朝夕の冷え込みが厳しくなりましたね
刺青レーザー照射を受けられた
モニターの方の2回目の照射がありました。
前回の照射から1か月半が経っています。
しみのレーザー照射と違い、
薄くはなっていますが、
完全には、取り切れていません。
下は、初回で照射前のTATTOOです。↓

そして、照射後です↓

インクを使った刺青をレーザーで消そうとすると、
通常5~6回の照射が必要になってきます。
シミと刺青のレーザーに対する反応の差は、
色素の深さにあります。
たとえば、
日焼けのシミが表皮に留まるのに対して、
刺青の場合真皮層奥深くに入っていて、
レーザーのエネルギーが届きにくいため、
反応しにくくなっています。
そこで、刺青レーザー照射の際、
効果を左右するのが、
レーザー機器の最大照射エネルギー量になります。
目安になるのがJ(ジュール)という数値です。
ジュールが高ければ高いほど、
皮膚の深い場所までレーザーが届き、
刺青を消すことができます。
他のメーカーのレーザーは100ボルトで作動し、
6~7ジュールが上限なのに対して、
トライビームの場合は、
200ボルト作動というメリットを生かし、
直径4mmの照射でも
倍の12ジュール以上の出力で
照射が可能という特徴があります。
どういうことかというと、
他メーカーのレーザーが2~3回目以降、
最大パワーで照射しても
レーザーに反応しなくなるのに対して、
トライビームの場合は
さらにパワーを上げることで、
深い層のインクを薄くすることができます。
刺青の色が濃い場合には、
やや弱めのパワーでスタートし、
反応が悪ければ20%程度パワーを強くします
色が薄い場合には、
やや強めでスタートし、
照射の際のホワイトニング
(レーザー照射部位が白くなること)が不十分なら、
すこしパワーを上げるようにしています。
インクの量が少ない絵柄は、
今回7.6ジュールにて照射。
インクの多い絵柄は、
前回4.3ジュール
今回5.3ジュールにて照射
TOTAL 1546ショット
しています。
一般的にインクが浅い場所にとどまり、
色が薄いほど反応が良くなります。
この症例では、
レーザーに反応が悪い、
インクを使った刺青ですが、
色の薄い方の刺青はよく反応していて、
ボカシの部分はほぼ消えています。
一方、色の濃い方の模様は、
薄くはなっていますが、
まだまだです・・・
色の薄い部分の初回照射前です↓

そして、照射後です↓

レーザーの出力は若干強めて照射しました。
次回、3回目の照射は、1か月半後の予定です。
また、治療結果をご報告致しますね
みなさん、ご自愛下さいね