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鼻中隔延長術の腫れは?

 
 
皆さんこんにちは。

 

3月を迎えて増えてきた
鼻中隔延長術の症例をご紹介します。

当院の鼻中隔延長術では、
耳介軟骨とPDSプレートを組み合わせて
手術を行っており、高い効果を得ています。

女性の耳介軟骨は柔らかいことが多く、
手術直後はまだしも術後の腫れに軟骨が負けてしまい、
鼻尖延長の効果が失われることがありました。

PDSプレートは、
7か月程度で体内で完全に分解されるまで強度を保ち、
その後軟骨に置き換わる性質があります。

今までは、補強のために鼻中隔軟骨がよく使われていましたが
PDSプレートを代わりに使用することで、
効果は今まで通りで手術時間やダウンタイムを
短くすることができました。

PDSプレートを使うことで、
鼻先を十分伸ばし鼻の皮膚がたるまない状態を作り、
結果として手術後の腫れを少なくする効果があります。

写真は7日後の抜糸時のものですが、
患者様本人も効果を実感されています。


術前写真




すでに鼻プロテーゼが入っていますが、
鼻尖は鼻筋に比べ1.5倍くらいの幅があり、
鼻尖を細くした上で鼻先を伸ばすことを希望されています。


PDSプレート




ポリディオキサノンを成分とし、
体内で安全に分解される医療材料です。
プレート状に加工されていて補強材料として使います。
吸収糸の原材料としてすでに使われています。


軟骨とプレートとの組み合わせ




PDSプレートに、
採取した耳介軟骨をサンドイッチして鼻に挿入します。
軟骨と併せて使用することで、
PDSプレートが吸収される際軟骨組織に置き換わります。


術中写真




鼻尖縮小、PDSプレート+耳介軟骨の固定、
プロテーゼの再挿入を行い、
仮止めをして、効果を確認します。
手術中ですが、鼻尖が細く延長できているのがわかります。


抜糸時写真




腫れもあまりなく、
鼻中隔延長の効果がはっきりとわかります。
患者様も満足されていました。

如何でしょうか?
これでも、まだ浮腫みや腫れがある状態です。

完成まではもう少し期間を要しますが、
出来上がりが楽しみですね。


鼻

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