ほうれい線を消す・改善する最新治療
「最近、笑っていないのにほうれい線が消えない」
「マッサージをしても効果がない」「20代なのに老けて見える」
──昨今、「ほうれい線」についてお悩みを抱える方が急増しています。
本記事では、美容外科専門医の視点から、ほうれい線の原因・改善法・最新の美容医療まで、わかりやすく解説します。自宅ケアからヒアルロン酸注入、糸リフト、脂肪注入など、美容クリニックで受けることができる「ほうれい線対策の最も効果的な方法」がわかる保存版ガイドです。
ほうれい線とは?なぜできるのか
「ほうれい線」とは何か
「ほうれい線=法令線」は、鼻の真横(小鼻の外側)から口角に向かって伸びる“線状の陰影”や“溝”を指します。
医学用語では鼻唇溝(びしんこう)やナゾラビアルフォールド等と呼称されますが、一般的にはシワとして認識されています。単なる皮膚表面の折れ目・境目ではなく、頬のボリュームや骨格・靱帯の構造によって強調される境界線という性質が強いのが特徴です。

笑ったり表情を作ったときに一時的に深くなるのは自然な現象で、年齢を重ねるにつれて頬の皮下脂肪や支持組織の位置・量の変化、皮膚のハリ低下などが重なり、無表情でも目立ちやすくなります。
実は、ほうれい線は生まれたばかりの赤ちゃんにも存在するものなので、年齢を重ねたから出来るものという訳ではありません。若い肌はハリがありみずみずしい為、表情を作ってもほとんどほうれい線は目立ちません。
加齢によってハリや弾力が失われたり、肌の乾燥が進んでしまうと、徐々にほうれい線がくっきりと現れるようになります。ほうれい線がくっきりと出てきてしまうと、年齢を感じやすく、お化粧でもなかなか隠しづらく悩まれている方が非常に多いです。
乾燥による細かいちりめんジワとは異なり、“段差(ボリューム差)によって影が出る”タイプであるため、若い方でも骨格の形、噛みしめ癖、体重変動などの要因で強調されることがあります。左右差が出ることも珍しくありません。ほうれい線は誰にでも生じうる生理的な変化であり、生活習慣や加齢要因に加えて、生まれ持った顔立ちによっても見え方が異なる——その総合結果として現れるのが「ほうれい線」です。
たるみ・筋肉・脂肪・骨格の4つの要因
ほうれい線は単独の原因で生じるシワではなく、①たるみ・②筋肉・③脂肪・④骨格という4つの要素が重なり合って現れる“境界の陰影”です。これらの要素が加齢や生活習慣によって影響しあい、ほうれい線をより目立たせます。どの因子が強いかで見え方や対処法が変わります。
- ほうれい線の4つの要因
- ① たるみ(皮膚・靱帯・支持組織のゆるみ)
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加齢や紫外線、乾燥などでコラーゲン・エラスチンが減少し、頬を支える靱帯やSMASと呼ばれる表在性筋膜の張力が低下する事で頬の位置が下がり、[鼻唇溝(びしんこう)=小鼻の横から口の端にかけて「ハ」の字に伸びる溝]の段差が強調されます。
☑サイン:無表情でも線が残る/夕方ほど深く見える
☑補足:スキンケアだけでの改善は限定的で、根本的な“支える”力に働きかける対策が要点になります。 - ② 筋肉(表情筋の癖・バランス)
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笑筋・上唇挙筋群・口輪筋などの収縮・反復運動、噛みしめ癖(咬筋緊張)により同じ折り目が反復して溝が固定化する事で、ほうれい線が目立ってくるタイプです。逆に一部の筋の弱化で表情の戻りが遅く影が残ることも。
☑サイン:よく笑う・よく話す・噛むときだけ深くなりやすい/左右差が目立つ
☑補足:表情の使い方・生活習慣の見直しで悪化速度を緩やかにできます。 - ③ 脂肪(ボリューム配分の変化)
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頬の脂肪が下方へ移動して鼻唇溝の段差が強調されたり、鼻翼付近の深部脂肪が相対的に減るなど、エリアごとの“増減差”が段差となり、ほうれい線に現れるタイプ。
体重変動が大きい方や、先天的に頬ボリュームが豊かな方で若年でも強調されることがあります。
☑サイン:頬のボリュームが下がって見える/笑うと段差がより強く出る
☑補足:単純な減量のみではより段差が強く出てしまう場合がある為注意が必要です。 - ④ 骨格(鼻・上顎・頬骨の形態)
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上顎骨の後退や頬骨の張り出し具合など、生まれ持った骨格差で皮膚・脂肪の土台が不均一になり、境界の影が出やすくなります。歯列や咬合の状態も、長期的には軟部組織の配置に影響します。又、加齢による骨格の萎縮(頬骨やあごの骨が痩せる)によってもほうれい線となって目立ってくる場合があります。
☑サイン:若い頃から常に同じ位置に影が出る/体重や体調で変動しにくい
☑補足:骨格要因が強い場合、筋肉や脂肪への対策だけでは改善が難しい場合が少なくありません。
同じ「ほうれい線」でも、上記4つの要因から“あなた”は何が主な原因かによって、最適な対策方法は異なります。たるみ=支持、筋肉=使い方とバランス、脂肪=配分、骨格=土台という視点で、多角的に評価することが大切です。
若いのにほうれい線ができる人の特徴
同じ年齢でも「ほうれい線の出やすさ」には個人差があります。骨格(頬骨・口ゴボ)/表情筋バランス/乾燥肌/マスク生活のような要因が重なると、20代のような若年でも鼻唇溝の“影”が強調されやすくなります。
頬骨の張り出し方や口元が前に出て見える状態=口ゴボなど、土台となる骨格の形によっては、年齢に関係なく若い方でも皮膚や脂肪の段差が目立ち、「境界の影=ほうれい線」が出やすくなります。
笑筋・上唇挙筋群・口輪筋などの使い方の偏りや、日常的な食いしばり等で同じ折れ目が反復される場合も同様です。
又、年齢がまだ若い方でも、保湿ケアを怠り角層が乾いてキメが乱れると、浅いシワや影が広がって見え、鼻唇溝のラインも相対的に強調されてしまう場合があります。
最近の若い方は日常的にマスクをする事も少なくないと思いますが、長時間のマスク生活の摩擦や蒸れ→急速乾燥、表情機会の減少も一因となる為、注意が必要です。
男性にも増えている「ほうれい線」問題
近年では、男性でもほうれい線に悩む方が増えてきています。
理由は様々かと思いますが、ひげ剃りによる日常的な摩擦があることや、皮脂は多く水分は少なめという男性肌の傾向で乾燥しやすいこと、そして男性は女性に比べて紫外線対策や保湿ケアがおろそかな傾向にあり、屋外活動によるダメージも蓄積しやすいです。
喫煙や過度のアルコール摂取と言った生活習慣も悪影響があり、これらは肌のハリや弾力を低下させてしまう為、ほうれい線をより目立たせる原因となります。
日常的に出来る対策としては、洗顔後の保湿・UVケアを基本に、生活習慣を見直すことです。外出時の紫外線対策は夏以外でも毎日行う事をお勧めします。
深く刻まれたほうれい線は、ご自身のセルフケアだけでは簡単には戻す事が難しいです。本格的なほうれい線対策をしたい男性には、美容治療がおすすめです。
ほうれい線の種類と見分け方
ほうれい線は主に4タイプに分類されます。この項では、タイプ別ほうれい線の種類とそれぞれの見分け方のポイントについて解説します。
1. 表情ジワタイプ(笑った時にできるほうれい線)

表情ジワが原因でほうれい線が目立つタイプの方は、笑った瞬間に線が深くなり、無表情に戻ると薄れるのが特徴です。
主な原因は、
❶口輪筋・上唇挙筋・笑筋など表情筋の使い方によるクセ
❷皮膚の弾力性の低下や乾燥
です。見分け方は、鏡や動画で「笑顔→無表情」を比較し、戻りの早さと左右差を確認します。
対策は、保湿とUV紫外線ケア、あと極力肌に摩擦を与えないようにする事をベースとし、噛みしめ対策(就寝時マウスピース等)や頬全体を持ち上げる笑い方を意識する事が大切です。ほうれい線が溝となって固定化してしまう事を防ぐことが重要です。
2. たるみタイプ(頬の脂肪・皮膚下垂による)

皮膚の弾力低下や支持組織のゆるみ、頬のボリュームが前下方向へ移動することで、鼻唇溝との“段差”が強調されるタイプです。無表情でも影が残りやすく、夕方ほど深く見えるのがサイン。見分け方は、朝夕での変化や正面・斜めからの陰影を比較すると判断がしやすいです。
3. 骨格・筋肉タイプ(口ゴボ・噛み締め・筋バランス)

頭蓋骨や頬骨、顎骨、歯並びなど生まれ持った骨格によって、ほうれい線が目立ちやすいタイプの方もいらっしゃいます。10代20代など若年層でほうれい線が特に気になるという方は、骨格の影響が多くみられます。この骨格タイプの方は、小鼻横から上半分にほうれい線が目立つ方が多いです。出っ歯の方は、ほうれい線の溝部分が深くなる傾向があります。 年齢を重ねて骨の密度が減少し変形する事が原因のケースもあります。
又、笑ったり口角を上げたりすると時に動く表情筋によってほうれい線が深くなってしまう場合があります。ネットの情報では、「たるみ対策に表情筋トレーニングが効果的」という事が散見されますが、かえってほうれい線が目立つようになってしまい、無表情の状態でもシワが刻み込まれるようになる為、これは注意が必要です。
4. 混合型

最後は混合タイプの方です。この混合タイプの方は、加齢によるたるみがベースにあり、加齢に伴って骨格や筋バランス、脂肪の配分など複数の要因が重なり、ほうれい線が目立ちやすくなるタイプです。
見分け方の目安はいくつかありますが、ほうれい線付近の皮膚を軽くつまんでみて、戻りが遅ければ弾力低下によるたるみが強い可能性が高いです。無表情でも線が深い場合は真皮のコラーゲン・エラスチン低下が主な原因として考えられます。頬のボリュームが前下方向へ移動しているなら“たるみ型”要素が強く、小鼻周囲や上部だけにほうれい線が際立つのであれば骨格・筋肉の要因が考えられます。
混合タイプの場合は、特にパっと見での判断は中々難しい為、専門の医師や看護師に診察してもらう事をお勧めします。
自分でできる!ほうれい線対策・予防法
ほうれい線や予防できる!?紫外線対策と保湿ケアは必須!!!
自分で出来るほうれい線対策は、紫外線対策や保湿ケア、睡眠・食事・姿勢など生活習慣の改善がメインとなります。深く刻まれてしまったほうれい線をセルフケアだけで改善する事は難しいですが、まだ浅いほうれい線のケアや予防には有効です。
中でも特に重要な事は
●季節や天候に関係なく毎日紫外線対策を行う事
●そして肌の乾燥は絶対NG!化粧水やクリームで保湿をたっぷりする事
この2点がとても大切です。
その他にも、表情筋トレーニングや顔ヨガ、ほうれい線マッサージなども有効とされています。但しこれらはやり過ぎる事で、逆にシワや溝を深く刻み込む原因となる場合もある為、頻度や力加減には注意が必要です。
ホームケア用品として販売されている美顔器やEMS、家庭用ハイフなどを試してみるのもアリかもしれません。
ほうれい線を消す美容医療【効果・持続・費用】
溝の深さの程度や原因別タイプによって、最適なアプローチ方法は変わりますが、美容医療であれば軽症~重症のほうれい線であっても改善する事が可能です。
心斎橋コムロ美容外科は、美容外科歴25年・美容外科専門医である院長池内医師が“骨切り”など、ほうれい線・たるみの土台的原因である「骨格」から根本的なアプローチが可能な為、いかなるお悩みにも対応が出来ます。
この項ではタイプ別のアプローチ方法について細かく紹介していきます。
1. ヒアルロン酸注入(最もポピュラーな治療)
| 効果 | 即効性があり、最も定番な自然なリフトアップ治療 |
| 使用量の目安: | 片側0.5〜1cc |
| 持続期間: | 約半年~1年 |
| 失敗例・バレる原因・デメリット: | 技術力不足による注入後の凹凸やしこり、左右差、不自然さ |
ほうれい線へヒアルロン酸注入の失敗例は、医師の技術力不足による注入後の凹凸やしこり、左右差、不自然さなどが挙げられます。ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質の為、技術力の高い医師が適切な製剤を適切な位置に適量注入すれば、失敗のリスクやデメリットは極めて低い施術です。
心斎橋コムロ美容外科では、ほうれい線の状態を見極めて複数のヒアルロン酸製剤の中から適切な硬さの物を選択します。レディエッセも取り扱っておりますので、シワ・溝が深い方にはこちらをお勧めしております。
ヒアルロン酸注入に慣れてくると、適切なスパンを守らずに注入頻度が短くなりがちになる方がたまにいらっしゃいます。そうすると風船のように顔がヒアルロン酸でパンパンに膨れ上がってしまう為、注入頻度には注意が必要です。

芸能人にも人気の施術
ヒアルロン酸注入はメス使わない施術で手軽に受けることができ、術後のダウンタイムも短い事から表舞台に出る芸能人の方々にも人気の施術です。
海外でも日本国内でも、エイジングケアとしてヒアルロン酸注入を受けたことを公表している芸能人や海外セレブは多く存在します。
2. ボトックス注射(表情ジワ・筋肉型に有効)
どんな人に向いているか(笑いジワタイプ)
ほうれい線のボトックス注射は、表情筋が原因で特に笑った時などにシワの溝が深くなるタイプの方に向いています。ボトックスは筋肉の動きを抑える効果がある為、これを小鼻の横や鼻下、口角付近の口角下制筋、エラ(咬筋)、上唇鼻翼挙筋、大頬骨筋などに注射する事で、笑顔を作るときに引っ張られる表情筋に作用させます。

効果の持続期間・注意点
ボトックス注射の持続期間は一般的に3~6ヵ月程度と言われています。心斎橋コムロ美容外科では、米国アラガン社製のボトックスビスタと韓国デウン製薬社のナボタという2種類の製剤を取り扱っています。
ボトックス注射を受ける当日は、製剤の効果が弱まる為、飲酒や入浴・激しい運動など血流が促進される事は控えて頂く必要があります。
「笑えない」リスクを防ぐ打ち方
ボトックス注射の持続期間は一般的に3~6ヵ月程度と言われています。心斎橋コムロ美容外科では、米国アラガン社製のボトックスビスタと韓国デウン製薬社のナボタという2種類の製剤を取り扱っています。
もう1つほうれい線ボトックス注射の注意点として、「笑えなくなる事」や「表情が不自然になる事」が挙げられます。これは経験・技術が未熟な医師に起こり得るのですが、必要以上に注射をしてしまうと筋肉の抑制作用が効き過ぎてしまい、筋肉の動きが過剰に抑制され、表情が硬くなったり、不自然な笑顔になったりします。
心斎橋コムロ美容外科では、経験豊富な院長池内医師が、患者様のシワの深さや部位、表情全体のバランスをみて、細かく調整しながら適量を注射する為、自然な仕上がりです。
3. 脂肪注入(長期・自然なボリューム回復)
ヒアルロン酸との違い
ほうれい線への脂肪注入とヒアルロン酸注入の違いは、どちらもボリュームアップする事でほうれい線を目立たなくさせますが、即効性や持続期間、ダウンタイムなどの違いがあります。
手軽さや即効性を最重要視するのであれば、ダウンタイムも短く術後すぐに効果を実感できるヒアルロン酸注入が適していますが、自然な仕上がりで中長期的な改善効果を求める場合は脂肪注入がお勧めです。
部分痩せしたい場所から脂肪吸引で脂肪細胞を採取する必要がある為、ダウンタイムが必要になりますが、一度生着した脂肪は半永久的に残るため、長期的なリフトアップ効果やほうれい線改善効果が期待できます。
ダウンタイム・定着率・後遺症リスク
ダウンタイムについて、腫れのピークは術後2〜3日、大きな腫れは1〜2週間で落ち着きます。内出血は1〜2週間で黄色くなり消え、お化粧する事でほとんど分からないレベルです。注入した脂肪の定着率は一般的に30〜40%程度で個人差がありますが、一度定着した脂肪は半永久的に持続します。
定着率を高める為には、患部を温め過ぎない・圧迫やマッサージは控える、急激なダイエットはしない、栄養をしっかり取る事などが重要です。
メリット:半永久的な若返り
脂肪注入はヒアルロン酸注入と違い、半永久的な効果が期待出来ます。生着率の個人差はあるにせよ、自家組織による自然で半永久的なボリュームアップが可能です。
どうしても脂肪注入が怖い方は、まずは最初に何度かヒアルロン酸注入を行ってみて、永久的な仕上がりにしたいとなった場合に、脂肪注入にチャレンジしてみるという流れもおススメです。
4. 糸リフト(たるみ引き上げに効果)
糸リフトによるほうれい線改善効果
糸リフトは、皮膚を切開することなく皮膚の内部に糸を挿入して、コグ(トゲ)と呼ばれる細かな突起を皮下組織にしっかりと引っかける事で強力にたるみを引き上げ、ほうれい線を改善する事が出来ます。
糸リフト自体は多くのクリニックで行われているポピュラーな施術ですが、糸の種類や挿入する位置、角度、糸の本数などによって仕上がりが全く異なります。
心斎橋コムロ美容外科では、複数の糸の種類をご用意しており、1万件の糸リフト施術実績を基に、患者様のそれぞれのたるみの具合やほうれい線のタイプを見極めて、糸を挿入する「深さ(層)」を的確に定めて施術を行います。この「深さ」が最大のポイントです。
メリット・ダウンタイム・費用
糸リフトのメリットは、まず手軽に受けられるというのが大きいかと思います。施術時間はおおよそ30分程度でそれほど大きなダウンタイムがないのも嬉しいポイントです。反面デメリットとしては、手術ほどの半永久的な劇的効果は望めないという点でしょうか。たるみの度合いやほうれい線の溝の深さなどを見て、どの施術が適応か総合的に判断する場合によってあります。
費用については、糸の種類や挿入する本数によって異なりますが、約15~30万円ほどが目安になります。
若年層でも効果的な予防法
糸リフトは既にたるみ・ほうれい線が気になっているという方にもおすすめですが、予防したい方や小顔効果にも効果がある為、比較的まだ若い20~30代の方にも人気の施術です。糸を挿入する事で、糸の周りにコラーゲンが生成される為、肌のハリ艶アップといったメリットもあります。
5. ハイフ(HIFU)などの医療機器による施術
ハイフのほうれい線改善効果と限界
ハイフはエステでも導入されている人気の機械ですが、美容クリニックで導入されている機械は医療用ハイフと呼ばれ、まさに“切らないリフトアップマシ―ン”であり、リピーターの多い施術です。
医療用ハイフはエステ版とは違い非常に高度な技術が用いられ、当然パワーや出力も強い為、高いリフトアップ効果が期待出来ます。高密度焦点式超音波のエネルギーを狙った層に集中的に届け、たるみの根本的原因になる深部のSMAS筋膜まで熱エネルギーを与える事が出来ます。
但し、たるみの度合いが強すぎる方の場合、ハイフだけでは効果をあまり感じられない事がありますので、適応をしっかり見極める必要があります。
CO2レーザーやIPL等との比較
| CO2(レーザー) | IPL(光) | RF(高周波) | HIFU(超音波) | |
|---|---|---|---|---|
| 目的 | イボほくろ除去、毛穴改善やクレーター改善 | シミ・赤み・毛穴治療 | 引き締め(弾力) | 引き締め+引き上げ |
| 照射する層 | 真皮層 | 表皮層~真皮層 | 真皮層 | SMAS筋膜層 |
| おすすめの人 | イボやほくろ、クレーターなど部分的に目的の物だけ除去したい方 | シミ・くすみ・毛穴治療など、複数の肌悩みを同時に改善したい方 | 肌のハリ不足や小じわ、軽度のたるみの“引き締め”と質感の底上げなどをしたい方 | ほうれい線や二重あごなど、たるみをしっかりと改善したい方 |
ほうれい線の治療別比較表
| 即効性 | 持続期間 | 費用目安 | ダウンタイム | 向いている人 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸注入 | ◎ | 約6〜12ヶ月 | 4〜10万円/1cc | 少ない | 初めての方、手軽に治療を受けてみたい方 |
| ボトックス | ○ | 約3〜6ヶ月 | 2〜6万円 | ごく短い | 表情ジワタイプの方 |
| 脂肪注入 | △ | 半永久的 | 20〜40万円 | やや長い | 半永久的な効果を求める方、ヒアルロン酸注入などを複数回行っている方 |
| 糸リフト | ○ | 約1年 | 10〜30万円 | 数日 | たるみが気になる方、小顔効果や美肌効果も求めたい方 |
| HIFU | ○ | 約3〜6ヶ月 | 2〜10万円 | ほぼなし | 軽度なたるみが気にな形 |
症例写真・ビフォーアフター
糸リフト症例(50代女性)
BEFORE
AFTER

| 解説 | 50代女性のスレッドリフト症例になります。法令線、マリオネットラインの弛みの改善目的にバイニードルリフトを片方につき4本ずつ入れています。溶けるまでに2年以上持続するPCLを原料としているため、従来の糸と比較しても長期間のリフトアップ効果を期待できます。術後写真は、1週間後のものですが、腫れ、内出血もほとんどなく、リフトアップの効果を実感していただけました。 |
| 患者様 | 50代女性 |
| 費用 | 233,350円 (税込) |
| 施術のリスク副作用 | 感染(化膿する)・血が溜まる・引き上がりの左右差・皮膚の凹み・糸を固定した部分の膨らみ・糸が触れる・糸の露出・糸が透ける・糸に対する違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感・リフトアップの効果の少なさ・一時的な顔面神経麻痺(眉、口の動きの麻痺)等 |
よくある質問(FAQ)
Q1.ヒアルロン酸でほうれい線は本当に消えますか?
A.
あまりにもほうれい線の溝が深い場合には、ヒアルロン酸注入だけではなくフェイスリフトなど切開・手術でのアプローチでないと改善出来ない事もありますが、多くの場合はヒアルロン酸注入で手軽にほうれい線を改善する事が出来ます。
心斎橋コムロ美容外科では、ヒアルロン酸の種類も複数取り扱っており、またヒアルロン酸よりも粘稠度と弾性が高いレディエッセも取り揃えておりますので、シワたるみ・ほうれい線の状態や患者様のご希望に応じて適切に製剤を使い分け、高い効果を実現しています。
Q2.ヒアルロン酸とボトックス、どちらが向いていますか?
A.
ほうれい線の原因がどのタイプかによって、ヒアルロン酸とボトックスどちらが適応か変わってきます。ある程度シワの溝がハッキリしており、ほうれい線が強調されている場合にはヒアルロン酸注射が適しており、表情ジワが原因によるまだ浅いシワ・溝の場合にはボトックス注射が向いているでしょう。
Q3.ヒアルロン酸を打ちすぎるとどうなりますか?
A.
ほうれい線にヒアルロン酸注射を打ち過ぎてしまうと、風船のようにパンパン張った不自然な顔になる、逆に皮膚がたるんでしまい表情も作りにくくなる、しこりが出来るなどのリスクがあります。又、稀にはなりますが血流障害など、重篤な障害に繋がる場合がありますので、ヒアルロン酸の打ち過ぎには注意が必要です。
Q4.若い人(20代・30代)でもほうれい線治療は必要?
A.
20代30代の方でも、ほうれい線が気になる場合は治療を検討する価値があります。いきなり切開リフトなど大きな施術を検討する必要はありませんが、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、ハイフなどはほとんどリスクやダウンタイムも無く受ける事が出来る為、手軽な物から将来のほうれい線予防やたるみケアも含めて試してみるのはおススメです。
Q5.整形以外でほうれい線を消す方法は?
A.
美容整形以外でほうれい線を消すには、セルフマッサージや表情筋のトレーニング、スキンケア、生活習慣の改善などがあります。ただし、セルフケアには当然限界があり、知識がない状態で闇雲にケアを行い、肌に強い摩擦や圧迫などを与えてしまうと、逆にそれがたるみの原因になる事も少なくありませんので注意が必要です。
くわえて、セルフケアはあくまで「予防」や「軽度のほうれい線を目立ちにくくする」ためのサポート的な手段であり、すでに刻まれた深いシワや皮膚構造の変化を根本的に改善することはできません。真皮層のコラーゲン・エラスチンの減少や脂肪・靭帯のゆるみが関与している場合には、外側からのケアでは限界があるため、美容医療による内部からのアプローチが必要となります。
Q6.男性でも施術できますか?
A.
はい、男性でもほうれい線の治療は可能です。
近年では、男性でもほうれい線に悩む方が増えています。
ひげ剃りや紫外線、乾燥、生活習慣などの影響により、肌のハリが低下しやすい傾向があります。特に男性は皮脂が多く水分が少ないため、保湿不足による深いシワが目立ちやすくなります。
また、年代によっても対策は異なります。
20〜30代では乾燥やマスク生活による表情筋のこわばり、40〜50代ではコラーゲン減少や骨格の変化が主な原因となります。
いずれの年代でも、「保湿・紫外線対策・生活習慣の見直し」を基本とし、必要に応じて美容医療を組み合わせることが効果的です。
心斎橋コムロ美容外科のほうれい線治療が選ばれる理由
✔ 美容外科歴25年、美容外科専門医によるオーダーメイドデザイン
✔ ボトックス注射やヒアルロン酸注射といったダウンタイムのほとんどない手軽な施術から、本格的なフェイスリフトや骨切りまで、たるみの具合やほうれい線のタイプによって適切な施術メニューを御提案
✔ 安全性と自然な仕上がりを最優先
✔ ヒアルロン酸+糸リフト+HIFUなどのコンビネーション治療を導入する事で、根本的かつ長期的な改善効果が期待出来る施術プランをご用意
✔ アフターケア・リタッチ保証付きなので万一の時でも安心
ほうれい線は「あきらめなければいけない年齢のサイン」ではなく、適切なアプローチによって「改善できる症状」です。
美容医療は、正しい知識と医師選びで、自然な若返りを実現することができます。
心斎橋コムロ美容外科では、ボトックスやヒアルロン酸注入、HIFUなど手軽に受けられる施術から糸リフトや高度な知識・技術が求められる切開フェイスリフト・骨切りなどの外科的アプローチまで、幅広い施術メニューからお一人おひとりの顔立ちに合わせた最適な治療をご提案します。
美容医療は、正しい知識と医師選びで、自然な若返りを実現することができます。
カウンセリングから施術・アフターフォローまで、美容外科歴25年美容外科専門医である院長池内医師が一貫して担当をさせて頂きます。
カウンセリングは無料で行っております、まずはお気軽にご相談ください。
美容医療は、正しい知識と医師選びで、自然な若返りを実現することができます。
監修医情報
- 医師
- 医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき) - 経歴
-
- 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
- 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
- 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
- 2001年~ コムロ美容外科入職
- 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
- 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化
- 資格
-
- 日本麻酔科学会会員
- 麻酔科標榜医
- 日本美容外科学会(JSAS)会員
- 美容外科(JSAS)専門医
- アラガンボトックスビスタ認定医
- アラガンジュビダーム認定医

