皆さん、こんにちは。
今回は、アクアフィリングによる
オデコ形成術について、再度紹介します。
オデコ形成術を希望される患者様は、
二重手術と比べると格段に少なくなりますが、
輪郭を突き詰めていくとオデコにたどり着くようで、
十数症例を超えるまでになりました。
アクアフィリング注入と比較されるフィラー注入物は、
バイオペックスのような大掛かりな手術以外では、
ヒアルロン酸や脂肪注入、レディエッセ注入等があります。
まず脂肪注入ですが、
残存率が高く一部は半永久的に定着するというメリットがあります。
しかしながら前額部の注入脂肪定着率は20%程度と極めて低く、
顔面の平均的な残存率が50%程度あるのと比較すると
大きな差があるといわれています。
理由としては、前額の皮下組織が薄く
注入脂肪が十分な血流が受けられない点、
前額の皮膚の進展が悪く、注入脂肪が圧迫される点があげられます。
前額に関して言えば、脂肪注入の残存率と効果は、
他の注入物と比較して著しく見劣りするといえます。
それでは、ヒアルロン酸やレディエッセはどうかというと、
SUB―Qのような粒子の大きなヒアルロン酸だと、
カプセル形成の結果、しこりが数多くでき、
凹凸が皮膚表面に浮き出てしまうことが多いといわれています。
アクアフィリングは、ヒアルロン酸と
比較してカプセル形成を起こしにくく、豊胸術に使用した場合でも、
アクアフィリングを使ったほうが柔らかく仕上がります。
あとは持続期間ですが、
SUB-Qとアクアフィリングの持続期間は一年以上とほぼ差がなく、
前額の様に血流が悪い部分は吸収が遅くなるため、
より長い期間持続すると考えられています。
写真の患者様は、2回に分けて
前額にアクアフィリング10ccを注入されています。
凹凸なく丸みのあるオデコになっていて、傷跡もほとんどわかりません。
自然な仕上がりに患者様本人も満足されています。
オデコ形成の仕上がりについて説明しましたが、
他の注入物と比較して施術費用が安く、
より多く注入でき、いざとなったら溶かすことができるのが
アクアフィリングの特徴です。
脂肪注入やヒアルロン酸など、
他の注入物を入れて仕上がりに不満がある方、
いきなりセメント注入のような大掛かりなものではなく、
シュミレーションをしてみたい方に、
アクアフィリングの前額注入がオススメです。