今日は、左上腕全周～右胸にかけての
タトゥーレーザー照射2回目を取り上げます。
前回は範囲が広く2回に分けての照射でしたが、
患者様の都合もあり1日で済むようにプランを立てました。
広範囲を入れ墨照射を行う場合、
一番問題になるのが施術の際の痛みです。
入れ墨の治療範囲が狭い場合には
クーリングのみでも十分なのですが、
今回のような広範囲の場合は
局所麻酔を使うことになります。
【照射前】
【照射直後】
【照射前】
【照射直後】
※照射直後の状態は少し痛々しいですね・・・
この症例の場合、
前回は局所麻酔薬を注射するだけで2時間以上かかり、
注射自体の痛みが強かったため全身麻酔下で行いました。
ラリンジアルマスクをを使った全身麻酔を行い、
約1時間で局所麻酔を、
入れ墨部位全体に注射しました。
一度全身麻酔から覚醒した後で、
部屋を移動していただき、
レーザー照射を行いました。
照射に要した時間は1時間程度でしたが、
前回と違い痛みはあまりなかったため、
局所麻酔注射はあまり追加することなく終わっています。
照射部位は全体的にホワイトニングが確認でき、
レーザーの効果は十分なようです。
とはいっても、あと数回は照射が必要でしょう。
手術室にレーザーを持ち込めれば全身麻酔をしながら、
入れ墨レーザー照射も可能になります。
今後の検討課題ですね。
出力 9.0Ｊ 約 6.000 shot 1064nm Gモード
全身麻酔下で局所麻酔注射をすることで、
注射の際の痛みを取り除くことができ、
施術時間も短縮することができました。
術前に絶食等が必要ですが、
日帰りにて広範囲の入れ墨照射が可能です。
お悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。
