お久しぶりです・・・
忙しい・・・なんていう言い訳ですが、
ブログをサボっておりました。
すみません・・・
最近、鼻のシリコンプロテーゼの寿命や、
定期交換の必要が必要かどうかを
聞かれることが増えてきました。
自分は、シリコンプロテーゼの場合、
感染や、ズレがなければノーメンテナンスで、
ほぼ一生入れっぱなしでも構わないと考えています。
しかしながら、
シリコンプロテーゼ隆鼻術後
20年以上経過した方に時々あるのが、
プロテーゼの石灰化です。
素材の経年劣化や、
手術の際の感染が原因とされています。
石灰化でプロテーゼが固くなると、
体とプロテーゼのフィット性が悪くなり
鼻の形に悪影響出てくる場合があります。
先日、60歳代の女性の鼻の相談に来院されました。
鼻が固くなってきたのが気になるのと、
もう少し鼻を高くしたいとのこと。
診察をしてみると、
鼻筋全体が非常に固く、
かつ凹凸がありました。
シリコンプロテーゼの石灰化が疑われたので、
入れ替えを行うことにしました。
手術自体は、通常の入れ替えと変わらないのですが、
石灰化の影響でプロテーゼが固着し、
抜き出しにくくなっています。
慎重に抜去した後、
カプセル側に残っている石灰成分をこそぎ取り、
ポケットの洗浄を数回行います。
あとは、新しいプロテーゼを入れなおして手術は終了です。
内出血が必ず出るので、
長めのダウンタイムが必要です。
この患者様も、術後の内出血はひどかったのですが、
3か月検診も問題なく終了しました。
前回の手術の際に感染を起こして、
再手術を行っていたのが石灰化の原因だと思われます。
他院でうけられた手術後であっても、
修正や治療ができますので、
悩んでおられる方はご相談ください。