昨日、一昨日と台風11号の影響を受けた関西地方ですが、
クリニックのある大阪市中央区は道路が冠水することもなく、
被害はほとんどなく済みました![]()
そんな台風のなか、下顎骨切り術がありましたので、ご紹介します。
顎の骨切りは、
骨へのアプローチがしやすく、
エラ削りや頬骨削りに比べて
比較的簡単な手術ですが、
問題になるのは、
下顎第4歯の根元付近から出ているオトガイ神経です![]()
口唇、下顎の感覚を司る神経ですが、
この神経をよけて手術しようとすると、
骨切りの程度が非常に限定されています![]()
他のクリニック様の手術方法で多いのが、
下顎骨の先端を削るだけとか、
神経を傷つけない範囲で、
下顎骨の先端部を横に切るパターンです。
前者の方法だと
ほとんど変化が出ず、
骨が元通り再生するのが問題で、
後者の方法だと顎が短くはなりますが、
以前よりも太くなってしまいます![]()
当院では下顎の輪郭を、
より細く、より短くするために、
下顎骨をブーメラン型に切る方法を、
以前から行っています![]()
一昨日のC
様は女性ですが、
中央5mm、最大幅7mmで骨の切除ができました。
もちろん、オトガイ神経は傷つけていません。
さすがにそれぐらい切除すると、
腫れていても効果が確認でき、
ご本人様も喜んでいただきました![]()
全身麻酔も、覚醒が早い
TIVA(静脈麻酔薬使用の全身麻酔)だったので、
雨が落ち着いた夕方には帰宅されました。
本当は、術中のお写真も
アップしたかったのですが・・・
控えさせて頂きますね![]()
豪雨の中、手術していただいた
C様ありがとうございました。


