最近、天候が不安定ですね
みなさんのお盆はいかがでしたか?
クリニックでは、お休みを少し頂きましたが、
お休み明けからは、
とても忙しい毎日続いております
まだまだ暑いかと思えば、
夜だけ気温が下がってみたり・・・
そんな日も、そろそろ来るかもしれません。
体調管理にはお気を付けくださいね
さて、先日、
上腕の2回目の脂肪吸引を行った患者様の
抜糸がありました。
実は、患者様から抜糸以降できるだけ早く
ノースリーブの服を着たいという要望があり、
あるお薬を脂肪吸引の際使ってみました。
脂肪吸引1週間後の時点では、
赤アザ様の内出血が出ていて
腫れのために脂肪吸引の効果が
はっきりしないことが多いのですが、
写真を見ていただいてわかるとおり、
うっすら黄色くなるぐらいの軽い内出血に留まり、
術前よりも細くなっているのがわかると思います
前回のブログにもupした写真ですが、
術前のお写真です。↓↓↓

そして、こちらが抜糸後のお写真です↓↓↓

内出血が少なかったのは、
どうしてでしょうか?
実は、脂肪吸引の麻酔の散布の際、
ヒアルロニダーゼを使いました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ヒアルロニダーゼは、
ヒアルロン酸分解酵素として知られていて、
ヒアルロン酸注入後の修正によく使われますが、
それ以外の効能としては、
血腫と呼ばれる固まった血液の塊を溶かすことで、
内出血の吸収を早める効果が知られています
私自身も、脂肪吸引の際に
ヒアルロニダーゼを何度か
使ったことがありましたが、
ヒアルロン酸溶解ほどには、
内出血の改善の効果は実感できませんでした。
今回は、ヒアルロニダーゼの使用量を
数倍に増やしたところ、
脂肪吸引の際の腫れや内出血を
軽減させる劇的な効果を出すことができました
(散布用局所麻酔1500ccに対して
ヒアルロニダーゼ 1バイアル使用)
ちなみに、二重や、
鼻のような狭い範囲での手術で、
抜糸の際、内出血が目立つ方に
ヒアルロニダーゼを使用し、
内出血の吸収が早まるのが確認できました
最近では、
痩身に興味があっても、
手術に伴うダウンタイムがハードルになって、
なかなか決断できないという方に出会います。
しかしながら、
メソセラピー、
キャビテーションといった他の痩身術では、
即効性と永久性といった点で
脂肪吸引術には及びません
ヒアルロニダーゼの内出血予防、
改善効果については個人差があり、
必ずしも同程度の効果を出る保証はないのですが、
副作用もほとんどなく、
手間もあまりかからないため、
症例を増やして使用方法を確立したいと
考えています
患者様も、内出血が気にならない・・・と
言って喜んで下さいました。
もし、脂肪吸引後のダウンタイムの一つとして、
内出血を気にされている方がいらっしゃいましたら、
今回のような方法を使用することも
できますので、
一度、ご相談くださいね