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他院修正 鼻プロテーゼ抜去 鼻尖傷跡形成 その①

皆さん、こんにちは。
心斎橋コムロ美容外科クリニックでは、
他院修正を数多く行っていますが、一般的に美容外科は
他院修正手術を嫌がり受けないところが多いんです。

今回も、他院にて鼻のシリコンプロテーゼを用いた
隆鼻術後シリコンプロテーゼが鼻尖から露出してきたのですが、
手術をしたクリニックでの治療を断られ当院に駆け込んで
こられた患者様の症例について紹介します。

【症例】

30代 女性

【現病歴】

2年前に総合病院にて鼻中隔湾曲症に対する手術を受けたが、
鼻中隔軟骨を摘出が原因で短鼻になってしまったため、
改善目的に形成外科にて、シリコンプロテーゼ挿入術を受けた。

半年前くらいより、鼻先(鼻柱)の赤みが出現。
かかりつけのクリニックを受診するも、抗生剤、塗り薬の処方のみであった。
今年1月末にプロテーゼが露出、2月初旬に診察を受けるも、
2月末までそちらのクリニックでの手術の空きがないとのことで、
治療目的にて当院来院されました。




【症状】
鼻柱前面、L字シリコンプロテーゼの露出あり。
断端の皮膚は赤く被薄化していて感染を伴っている。
露出部の皮膚が、欠損(不足)している可能性あり。




【解説】
今回のケースの場合、前医は短鼻(鼻が短いこと)を
修正する目的でL字シリコンプロテーゼを使ったようですが、
プロテーゼで無理やり鼻先を伸ばそうとすると
鼻尖の皮膚が薄くなったり、プロテーゼが露出するような
トラブルが起きやすいということが分かっています。




そのため現在では、もし鼻を下向きに延長したい場合には、
鼻中隔延長術や耳介軟骨移植を行うのが常識になっています。

今回のケースでは露出部が大きく感染も併発していたため、
緊急性があると判断し即日、プロテーゼ抜去と
鼻尖形成手術を行うことにしました。




手術に関しては、その②に続きます。




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