タレ目形成をすると涙袋はなくなる?原因と対策を解説
「タレ目形成をしたら涙袋がなくなった」という声を見かけて、不安になっていませんか。結論からいうと、涙袋が完全になくなることは多くありませんが、目立ちにくくなることはあります。ここでは、その原因と、涙袋を守るためにできる対策を整理してご紹介します。
涙袋の正体は「眼輪筋」という筋肉
涙袋とは、下まぶたにある眼輪筋(がんりんきん)というまぶたを閉じるための筋肉が、ふっくらと盛り上がって見えている状態です。天然の涙袋がある方も、なかった方がヒアルロン酸注入で作っている場合も、見た目の仕組みは異なるため、タレ目形成の影響の受け方も変わってきます。
天然の涙袋が目立たなくなることがある理由
タレ目形成(グラマラスライン形成)のうち、皮膚を切開する術式では、下まぶたの組織に手を加える過程で、まれに眼輪筋の働きがやや弱まることがあります。その結果、涙袋のふっくら感が施術前より控えめに見える場合があります。完全になくなるケースは多くありませんが、もともと涙袋がはっきりしている方や、加齢によって筋肉の張りが落ち着いてきている世代の方は、変化を感じやすい傾向があるといわれています。
結膜側からのみアプローチする非切開の術式は、皮膚側への影響が少ないため、天然の涙袋への影響を抑えたい方に向いているケースもあります。
ヒアルロン酸で作った涙袋は、より注意が必要
一方、ヒアルロン酸注入で涙袋を作っている場合は、話がやや変わります。タレ目形成の手術では、下まぶたの下げ具合を調整するために、注入部分に触れる工程がどうしても発生します。この刺激によってヒアルロン酸が分解・移動してしまい、注入量の一部が失われることがあります。
| 涙袋のタイプ | 主なリスク | 傾向 |
|---|---|---|
| 天然の涙袋(眼輪筋) | 切開術式で筋肉の働きがやや弱まる | 完全消失はまれ、加齢世代は影響を感じやすい |
| ヒアルロン酸の涙袋 | 施術中の刺激で注入剤が分解・移動する | 個人差が大きい〈院長確認:流出割合の具体的な数値の記載可否〉 |
涙袋を維持するためにできること
- カウンセリングでヒアルロン酸の有無・注入時期を正確に伝える:施術する側が事前に把握しておくことで、下げ幅や触れ方の調整がしやすくなります。
- タレ目形成と同時に涙袋形成術を行う:涙袋を失いたくない方は、あわせて施術することで、術後も自然な涙袋のある目元を目指せます。
- 術後に必要であれば追加注入で調整する:ヒアルロン酸が減ってしまった場合も、後日改めて注入すれば涙袋を作り直すことは可能です。「一度なくなったら終わり」というものではありません。
術式によって涙袋への影響はどう違う?
タレ目形成の術式(アプローチ方法)によって、天然の涙袋(眼輪筋)への影響度合いや、ヒアルロン酸の扱いが異なります。
埋没法(切らないタレ目形成)
皮膚を傷つけないため、天然の涙袋への影響はほとんどありません。ただし、すでに涙袋にヒアルロン酸が入っている場合、裏側からの糸の操作や微調整の段階で注入部位に触れるため、ヒアルロン酸が少し変形・減少するリスクはあります。
結膜切開法(裏側切開)
まぶたの裏側からアプローチするため、表面の眼輪筋を直接傷つけるリスクは低く、天然の涙袋は維持しやすいです。しかし、術野(視野)が狭い中で下げる操作を行うため、近くにあるヒアルロン酸への刺激を完全に避けることは難しく、流出のリスクは残ります。
皮膚切開法(表側切開)
下まつげのラインに沿って切開し、皮膚のたるみも同時に解消できる術式です。眼輪筋の一分に触れるため、術後は一時的に筋肉の張りが落ち着き、天然の涙袋がやや平坦に見えることがあります(時間経過とともに徐々に馴染みます)。ヒアルロン酸が入っている場合は、手術の邪魔になってしまうため、事前に一度ヒアルロン酸を溶かす(ヒアルロニダーゼ)処置が必要になるケースがほとんどです。
涙袋をキレイに残したい方のための「正しい施術の順番」
「タレ目にして優しい目元にしたいけれど、ふっくらした涙袋も絶対に諦めたくない」という場合、施術のタイミングを工夫することで、理想の目元を安全に作ることができます。
すでにヒアルロン酸が入っている場合
特に皮膚切開法を選択する場合、デザインを正確に行うため、また手術の確実性を高めるために、一度涙袋のヒアルロン酸を溶かしてからタレ目形成を行うのが最も仕上がりがキレイになります。結膜切開や埋没法の場合でも、現在の涙袋のボリュームを計算に入れてデザインを行います。
これからどちらも受ける(または涙袋を作り直す)場合
「タレ目形成」を先に行い、目元の形状が完全に落ち着いてから(術後3ヶ月以降)、改めて涙袋のヒアルロン酸注入を行うのがベストな順序です。タレ目形成によって下まぶたのライン(土台)が下がると、涙袋を入れるべき最適な位置や似合うボリュームも変わるためです。下がったタレ目ラインに合わせて後から涙袋を作ることで、より自然で立体的な涙袋を作ることができます。
当院では、患者様のもともとの目の形や、すでに入っているヒアルロン酸の状態を診察した上で、涙袋を損なわない最適なシミュレーションを行います。
まとめ
タレ目形成で涙袋が完全になくなることは多くありませんが、術式やヒアルロン酸の有無によって、目立ち方が変化する可能性はあります。不安な方は、カウンセリングの際に涙袋の状態や希望をしっかり伝えたうえで、術式やデザインを相談することをおすすめします。
大阪でタレ目形成をお考えならコムロ美容外科にご相談ください。

