顔の脂肪吸引(頬・顎下)
顔(頬・顎下)の脂肪吸引
お顔の脂肪吸引とは、頬や顎下の皮下脂肪を、カニューラと呼ばれる細い吸引管を使って吸引する方法で、短時間の手術で二重顎を治療したり、小顔にすることが可能です。
脂肪溶解注射やHIFUと違って、短時間、1回の手術で気になる部分の脂肪を吸引できるため、輪郭を整えつつ、小顔効果が得られます。
小さな吸引孔から脂肪を吸引しますので、傷も目立たず、数か月で傷の痕跡が分からなくなります。
お顔を小さくしたい、二重顎を解消したいといった方におすすめの手術です。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引はこういった方におススメです
- お顔の大きさが気になる方
- 小顔になりたい方
- 頬やアゴ下の脂肪が気になる
- 二重あごがきになる
- マリオネットライン、フェイスラインのもたつきが気になる
症例写真
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Before
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After
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概要
30代男性の頬、顎下脂肪吸引症例になります。二重顎の改善と、小顔にしたいとの希望にて、頬、顎下の脂肪吸引を行いました。
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Before
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After
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概要
20代女性の、頬、顎下脂肪吸引症例になります。2重顎を改善したい、顎下をすっきりさせたいとの希望にて手術を行いました。
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Before
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After
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概要
30代女性の頬、顎下脂肪吸引の症例になります。小顔にしたい、二重顎を改善したいとの希望にて前記手術を行いました。
手術費用
手術時間 | 30分~1時間 |
手術費用 | 頬、顎下ともに 165,000円 セットで行う場合 220,000円 |
脂肪吸引とは?
脂肪吸引とは、カニューラと呼ばれる細い吸引管を使って深層の脂肪を吸引する方法です。
脂肪吸引はダイエットと違って脂肪細胞を吸引し数を減らすため、リバウンドしにくいのが特徴です。
必要なパーツのみを吸引するので、顔面骨切りと同じように輪郭形成の効果もあります。
こめかみや頬が痩せている場合、吸引した脂肪を患部に注射することも可能です。
顔(頬、顎下)の脂肪吸引のメリット
1.短時間で希望の部位を部分痩せが可能
脂肪溶解注射やHIFUはダウンタイムが短いのが特徴ですが、複数回治療が必要であり、効果も少な目になります。
脂肪吸引では1回数十分の手術で、気になる部位の皮下脂肪のほとんど吸引することが可能です。
2.たるみも併せて改善
脂肪吸引を行うとたるみが出てしまうことを心配されている方が多いかと思います。
しかし、お顔の脂肪吸引は、皮膚の真皮側と浅層筋肉群(SMAS)に微小な傷をつけることでコラーゲンの引き締めとリフトアップ効果を狙うことができます。
ベストな効果を実現するために、圧迫を含め術後のアフターケアをお守りください。
3.リバウンドしにくい
ダイエットや、運動で痩せるのは事実ですが、脂肪細胞の数が減らないので、リバウンドする可能性は高くなります。
それに対して脂肪吸引は、脂肪細胞の数を少なくするのでリバウンドがしにくいのが特徴です。
顔(頬、顎下)脂肪吸引のデメリット
1.ダウンタイムはそれなりにある
お顔の脂肪吸引では、首に軽い赤あざが出る程度で収まることが多いのですが、血圧が高い、再手術などで脂肪が硬い、あから顔などの患者様は、内出血が強くなる場合があります。
術後の圧迫や内服などで軽減することが可能です。
2.痛みや筋肉痛が出る可能性がある
できるだけ多く吸引するために、筋層や真皮層の表面を吸引管が摩擦することで、筋肉痛が出ることがあります。
しかしながら内服の鎮痛剤で十分抑えることが可能で、数日で痛みは消失します。
当院の顔(頬・顎下)脂肪吸引の特徴
1.細い吸引管を使っての繊細な脂肪吸引を行います
大腿や腹部など、顔以外の脂肪吸引では、直径が3mm以上のやや太めの吸引管を使って電動の吸引器を使用しますが、お顔の脂肪吸引で使うと凹凸や強い内出血の原因になります。
当院では、お顔に脂肪吸引には、2mm以下の吸引管とシリンジ(注射器)を使用して、繊細な吸引を行いますので、デザイン通りの精密な吸引が行え、腫れや内出血を最小限に抑えることが可能です。
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脂肪吸引機
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使用するカニューラ
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カニューラ先端部
2.選べる麻酔:局所麻酔に加えて吸入麻酔、笑気麻酔、静脈麻酔などが可能
局所麻酔だけだと痛みが少し残ったり、意識があるといやといわれる方もおられます。
患者様の希望に合わせて、簡単な笑気麻酔、吸入麻酔以外に、静脈麻酔、全身麻酔も可能です。
顔の脂肪吸引(頬・顎下)施術の流れ
- 1.診察、問診
- カウンセリングでは、お顔を診察し、小顔になる適切な治療方法を説明します。輪郭には脂肪、筋肉、頭蓋骨など複数の要素が組み合わさっています。効果が高く、適切な手術方法をご提案します。
- 2.マーキング
- 頬、アゴ下の脂肪吸引する部位をデザインします。頬の中でもどの部位に脂肪が多くついているかなど見極めます。
- 3.麻酔
- 局所麻酔を脂肪吸引する部分全体に散布します。 局所麻酔の痛みを少なくするために、吸入や、笑気麻酔、静脈麻酔の併用が可能です。
- 4.脂肪吸引
- 顔の脂肪吸引は、耳の付け根近くを2mm程切開して行います。当院では、太さ2mm以下の極細の吸引管を使って、シリンジを使用しての吸引行います。 器械吸引は、手術が短時間で終わりますが、脂肪を吸引しすぎることのあるため、お顔では使いません。脂肪吸引の手術時間は約30~40分程度です。
抜糸までの注意点
脂肪吸引部分の腫れと内出血を抑え、リフトアップ効果を出すためにテーピングと、フェイスバンテージによる圧迫を行います。
術後、2~3日は、血流が良くなるアルコールの摂取や、運動、サウナなどは控えてください
抜糸後のケア・抜糸
7日目に抜糸、1か月検診、3か月検診を行います。
術後拘縮や、腫れで吸引部分に硬さを触れることがありますが、マッサージで次第に改善しています。
お顔の脂肪吸引による失敗とは?
脂肪の取りすぎによる陥凹
慣れていない先生の手術で起こりやすい失敗ですが、吸引孔近くの脂肪を摂りすぎるためにへこみを生じてしまう失敗です。
吸引孔から離れた部位の脂肪を優先いして吸引したり、複数吸引孔を作成して、脂肪吸引することで失敗を防ぐことが可能です。
もし、他院の脂肪吸引で陥凹を生じた場合、3か月程度待っていただいて脂肪注入をすることで修正ができます。
麻酔による事故
脂肪吸引では局所麻酔を大量に使います。お顔ではリスクは少ないですが、局所麻酔中毒という麻酔による合併症のリスクがありますが、適切に麻酔を薄めて、量を決めて使用すれば予防することが可能です。麻酔を熟知したDrのいる病院での施術をお勧めします。
脂肪吸引による死亡事故
頬、顎下の皮下脂肪層には大量出血の原因となる太い血管はありませんが、筋層内や頸部を吸引した場合、非常にまれですが、動脈を傷つけ大量に出血し死亡に至った例が報告されています。
人体の解剖を熟知することで、出血のリスクを抑え、大量出血による事故を防ぐことができます。当院では開設以来、死亡事故はありません。
施術概要
施術時間 | 30分~1時間(部位などによって時間が異なります) |
ダウンタイム | 【腫れ・内出血】 1~2週間 |
メイク | 翌日から可能 |
シャワー・洗髪 | 当日から可能 |
入浴 | 施術1週間後より可能 |
施術の副作用、リスク
腫れ・浮腫み・内出血・痛み・神経の損傷・痺れ・違和感・知覚過敏・ツッパリ感・引きつれ・手術部位の動かしづらさ・話しづらさ等
小顔効果のあるそのほかの治療法
小顔効果のあるのは、お顔の脂肪吸引だけではありません。注射だけで脂肪を減らすことができる脂肪溶解注射や、超音波を利用した肌の引き上げ効果で小顔効果を発揮するHIFUを取り揃えています。
脂肪溶解注射
コムロ美容外科で使用してるアルフォコリン注射は、大豆成分を主とした薬剤を、気になる脂肪の層に直接注射することで、脂肪細胞そのものを溶かして体外へ排出させる施術です。脂肪細胞の数を減らす効果があり、リバウンドがしにくいのが特徴です。
溶かされた脂肪は汗や尿として自然に排出されます。メスを使わないためダウンタイムが非常に短く、特定の部位だけを少しずつ調整したい場合に適しています。
HIFU(ハイフ)
「高密度焦点式超音波」という特殊な超音波を使い、皮膚の深い層(SMAS筋膜)に熱エネルギーをピンポイントで照射します。この熱エネルギーによって組織を収縮させ、強力なリフトアップ効果(たるみ改善)をもたらします。コラーゲンの生成も促進されるため、肌のハリや弾力アップも期待できます。脂肪細胞を破壊する効果もありますが、主な目的は「引き締め」です。
項目 | 顔の脂肪吸引 | 脂肪溶解注射 | HIFU(ハイフ) |
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特徴 | 脂肪を物理的に除去 | 脂肪を薬剤で溶かす | たるみを引き締める |
効果の実感 | 1回で大きな効果 | 数回の施術で徐々に実感 | 1回でもある程度実感 |
こんな方に最適 | ・二重あごを根本的に解消したい ・フェイスラインをしっかり出したい |
・細かい部分の脂肪が気になる ・ダウンタイムが取れない |
・フェイスラインのたるみが気になる ・肌のハリを改善したい |
ダウンタイム | 1〜2週間(腫れ・内出血) | ほとんど不要(軽い腫れ) | ほぼ無し(赤み程度) |
施術時間 | 30分〜1時間 | 10分程度 | 30分〜40分 |
痛み | 麻酔使用のため施術中は無し 術後に鈍痛や筋肉痛のような痛み |
軽度のチクっとした痛み | 部位によより熱感や鈍い痛み |
持続性 | 半永久的(リバウンドしにくい) | 元に戻る可能性あり | 半年〜1年程度 |
費用感 | 高め | 比較的安価(回数による) | 中程度 |
お顔の脂肪吸引のよくある質問
Q. 施術中の痛みはどのくらいですか?
A. 麻酔を使用するため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。
通常お顔の脂肪吸引には、「静脈麻酔」と「局所麻酔」を併用します。静脈麻酔により眠っているようなリラックスした状態になり、その間に痛みを感じにくい局所麻酔を行うため、施術が始まってからの痛みはご安心ください。
施術後、麻酔が切れてくると筋肉痛のような鈍い痛みを感じることがありますが、処方される鎮痛剤で十分にコントロールできる程度です。
Q. 仕事は何日後から復帰できますか?
A. お仕事内容によりますが、デスクワークであれば2~3日後、接客業など人と対面するお仕事の場合は、大きな腫れが落ち着く5日~1週間後が目安です。
- デスクワークなど(在宅勤務含む): 施術後2~3日程度お休みされる方が多いです。腫れや内出血はマスクで隠せる範囲です。
- 接客業など: 腫れや内出血が目立つ可能性があるため、1週間程度のお休みがあると安心です。ファンデーションやコンシーラーでカバーできる内出血は、3日目あたりから徐々に黄色く変化していきます。
いずれの場合も、ご自身の体調と回復の様子を見ながら判断することが大切です。
Q. 圧迫バンドはいつまで必要ですか?
A. 圧迫バンド(フェイスバンド)は術後3日間は終日、その後1週間~1ヶ月程度は可能な限り(特にご自宅にいる時間や就寝中)着用をお願いしています。
フェイスバンドによる圧迫には、以下の重要な役割があります。
- 腫れや内出血を最小限に抑える
- 皮膚のたるみを防ぎ、フェイスラインを綺麗に引き締める
- 痛みを和らげる
仕上がりの美しさに大きく関わるため、自己判断で緩めたり、きつく締めすぎないようにして、必ず医師の指示に従ってください。
Q. 効果はいつから実感できますか?
A. 大きな腫れが引く術後1~2週間頃から、徐々にフェイスラインがすっきりしてきたと実感し始める方が多いです。
- 術後1週間~1ヶ月: むくみや腫れが引き始め、少しずつ効果が見えてきます。この時期に「拘縮(こうしゅく)」といって、皮膚が硬く、しこりができた感じが出ることがありますが、回復過程の正常な反応です。
- 術後3ヶ月~半年: むくみや拘縮が完全になくなり、脂肪吸引の効果が完成します。よりシャープになったフェイスラインを実感いただけるでしょう。
監修医情報
- 医師
- 医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき) - 経歴
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- 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
- 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
- 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
- 2001年~ コムロ美容外科入職
- 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
- 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化
- 資格
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- 日本麻酔科学会会員
- 麻酔科標榜医
- 日本美容外科学会(JSAS)会員
- 美容外科(JSAS)専門医
- アラガンボトックスビスタ認定医
- アラガンジュビダーム認定医
