、日本国内ではほとんど使われなくなってきています。
ではコヒーシブシリコンバックはどうでしょうか?コヒーシブシリコンバックの中身は、半固体のシリコンになります。
バックが破損しても中のコヒーシブシリコンは外に流れないため、シリコンジェルバッグよりもはるかに安全性の高いバッグです。瞬く間に、他の豊胸バッグを駆逐していきましたが、初期のコヒーシブシリコンバックは、現在のものと比較するとバッグの変形が残りやすく、拘縮のriskがやや高く、バッグの厚みが厚くごわごわしていました。

それに対して、モディババッグは、コヒーシブシリコンバッグの究極形であり、被膜拘縮確率が劇的に下がり、感触、やわらかさともに段違いの製品になります。
保険診療でも同社のバッグが使われるようになっており、今後ともコヒーシブシリコンバッグの主流として使われていくとおもいます。

  • シリコンジェルバッグ

    以前使われていたシリコンジェルバッグ

  • モティバと他のコヒーシブシリコンバッグ

    モティバ(左)と他のコヒーシブシリコンバッグ(右)

Q.モティババッグにはICチップ付きと無しがあると聞きました。違いはなんですか?

A.モディババッグには、ICチップ内蔵タイプと、無しのタイプがあります。ICチップは現状あまりメリットがなく、専用の機器をバストに当てることで、製品名、製造番号を読み取ることが可能です。しかしながら、バッグ自体の破損、不具合の有無がわかるわけではありません。
胸部レントゲン撮影時に映る可能性があるため、ICチップ無しのタイプをお勧めしたいところですが、2025年秋現在でも納期が長いためチップ無しのリクエストできません。
ご了承ください。

  • モティバのチップ

    モティバのチップ

  • モティバのチップ有り無し

    モティバのチップ有り無し

Q.バッグのタイプに、スムースとラフがあるそうですが違いは?おすすめはどちらでしょうか?

A.ズバリ、ラフタイプのモティバがおすすめです。スムースタイプ、ラフタイプの違いは、バッグ表面の加工の違いです。
表面がすべすべなスムースタイプは、主に大胸筋下法で使われ、バッグが張り付かずに動くことで柔らかさを実現したバッグですが、マッサージが十分ではなかったり、体格、体質によって硬く、可動性が悪くなり、仕上がりが大きく変わります。
それに対してラフタイプは、基本的にマッサージ不要です。特にモティババックもラフタイプのバックですが、マッサージが不要で柔らかくなりやすいバッグになります。
スムースタイプは、現在ではほとんど目にすることはなく、豊胸バックと言えばラフタイプとなっています。

  • スムースタイプ

    スムースタイプ

  • モティバが採用しているラフタイプ

    モティバが採用しているラフタイプ

Q.手術後に、乳がん検診を受けることはできますか?

A.乳がん検診はマンモグラフィーが一般的ですが、検査の際バッグを破損させるリスクがあるため、シリコンバッグ豊胸術後は行えません。
代わりに、大阪のコムロ美容外科では、超音波エコーを使用して乳がん検診が可能です。悪性腫瘍の検査以外に、バッグの破損の有無などを併せて検査ができます。超音波エコーを行っていないクリニックで手術を受けられた方も、当院へお越しください。
乳がんのエコー検診のページを見る

Q.大きさの左右差をバッグで調整できますか?

A.はい、可能です。
骨格や乳腺のつき方の左右差がある方は珍しくありません。実際、左右でサイズに差をつけて豊胸術を行われた方もたくさんおられます。
注意点としてはサイズが大きくなるにつれて直径も変化します。大きなバッグが入ったバストは、バッグの動きがやや悪くなる可能性があります。
また、左右で差をつける場合、シリコンバッグが到着するまでお時間がかかります。(1か月以上)

Q.バッグに破損等のリスクや寿命はありますか?

A.バッグも人工物であるため、時間経過で劣化してきたり、石灰化などの可能性が高くなります。定期的にがん検診を兼ねて、超音波エコーをお勧めします。
手術後10年過ぎて、シリコンバッグが必ず破損するわけでもなく、問題なく経過している方も多いです。定期的にバストの検診受けられることをお勧めします。

Q.手術後の痛みはどのくらい続きますか?

A.豊胸術後は、傷の痛みのほかに、バッグが入っている部位の筋肉痛のような痛みが出ます。痛みのピークは2~3日程度で、お渡しする鎮痛剤でほとんど抑えることが可能です。痛みに弱い方には、トラムセットなどの頓服鎮痛剤も併せてご用意しています。

左右差のあるバストについて

胸の骨格や乳腺、脂肪の左右差があった場合、バストサイズに左右差が生じます。その左右さが大きく、目立つ場合には、左右でシリコンバックのサイズを変えることで、完成時のバストサイズの左右差を少なくすることが可能です。

症例の患者様は、半カップ程右が小さく、乳房下縁の左右差もはっきりとわかるほどでした。そのため、右360㏄ 左は295㏄のモテイバDEMIと、左右で50㏄程度の差をつけて豊胸を行っています。 3M検診の完成時には、ほぼトップバストの高さがそろっています。

注意点としては、バックサイズが大きいほど直径も大きくなるため、大きなサイズを入れた方のバストは、バッグの可動範囲が狭くなります。 そのためほどほどにしておいて、脂肪注入を後日行って修正する方法もあります。

  • ビフォー

    術前写真

    右バストは半カップ程小さい、乳房下縁位置も左右差あり

  • アフター

    術後3ヶ月

    右は360㏄、左は295㏄のモティバを使用し、左右差を軽減

【シリコンバッグ豊胸】ダウンタイムの過ごし方

シリコンバッグ豊胸の手術が無事に終わっても、理想のバストが完成するまでには「ダウンタイム」と呼ばれる回復期間が必要です。この期間の過ごし方によって、仕上がりの美しさや満足度が大きく変わることがあります。

ここでは、手術当日から完成までのダウンタイムの具体的な症状や、時期ごとの過ごし方のポイント、そして少しでも快適に、そして美しく仕上げるためのコツを詳しく解説します。

手術当日〜3日目

最も安静が必要な時期

主な症状

  • 強い筋肉痛のような痛み、胸の圧迫感
  • 腫れ、むくみ、内出血
  • 熱っぽさ
  • 腕が上がりにくい、動かしにくい

過ごし方のポイント

安静第一:とにかく無理をせず、ゆっくりと休みましょう。睡眠をしっかりとることが回復への一番の近道です。

痛み止めを我慢しない:クリニックから処方された痛み止めは、指示通りに内服してください。

上半身を少し高くして寝る:クッションや枕を背中にあて、上半身を少し起こした状態で寝ると、むくみが改善して腫れや痛みが和らぎやすくなります。

腕の動きは最小限に:腕を肩より上に上げたり、重いものを持ったりする動作は絶対に避けてください。ワキの傷に痛みや腫れがでたり、出血の原因になったりします。

場合によっては、ドレーン抜去を行います。

術後4日目〜1週間

少しずつ楽になる時期

主な症状

  • 痛みがピークを過ぎ、少しずつ和らぐ
  • 腫れや内出血はまだ目立つ
  • 腕の可動域が少し広がる

過ごし方のポイント

シャワー:医師の許可が出れば、シャワー浴が可能になります。ただし、傷口は濡らさないように保護テープなどで工夫し、長時間のシャワーは避けましょう。湯船に浸かるのはまだ禁止です。

デスクワークなど軽い仕事:体力的に無理がなければ、デスクワークなどの軽い仕事なら復帰できる方もいます。ただし、通勤などで体に負担がかからないよう注意が必要です。

圧迫着(バンド)の着用:クリニックの指示に従い、バストを固定するバンドや専用のブラジャーを正しく着用してください。腫れを抑え、バッグを正しい位置に固定する重要な役割があります。

抜糸・検診:7日目に傷のチェックを行います。外縫いはしないため、抜糸は通常ありません。

術後2週目〜1ヶ月

日常生活に近づく時期

主な症状

  • 大きな痛みはほとんどなくなる
  • 腫れや内出血が引き、バストの形が少しずつ見えてくる
  • 皮膚が伸びておらず、胸の皮膚が張っている感じや、感覚の鈍さが残ることがある

過ごし方のポイント

軽い運動:ウォーキングなど、体に負担の少ない軽い運動から始められます。ただし、胸を揺らす運動や筋トレはまだ禁止です。

入浴:医師の許可が出れば、湯船に浸かることができるようになります。

ブラジャー:ワイヤーの入っていない、ゆったりとしたブラジャーやカップ付きのキャミソールなどが着用可能になります。ワイヤー入りブラジャーの解禁時期は、医師に確認しましょう。(通常は3ヶ月後以降が目安です)

傷跡のケア:傷跡が落ち着いてきたら、医師の指示のもと、テーピングやクリームなどでケアを始めると、より綺麗に治りやすくなります。

術後1ヶ月〜3ヶ月

完成形に近づく時期

主な症状

  • バストが柔らかくなり、見た目や動きがより自然になる
  • 感覚の鈍さなどもほとんど改善する
  • 傷跡の赤みが少しずつ薄くなってくる

過ごし方のポイント

ほとんどの運動が可能に:医師の許可を得て、ランニングや筋トレなど、ほとんどの運動を再開できます。

ワイヤー入りブラジャー:好きなデザインのブラジャーを楽しめるようになります。

うつ伏せ寝:医師に確認の上、問題がなければうつ伏せで寝ることも可能です。

ダウンタイムを早く、快適に乗り切るための5つのコツ

  • 禁煙・禁酒を徹底する:タバコは血行を悪くし、傷の治りを遅らせる大きな原因になります。アルコールは腫れや炎症を助長します。少なくとも術後1ヶ月は控えましょう。
  • 栄養バランスの取れた食事を心がける:タンパク質やビタミン、亜鉛などは傷の修復を助ける栄養素です。バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 体を冷やさない:体が冷えると血行が悪くなり、回復が遅れる原因に。シャワー後などはすぐに体を乾かし、暖かい服装を心がけましょう。
  • 自分で判断せず、医師の指示に従う:マッサージの要不要や運動の開始時期など、自己判断は禁物です。必ず医師の指示に従ってください。
  • 不安なことはすぐにクリニックに相談する:「この痛みは普通?」「腫れが引かない…」など、少しでも不安に感じることがあれば、遠慮なくクリニックに相談しましょう。不安を抱え込むことが一番のストレスになります。

監修医情報

医師
コムロ美容外科
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき)

経歴
  • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
  • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
  • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
  • 2001年~ コムロ美容外科入職
  • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
  • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
ドクター紹介