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【医師が解説】アクネトレントの開始量は10mg?20mg?最適な選び方と違い

2026/05/30
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アクネトレント10mgと20mgの違い|どちらから始めるべき?

難治性・重症ニキビの治療薬として高い効果を発揮する「アクネトレント(イソトレチノイン)」。

当院で処方を開始する際、患者様から「10mgと20mg、どちらから始めるのが良いですか?」というご質問をよくいただきます。

本記事では、アクネトレントの「初期投与量(10mgと20mg)の違いと選び方」に焦点を当てて、美容外科専門医の視点から詳しく解説します。

※アクネトレントの基本的な効果、全体の治療期間、重大な副作用などの詳細については、以下の総合案内ページをご覧ください。

▶ [大阪・心斎橋でイソトレチノイン(アクネトレント)処方|難治性ニキビ治療(メインページへのリンク)]

アクネトレントの投与量は「体重」と「重症度」で決まる

アクネトレントの1日の服用量は、ガイドライン上「患者様の体重(1kgあたり0.5mg〜1.0mg)」をベースに計算されます。しかし、日本では副作用(強い乾燥や初期悪化など)を考慮し、まずは10mgまたは20mgという少なめの量からスタートし、経過を見ながら調整していくのが一般的なアプローチです。

当院では10mgと20mgの2種類をご用意していますが、「全員が10mgから始めれば良い」というわけではありません。

「10mgスタート」が適しているケース

副作用を最小限に抑え、マイルドに治療を立ち上げるアプローチです。以下のような方には10mgスタートをご提案しています。

  • 体重が軽めの方(40kg台など)
  • もともと肌が乾燥しやすい、または敏感肌の方
  • 「初期悪化(好転反応)」の程度をできるだけ穏やかにしたい方
  • ニキビの程度が中等症で、じっくりと治療を進めたい方

「20mgスタート」が適しているケース

一方で、臨床の現場では「最初から20mgでスタートした方が、結果的に患者様のメリットが大きい」ケースも多く存在します。

  • しこりを持った重症のニキビ(結節性・嚢胞性)が多発している方
  • ニキビ跡(クレーターや色素沈着)になるリスクが非常に高い方
  • 体重が標準〜多めの方(50kg以上)
  • 少しでも早く炎症を食い止めたい方

明らかな重症例に対して10mg(低用量)で開始すると、薬の効き目がマイルドになりすぎ、炎症を鎮火させるのに時間がかかってしまうことがあります。炎症が長引くほど、一生消えないニキビ跡(瘢痕)が残るリスクが高まるため、初期から20mgを投与して一気に炎症を抑え込む判断が必要になります。

当院の「オーダーメイド処方」による見極め

アクネトレントの初期投与量は、少なければ良い・多ければ良いというものではありません。

当院では「とにかく安全に10mgから」という画一的な処方ではなく、現在のニキビの重症度、体重、ニキビ跡への進行リスク、乾燥への対策が可能かどうかのライフスタイルなどを総合的に診察した上で、「10mgで慎重に立ち上げるか」「20mgで一気に炎症を叩くか」を一人ひとりオーダーメイドで見極めています。

治療途中で30mg・40mgへと増量(ステップアップ)するケース

アクネトレントの治療において、10mgや20mgはあくまで「初期投与量(スタート量)」です。 最初の1ヶ月で副作用(乾燥や初期悪化)の出方や血液検査の数値を確認し、問題がなければ、ニキビの改善具合や体重に合わせて30mg、40mgへと用量を増やしていく(ステップアップする)のが一般的な治療の流れです。

特に以下のようなケースでは、治療途中の増量が必要になることが多くなります。

体重が重めの方(男性など)

アクネトレントは体重に応じて1日の目標摂取量が決まります。体重が60kg〜70kg以上ある男性などの場合、10mgや20mgのままでは薬の血中濃度が十分に上がらず、期待する効果が得られないことがあります。

再発を防ぐための「累積投与量」を期間内に達成するため

ニキビの再発を根本から防ぐためには、治療期間中(約4〜6ヶ月)に「体重1kgあたり120〜150mg」という総量(累積投与量)を飲み切る必要があります。このゴールに到達するために、途中で30mgや40mgへ増量し、計画的に治療を進めます。

10mg・20mgで炎症が治まりきらない場合

低用量で開始して副作用は出なかったものの、肝心のニキビの炎症がまだくすぶっている場合は、薬のパワーを上げるために増量を行います。

【安全に増量するための当院の取り組み】

用量を増やすと、その分「乾燥」などの副作用も強く出やすくなります。当院では、いきなり高用量を処方するのではなく、必ず10mg・20mgでの「体の反応(耐性)」と「血液検査での肝機能などの数値」をクリアした上で、安全を確認しながら慎重に増量を行っています。

※30mg以上の処方が必要な場合は、20mg錠と10mg錠を組み合わせて処方いたします。(例:30mg=20mg錠+10mg錠)

用量に関するよくあるご質問(Q&A)

Q. 治療の途中で10mgから20mgへ変更することは可能ですか?
A. はい、可能です。毎月の診察でニキビの改善度合いや副作用(乾燥など)の出方を確認し、必要に応じて柔軟に用量を調整いたします。症状が落ち着いてきた段階で減量することもございます。
Q. 10mgと20mgで、副作用の強さは違いますか?
A. 用量が多い20mgの方が、唇や肌の乾燥、肝機能の数値変化といった副作用が強く出やすい傾向にあります。そのため、処方前の血液検査を徹底し、保湿ケアのアドバイスを含めてしっかりとサポートさせていただきます。

※その他のよくあるご質問(初期悪化の期間、脱毛との併用など)は、[メインページのQ&A]にて詳しくお答えしております。

アクネトレントの処方費用

当院では、患者様の症状に合わせた適正な価格で処方を行っております。また、安全に治療を進めるため、初回および定期的な血液検査を必須とさせていただいております。

処方内容 容量 料金(税込)
アクネトレント 10mg 1ヶ月分(30錠) ¥8,800
アクネトレント 20mg 1ヶ月分(30錠) ¥16,500
血液検査(初回・3ヶ月毎) 1回 ¥2,200

※初診料・再診料はかかりません。
※30mg以上の処方が必要な場合は、20mg錠と10mg錠を組み合わせて処方いたします。

「自分は10mgと20mgどちらが良いのか分からない」という方も、まずは一度、無料カウンセリングにてご相談ください。専門医の目線で、あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
  • 2000年 大手美容外科 入職
  • 2001年 コムロ美容外科入職
  • 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任

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