今回は、他院さんの鼻プロテーゼ入れ替え、
鼻尖縮小後ですが・・・
①鼻が曲がって見える
②鼻先をもっと細くしたい
③鼻根部が低い
④鼻筋が太い
などの不満があるとのことで、
再度の鼻尖縮小術と、鼻 プロテーゼ入れ替えを
行った症例をご紹介します。
【手術前:正面】
【手術直後:正面】
【手術前:正面あおり】
【手術直後:正面あおり】
現在日本において広く行われている鼻尖縮小術は、
鼻翼軟骨の間にある軟部組織を切除し、
鼻翼軟骨を中央に引き寄せる方法です。
しかし、東洋人の鼻尖は、皮膚が厚く硬いため、
欧米式の鼻尖縮小術では、あまり鼻先は細くなりません。
症例の患者様も同様の手術を行い、
術後の腫れによって手術前よりも太く右に曲がったのを、
直したい、併せて鼻根部を高くしたいというご希望でした。
鼻尖は、この症例でも鼻翼軟骨外側脚の中間で
切断したうえで中央に反転させ、
その間にPDSプレートを挟み込みました。
シリコンプロテーゼは、1.5mm厚く、
5mm長くデザインしました。
最後の写真は、術後5日目の写真ですが、
あまり腫れておらず素晴らしい効果が出ています。
【術後5日目:正面】
【術後5日目:正面あおり】
患者様自身は、鼻尖をもう少し細くしたいそうですが、
まだ手術から間もないこと、今後の鼻尖の圧迫固定や、
腫れを軽減させる注射があることを説明し、
安心していただきました。
PDSプレートを併用した新しい鼻尖縮小術は、
再手術に適した手術と言えます。