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眉下切開でROOFを取りすぎると何が起きるか

2026/07/16
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眉下切開では、皮膚の切除と合わせてROOFと呼ばれる脂肪を切除することがあります。厚ぼったいまぶたをすっきりさせるために有効な処置ですが、取りすぎると見た目に大きな影響が出ます。しかも、やり直しが難しいケースもある。

このコラムでは、ROOFとは何か、取りすぎた場合に何が起きるか、そしてどう対処するかを整理します。

眉下切開におけるROOF(ルーフ)とは?

ROOF(ルーフ)は、眼輪筋の下・眼窩隔膜の前に位置する脂肪組織です。正式名称は「Retro Orbicularis Oculi Fat(眼輪筋下脂肪)」といい、頭文字をとってROOFと呼ばれます。

眉毛の付近から睫毛側にかけてシート状に広がっており、眼窩脂肪(目の奥にある脂肪)よりも皮膚に近い浅い層にあります。まぶたの厚ぼったさや重さの原因になる組織であり、眉下切開では必要に応じてこれを切除します。

眼窩脂肪とROOF脂肪の違い

特徴 ROOF(眼輪筋下脂肪) 眼窩脂肪(がんかしぼう)
位置 皮膚に近い浅い層(眉毛の下あたり) 目の奥の深い層(目を囲む脂肪)
見た目の影響 まぶた全体の「厚ぼったさ」の原因 目の上の「たるみ・膨らみ」の原因

「自分はROOF切除が必要か?」のセルフチェック(簡易基準)

読者は「私のまぶたが重い原因はROOFなの?」と知りたがっています。医師の診断が必要である前提としつつ、目安を記載すると滞在時間が伸びます。

【追加案の例】

  • つまんだときに、皮膚だけでなくしっかりとした「肉の厚み」を感じる。
  • 過去に二重埋没法をしたが、まぶたの厚みのせいですぐに緩んでしまった、または不自然な仕上がりになった。

眉下切開でROOFを取りすぎると起こる3つの失敗リスク

目が窪んで老けた印象になる(将来の加齢変化)

ROOFを切除しすぎると、上まぶたから眉毛にかけての볼륨が失われ、目が窪んだように見えます。いわゆる「くぼみ目」の状態です。

もともと若々しい目元の印象はある程度のボリュームによって支えられています。脂肪を取りすぎることでそのボリュームが失われ、すっきりどころか疲れた・老けた印象になってしまうことがあります。

さらに厄介なのは、脂肪は加齢とともに自然に萎縮していく組織だという点です。手術直後は「ちょうどいい」と感じても、年齢を重ねるにつれて窪みが強くなっていく可能性があります。

まぶたの厚みにムラ(でこぼこ)が出る

ROOFは均一な塊ではなく、シート状に広がっています。切除が不均一になると、場所によって厚みに差が生じ、表面がでこぼこしたような見た目になることがあります。

予定外の余計なシワ・ラインができる

皮膚に近い浅い層にあるROOFを乱雑に切除すると、皮膚との間に瘢痕(傷跡の組織)が形成されることがあります。その結果、二重のラインとは別の場所に余計なシワやラインが現れることがあり、これは修正が難しいケースもあります。

万が一、ROOFを取りすぎて窪んでしまった場合の修正方法

万が一、ROOFを過剰に切除してしまい、上まぶたが窪んで老けた印象になってしまった場合、「もう二度と元に戻せないのではないか」と強い不安を感じる方も少なくありません。

結論からお伝えすると、一度切除してしまったROOF(脂肪組織)そのものを元の状態に復元することは不可能です。そのため修正手術では、失われたボリュームを「他の組織や薬剤」で補うというアプローチをとることになります。

主に以下のようなリカバリー策(修正方法)が挙げられます。他院修正も行っていますので、お悩みの方はご相談ください。

1. 自身の脂肪を移植する「脂肪注入」

太ももや腹部などからご自身の健康な脂肪を採取し、上まぶたの窪んでいる部分に注入する方法です。定着率を高めるために、採取した脂肪から不純物を取り除き、非常に微細に濃縮した脂肪(マイクロファットやナノファットなど)を使用するのが一般的です。

一度定着すれば効果が長期間にわたって持続するため、根本的なボリュームアップに適しています。ただし、注入した脂肪がどれくらい定着するか(定着率)には個人差があり、仕上がりをコントロールするためには医師の高度な注入技術が求められます。

2. 手軽にボリュームを補う「ヒアルロン酸注入」

医療用のヒアルロン酸を上まぶたの窪みに注入し、即座にふっくら感を出す方法です。メスを使用しないためダウンタイムが非常に短く、万が一仕上がりが気に入らない場合でも、ヒアルロン酸を溶かす製剤(ヒアルロニダーゼ)があるため、元の状態に戻せるというメリットがあります。

ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に体内に吸収されてしまうため、効果を維持するには定期的な注入が必要です。また、まぶたの薄い皮膚の直下に注入しすぎると、光の加減で青白く透けて見える「チンダル現象」が起きることがあるため、慎重なコントロールが必要です。

修正手術の難しさと注意点

これらのリカバリー策によって、見た目の窪みを改善することは可能です。しかし、ROOFが切り取られたあとの組織は、内部で強い瘢痕(傷跡の組織)ができて癒着していることが多く、注入した脂肪やヒアルロン酸が綺麗に広がりにくかったり、でこぼこ感が出やすかったりするという難しさがあります。

つまり、「取りすぎても後から簡単に元通りに直せる」というわけではありません。だからこそ、後悔しないためには最初の眉下切開の段階で「取りすぎないこと」が何よりも重要なのです。

ROOF切除で失敗しないための「適量」の判断基準

ROOFをどの程度切除するかは、術前に皮膚の厚みや脂肪の量を診て判断します。厚ぼったさの原因がROOFなのか、皮膚そのものなのか、あるいは眼窩脂肪なのかによっても、必要な処置が変わります。

判断の難しさは、手術中は腫れがあるため最終的な仕上がりを正確に予測しにくい点にもあります。そのため、経験的に「控えめに切除して結果を見る」というアプローチが一般的とされています。

「すっきりさせたい」という希望に応えようとして切りすぎることが、長期的には逆効果になる。これがROOF切除の難しさです。

コムロ美容外科の眉下切開におけるROOF切除の考え方

当院では、ROOF切除は必要な場合に「適量のみ慎重に」行うことを基本としています。

すっきりした仕上がりを求めるあまり積極的に切除するのではなく、将来の加齢変化も踏まえたうえで、余裕を持った切除量にとどめます。術後に「少し物足りないかな」と感じるくらいの切除量が、長期的には自然な仕上がりにつながると考えています。

眉下切開における内部処理の判断は、執刀医の経験と方針が大きく影響します。クリニックを選ぶ際は、ROOFの切除に関する考え方を事前に確認しておくことをおすすめします。大阪で眉下切開を検討している方は、ぜひコムロ美容外科にご相談ください。

眉下切開のROOF切除に関するよくある質問(FAQ)

Q. ROOFを切除すると、通常の眉下切開よりもダウンタイムは長くなりますか?

A. 皮膚の切除のみの場合と比べると、腫れや内出血がやや強く出たり、長引いたりする傾向があります。

ROOFを切除する際は、皮膚だけでなく、その奥にある眼輪筋を分けて脂肪組織にアプローチするため、どうしても組織へのダメージが大きくなります。一般的に、強い腫れや内出血のピークは術後1〜2週間程度です。その後、1〜3ヶ月ほどかけて組織が引き締まり、徐々に自然な仕上がりに落ち着いていきます。


Q. 一重や奥二重なのですが、ROOFを切除すると二重になってしまいますか?

A. 眉下切開やROOF切除だけで、一重の目が勝手に二重に変わることは基本的にありません。

眉下切開はあくまで「眉毛の下の皮膚や脂肪を減らし、まぶたの厚みやたるみを引き上げる手術」です。一重や奥二重のまま、まぶたの厚みだけをすっきりさせることが可能です。ただし、たるみが持ち上がることで、隠れていた元々の奥二重のラインが以前よりはっきりと見えるようになる(二重幅が少し広くなったように感じる)ケースはあります。


Q. 眉下切開はせずに、ROOF切除(脂肪取り)だけを単体で受けることは可能ですか?

A. 基本的には、眉下切開(皮膚切除)や二重全切開などの手術と同時に行います。ROOF切除単体で行われることはほとんどありません。

なぜなら、まぶたの厚みを作っている原因組織(脂肪)だけをくり抜くように切り取ってしまうと、中身が減った分だけ表面の皮膚が余り、かえってたるみやシワが強くなってしまうためです。引き締まった綺麗な目元を作るためには、余分な皮膚の切除とROOFの切除を適切に組み合わせる必要があります。


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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
  • 2000年 大手美容外科 入職
  • 2001年 コムロ美容外科入職
  • 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任

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