今日は、全切開法を取り上げます。
全切開法は埋没法に比べ、
腫れや内出血は避けられず、
完成まで2か月以上かかる
ダウンタイムの長い手術です。
できるだけ腫れを少なく、
短期間で治るようにするか検討した結果、
二重ラインより睫毛側の余剰皮膚切除を
する方法にたどり着きました。
今回の症例の患者様は、
腫れぼったさを本人様が自覚していたため、
ご自身の希望にて全切開法+目頭切開を行いました。
症例写真は、
左目の術中写真になります。
①二重ライン下の皮下組織を切除後、
普通に傷を合わせた状態です。
皮下脂肪を切除下にもかかわらず、
タルミのせいで二重ラインからまつ毛よりの部位が
膨らんでいるのが分かります。
②二重ラインからまつ毛よりの皮膚を伸ばして、
傷にかぶせた状態。
二重ラインは7㎜幅ですが、
計測したところ10㎜弱ありました。
③ 余剰皮膚を切除した状態
二重ラインからまつ毛よりの部位の膨らみが
改善しました。
全切開法後によく聞くトラブルとして、
腫れがなかなか引かない、
希望より二重幅が広い、
二重のラインがくいこんで見える
といったものがありますが、
上記の手術操作を加えることで、
ほどんど防げるのではないかと考えています。
他院さんでの全切開の二重幅を狭くする
といったこともできますので、
お悩みの方はカウンセリングお越しください。