眉間シワ切開法
眉間シワ切開法
眉を寄せる癖によってできる眉間のシワは、ヒトによって深く、表情を作っていない平常時でも消えずに残ります。
眉間のシワは、年齢以上に老けて見られたり、機嫌が悪いように見られてしまいます。

眉間のシワの治療としては、ヒアルロン酸注射やボトックス治療がありますが、浅いシワ、表情シワには効果を発揮しますが、深いシワは完全に消すことはできません。
左右の眉の間隔を近づけたい、眉間のシワを大幅に、半永久的に改善したい場合には、
眉間のたるみを切除し、シワが入りにくくする眉間シワ切開がお勧めです。
眉間のシワができる原因
眉毛の直下には皺眉筋という筋肉があり、左右の皺眉筋が中央に動くことで眉間のシワが生じます。眉間の皮膚の弾性の低下、眉間のたるみの増大、繰り返し眉のシワができることで、シワの永久化を生じます。
眉間のシワの深さはひとによって様々で、遺伝などで避けれない場合もありますが、保湿、紫外線予防によるスキンケア、早期からの眉間ボトックスを行うことで症状の進行を抑えることが可能です。
眉間のシワ切開はこういった方に向いています。
- ボトックスやヒアルロン酸注入を行ったが、思うような改善が見られない。
- 眉間の皮膚のタルミ、ふくらみが気になる。
- 半永久的な方法で、深い眉間のシワを治療したい。
眉間シワ切開とは?
ボトックスやヒアルロン酸注射などでは、十分な改善が見られない、深い眉間のシワにお悩みの方に適応になるのが眉間シワ切開です。
眉間シワ切開とは、眉間のシワと周囲のたるみを切除する方法です。
眉間のシワが、ボトックス、ヒアルロン酸では効果が出ない方に共通しているのは、左右の眉の間のたるみが目立つ点です。
眉間の皮膚が硬く、深く陥凹している眉間シワはヒアルロン酸を注入しても、なかなか平たんにすることはできません。
そこで、フェイスリフトや眉下切開のように、眉間のシワを含めた、たるみを切除することで、大幅に眉間のシワを改善します。
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眉間シワ切開の適応
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切開が適応でない方
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眉間シワ切開のメリット
- 1. 深い眉間シワが大幅に改善する
- 深い眉間のシワの原因のたるみと、眉間シワの癖のついた皮膚を切除することで、術後眉間のシワができにくくなります。また、ジグザグに傷ができるW形成と呼ばれるたるみ切除することで、しわは再発しにくくなります。
- 2. 皺眉筋 切除が可能
- 眉を寄せる力が強い場合には、原因となる皺眉筋を一部切離することで、眉間の表情シワが再発しにくくなります。
眉間シワ切開のデメリット
眉間シワ切開を行う皮膚は皮脂腺が多く、術後に傷の赤みが出やすいのが欠点です。
しかし、シワに沿う傷は目立ちにくいという特徴を生かして、眉間のシワにほぼ一致して傷を作成することで赤みを抑えることが可能です。
また、赤みや傷のふくらみが気になる場合にはそれぞれに効果のある、Vlaser照射やステロイド注射で治療することができます。
眉間シワ切開の手術の流れ
- カウンセリング
- 眉間のシワの状態を確認させていただき、最適な治療をお勧めさせていただきます。
眉間のシワが深く、ボトックスやヒアルロン酸注入では改善が見込めない方が眉間シワ切開の適応となります。 - 麻酔
- 局所麻酔を行います。手術中のミラーチェックが可能ですが、ご希望により、笑気麻酔、静脈麻酔が可能です。
- 手術
- 2本の眉間のシワを中心線として、紡錘形や三日月型に皮膚を切除し仮縫いを行います。
必要に応じてたるみの追加切除を行います。止血後、吸収糸で中縫いを行い、透明なナイロン糸で傷を縫合します。
- 術後経過
- 7日後抜糸 1か月検診、3か月検診に来ていただきます。1か月迄は、傷の上からのテーピングをお勧めしています。
傷を目立たなくする治療、Vlaser照射やステロイド注射などを行うことがあります。
症例写真
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手術前
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手術直後
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手術1ヶ月後
40代 男性 眉間のシワが深く、今までボトックスやヒアルロン酸治療を行っておられましたが、改善が得られなかったため、hpで当院のことを知り、眉間のたるみを切除を希望されました。
単純切除ではなく、連続Z縫合を入れることでシワの再発がおこりにくくなるようにしています。After写真は1ヶ月後のものです。
眉間シワ切開の手術費用
項目 | 費用(税込み) |
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眉間シワ切開 | 220,000円 |
眉間シワ切開の留意点
所要時間 | 50~60分程度 |
腫れ | 1週間程度 腫れ予防のために当日テーピング行います。 |
傷のあかみ | 3か月程度続く可能性があります。 |
施術の痛み | 局所麻酔で手術を行いますので、痛みは基本的にありません |
通院 | 7日後、1か月検診 3か月検診 |
麻酔 | 局所麻酔 笑気麻酔、静脈麻酔も可能です。 *別途費用が掛かります |
洗顔 | 翌日から可 |
飲酒 | 腫れがある程度引くまでお控えください |
シャワー・入浴 | 施術部位以外は当日可能。入浴は2~3日後から。 |
*傷の赤み、ふくらは日数経過で改善しますが、目立つ場合、ステロイド注射、Vlaser照射などで治療を行います。
<眉間シワ切開の副作用とリスク>
赤み、腫れ、感染 傷の凹凸、ドッグイヤー 、肥厚性瘢痕 たるみが残る、局所麻酔アレルギーなど