美容整形・美容皮膚科のご相談は医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ

スタッフブログ

たるみ治療に対するアプローチ 脂肪注入の場合

 
 
みなさん、こんにちは。
今日は、たるみ治療に脂肪注入術を用いた例を
ご紹介したいと思います。

 

大量に注入が必要な場合には、
自身の脂肪が最適ですが、
脂肪注入には以下のメリットあります。

1.お顔の場合、10cc以上、大量に注入が可能(max30cc程度)
2.しこりや凹凸を作りにくい
3.マッサージや薬品の注射で、細かい形の調整が可能
4.自身の脂肪を使うため、アレルギー等の心配がない
5.顔面の場合、注入したうちの7割程度は、半永久的な定着が期待できる

それに対するデメリットとして、

1.脂肪に痩せている場合には、脂肪吸引自体が困難な場合がある
2.ヒアルロン吸引などで、手術時間が長くかかる(約2時間程度)
3.極度
4.酸注入と違い、抜糸が必要
5.蜂窩織炎が起こると、脂肪が吸収される可能性がある

しかしながら、フェイスリフト系のメスが入る手術と違い、
腫れや内出血が非常に少なく、
スレッドリフトと違って、
顔のマッサージを行っても、
効果が失われる可能性はほとんどない。
ただし、脂肪を多く注入し、
顔面の凹凸を消すということは、
お顔の輪郭が大きくなるということです。

そのため、太っておられる方よりも、
痩せておられる方に適した手術です。

写真の方は、
リフト系の施術のご相談で来院されましたが、
極度の顔面やせのため、
脂肪注入をお勧めしました。

術前のお写真です↓



臀部から脂肪を吸引し、約30CC注入しています。

1週間後の状態↓



内出血や、ムクミがありますが、
リフトアップ系の施術に比較して軽く、
メイクで隠せる程度に治まっています。

1か月後の状態↓



凹凸や、内出血は、ほぼ消失しています。
しかしながら、抜糸時と比較して、
注入した脂肪は、3割程度減っていますが、
これ以降は、あまりボリュームは減少せず、
安定期に入ります。
患者様の希望があれば、必要に応じて追加の脂肪注入が可能です。

たるみの治療は、リフトアップ系の施術だけではなく、
不足したボリュームを足してあげることで、
より高い満足度が得られます。

脂肪注入は、
万人にお勧めできる施術ではありませんが、
適応を選べば高い満足度の得られる手術です。




« 一覧へ »