みなさん、こんにちは★
今日は、先日行った『副耳』のご手術を
ご紹介したいと思います。
副耳とは、
耳の前あたりにいぼ状にできる、
先天性の突起物を指します。
左右どちらか片方にできることが多く、
発生頻度は、1000人につき15人と言われています。
最近では、学童期に入る前に
手術でとってしまうことが多いのですが、
相談に来られたF様は、
そういった治療方法があることを知らず、
50年間、ずっと悩んでおられたそうです。
しみ治療の際に、
副耳治療について聞かれたため、
治療法について説明を行い、
今回手術となりました。
副耳の治療方法には、
副耳の根元を、
糸で縛って脱落するのを待つ結紮法と、
切り取ってしまう切除法がありますが、
今回のケースでは、
副耳に軟骨が含まれていたため、
切除法で行いました。
手術自体は、ほくろやイボを取るように、
紡錘形に切除して縫合するのですが、
軟骨を残すとしこりの原因となるため、
軟骨も一緒に切除します。
手術直後に、
鏡で傷を見ていただいたのですが、
糸が付いている状態にもかかわらず、
長年のコンプレックスの原因であった
副耳が無くなったことを、
非常に喜んでおられました。
生まれつきの、体のお悩みでも、
場合によっては、
比較的簡単に治療できる場合があります。
お悩みがあれば、当院へぜひお越しください