今日は朝から全身麻酔を用いて行う
長時間の手術が入っています。
当院では他院修正、
しかも他のクリニックでは断られるような
難しい症例を、試行錯誤しながらも
修正手術を行っています。
今回は、希望される方が多いものの、
治療が困難な切開法の二重ライン修正を取り上げます。
切開法で作った二重を広くするのは容易ですが、
狭くしたり癖を消すのは不可能と言われてきました。
手術によって生じた癒着を解除するのが
非常に困難だったためです。
しかしながら当院では、
切開法の二重のクセを消すのは無理でも、
数ミリ狭くするがことできるようになりました。
今までも、
挙筋短縮術という眼瞼下垂の治療法を用いて、
二重を狭くするようなことは行われて来ましたが、
患者自身に眼瞼下垂の症状がなければ、
この方法は使えませんでした。
今回の取り上げるE様は、
小切開法の+挙筋短縮術後、
二重ライン上の陥凹と、
広い二重幅の改善を希望して当院を受診されています。
現在の二重幅は約10mmと広く、
二重ライン中央部に目立つ陥凹を生じています。
眼瞼下垂は改善しているため、
これ以上の挙筋短縮は行えません。
そのため、前回と同様、
二重ラインを解除した上で、
狭めに新しく切開法による
二重のクセ付けすることとしました。