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スタッフブログ

切開法術後ライン修正 前編

 
 
みなさん、こんにちは晴れ

今日は朝から全身麻酔を用いて行う
長時間の手術が入っています。

当院では他院修正、
しかも他のクリニックでは断られるような
難しい症例を、試行錯誤しながらも
修正手術を行っています。

今回は、希望される方が多いものの、
治療が困難な切開法の二重ライン修正を取り上げます。

切開法で作った二重を広くするのは容易ですが、
狭くしたり癖を消すのは不可能と言われてきました。

手術によって生じた癒着を解除するのが
非常に困難だったためです。

しかしながら当院では、
切開法の二重のクセを消すのは無理でも、
数ミリ狭くするがことできるようになりました。

今までも、
挙筋短縮術という眼瞼下垂の治療法を用いて、
二重を狭くするようなことは行われて来ましたが、
患者自身に眼瞼下垂の症状がなければ、
この方法は使えませんでした。
今回の取り上げるE様は、
小切開法の+挙筋短縮術後、
二重ライン上の陥凹と、
広い二重幅の改善を希望して当院を受診されています。

現在の二重幅は約10mmと広く、
二重ライン中央部に目立つ陥凹を生じています。
眼瞼下垂は改善しているため、
これ以上の挙筋短縮は行えません。
そのため、前回と同様、
二重ラインを解除した上で、
狭めに新しく切開法による
二重のクセ付けすることとしました。




新しい二重幅は3mm狭い、
7mmに設定しました。

陥凹部を改善するとともに、
二重ライン下からマツゲ部の
たるみの改善も併せて行います。




手術は、局所麻酔下で行い、
新しい狭くデザインした二重のライン上で切開し、
陥凹している癒着部を広範囲に剥離します。

しかしながら、
それだけでは広い二重は改善しません。

今回は再度、陥凹が生じないように、
周囲から皮下組織を引き寄せて
ナイロン糸で固定しました。
開眼チェックを行い、
以前の幅の広い二重ラインの
消失を確認しています。

二重ラインからマツゲ寄りの余剰皮膚を切除し、
二重ラインよりもマツゲよりの
膨らみ
の改善を併せて行いました。

腫れが強い切開法の手術直後にも関わらず、
二重幅が狭くなっているのがわかると思います。




次回は、抜糸以降の経過も含めて記載します。





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