今日は、幼児のさかまつ毛の症例があったので紹介します。
今回も2歳で体重10kgのかわいいお子さんでした。
                                                        さかまつ毛と二重が時々消えてしまうので、
                                                        ラインを定着させたいというご希望でした。
今回も手術の際、
                                                        全身麻酔を使ったのですが、
                                                        不安のせいで暴れて安静が保てないため、
                                                        お母さんに手を握ってもらいながら麻酔導入をしました。
全身麻酔には、
                                                        いつものようにラリンジアルマスクを使い、
                                                        自発呼吸したで行いました。
二重幅は4mm程度で、末広型、
                                                        控えめの幅をデザインし、
                                                        4点固定で行っています。
手術中に一度埋没糸が瞼板から露出していたため
                                                        かけなおしをしましたが、
                                                        20分程度にて終了しました。
麻酔終了後5分程度で覚醒し、
                                                        30分程度で帰宅して頂けました。
今回の症例は、人見知りが激しく
                                                        手術前は大泣きされていましたが、
                                                        元気に帰って行かれました。
手術翌日以降に問い合わせがあったのでご紹介します。
①手術翌日より右目に充血があり、
                                                        こすっています。大丈夫でしょうか?
瞼の裏側から埋没糸が出ている可能性があります。
                                                        しかし、手術終了時に瞼板を確認していて可能性は低く、
                                                        埋没糸が本当に露出していた場合、
                                                        痛がって目が開けれなくなるので、
                                                        今回のケースの場合は問題ないと思われます。
もし、不安で検診したい場合には、
                                                        瞼の裏側を見るためには吸入麻酔が必要になります。
とお伝えしたところ、翌日には、
                                                        症状が改善しましたと連絡がありました。
②手術翌日ですが、
                                                        右側の瞼の裏側のピンク色が見えていますが
                                                        大丈夫ですか?
右側の腫れが少し強いのが原因だと思います。
                                                        さかまつ毛の治療効果も狙っているので
                                                        手術翌日であれば問題ありません。
                                                        様子を見てくださいね。とお伝えしました。
こちらも翌日以降の連絡で
                                                        改善してきたとのことでした。
今回の症例はモニターではないので、
                                                        写真を紹介できませんが、
                                                        平均的な4mm幅は瞼板や皮膚が硬く
                                                        埋没糸がしっかりと掛かるようです。
二重幅を欲張らなければ
                                                        (物理的に広い二重幅は無理ですが)
                                                        長持ちする二重が作れそうです。

                        
                    
                
