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眉下切開はやめたほうがいい?検索上位の記事を読んだうえで美容外科医が本音で解説

2026/06/22
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「眉下切開 やめたほうがいい」と検索すると、多くの美容クリニックの記事が見つかります。

実際に検索上位の記事を読んでみると、

  • 傷跡が残る可能性がある
  • 左右差が出ることがある
  • ドライアイになることがある
  • 医師選びが大切

といった内容が繰り返し紹介されています。

もちろん、これらは間違いではありません。眉下切開は皮膚を切開する手術であり、傷跡やダウンタイムなどのリスクは確かに存在します。

しかし、美容外科医として日々診療をしていると、患者様が本当に知りたいことは少し違うように感じます。

実際のカウンセリングで多いのは、

  • 「私には眉下切開が向いているのでしょうか?」
  • 「全切開とどちらがいいのでしょうか?」
  • 「眼瞼下垂手術の方が必要なのではないでしょうか?」

といったご相談です。

つまり、多くの方が不安に感じているのは手術のリスクそのものではなく、「手術選択を間違えないか」という点なのです。

眉下切開は非常に優れた手術です。しかし、すべての人に向いているわけではありません。

この記事では、検索上位の記事で繰り返し語られる傷跡や左右差の話だけではなく、「どのような人が眉下切開をやめたほうがいいのか」という視点から、美容外科医の立場で解説していきます。

結論|眉下切開は良い手術ですが、全員に向いているわけではありません

先に結論からお伝えします。

眉下切開は、上まぶたのたるみや厚みを改善し、自然に若々しい目元を目指せる優れた手術です。

一方で、

  • 二重幅を広げたいだけの方
  • 眼瞼下垂が主な原因の方
  • まだたるみが少ない方
  • 他の施術の方が適している方

が眉下切開を受けても、期待した変化が得られず「思ったほど変わらなかった」と後悔することがあります。

実際に後悔につながるケースの多くは、傷跡やダウンタイムではなく、施術の適応が十分に検討されていなかったことが原因です。

眉下切開をやめたほうがいい人① 二重幅を広げたいだけの人

眉下切開は「二重を作る手術」ではありません。

上まぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除くことで、本来の二重ラインを見えやすくする手術です。

そのため、

  • 「もっと平行型の二重にしたい」
  • 「二重幅を大きく広げたい」

という希望が中心の場合は、埋没法や全切開法の方が適していることがあります。

実際にカウンセリングでも、

「二重を広げたいと思って眉下切開を希望したけれど、診察すると全切開の方が適していた」

というケースは少なくありません。

眉下切開で二重幅が広く見えることはありますが、それはあくまでたるみが改善した結果です。

二重ラインそのものをデザインする手術ではないことを理解しておく必要があります。

眉下切開をやめたほうがいい人② 実は眼瞼下垂が原因の人

「まぶたが重い」

「目が開きにくい」

という症状があると、多くの方は上まぶたのたるみが原因だと思いがちです。

しかし実際には、眼瞼下垂が隠れていることも少なくありません。

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉の働きが弱くなり、十分に目を開けられなくなる状態です。

この場合、問題の中心は皮膚ではなく筋肉にあります。

そのため、眉下切開で余分な皮膚を取り除いても、

  • 眠そうな印象が残る
  • 目の開きが思ったほど改善しない
  • 額に力を入れて目を開く癖が残る

ことがあります。

もちろん、眼瞼下垂と上まぶたのたるみが同時に存在するケースもあります。

その場合は眼瞼下垂手術と眉下切開を組み合わせることで、より良い結果が得られることもあります。

大切なのは「まぶたが重い=眉下切開」ではないということです。

まずは原因が皮膚なのか、筋肉なのかを見極める必要があります。

眉下切開をやめたほうがいい人③ まだたるみが少ない人

眉下切開は、余分な皮膚を切除する手術です。

当然ながら、切除するべき皮膚が少ない場合は得られる変化も限られます。

特に20代〜30代前半の方では、

  • 二重幅が狭い
  • まぶたが腫れぼったい
  • 目元をすっきりさせたい

という理由で眉下切開を希望されることがあります。

しかし実際には、

  • 全切開法
  • 上まぶたの脂肪取り
  • 眼瞼下垂手術

などの方が適しているケースも少なくありません。

まだたるみが少ない段階で眉下切開を行うと、

「傷はできたのに思ったほど変わらない」

という後悔につながることがあります。

変化が少ないことも、立派な失敗のひとつです。

そのため、若い方ほど「本当に切除すべき皮膚があるのか」を慎重に判断する必要があります。

眉下切開をやめたほうがいい人④ 全切開の方が向いている人

患者様の中には、

「まぶたが重いから眉下切開が良いと思っていました」

と来院される方がいらっしゃいます。

しかし診察してみると、実際には全切開法の方が適していることもあります。

例えば、

  • 二重ラインをしっかり作りたい
  • 二重幅を広げたい
  • まぶたの厚みが強い
  • 目元の印象を大きく変えたい

という場合です。

眉下切開は、もともとの目元の印象を大きく変えずに若返りを目指す手術です。

一方、全切開法は二重ラインそのものを調整できるため、目元のデザイン性に優れています。

どちらが優れているという話ではありません。

目的によって向いている手術が異なるのです。

「変わりすぎ」による失敗・後悔のリスクとは?

ここまでは「思ったほど変化が出ないケース」について解説してきましたが、ネットの口コミで「眉下切開はやめたほうがいい」と言われる背景には、逆に「変わりすぎて不自然になってしまった」という失敗例も存在します。

具体的には、以下のようなケースです。

ひきつれや、不自然な「吊り目」になってしまった

眉下切開は、目尻側の皮膚を多く切り取ることが多い手術です。しかし、デザインの段階で切除量を誤ったり、内側の皮膚まで過剰に切り進めてしまったりすると、目元のバランスが崩れてきつい印象(吊り目)になったり、最悪の場合「目が閉じにくくなる」といった機能的な問題が生じることがあります。

二重の上が腫れぼったくなる(皮膚の“乗っかり”現象)

まぶたの皮膚は、眉毛に近づくほど厚くなっています。元々まぶたに厚みがある方の場合、眉下の薄い皮膚だけを切り取ると、上方にあった「厚い皮膚」がそのまま二重のライン近くまで降りてくることになります。その結果、かえって二重の上がポテッと膨らみ、腫れぼったい印象(乗っかり現象)になってしまうのです。

💡 後悔を防ぐために:当院が徹底していること

こうした「変わりすぎ」「不自然さ」による失敗を防ぐためには、事前の緻密なシミュレーションと、皮膚を取り除くだけにとどまらない複合的なアプローチが不可欠です。

例えば、まぶたの厚みが強いタイプの方に対しては、ただ皮膚を切り取るだけでなく、皮膚の奥にある厚い脂肪の層(ROOF:眼輪筋下脂肪)を同時に適切な量だけ切除する施術をご提案しています。これにより、皮膚が降りてきても腫れぼったくならず、すっきりと軽い目元に仕上げることが可能です。

眉下切開は「ただ眉毛の下の皮膚を切り取ればいい」という単純な手術ではありません。ミリ単位で変化を予測する医師の診察力と、個々のアナトミー(解剖学的構造)に合わせたオーダーメイドのデザインがあって初めて、自然な若返りが実現します。

逆に眉下切開が向いている人とは?

ここまで「眉下切開をやめたほうがいい人」について解説してきました。

しかし誤解しないでいただきたいのは、眉下切開は決しておすすめできない手術ではないということです。

むしろ適応が合っている方にとっては、非常に満足度の高い手術です。

実際に当院でも、

  • 「もっと早く受ければよかった」
  • 「視界が広くなった」
  • 「昔の目元に戻ったような気がする」

といったお声をいただくことがあります。

では、どのような方が眉下切開に向いているのでしょうか。

上まぶたのたるみで二重が隠れてきた人

眉下切開がもっとも効果を発揮するのは、加齢による上まぶたのたるみが原因で二重幅が狭くなってきた方です。

若い頃ははっきりしていた二重が、

  • 奥二重のようになった
  • まつ毛の生え際に皮膚が被るようになった
  • アイラインが引きにくくなった

という状態であれば、眉下切開によって改善できる可能性があります。

余分な皮膚を取り除くことで、本来の二重ラインが見えやすくなり、目元がすっきりした印象になります。

目元の印象を変えずに若返りたい人

二重整形や全切開法は、良くも悪くも目元の印象が変化します。

一方、眉下切開は目元のデザインを大きく変える手術ではありません。

そのため、

  • 周囲に整形を気づかれたくない
  • 二重の形は変えたくない
  • 自然な若返りを希望している

という方に向いています。

「何か若返った気がする」

「最近疲れて見えなくなった」

という変化を目指したい方には、非常に相性の良い施術です。

額に力を入れて目を開けている人

無意識のうちに眉毛を持ち上げながら目を開けている方も少なくありません。

鏡を見ながら、

「額にシワを寄せると目が開きやすい」

という方は要注意です。

上まぶたのたるみが強くなると、視界を確保するために額の筋肉を使って目を開けるようになります。

その結果、

  • 額のシワ
  • 眼精疲労
  • 頭痛
  • 肩こり

につながることがあります。

眉下切開でたるみを改善すると、額に頼らず目を開けられるようになるため、こうした症状が軽減することがあります。

外側のたるみで三角目になっている人

加齢によるたるみは、目尻側に強く現れることが少なくありません。

その結果、

  • 目尻が被さる
  • アイラインが見えにくい
  • 三角目になる
  • 疲れて見える

といった変化が起こります。

眉下切開は特に外側のたるみ改善を得意とする手術です。

そのため、三角目が気になり始めた方には高い効果が期待できます。

なぜ「眉下切開はやめたほうがいい」という口コミが出るのでしょうか?

ここまで読むと、

「それならなぜ"やめたほうがいい"という口コミがあるの?」

と思うかもしれません。

もちろん、

  • 傷跡が気になった
  • 左右差が気になった
  • ダウンタイムが予想より長かった

というケースもあります。

しかし実際の診療で感じるのは、それ以上に

『手術選択のミスマッチ』

が大きいということです。

例えば、

  • 二重を広げたかった方が眉下切開を受けた場合。
  • 眼瞼下垂が原因だった方が皮膚だけを切除した場合。
  • 本来は全切開法が適していた方が眉下切開を選択した場合。

こうしたケースでは、手術自体は成功していても患者様の満足度が上がらないことがあります。

そして、

「思ったほど変わらなかった」

「期待した結果と違った」

という感想が生まれます。

これが、インターネット上で見かける「やめたほうがいい」という声の一因ではないかと考えています。

まとめ|眉下切開が悪い手術なのではなく、適応を見極めることが重要です

「眉下切開はやめたほうがいい」と検索すると、多くの記事で傷跡や左右差などのリスクについて説明されています。

もちろん、それらも大切な情報です。

しかし美容外科医としてお伝えしたいのは、後悔を防ぐうえで本当に重要なのはリスクの有無ではなく、施術の適応を見極めることだという点です。

眉下切開は、上まぶたのたるみに悩む方にとって非常に優れた手術です。

一方で、

  • 二重幅を広げたい方
  • 眼瞼下垂が主な原因の方
  • たるみが少ない方

では、他の施術の方が適していることもあります。

大切なのは、「眉下切開を受けるかどうか」ではなく、「自分に本当に必要な施術は何か」を見極めることです。

上まぶたのたるみや目元の重さでお悩みの方は、まずは専門医の診察を受け、ご自身の状態に合った治療法を相談してみてください。

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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
  • 2000年 大手美容外科 入職
  • 2001年 コムロ美容外科入職
  • 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任

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