ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸豊胸とは?
ヒアルロン酸豊胸術は、当院でも人気の美容整形術のひとつです。バッグや脂肪注入等による豊胸術と異なり、ダウンタイムもなく短時間でバストアップすることが可能です。小さな傷口からヒアルロン酸を乳腺の下に注入します。
先端が丸いカニューラを使用しますので、内出血や腫れなどが少なく手術が可能です。またバストの谷間を作りたい、バストを上部のボリュームを足したい、左右差を治したいなど、気になる部位のみのボリュームが可能なのも特徴です。
こんなお悩みにおすすめです
- 手術なしでバストアップしたい
- 左右差を整えたい
- 自然にバストの形を整えたい
- 授乳後のハリを取り戻したい
ヒアルロン酸豊胸に使うヒアルロン酸
HYAcorp Body Contouring(ハイアコープ ボディ コントゥアリング)「HYAcorp MLF1」

HYAcorpは、ドイツのBioscience社が開発した顔や体の使用に特化したヒアルロン酸シリーズです。使用部位や用途によって数種類ある中から、当院ではバストに適したBody Contouringには豊胸用のヒアルロン酸「HYAcorp MLF」を使用しています。そのため、柔らく自然な感触の美しいバストを持続期間2年程度と長く保つことができます。ハイアコープは、ECの検査合格を示す、CEマークを取得しています。
ヒアルロン酸豊胸と、脂肪注入豊胸との比較
ヒアルロン酸豊胸と同じく、注入で行える豊胸術として脂肪注入豊胸があります。
しかし両者には効果の違いがあり、手術後の仕上がりも異なってきます。患者様のご希望に合わせて選んでいただくことが重要です。
ヒアルロン酸豊胸 | 脂肪注入豊胸 | |
---|---|---|
方法 | ヒアルロン酸をバストに注入 | 自身の脂肪(腹部や太ももなど)を採取・注入 |
ボリュームの変化 | 1~2カップ程度アップ | 1~1.5カップアップ程度 |
持続期間 | 数ヶ月〜1年程度(体質による) | 定着した脂肪は半永久的 |
触感 | やや硬さを感じる場合がある | 自然で柔らかい |
注入部位 | 乳腺下 | 皮下脂肪層、乳腺下、大胸筋内 |
リスク・副作用 | 吸収・しこり形成の可能性あり | 脂肪壊死・しこり・石灰化のリスクあり |
施術時間 | 30分〜1時間程度 | 約4時間(脂肪吸引含む) |
ダウンタイム | 比較的短い(数日〜1週間) | 吸引部位含め2週間程度の腫れ・痛みが出る場合も |
メリット | 手軽・短時間で可能 | 自然な仕上がり・異物を使わない |
デメリット | 持続性が低く、繰り返し施術が必要な場合も | 定着率に個人差がある |
■ 参考情報
ヒアルロン酸は一時的、脂肪注入は半永久的です。メスを手術に抵抗がある場合や、仕事があまり休めない場合にはヒアルロン酸豊胸をまず行い、半永久的な効果を望む場合には、シリコンバッグ豊胸や、脂肪注入豊胸をお勧めします。
注入部位
コムロ美容外科のヒアルロン酸注入豊胸のこだわり
乳腺と大胸筋の間にヒアルロン酸を注入できる「エコーガイド下注入法」
ヒアルロン酸豊胸は、手軽に行える一方で、しこりのリスクを常に考慮する必要があります。脂肪注入による豊胸では、定着率を高めるために皮下脂肪、乳腺下、大胸筋内にバランスよく注入しますが、ヒアルロン酸豊胸では異なります。

ヒアルロン酸は、しこりが触れないよう、乳腺下と大胸筋の間にできるだけ薄く均一に注入することが望ましいとされています。
当院では、超音波エコーガイドを使用し、安全かつ正確にヒアルロン酸を注入しています。エコーを用いてカニューラの先端を乳腺下に誘導し、均一に注入を行います。また、乳腺内への注入はしこりのリスクを高めるため、十分に注意を払いながら施術を行っています。
豊胸に適したヒアルロン酸を使用します。
豊胸に適したヒアルロン酸は、架橋構造のために持続期間が長く、柔らかさを併せもつ、ハイアコープを使用しています。持続期間は1年以上と長く、EUの検査機関を合格した明石のCEマークを取得しています。
ヒアルロン酸豊胸の施術費用
項目 | 費用(税込み) |
---|---|
ヒアルロン酸1cc | 4,500円 |
ヒアルロン酸10cc | 45,000円 |
備考 | 注入量は、最低40㏄以上からとなります。局所麻酔代込み *静脈麻酔は別途費用かかります。 |
ヒアルロン酸豊胸の概要
注入量の目安 | 1カップアップにつき、左右各100㏄くらい必要です。 |
副作用 | 1.内出血 術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。 2.注入後の痛み ヒアルロン酸による注入後は軽度の痛みが出現する場合があります。2日程度で痛みは消失します。 |
リスクと副作用に対する予防 | ヒアルロン酸を注入すると内出血をおこす可能性があります。カニューラを使用するため、大きな内出血の可能性はあまりありません。 |
ヒアルロン酸豊胸のリスク、副作用
内出血、しこりの可能性があります。 しこりはヒアルロニダーゼで溶解することが可能です。
ヒアルロン酸豊胸手術の施術の流れ
- カウンセリング
- 患者様のご希望をお伺いして、適した豊胸手術をご案内します。ヒアルロン酸はダウンタイムが取れない方、バストの形の修正希望の方、あまりバストを大きくしたくない方に最適な手術です。
- 麻酔
- 局所麻酔で行います。痛みや意識があるのが怖い場合には静脈麻酔が可能です(別途費用かかります)。
- 手術
- 3㎜程度の注入孔を作成し、カニューラを使用してヒアルロン酸を乳腺下に注入していきます。腋窩、乳房下縁など、注入部位によって場所は変わります。傷の赤みは2~3か月程度で消えていきます。
その際に、超音波エコーを併用して乳腺と大胸筋の間に均一に入れていきます。注入の際の傷は縫合を行い手術は終了です。 - 術後アフターケア
- 注入後は、圧迫固定は必要ありません。ブラジャーも着用可能ですが、ワイヤー入りは変形を防止するために着用しないでください。7日目に抜糸と検診を行います。
よくある質問
Q.ヒアルロン酸豊胸後にマンモグラフィーは可能ですか?
A.マンモグラフィーでヒアルロン酸周囲の被膜が破れ変形する可能性があります。バストサイズ、注入量によってはマンモグラフィーを受けれますが、検査担当の医師とご相談ください。 超音波エコーであれば、変形のリスクなく、検査可能です。
Q.ヒアルロン酸注入後、ヒアルロン酸を取り除くにはどうしたらいいですか?
A.ヒアルロン酸溶解酵素であるヒアルロニダーゼが効果がありますが、ヒアルロン酸豊胸に使用するヒアルロン酸が多いため、完全に溶解するのは困難です。場合によってはヒアルロン酸除去の手術が必要になる場合があります。
Q.ヒアルロン酸豊胸後に、妊娠や授乳をしても大丈夫ですか?
A.ヒアルロン酸は安全な注入物であり、被膜に閉じ込められます。そのため、手術後に、妊娠や授乳をしても問題はありません。
Q.バストに入れたヒアルロン酸はレントゲンに写るのでしょうか?
A.バストに注入したヒアルロン酸はレントゲンには映りませんので会社の検診でも問題あありません。しかし、同じくレントゲンを使用するMRIや、それ以外に超音波エコー、MRIではうつります。マンモグラフィーはヒアルロン酸が流れる可能性あるため、お控えください。
Q.運動は手術後いつから再開していいですか
A.ヒアルロン酸注入後、1週間後から可能です。