トレチノイン・ ハイドロキノン療法
市販の美白剤やレーザーで諦めていた難治性の肝斑・シミへ
大阪・心斎橋で受ける「東大式」トレチノイン・ハイドロキノン併用療法
「コンシーラーでも隠せない肝斑がある」「単体の美白クリームでは効果を実感できなかった」——そうした根深いシミの悩みに確実な変化をもたらすのが、トレチノインとハイドロキノンを組み合わせた医療用外用プログラムです。
なぜ、それぞれ単体ではなく2つの薬剤を同時に使う必要があるのか。その理由は、2剤が揃って初めて成立する「相乗的なメカニズム」にあります。
- トレチノイン(排出):肌の代謝を急促進し、表皮深層の基底層に滞留するメラニン色素を強制的に押し上げる
- ハイドロキノン(漂白・遮断):新たなメラニン生成を阻害し、強い炎症による色素沈着(戻りジミ)を防ぎながら浮き出たシミを白く漂白する
トレチノイン単体では炎症による色素沈着のリスクがあり、ハイドロキノン単体では奥底のメラニンを外へ追い出す力が足りません。この2剤が補完し合うことで、レーザー照射が難しいデリケートな肝斑や炎症後色素沈着(PIH)に対しても、確実かつ安全な改善が可能になります。
当院では、劣化しやすく鮮度管理が極めて重要なトレチノイン製剤を東京大学製剤部(東京調剤)と直接提携して調達。東京大学(吉村医師開発)の確立された治療プロトコル(漂白期・治癒期)に厳密に準拠し、大学病院水準の高鮮度・高濃度製剤を用いた本格治療を、大阪・心斎橋の当院でご提供しています。
※各薬剤の詳しい単体作用や詳細機序については、解説コラムをご覧ください。
こんな症状の改善に効果があります
治療の結果、古い皮膚が剥がれ落ち、メラニン色素の少ない新しい赤ちゃんの肌へと置き換わっていきます。シミ治療として有名ですが、実は以下のような多岐にわたるお悩みにも高い効果を発揮します。
1. シミ・色素沈着
-
肝斑(かんぱん)
ハイドロキノンがメラニン色素の生成を抑え、トレチノインが肌のターンオーバーを促進して色素の排出を促します。【肝斑治療に効果的なレーザートーニングはこちら】 -
老人性色素斑(日光黒子)
日光にあたることによってできる一般的なシミにも効果的です。【シミ治療に効果のあるシミ取りレーザーはこちら】 -
炎症後色素沈着(PIH)
ニキビ跡や傷跡などの炎症後に残る色素沈着にも有効です。
2. ニキビ跡・毛穴・肌のざらつき
-
白ニキビ・毛穴詰まりの予防
トレチノインが古い角質の肥厚を改善して毛穴詰まりを解消し、皮脂分泌を抑えることで、初期の白ニキビや毛穴のざらつきを防ぎます。 -
軽度のニキビ跡の凹凸
トレチノインのピーリング作用により、軽度のニキビ跡の凹凸が改善されることがあります。 -
ニキビ跡の色素沈着(茶色いシミ)
上記のシミと同様に、ハイドロキノンとトレチノインの相乗効果で改善が期待できます。
3. 小じわ・肌のハリの改善
トレチノインは、線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、小じわの改善や肌のハリの向上が期待できます。
4. 毛穴の開きの改善
トレチノインが角質層の正常化を促し、毛穴の詰まりを解消することで、毛穴の開きが目立ちにくくなることがあります。
5. 肌のターンオーバーの促進
全体的に肌のターンオーバーを促進することで、くすみの改善や肌質の均一化にも寄与します。
大阪・心斎橋で「東大式」の本格治療を 〜コムロ美容外科の3つのこだわり〜
1. 大阪にいながら「東大病院製剤部」の薬剤を使用
トレチノインは非常にデリケートで、鮮度と濃度管理が命です。当院は大阪のクリニックですが、東京大学製剤部(東京調剤)と直接提携。大学病院クオリティの新鮮で高濃度な製剤を、心斎橋で処方可能です。
東大の吉村先生の治療方法に準じていますが、下記のページも参照ください。
トレチノイン(レチノイン酸)療法-東京大学-
参考文献:トレチノイン(レチノイン酸)療法について(外部サイト)
2. 専門医によるきめ細かな「肌診断と指導」
この治療は「塗り方」と「副作用(皮むけ)のコントロール」が成功の鍵です。当院では処方して終わりではなく、大阪・心斎橋の院長自らが肌の状態を診察し、ライフスタイルに合わせた使用頻度を丁寧に指導します。
3. 通いやすい立地と明朗会計
2週間ごとの検診が必要な治療だからこそ、通いやすさは重要です。当院は、大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅からすぐの好立地。仕事帰りや買い物のついでに通院いただけます。
【保存版】トレチノイン・ハイドロキノンの正しい使い方と治療プロトコル
1. 毎日のスキンケア手順
外用療法の成否は塗る順番と塗り方で決まる。夜は「洗顔 → 保湿 → トレチノイン → ハイドロキノン」の順序。
朝と夜のお手入れ一覧表
| タイミング | STEP | 内容 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 夜(1日1回) | STEP1 洗顔 | 低刺激石鹸で泡洗顔 | 肝斑悪化を防ぐため摩擦厳禁。押し拭きで吸水。 |
| STEP2 保湿 | 化粧水・乳液 | 顔全体を十分に保湿して肌の土台を整える。 | |
| STEP3 トレチノイン | シミ部分へ薄く塗布 | 綿棒を使用。目元・口周りは避ける。塗布後数分乾かす。 | |
| STEP4 ハイドロキノン | シミ部分へピンポイント塗布 | 白斑・色素沈着を防ぐため、広げず局所のみに塗る。 | |
| 朝 | 洗顔 | 軟膏の洗い流し | 夜に塗った薬を優しく洗い流す(または優しく拭き取る)。 |
| 紫外線対策 | SPF30以上の日焼け止め | 外出しない日・室内でも必須。日焼けは絶対避ける。 |
夜のケア詳細(1日1回)
・STEP 1 洗顔:低刺激石鹸で泡洗顔。肝斑悪化を防ぐため摩擦厳禁。押し拭きで吸水。
・STEP 2 保湿:化粧水・乳液で顔全体を十分に保湿して肌の土台を整える。
・STEP 3 トレチノイン:シミ部分へ薄く塗布。綿棒を使用。目元・口周りは避ける。塗布後数分乾かす。
・STEP 4 ハイドロキノン:シミ部分へピンポイント塗布。白斑・色素沈着を防ぐため、広げず局所のみに塗る。
※当院のこだわり
一般的に「広めに塗る」と指導されることも多いですが、当院では白斑(色抜け)や余計な色素沈着のリスクを最小限に抑えるため、開始当初はシミの局所のみへの塗布を推奨しています。
朝のケア詳細(2大必須事項)
・朝起きたら、夜に塗った薬を優しく洗い流す(または優しく拭き取る)。
・治療中の肌は、外出しない日・室内でもSPF30以上の日焼け止めを使用し、日焼けは絶対避ける。
2. 治療の流れとプロトコル(治療期間・サイクル)
①漂白期 and ②治癒期 as one cycle.
治療フェーズ一覧表
| フェーズ | 期間 | 使用薬剤 | 目的・特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ① 漂白期(排出期) | 2〜6週間 | トレチノイン+ハイドロキノン | ターンオーバーを急促進しメラニンを排出。赤み・皮むけ・乾燥が起こる。 | 刺激が強い時は2〜3日に1回に減らす。目元・口周りは避ける。 |
| ② 治癒期(鎮静期) | シミ改善後(最長2ヶ月まで) | ハイドロキノンのみ(トレチノイン中止) | 炎症を鎮静させ、治療後の色素沈着を防ぐ。新しいお肌を安定させる。 | トレチノインを中止し肌を休ませる。 |
| 休薬期 | 最低1ヶ月間 | なし(基本保湿・UVのみ) | 肌の薬剤耐性をリセットする。2クール目を行う前の必須期間。 | 連続使用は最大2ヶ月まで。必ず1ヶ月以上肌を休ませる。 |

【重要】治療サイクルのルール(休薬期間について)
・1クールの使用期間は最長2ヶ月まで:連続使用は最大2ヶ月まで。
・最低1ヶ月の休薬期間:2クール目を行う前の必須期間です。
・治療完了の目安:肌質やシミの深さにより、トータルで6ヶ月〜1年程度が目安です。
3. 副作用・肌トラブル時の対応
症状別の対処表
| 症状 | 対処 | 受診の目安 |
|---|---|---|
| 軽度な赤み・皮むけ・乾燥 | 治療の正常な反応です。丁寧な保湿を継続してください。 | 様子見で問題ありません |
| 赤みやヒリつきが強くなってきた | 毎日の使用を控え、「2〜3日に1回」へ間隔をあけて様子を見ます。 | 落ち着かなければご相談ください |
| 強い痛み、浸出液(ジュクジュク)、水ぶくれ | 直ちに使用を中止してください。 自己判断での継続は厳禁です。 | 至急当院までご連絡ください |
※使用中や外用後に強い痛みや水ぶくれなどの異常を感じた場合は、我慢せず直ちに当院(大阪・心斎橋院)までご連絡いただき、医師の診察を受けてください。
【東大監修】トレチノイン・ハイドロキノンの料金
| トレチノイン5g(2本)+ ハイドロキノン5g(2本) |
セット料金 22,000円 (約1〜1.5ヶ月分になります) |
*必要に応じて東京大学製剤部(東京調剤)に発注しますので、お渡しまでに1週間程度かかります。
トレチノイン・ハイドロキノンの注意すべき副作用・リスク
トレチノインの主な副作用(レチノイド反応)
治療開始後、数日〜2週間前後をピークに以下のような「レチノイド反応(A反応)」が現れることがあります。これは肌のターンオーバーが急激に促進されている過程で生じる正常な反応であり、肌が慣れるにつれて通常は数週間から1ヶ月半ほどで徐々に落ち着いていきます。
赤み・ほてり
皮膚の代謝・血流促進に伴う一時的な赤みや熱感
皮むけ(落屑)
古い角質がポロポロと剥がれ落ちる現象(※無理に剥がすのは厳禁です)
乾燥・つっぱり感
角質層の水分保持機能の一時的な低下によるつっぱり
ヒリヒリ感・かゆみ
洗顔時やスキンケア塗布時のピリピリとした刺激感
※「皮むけがいつまで続くか」「日ごとの経過タイムラインと対処法」についての詳しい解説は、以下のコラムをご覧ください。
その他の注意すべき副作用・リスク
炎症後色素沈着
強い赤みを放置したり、無理に皮を剥がしたり、日焼けをすると、かえってシミが濃くなる恐れがあります。
光線過敏症(紫外線への感受性向上)
バリア機能が一時的に低下するため、室内でも必ずSPF30以上の日焼け止めをご使用ください。
禁忌(妊娠中・授乳中の方)
胎児への催奇形性リスクを避けるため、安全性を最優先とし、妊娠中・授乳中・妊娠の可能性がある方の使用はできません。
トレチノイン・ハイドロキノン療法 よくある質問
【治療中の反応・副作用について】
Q.治療中に皮むけや赤みは必ず出ますか?どのくらい続きますか?
A.はい、多くの場合で治療開始後、数日から1週間ほどで赤み、ヒリヒリ感、乾燥、そして古い角質がポロポロと剥がれ落ちる「皮むけ」といった症状が現れます。通常、これらの反応は治療開始後1〜2週間がピークとなり、肌が薬に慣れてくるにつれて徐々に落ち着いていきますのでご安心ください。もし反応が強すぎて辛い場合は、使用頻度や薬の量を調整しますので、遠慮なく医師にご相談ください。
Q.敏感肌でも治療を受けることはできますか?
A.はい、可能です。ただし、肌の状態を丁寧に診察させていただき、通常よりも低い濃度のトレチノインから開始したり、塗布する日数や時間を調整したりするなど、患者様一人ひとりの肌質に合わせた治療計画をご提案します。カウンセリングの際に、普段の肌状態や化粧品でのトラブル経験など、些細なことでもお聞かせください。
【効果について】
Q.効果はどのくらいで実感できますか?
A.患者様の肌質や症状の程度によって個人差はありますが、多くの方は治療を始めてから4週間〜8週間(約1〜2ヶ月)ほどで、シミが薄くなってきた、肌にハリが出てきた、化粧ノリが良くなったといった効果を実感され始めます。まずは1クール(約2ヶ月)を目安に治療を継続していただくことが大切です。
Q.治療をやめたら、またシミは元に戻ってしまいますか?
A.治療によって一度薄くなったシミが、すぐに全く同じ状態に戻ることはありません。しかし、シミの根本原因であるメラニンを生成する働きが完全になくなるわけではないため、日々の紫外線対策を怠ると新たなシミができてしまう可能性はあります。治療終了後も、日焼け止めを習慣にしていただいたり、ハイドロキノンなどの美白剤を継続してご使用いただいたりすることで、美しい肌の状態を長くキープすることができます。
【日常生活・スキンケアについて】
Q.皮が剥けすぎて痛い場合はどうすればいいですか?
A.無理に我慢せず、すぐに休薬してください。 その後、当院までご連絡ください。医師の診察のもと、薬剤の濃度調整(0.1%〜0.4%)や、塗布頻度を「2日に1回」に減らすなどのコントロール法を細かく指導させていただきます。
Q.治療中は、なぜ日焼け対策がそんなに重要なのでしょうか?
A.治療中の肌は、ターンオーバーが促進されて新しい皮膚に生まれ変わっている最中のため、バリア機能が一時的に低下し、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。この時期に無防備に紫外線を浴びてしまうと、かえってシミが濃くなる「炎症後色素沈着」というリスクが高まります。季節や天候にかかわらず、外出時はもちろん、室内で過ごす日でもSPF30・PA 以上の日焼け止めを必ずご使用ください。
関連のコラム
監修医情報
- 医師
- 医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき)
- 経歴
-
- 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
- 2000年 大手美容外科 入職
- 2001年 コムロ美容外科入職
- 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
- 資格
-
- 日本麻酔科学会会員
- 麻酔科標榜医
- 日本美容外科学会(JSAS)会員
- 美容外科(JSAS)専門医
- アラガンボトックスビスタ認定医
- アラガンジュビダームビスタ認定医


