二重切開は痛い?術中・術後の痛みと、埋没法との違いを正直に解説
二重切開痛みはを解説
「メスで切るなら痛そう…」 二重切開への不安の多くは、この一言に集約されます。
確かに糸で留めるだけの埋没法と比べると、切開法はダウンタイムが長く、術後の経過も異なります。ただ、「痛み」という点においては、多くの方が術前に想像するほどではないのが実際のところです。
ここでは、二重切開の痛みを「手術中」「術後」「抜糸時」などの段階ごとに正直に解説します。埋没法との違いも整理するので、どちらにするか迷っている方にも参考になるはずです。
手術中の痛みと「麻酔」への究極の対策
二重切開は局所麻酔で行います。麻酔がしっかりと効いた後は、切開・内部処理・縫合を通じて痛みはほとんど感じません。
二重切開における最大の関門は、最初の「局所麻酔の注射」です。ここを乗り越えれば、術中に痛みを感じることはありません。麻酔注射の際は一瞬のチクっとした刺激がありますが、これは埋没法とほぼ同じです。
当院では、この注射時の痛みを極限までゼロに近づけるため、髪の毛よりも細い医療用極細針(34Gニードル)を使用しています。
さらに、どうしても注射が怖いという方には、吸入麻酔や笑気麻酔を併用して、眠っているようなリラックス状態で局所麻酔を行うことも可能です。鎮静をかける際は、呼吸状態をリアルタイムで監視するカプノメーター(呼気二酸化炭素分圧測定器)などの高度なモニタリング機器を使用し、麻酔科標榜医としての知見を活かした万全の安全管理体制で手術を行っています。「痛くないか、苦しくないか」を常に監視しているため、安心してお任せください。
手術の途中で麻酔が切れて痛くなることはある?
「60〜90分の手術中に、もし麻酔が切れてしまったら…」と心配される方もいらっしゃいます。結論から言うと、途中で激痛が走るようなことはありません。
手術中は常に患者様の表情や反応を確認しており、万が一「少しチクッとする」「感覚が戻ってきた気がする」というサインがあれば、すぐに局所麻酔を追加します。麻酔を追加する際は、すでに最初の麻酔が効いている部分から注入するため、追加時の痛みはありません。我慢せずにすぐにお声がけください。
埋没法との違い: 埋没法は15〜20分程度で終わります。術中の痛みは両者とも局所麻酔でほぼゼロですが、切開法の方が手術時間が長い分、まぶたを触られている操作感は長く続きます。意識はあるためリラックスして受けることが大切です。
麻酔が切れた後(当日〜翌日)の経過
麻酔が切れるのは術後2〜3時間ほどです。このタイミングでジンジンとした鈍痛や熱感が出てくることがあります。
ただし、ほとんどの方は処方された痛み止め(鎮痛剤)で十分コントロールできます。「我慢できないほど痛い」という声はほとんど聞かれません。痛みのピークは当日〜翌日で、その後は徐々に落ち着いていきます。
埋没法との違い: 埋没法の術後痛は2〜3日で収まることがほとんどです。切開法は1週間程度、鈍痛やツッパリ感が続くことがあります。これは埋没法より侵襲が大きい分、組織の回復に時間がかかるためです。
腫れと内出血による違和感(2日〜1週間)
術後2〜3日が腫れのピークです。まぶたが重く、腫れた感覚が続きます。痛みというより「重だるさ」に近い感覚で、強い痛みとは異なります。内出血が出る場合もありますが、1〜2週間で吸収されます。
腫れが特に強い場合には、ケナコルト注射(ステロイド注射)で腫れを早期に抑える対応も可能です。
術後7日目の「抜糸」は痛い?
切開法ならではの工程が、術後約1週間で行う「抜糸」です。 「皮膚を縫っている糸を引っ張って抜くなんて痛そう」と身構える方が多いですが、実際は「チクチクする」「毛抜きで眉毛を軽く引っ張られるような感覚」程度で終わります。
まぶたの感覚がまだ少し鈍くなっている時期でもあるため、強い痛みを感じることは稀です。抜糸が終わると、まぶたのツッパリ感が一気になくなり、とても楽になります。
埋没法との違い: 埋没法の腫れは3〜4日程度で引くことがほとんどです。切開法は抜糸まで1週間、腫れが完全に落ち着くまでは1ヶ月程度かかります。これは埋没法を検討している方が切開法に踏み切れない主な理由の一つでもあります。
傷の落ち着きまでの経過(1ヶ月〜半年)
切開法特有の経過として、傷の赤みと硬さがあります。
抜糸後1〜2ヶ月は傷が赤く見えることがありますが、二重のラインに隠れるため、目を開けた状態ではほとんど気になりません。目を閉じると見える場合はありますが、メイクでカバーできる程度です。
傷の周囲が一時的に硬くなる感覚(拘縮)もあります。引きつれるような感じや、目がしっかり閉じにくいと感じる時期もありますが、時間とともに馴染んでいきます。3ヶ月〜半年で白い細い線状になり、ほとんど目立たなくなります。
埋没法との違い: 埋没法には傷跡がほぼ残りません。切開法は傷が残りますが、最終的に二重のラインに隠れるよう設計されています。「傷が残る」ことへの不安は多くの方が持ちますが、適切に縫合されていれば長期的には気にならなくなります。
ダウンタイムを短くするために
術後の過ごし方で、痛みや腫れの程度は大きく変わります。
- 冷やす: 術後48時間はタオルで包んだ保冷剤でまぶたを冷やします。1回10〜15分を目安にしてください。
- 頭を高くして寝る: 枕を高めにすることで翌朝の腫れが軽減されます。
- 目をこすらない: 刺激が腫れや痛みを増やし、傷の治りにも影響します。
- 飲酒・激しい運動を避ける: 血行が良くなると腫れが悪化します。抜糸後まで控えましょう。
- 痛み止めは早めに: 痛みが出てから飲むより、痛みが出始めた段階で飲む方が効果的です。
二重切開の痛みに関するよくある質問(Q&A)
Q. 痛み止めはいつまで飲み続ける必要がありますか? +
A. 痛みのピークは術後当日〜翌日です。処方する痛み止めは、術後2〜3日間、痛みを感じた時に服用される方がほとんどです。3日目以降は飲まなくても平気になるケースが大半です。
Q. 痛みが強くて眠れないことはありますか? +
A. 痛み止めを正しく服用していただければ、眠れないほどの激痛に襲われることは基本的にありません。ただし、まぶたに血液が集まるとジンジンとした痛みが出やすくなるため、就寝時は枕を少し高くして寝ることをおすすめします。
まとめ:切開法の痛みは「想像より少ない」が正直なところ
二重全切開・部分切開の痛みは、ほとんどの方にとって「思っていたより少なかった」という感想になります。手術中は麻酔で痛みがなく、術後も痛み止めでコントロールできる範囲です。
ただし、腫れや傷の経過という点では埋没法より時間がかかります。「痛みへの不安」よりも「ダウンタイムの長さ」の方が、切開法を選ぶ際の現実的な検討事項です。
大阪のコムロ美容外科では、カウンセリングで痛みへの不安も含めて丁寧にお答えしています。吸入麻酔や笑気麻酔のオプションもあるので、「麻酔注射からとにかく怖い」という方もご相談ください。

