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【院長監修】肝斑治療・レーザートーニングの実際

レーザートーニング

肝斑にはレーザートーニング

レーザートーニングとは

レーザートーニングとは、真皮層深くまで届く1064nmの波長のレーザーを使い、弱いパワーで、治療部位全体を繰り返し照射して、肝斑に炎症をおこさせずに、メラニン色素を薄くする方法です。

レーザートーニングの特徴
◇従来のレーザーでは不可能であった肝斑の、画期的治療方法です。
◇顔全体を一度に治療でき、シールを貼る必要はありません。
◇くすみ、毛穴(黒ずみ)、しみに効果があり、あこがれの白いお肌に近づけます。

【肝斑治療の進化】
肝斑治療は、従来のQルビーレーザーで肝斑を照射すると、色が薄くならないばかりか、かえって照射部分が濃くなるようなこともあり、肝斑にはレーザーを使用してはいけないといわれた時代が、しばらくの間続きました。
しかし、技術の進化により、QスイッチYAGレーザーが開発された結果、レーザートーニングという照射方法で、肝斑を治療できるようになったのです。
今までの肝斑治療は、内服薬や塗り薬、イオン導入を長期間行って、やっと薄くなる程度でしたが、レーザートーニングは、1-2回照射後から、肝斑が薄くなった効果を実感できるようになりました。加えてレーザートーニングは、従来のしみとりレーザー治療の治療と違い、頬全体、前額全体といった面での治療ができ、従来のシミはもちろんや、くすみ、毛穴、うぶ毛といったものまで薄くすることができます。肝斑だけではなく、美肌治療も同時に行えるようになったのです。
当院が導入したTRI BEAM トライビームは、新世代のQスイッチYAGレーザーです。
関西でもまだ、数台しか導入されていない当機は以下の優れた特徴を持っています。

レーザートーニングに最適な治療機器:TRI BEAMの特徴

特徴1 レーザーを均一に照射できます。
レーザーを均一に照射

肝斑の治療が今まで困難だった理由は、従来のレーザーでは、照射範囲に均一のパワーで照射することができなかったためです。

従来型のレーザーは、ガウシアンモードと言い、中心部はパワーが強く、周辺部は弱い照射するモードしかなかったのですが、肝斑に照射した際には、中心部はパワーが強すぎて炎症を起こし、肝斑を悪化させてしまい、逆に周辺部はパワーが弱すぎて効果が出ませんでした。
当院が導入したトライビームには、照射面に対して均一にパワーを与える、トップハットモードがついています。レーザートーニングの際、均一にレーザー照射できるため、肝斑に炎症を起こさせないように照射することが可能になりました。

従来のレーザー機器との比較:TRI BEAMの優位点

特徴2 弱いパワーでたくさん照射します

しかしながら、肝斑に炎症を起こさせずに、照射しようとすると、1発当たりのパワーを下げる必要があり、パワーが弱いので1発当たりの効果が少なくなってしまいます。
そのため、レーザートーニングでは、シミ一か所につきレーザー1ショットではなく、繰り返し何発もレーザー照射します。
ちなみに、お顔全体にレーザートーニングを行う際には、3000~4000発、照射します。この場合、照射のスピードも重要になってきますが、トライビームは最大、毎秒10発の照射が可能です。(連射が早すぎると、器械を動かす手の速さが追い付かず、重ね打ちをしてしまうので、普通は毎秒6~8発で照射します。)

高速連射は、他のブランドのQスイッチYAGレーザーでも可能ですが、実際には充電が間に合わず、設定よりも弱いパワーでしか照射できませんでした。
トライビームは、200V専用電源と高性能充電器のおかげで、スピードを上げてもパワーが下がらず照射でき、高い治療効果はスピード上げても変わりません。

特徴3 かさぶたができないので、シールは貼りません

レーザートーニングで使用する1064nmの波長のレーザーは、浅い層では反応せず、皮膚のやや深い層に届きます。通常のシミ治療で使用する532nmの波長でレーザー照射した場合と違って、かさぶたはほとんどできません。
レーザー照射した部分にシールを貼る必要はなく、お化粧もすぐにできるので日常生活に負担をかけません。

コムロ美容外科のレーザートーニングの特徴
◇内服薬、イオン導入の併用でさらに効果UP
◇多めのショット数で効果アップ(他院の1.5倍のショット数です)
◇毛穴や、産毛、くすみも改善してつるつるお肌に

施術の流れ

カウンセリング
まず、希望部位を伺い、お肌の状態を充分に診察させていただきます。
その後治療法、効果、注意点などをご説明いたします。説明の際、疑問点があればお聞きください。
洗顔
来院していただいてから、お化粧を取っていただきます。
施術
毛髪に保護用のテープを貼り、目をゴーグルで保護します。お顔全体もしくは、ご希望の部位に照射していきます。治療時間は10~15分程度です。
アフターケアー
照射直後には、赤みがありますが数時間で消えます。かさぶたは、通常できませんので、シールは貼らず、直後からメイクが可能です。レーザートーニングに限らず、器械でのシミ治療後は、お肌が紫外線で敏感な状態になっていますので、日焼け止めを使用し、強い日焼けを避けるなど、UVケアーをお願いします。

他のおすすめ組み合わせ治療

シミ内服薬 美白注射、あのグルタチオンがはいっています
肝斑治療の際、内服薬としてトラネキサム酸が有効とされています。当院のシミ内服薬はビタミンC(パントテン酸配合)以外に、グルタチオンがオリジナル処方されています。
当院のシミ内服薬は、市販のしみ治療薬よりも有効成分量が多く、肝斑予防や、シミのホームケアーに最適です。
点滴では、高濃度ビタミンC点滴もお勧めです。

イオン導入 イオン導入の併用でさらに効果UP!
肝斑治療のトラネキサム酸を、イオン導入でお顔に導入することで、レーザートーニングの効果をさらに高めます。一緒に含まれているビタミンCは、メラニンを分解し、シミを薄くするだけでなく、レーザートーニングの際の炎症を抑え、赤みを抑える効果があります。レーザートーニングとの併用をお勧めします。

トレチノインハイドロキノン療法 色の濃い肝斑にお勧め
トレチノインの働きで表皮の再生をスピードアップさせ、表面まで上がってきたメラニンをハイドロキノンで分解する方法です。色が濃い肝斑治療に向いています。ご自宅でできる肝斑治療です。

Q&A

レーザートーニングに痛みはありますか?
パチパチと軽くはじかれる感じと、少し熱い感じがあります。通常我慢できる程度の痛みですが、ご希望があれば、局所麻酔のクリームを使います。
肝斑は1回の照射で治りますか?
レーザートーニングは、治療回数を重ねて少しずつ肝斑(かんぱん)やシミをうすくしていきます。個人差がありますが、2回目くらいから肝斑(かんぱん)やシミがうすくなっていくのを実感するという方がほとんどです。
治療期間中に気を付けることはありますか?
レーザートーニングに限りませんが、治療の直後は、肌が紫外線によるダメージを受けやすい状態になっていますので、日中は必ず日焼け止めをご使用ください。
また、肝斑(かんぱん)は刺激を与えることで悪化することもありますので、洗顔やメイクで強くさわったりこすったりしないように注意してください。
治療回数は、どの程度必要ですか?
通常、1~2週間で、合計4~5回程度の治療を行うケースが多いようです。
その後、肌のメンテナンスとして月に1回程度で継続することをお勧めします。

レーザートーニングの症例

日光黒子

日光黒子

日光黒子

下眼瞼/シミ

下眼瞼/シミ

下眼瞼

下眼瞼

治療内容

治療時間 10分~15分程度
治療費用 16,500円/1回
74,250円/5回
他の手術費用一覧はこちら
備考
  • 治療直後は、肌が紫外線のダメージを受けやすい状態になっておりますので、日中は必ず日焼け止めをご使用ください。
  • 施術後からメイク可能となっております。
  • 1~2週間ごとに継続しての治療が効果的です。シミ内服と併用されると、より肝斑治療に効果が期待できます。
  • 痛みに弱い方には、麻酔クリームをご用意しております。