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貴族フィラーとは?ほうれい線・口ゴボ・横顔バランスを整える注入治療のメリット・デメリット

2025/12/11
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「ほうれい線が目立つ」「口元が前に出て見える(口ゴボが気になる)」「横顔のEラインを整えたい」──こうしたお悩みに対して、鼻翼(小鼻)の付け根から口元にかけてヒアルロン酸を注入し、顔の中央(中顔面)の凹みを補う治療が「貴族フィラー」です。

この記事では、
・貴族フィラーとは何か(どんな悩みに向くのか)
・施術方法と「何ccくらい」注入するのかの目安
・メリットとデメリット、失敗リスク(「貴族フィラー 失敗」と検索されやすいポイント)
・ダウンタイムや持ち(持続期間)、笑った時の見え方
・ほうれい線ヒアルロン酸注入との違い
・失明などの重篤な合併症リスクについて
・貴族フィラーの上手い先生・クリニック選びのポイント
などを分かりやすく解説します。

「貴族フィラー 笑った時」「貴族フィラー 鼻が大きくなる」「貴族 フィラー 失敗」などのワードで情報収集をされている方も、治療を検討する際の参考になさってください。

貴族フィラーとは?(どこに注入する施術か)

貴族フィラーとは、小鼻の付け根部分である通称「鼻翼基部」にヒアルロン酸を注入する事で、ほうれい線を改善したり、口元~中顔面のバランスを整えることを目指す施術です。
美容大国・韓国で人気の「貴族手術」と同等の効果を、皮膚を切らない非手術的アプローチで実現し、「貴族フィラー」や「貴族ヒアル」と呼ばれています。

貴族フィラーの位置付け

貴族フィラーは、鼻翼基部に少量のヒアルロン酸を注入する事で支え、口元~中顔面のバランスを整える施術です。
韓国でほうれい線の改善や口元を上品に見せられるという事で人気となった「貴族手術」がありますが、貴族フィラーは非手術版に位置づけられ、ヒアルロン酸注入のみで同等の効果を手軽に得る事ができます。
口元がこんもりしている・突出している感じの改善や小鼻を小さく見せる効果も期待ができます。

鼻翼基部とはどこか

鼻翼基部(小鼻の付け根)の位置図解

鼻翼基部は、小鼻の付け根部分を指します。小鼻を支える大切な部位であり、この鼻翼基部が骨格や加齢の影響などで凹んでしまうと、ほうれい線が強調され目立つようになってしまいます。
顔の中心部である中顔面に影が出来ると、顔全体が老けた印象や疲れた印象を与えてしまいます。

中顔面とほうれい線との関係

中顔面とは、顔の縦幅を上顔面(眉頭〜生え際)・中顔面(眉頭〜鼻下)・下顔面(鼻下〜顎先)の3区分に分けた時に真ん中にあたる部分の事を指します。中顔面は、立体感や若々しさ、表情の印象を大きく左右する重要な領域とされており、ここが加齢によって骨や靭帯が衰えたり、筋肉がゆるんだり、頬の脂肪の下垂などでたるんでくると、ほうれい線として目立ってくるのです。

貴族フィラーとヒアルロン酸フィラーとの違い

いずれもヒアルロン酸注入ですが、狙いと層が異なります。一般的なほうれい線フィラーは、陰になっている溝に沿って直接的にヒアルロン酸を注入していくのに対し、貴族フィラーは鼻翼基部の骨膜上など深い層に注入する事で、根本的な「土台」部分を補い、中顔面全体の印象を変える手法になります。

項目 貴族フィラー(貴族ヒアル) 一般的なヒアルロン酸フィラー
使用成分 主にヒアルロン酸 主にヒアルロン酸(他のフィラー製剤もあり)
注入部位 鼻翼基部(小鼻の付け根の凹み) ほうれい線(鼻翼基部以外)、唇、涙袋、顎、頬など顔全体
主な目的 鼻翼基部の凹みを埋め、ほうれい線改善、口元を上品に見せる シワ改善、ボリュームアップ、輪郭形成など、部位に応じた改善
期待できる効果 ほうれい線が目立たなくなる、小鼻の広がりが改善、口ゴボ改善、鼻が高く見える しわ・たるみの改善、特定の部位のボリューム増大、リフトアップ

貴族フィラーの名前の由来(“貴族”と呼ばれる理由)

この名称は、韓国で流行した鼻翼基部形成手術の俗称「貴族手術」に由来します。小鼻横の凹みを整えると口元が上品に見え、“貴族のような顔立ちになる”という事からこう呼ばれるようになり、手術ではなくヒアルロン酸注入でも同様の効果が得られることから「貴族フィラー」と名が付けられました。

貴族フィラーの特徴と適応

貴族フィラーはどんな悩みに向いているか

ほうれい線が気になる方や小鼻が凹んで口元が突出(口ゴボ)して見えてしまうようなお悩みに改善効果があります。

【主な効果】

    ほうれい線の改善:
    鼻翼基部=小鼻の付け根のくぼみや凹みを補うことで、陰影がやわらぎ、ほうれい線が目立たなくなります。

    口元の突出(口ゴボ)の改善:
    鼻翼基部や上唇基部の基盤をしっかりとさせ形を整える事で、口元の突出感を改善して、横顔バランス(Eライン)を整えることができます。

    小鼻の広がり改善:
    小鼻の付け根を適度にボリュームアップさせる事で、小鼻の影を浅くさせる事ができ、相対的に小鼻の広がりが抑えられスッキリと小さく見せる効果があります。

貴族フィラーに向いている人・向かない人

貴族フィラーに向いている人 貴族フィラーに向かない人
小鼻の横の凹み(鼻翼基部)が目立つ人 もともと鼻筋が低い人(貴族フィラー後に鼻が低く見える可能性がある)
ほうれい線が気になる人(特に鼻横からの線の始まりが深いタイプ) 物理的な突出による口ゴボが強い人(フィラーだけでは改善が難しい場合がある)
軽度の口元の突出感(口ゴボ)を改善したい人 効果の持続を重視する人(ヒアルロン酸は吸収されるため、定期的な注入が必要)
手術(貴族手術)ではなく、切らないプチ整形で改善したい人 永続的な効果を求める人(プロテーゼ挿入などの手術の方が持続性がある)
ダウンタイムが短い施術を希望する人(手術より短い) アレルギーがある人(ヒアルロン酸や麻酔に過敏症の既往がある場合)
気軽にエイジングケアを始めたい人 妊娠中または授乳中の人

20代・30代・40代・50代の傾向

貴族フィラーは、ほうれい線の改善や中顔面のバランス形成に効果がある為、幅広い年代で人気がありますが、施術を受ける方の傾向は年代によって異なります。

●20代
皮膚のたるみが気になり、ほうれい線が深く刻まれているというよりかは、先天的な骨格による鼻横のへこみ(鼻翼基部の凹)を気にするケースが多いです。エイジング対策というより、中顔面に立体感を足してバランスを整える“プチ輪郭形成”。上品で整った顔全体のバランスを狙い、ヒアルロン酸の注入も少量での微修正するというイメージです。

●30代
10代20代の頃と比べて、年齢的にも皮膚のハリ低下が少しずつ始まり、ほうれい線を自覚しやすくなるタイミング。気になり始めたほうれい線の初期段階を和らげ、若々しい印象を保つための“早めのケア”が目的になります。将来を見据え、少量注入での予防的・維持的アプローチとして選ばれる方が多くなります。

●40代
肌の弾力低下や骨・靭帯の変化が重なり、ほうれい線が深くハッキリと見えやすくなる年代。「深くなってきたほうれい線を改善したい」、「疲れて老けて見える・・・」と言った悩みが強まり、若返りを目的にされる方が増えて来ます。

●50代
顔全体のボリュームロスやたるみ感の訴えが顕著になり、より積極的なエイジングケアを目指す傾向があります。貴族フィラーに加え、頬・顎など他部位へのヒアルロン酸注入や糸リフト等を組み合わせ、顔全体をトータル的にアンチエイジングしていくフェーズに入ります。

男性の貴族フィラー

貴族フィラーは男性にも人気がある施術です。男性でもほうれい線を気にされる方は少なくなく、鼻翼に少量適量のヒアルロン酸を注入し、中顔面のバランスを整えながら自然な形で、ほうれい線の影を改善していくというのが好まれる傾向にあります。皮膚が厚めでも深層に少量ずつ注入していく事でナチュラルさ維持できます。

貴族フィラー(ヒアルロン酸注入)と脂肪注入との違い

貴族フィラー(ヒアルロン酸注入)と脂肪注入の主な違いは、注入する素材・持続性・施術時間・ダウンタイムにあります。
ヒアルロン酸は即時的な見え方の変化が得られやすく短時間で行いやすい一方、効果は徐々に吸収により薄れていきます。脂肪注入は自己脂肪が定着すると長期に維持されますが、施術時間やダウンタイムは長めの傾向です。

比較項目 貴族フィラー(ヒアルロン酸注入) 脂肪注入
素材 ヒアルロン酸 自己脂肪
持続性 目安6〜12か月前後(部位・製剤・個人差により変動) 定着した脂肪は比較的長期に維持される場合がある(定着率には個人差)
即効性 あり(施術直後から変化を感じやすい) 腫れが落ち着き、定着が進むまで評価が難しいことがある
施術時間 短い(カウンセリング含め個別に異なる) やや長い(採取・精製・注入の工程を要する)
ダウンタイム 比較的少なめ(腫れ・内出血・圧痛が一時的に出ることあり) 長め(注入部・採取部ともに腫れ・内出血が出やすい)
メリット 手軽で微調整しやすい/可逆性がある(溶解剤による対応が検討可能) うまく定着すればボリューム維持が見込める/自己組織である点
デメリット 吸収により効果が薄れるため再注入の検討が必要 定着に個人差/追加施術が必要になる場合がある/一時的な体重変動等の影響を受けることがある

貴族フィラーで使用されるフィラー製剤の種類

貴族フィラーで一般的に用いられるヒアルロン酸の種類

貴族フィラーは、骨膜上などの深い層にヒアルロン酸を注入し“支点・土台“を作るという観点から、比較的硬さや弾力性があるヒアルロン酸製剤を使うケースが多いです。患者様のお悩みの度合い、皮膚たるみ具合、ほうれい線の深さ、その方のスキンタイプの特徴などを総合的に判断して、多数ある種類の中から最適なヒアルロン酸製剤を選択していきます。

粘度・硬さの違い

ヒアルロン酸は、主に分子量(ヒアルロン酸の長さ)や濃度、架橋処理(ヒアルロン酸同士を結びつける処理)の度合いによって、粘度・硬さが決まります。硬い・やわらかい、それぞれの特性に応じて向き不向きがあります。
ほうれい線の溝が深い方や鼻翼の凹みが強い方、比較的強めにボリュームを出したい方には硬めのヒアルロン酸がおススメであり、皮膚が薄い方や自然な仕上がり・肌馴染を重視したい方には柔らかいタイプのヒアルロン酸が適しています。
持続期間としては、一般的に、硬さや粘度が高い製剤ほど体内で吸収されにくく、持続期間が長くなる傾向があるとされています。

ボリューマ/ボラックス/ボルベラなどの特徴

比較項目 貴族フィラー(ヒアルロン酸) 脂肪注入(自己脂肪)
注入材料 ヒアルロン酸製剤 自身の脂肪細胞
効果の持ち 約6〜12ヶ月(徐々に吸収される) 定着すれば半永久的(定着率に個人差あり)
変化の実感 直後から分かりやすい(即効性あり) 腫れが引き、定着するまで完成形が分かりにくい
所要時間 短い(注入のみで完了) 長い(脂肪採取・精製・注入の工程が必要)
術後の経過 比較的軽い(数日の腫れ・内出血程度) 重め(採取部位の筋肉痛や内出血も伴う)
メリット 手軽・微調整が可能・溶解注射でリセット可能 定着後の維持期間が長い・アレルギーリスクが低い
デメリット 定期的なメンテナンス(再注入)が必要 しこりや石灰化のリスク・採取部位の傷跡

心斎橋コムロ美容外科では、2種類のヒアルロン酸製剤をご用意しており、お悩み別に最適な製剤を選択しています。

【当院で使用しているヒアルロン酸製剤】
・ジュビダームビスタ ボリューマXC
・ジュビダームビスタ ボリフトXC

ジュビダームビスタ® ボリューマXC

ジュビダームビスタ ボリューマXC

「ジュビダームビスタ® ボリューマXC (Juvéderm VISTA Voluma XC)」は、アラガン社が製造したヒアルロン酸注入剤で、たるみや陥凹の改善に使われるヒアルロン酸です。アラガン社独自のVYCROSSという架橋技術により、ヒアルロン酸分子が効率良く結合され、密度の高い網目構造を形成しています。これにより、注入後のむくみが低減され、約2年間の長期持続が期待できるヒアルロン酸製剤です。

ジュビダームビスタ® ボリフトXC

ジュビダームビスタ ボリフトXC

アラガン社の「ジュビダームビスタ® ボリフトXC (Juvéderm Volift XC)」は、ヒアルロン酸を主成分とする注入剤で、ボリューマと比較してやや柔らかいため、顔のボリュームや立体感を出すために使用されます。ボリフトも同様に、アラガン社独自のVYCROSSという架橋技術により、ヒアルロン酸分子が効率良く結合され、密度の高い網目構造を形成しています。

貴族フィラーの製剤選びのポイント

貴族フィラーで使用するヒアルロン酸製剤を選ぶ時は、硬さ・粘度・持続期間・安全性が重要なポイントです。前項で記載の通り、硬めの製剤は持続期間が長く、ほうれい線や鼻翼の凹みが深い方におススメで、柔らかめな製剤はナチュラルな変化を求められる方に適しています。但し、「こういう人にはこの製剤」と決めつけられるモノではない為、製剤選びは、希望する仕上がりイメージ、肌の状態、ライフスタイルなどを医師と十分に相談することが大切です。

貴族フィラーの注入量の目安と注入部位

貴族フィラーで何ccが多い・少ないの考え方

貴族フィラーで何ccのヒアルロン酸を注入するかは、当然患者様ひとり1人によって変わります。一般的には、片側0.5cc~1.0ccが目安となりますが、年齢や皮膚の厚さ、ほうれい線の深さ、鼻翼基部の凹みの深さによって適量が異なります。両側で1.0cc~2.0ccくらいを注入される方が多いですが、初回から入れすぎてしまうのはリスクになる為、初めての方は片側0.2cc~0.5ccくらいを目安に段階的に調整していくのが安全です。

0.5cc / 1cc / 2cc / 3ccの一般的な違い

  • 0.5cc:軽度の凹や微調整に最適、初めての方はまずはここからスタート。
  • 1cc:一般的な注入量の目安。バランスを見ながら少しずつ注入量を調整します。
  • 2cc:ほうれい線が目立つ、小鼻の凹みが強い・骨後退が強めの方には段階的に検討。
  • 3cc:特にシワ溝や凹みが目立ち、過去に何度か施術を行った事がある方、他の部位と併用される方

貴族フィラーは、血管が多い鼻や口周りなどデリケートな部位へ注入が必要になる為、 解剖学的知識と高度な注入テクニックが求められる施術です。いきなり大量のヒアルロン酸を注入する事は安全面でのリスクも高くなる為注意が必要です。
心斎橋コムロ美容外科では、骨構造から血管走行まで徹底的に把握している院長池内医師が全ての施術を行い、少量ずつ丁寧慎重に注入する事で自然で美しい仕上がりを追求し、安全にも最大限の配慮を行っています。

貴族フィラーの注入量が多い場合のリスク

ヒアルロン酸の注入量が多すぎる場合、いくつかのリスクが存在する為、注意が必要です。
血管塞栓・しこり・炎症・内出血・腫れ・痛みなどの合併症や不自然なふくらみ・たるみの誘発・皮膚の凹凸といった見た目的な失敗リスクも可能性が出てきます。又、チンダル現象といって、皮膚の浅い層にヒアルロン酸を大量に注入しすぎてしまうと、光の反射で青白く透けて見えてしまう場合もあります。

貴族フィラーの左右差の原因

患者様の骨格の左右差、鼻翼基部の厚みの左右差、表情筋の使い方、既存充填物の残存などをしっかりと術前に把握出来ないと、術後の左右差の原因となる場合があります。又、当然施術する医師の技術力もとても重要なポイントになります。貴族フィラーの症例数が何件くらいあるのか、過去の経歴、WEB上の口コミ評判なども参考にするようにしましょう。
万が一、術後の左右差が気になる場合は、追加でヒアルロン酸を補填注入したり、ヒアルロン酸溶解注射で溶かすなどで修正することも可能です。

貴族フィラーの追加注入の判断基準

ヒアルロン酸は注入後に馴染むまで、おおよそ1週間程度かかります。術直後は多少腫れや浮腫みが出る場合がありますので、1日2日で判断するのは辞めましょう。少し期間を置いて馴染むのを待ち、静止している時・表情を作っている時、それぞれで小鼻やほうれい線の見え方、触診しての部位の硬さなどを確認し、総合的な観点で医師の判断を仰ぎましょう。
積極的な追加注入ではなく、ヒアルロン酸溶解注射を活用したボリューム減での調整も優先的に検討して、安全面に最大限配慮した対応をする事が重要です。

貴族フィラーの施術の流れ

STEP1 予約

まずはお電話またはWEB予約フォーム、LINEから、無料カウンセリングをご予約ください。

STEP2 貴族フィラーのカウンセリング

美容外科歴25年以上の院長池内医師が、患者様のお顔の状態を診察し、お悩みやご希望を詳しく伺います。触診や過去の治療経験なども細かく伺いながら、最適なフィラーの選定・注入量・デザインを御提案し、仕上がりやリスク・費用、術後の過ごし方などについてもしっかりとご説明をさせて頂きます。

STEP3 洗顔・施術の準備

パウダールームでメイクを落としていただき、施術の準備を進めていきます。経過観測の為の術前撮影もこのタイミングでさせて頂きます。
顔全体のバランスや血管走行などもしっかりと確認をしながら、注入する箇所をマーキングしていきます。

STEP4 表面麻酔の有無

貴族フィラーの場合、施術中の痛みはほとんどなく、麻酔無しで施術される方がほとんどですが、痛みにとても不安がある方の場合はオプションで表面麻酔をする事も可能です。これはクリームタイプの表面麻酔で、塗布する事で痛みをほとんど感じる事が無くなります。
局所麻酔クリームや冷却を行う場合、別途20~30分程度かかることがあります。

STEP5 注入の手順(カニューレ・針の違い)

貴族フィラーは、通常の針(鋭針)とマイクロカニューレ(鈍針)のどちらでも注入が可能ですが、それぞれ安全性やダウンタイムに大きな違いがあります。
内出血や腫れのリスクを減らし、より安全で美しい仕上がりを実現するために、マイクロカニューレの使用を標準としています。

STEP6 施術

術前に行ったマーキングを確認しながら、改めて顔全体のバランスも見つつ注入を行っていきます。左右差のチェックも細かく行い、綺麗に仕上げていきます。貴族フィラーの施術時間の目安は、おおよそ10分から15分程度です。

※※ 当日の注意点(メイク、洗顔、入浴、アルコール、喫煙) ※※
貴族フィラー施術当日の注意点は、血行が良くなる行動や施術部位への刺激を避けることです。

洗顔:
当日から可能ですが、施術部位を擦ったり刺激を与えるのはNGです。低刺激タイプのもので優しく行ってください。

メイク:
当日から可能です。注入直後は肌が敏感になっている為、施術部位は避けるか、ファンデーションを軽く塗る程度に留めるがbetterです。マスクを持参頂き、当日はすっぴんで過ごされることを推奨します。

入浴:
シャワーは当日から可能ですが、入浴はお控え下さい。結構が良くなると、腫れや内出血のリスクが高まります。翌日以降、様子を見ながらにしてください。

アルコール:
結構が促進され、腫れや内出血、浮腫みを引き起こす原因となる為、当日は控えて下さい。

喫煙:
当日は控えて下さい。喫煙で血流が悪化して血液不良になると、傷跡の直りが遅くなり、ヒアルロン酸の持続期間に影響などが出る場合があります。

貴族フィラーの施術後の経過とダウンタイム

貴族フィラー直後に起こりやすい変化

注入部の軽い腫れ、赤み、圧痛、針痕の点状出血、ふくらみの左右差や一時的な硬さを感じることがあります。数日で落ち着くことが多いですが、当日のアフターケアは医師の指示に従ってください。

1日後・翌日

腫れのピークが術後翌日〜2日目に出る方もいます。軽いむくみや内出血が現れ、笑顔をした時に少し違和感を感じることがあります。長風呂・飲酒・強い圧迫は、施術翌日以降も当面控えめにして頂く事がおススメです。メイク再開のタイミングなども医師の指示に従いましょう。

1週間後

多くの場合、術後1週間目安でほとんどの腫れが引き、形もなじみ始めるタイミングです。内出血は紫→黄緑→黄色へと色調変化して薄くなります。

1ヶ月後

自然な仕上がりを実感できるタイミングです。ヒアルロン酸が周囲組織となじみ、表情を止めている時・作っている時の見え方としても、完成の評価をしやすくなります。
術後1週間前後の際に感じていた“ちょっとした笑いにくさ“も改善され、気にならなくなります。

半年後・1年後の変化

貴族フィラーの効果は、半年から1年程度で薄れてくるのが一般的です。この持続期間については、注入したヒアルロン酸製剤の種類や量、患者様の肌の体質などによって、個人差が出てきます。短期間でヒアルロン酸を繰り返し注入する事は、将来的な“いわゆるヒアル顔“リスクになってしまう為、適度な頻度が推奨されます。バランスを整える際には追加注入だけではなく、状況に応じてヒアル溶解も上手く活用しながら自然で綺麗な仕上がりを目指して続けていく事が大切です。

腫れ・むくみ・圧迫感の原因

貴族フィラー施術後に腫れや浮腫み、圧迫感を感じる事がありますが、これはヒアルロン酸を注入したことによって、身体が一時的に自然に反応した事によるもなので、通常は数日で収まる場合がほとんどです。
少しでも軽減する対処法としては、施術部位を冷却する事や塩分を制限する事はおススメです。より綺麗な仕上がりを目指す上で安静にする事も大切です。

運動・入浴・マッサージの注意

ヒアルロン酸注入後は、注入部位への刺激と過度な血行促進を避けるため、激しい運動・長時間の入浴・サウナは控えてください。目安として最初の48時間は避け、その後も数日は様子を見ましょう。マッサージは形の変化を招く恐れがあるため、最低1週間、可能なら1か月ほどは行わないでください。

貴族フィラーで起こり得る副作用・リスク

内出血・腫れ

穿刺(針を刺す行為)やヒアルロン酸を注入する刺激により、点状の出血斑や腫れ・むくみが出ることがあります。多くは数日〜1週間で軽快しますが、体質によって幅があります。

痛み・鈍痛

注入直後は圧痛や重だるさを感じることがあります。数日で和らぐことが多い一方、強い痛みが持続する、触れると鋭い痛みが走る、蒼白や色調異常を伴う場合は血流トラブルの可能性もあるため、執刀医の診察をお勧めします。

しこり・硬さ・違和感

製剤の性質や層、量、むくみの影響で一時的な硬さや粒感が出ることがあります。多くは時間の経過で自然となじみますが、浅層への迷入や偏在で凹凸が残る場合も極稀にあります。自己判断の強いマッサージは避けるようにしてください。

笑いにくさ、表情の変化

鼻翼基部にヒアルロン酸を注入する為、笑顔時の皮膚の寄りや動きが一時的に変化し、笑いにくい感覚や表情の違和感が出ることがあります。腫れの軽快とともに改善することが多いです。

貴族フィラーで鼻が大きく見える・団子鼻に見える理由

鼻翼基部の谷が浅くなると、光の当たり方が変わり鼻翼の外側が相対的に強調され、実際の幅は変わらなくても少し大きく見えることがあります。少量ずつ様子を見ながら注入していくのがポイントです。注入量が多すぎたりや浅い層へ柔らかい製剤を注入してしまうと、鼻翼の広がりで鼻の丸みが強調されてしまい、いわゆる“団子鼻風”の印象になることがあります。

血流障害(血管閉塞)

起こる仕組み
ヒアルロン酸が動脈・静脈内に入る、または高圧注入で血管を外から圧迫すると、組織への血流が阻害され、血流障害起きる場合があります。

いつ起きることがあるか
多くは施術中〜施術直後に所見が出ますが、むくみや圧で数時間以内に遅れて現れることもあります。帰宅後に強い疼痛や色調変化が出るケースもあるため、術後数日は注意深く観察し、異常があればすぐに連絡してください。

初期症状の例
強い持続痛、皮膚の蒼白・チアノーゼ・網状暗赤色変化、冷感、感覚低下、注入部位から離れた領域の色調異常など。視覚の異常や激痛は緊急サインです。自己対応は避け、ただちに医療機関の指示を仰いでください。

壊死のリスク
血流障害が進行し、十分な再灌流(血液の再循環)が得られない場合、皮膚壊死や瘢痕化につながる恐れがあります。早期の気づきと適切な対応が極めて重要です。解剖の理解、層と圧の管理、少量分割投与など、施術を担当する医師の知識・技術力が求められる為、経験の浅いドクターの施術は控えた方が賢明です。

アレルギー・感染

ヒアルロン酸自体のアレルギーは稀とされますが、局所麻酔薬や消毒薬への反応、遅発性炎症がみられることがあります。発赤・熱感・腫脹が続く、発熱を伴う場合は早期の受診を行ってください。

ヒアルロン酸の移動

貴族フィラーの場合、当院では比較的、硬度粘度が高い製剤を選択します。
柔らかい製剤を使用すると浅い層へ拡散をしてしまったり、術後自己判断での強い圧迫・揉みほぐしなどがあると、注入した部位からヒアルロン酸の形が移動・偏在することがあります。輪郭のぼやけや凹凸の原因となるため、術後は圧迫やマッサージを控えるのが基本です。

貴族フィラーの“失敗”とされる例

  • 自然に見えない
  • 鼻横が膨らむ、小鼻が広がるように見える
  • 左右差が気になる
  • 入れすぎによる影の強調
  • 笑顔が不自然
  • ほうれい線が消えない
  • ダウンタイム中と仕上がりの差

などが挙げられます。又、ヤフー知恵袋や美容医療ポータルサイトなどでよく見かける典型的な悩みは、、、、
「よく動きのある部位だからか、効果はあまり長くは続きませんでした」
「翌日、不安の一つだった小鼻の広がりを感じて少しショックでしたが数日するとそれも落ち着きました。」
「貴族フィラーをして5日経ったのですが、左右差があります。」
このようなお声が確認出来ました。
それでも多くの場合、時間の経過と共に改善されるケースがほとんどです。医師の上手い下手は当然術後リスクにも関係ある事ですので、執刀医選びは慎重にする事をお勧めします。

貴族フィラーと他施術との比較

貴族フィラーとほうれい線ヒアルロン酸注入との違い

項目 貴族フィラー(鼻翼基部への注入) ほうれい線ヒアルロン酸注入
アプローチする場所 小鼻の付け根のくぼみ(鼻翼基部) ほうれい線そのものの溝(しわ)
治療ゴール 土台を持ち上げて高さを出す 溝を埋めて平らにする
得られる変化 - ほうれい線の根本原因を改善し、影を消す
- 顔の中心に立体感が生まれ、品のある顔立ちに
- 小鼻の横幅軽減や口元の突出感の緩和
- 表面に見えているしわを直接目立たなくする
- 若々しいハリを取り戻す
おすすめなタイプ - 鼻横のくぼみが深い骨格の方
- 口元が前に出ている(口ゴボ)ように見える方
- 平坦な顔に立体感が欲しい方
- たるみによって線ができている方
- シワの溝自体が深い方
- 今あるシワを即座に消したい方
注入する深さ 骨膜上などの深い層(土台作り) 真皮層や皮下組織などの浅〜中層

中顔面短縮効果の考え方

貴族フィラーには、「中顔面の短縮効果」も期待ができます。メスを入れて根本的に皮膚や骨を処置するわけではない為、実際に長さが縮むのではなく、ヒアルロン酸注入で鼻翼基部の支持を補い上唇基部の投影をわずかに高めて、鼻横の影と人中まわりの“余白”を減らし短く見せるというアプローチになります。

貴族フィラーと糸リフトを併用する場合の注意

貴族フィラーと糸リフトの併用は人気の組み合わせで、たるみのリフトアップとほうれい線改善、中顔面のバランス調整など相乗効果が期待できますが、いくつか気を付けなくてはいけない注意点があります。
糸リフトをしてから貴族フィラーという施術の順番も重要です、ヒアルロン酸注入をしてから糸リフトをしてしまうと、せっかくヒアルロン酸注入をして整えた形が崩れてしまい、左右差や不自然な仕上がりになってしまう場合が少なくありません。
ヒアルロン酸の注入量も要注意です。組み合わせ治療の場合、通常の施術の時よりも、より慎重に少量ずつバランスを見て調整していく必要があります。
ダウンタイム中の注意事項としては、糸が挿入された部位が安定するまでの一定期間(通常1ヶ月程度)、口を大きく開けたり、硬いものを食べたりする行為は控える必要があります。

貴族フィラーと脂肪注入との違い

比較項目 貴族フィラー(ヒアルロン酸) 脂肪注入
使用する製剤 人工のヒアルロン酸製剤 自分の身体から採取した脂肪細胞
プロセス 注射のみでシンプル 脂肪吸引(採取)→加工→注入のステップが必要
持続性 一時的(製品によるが半年〜2年で吸収) 半永久的(定着した脂肪は残る)
回復期間 ほぼ無し(内出血や腫れ程度) あり(脂肪吸引部位の痛みや腫れも伴う)
リスク面 アレルギーや血管塞栓のリスクがゼロではない アレルギー反応は少ないが、しこりや凹凸のリスクがある
見た目の質感 自然だが、入れすぎると不自然になりうる 定着すれば非常に自然で柔らかい
推奨タイプ 手軽さ重視、ダウンタイムが取れない、まず試したい 根本治療を求める、異物を入れたくない

アップノーズ(鼻先の角度)との関係性

アップノーズは鼻筋の長さが十分にある状態で鼻先が上を向いている状態を指しますが、貴族フィラーは鼻翼基部の凹みを補う注入で、鼻先角度を直接変える治療ではありません。
尾翼基部が前方に満たされると顔のバランスが変わり、鼻先までの距離が相対的に短く見えて、アップノーズが少し改善されたかなと思える場合もあるかもしれませんが、アップノーズを改善した場合には、鼻中隔延長術などを検討するのがよいでしょう。

PRP・レーザーなどとの併用注意

貴族フィラー(ヒアルロン酸注入)とPRP療法、レーザー治療などの併用には、適切な期間を空けることが重要です。
特に、レーザー治療はヒアルロン酸の吸収を早める可能性があるため、施術の順番も注意が必要です。必ずPRPやレーザー治療を行った後に貴族フィラーという流れにしてください。
基本的には同日施術を避ける事が推奨されます。術後の医師からの注意事項も徹底するよう心掛けましょう。

貴族フィラーの持続期間と戻り方

貴族フィラーの一般的な持続期間

持続期間は、使用するヒアルロン酸製剤の種類(架橋度・弾性)、注入量、代謝、日常の表情・可動性などで差がありますが、一般には半年〜1年前後と言われています。

貴族フィラーが馴染むまでの期間

施術直後は多少腫れや赤みを感じる場合がありますが、2〜3日程度で改善することが多いです。質感や注入部位の馴染みは2〜4週間かけて進み、完成は1カ月程度が目安となります。自己判断のマッサージや圧迫は形の変化の原因になり得るため、医師からの指示がない限り控えて下さい。

貴族フィラーがすぐなくなると感じる理由

施術後初期のむくみが引くことで“戻った”と感じる事や、深い層への注入になる為変化が控えめな事、照明・角度による見え方の差、注入量を少量でデザインするゆえの印象などによって、時間経過での見慣れ(感覚順応)が発生する場合があります。

フィラーの移動・吸収の仕組み

ヒアルロン酸は時間とともに体内にある酵素によって、徐々に分解され、吸収されていくものです。一般的には半年から1年程度で効果が薄れ、最大で1年半ほどで体内に吸収されるとされています。又、日常生活での表情変化や重力・圧迫など力学的ストレスによって形が変わることもあります。注入部位へのマッサージや強い圧迫を避け、適切なケアをすることで吸収速度をコントロールできます。

貴族フィラーの効果を長期間維持しやすい条件

適切な量を適切な部位に注入するという事が大切です。目的や患者様の状態に応じて、ヒアルロン酸製剤を選択する事も当然重要です。術直後の注意事項(運動・飲酒・入浴・セルフマッサージなど)をしっかりと守る事も、維持期間の長短に影響があります。

貴族フィラーの費用相場

貴族フィラーの1ccあたりの相場

1ccあたりの相場は、使用するヒアルロン酸の種類やクリニックによって異なりますが、概ね3万円から7万円台が主流です。
金額は東京・大阪・名古屋などで地域差も多少あるかと思いますが、使用する製剤の種類・注入する量・キャンペーンメニューの有無・執刀する医師の氏名料などの有無に大きく依存します。
クリニックよって使用するカニューレ(針)の種類や麻酔代・カウンセリング代の有無も変わりますので、事前に確認をしておくとよいでしょう。

モニターの注意点

モニター割引を行っているクリニックもありますが、モニターメニューの多くは経験の浅い医師や新人ドクター向けに展開している場合が多いです。貴族フィラーのように繊細な部位への処置が必要な施術の場合、安易に価格の安さでクリニックを選んでしまうと、取り返しのつかない事になる可能性がある為注意が必要です。

貴族フィラーの施術前に知っておきたい注意点

喫煙・飲酒・サプリメント
アルコールは血管を拡張させ、血流を良くするため、施術部位の腫れや内出血を悪化させる可能性があります。喫煙は血行不良を引き起こし、傷の治りを遅らせたり、ダウンタイムを長引かせたりするリスクがあります。又、特定のサプリメントも血液をサラサラにする成分や血行促進作用が含まれている物がある為リスクがあります。執刀医に必ず確認するようにしましょう。

歯医者の予約/歯列矯正
貴族フィラー直後に、抜糸やスケーリング、矯正ワイヤーの施術をする事は控えて下さい。少なくても1週間前後間隔を開ける事をお勧めします。

鼻かみ・あくび・表情の癖
強い鼻かみ、大あくび、口をすぼめ癖がある方は、注入部に圧が掛かりデザインが崩れる可能性がある為、注意が必要です。

スキンケア・メイク
施術当日はノーメイクが推奨されます。レチノールやAHA/BHA、強い摩擦は施術の前後1週間程度間隔を開けるのが望ましいです。

施術間隔
1回貴族フィラーを行うと、通常は半年から1年半ほど効果が持続される為、注入頻度もこれに合わせていく形になります。勿論、効果は使用する製剤や個人差がある物になるので、一概には言えませんが、執刀医としっかりとコミュニケーションをとる事が大切です。ヒアルロン酸注入は施術間隔が短くなりがちで、短期間での注入を繰り返すといわゆる“ヒアル顔”(ヒアルロン酸の過剰注入によって表情が不自然になる)になってしまう可能性がある為、しっかりと適切な施術間隔を開ける事が大切です。

寝る姿勢(横向き・うつ伏せ)
施術部位に外的圧迫や負担がかからないように仰向けで寝る事が推奨されます。横向きやうつ伏せで寝る癖がある方は、タオルを置くなどで調整すると良いでしょう。

運動前後の注意
高強度な運動は、血液促進効果があり腫れや内出血を助長する場合があります。施術後48時間は、極力運動を控える方が望ましいです。

貴族フィラーの施術後のセルフケア

貴族フィラーの施術後は、注入部位への刺激を極力避けて頂き、血行が良くなる行動もしないと心がける事が重要です。

  • エステやマッサージは控える
  • 激しい運動や入浴は控える
  • 飲酒を控える
  • うつぶせ寝を控える
  • 喫煙を控える

施術直後から目安48時間ほどは、これらの行為を控えると綺麗な仕上がりを長期間キープできる重要なポイントになります。

貴族フィラーのよくある質問(FAQ)

笑えないのはなぜ?

A:表情を作るときの起点になる鼻翼基部にヒアルロン酸注入を行う為、施術直後は少し腫れや圧迫感、笑顔を作るときにつっぱり感などを感じる場合があります。施術後2・3日で落ちく場合がほとんどですのでご安心ください。

鼻の横の膨らみ・違和感はいつまで?

A:施術直後に感じる事がある腫れやむくみは、通常2〜7日でほとんど感じなくなります。施術部位に触れると少し硬い感じがする場合がありますが、これも多くの場合2〜4週で和らぐことが多いです。

笑ったらずれる?

A:鼻翼基部に適量を適切に注入した場合、笑ったくらいの表情の変化でヒアルロン酸が移動してしまう事は稀です。

すぐ飲酒はできる?

A:飲酒は血行を促し腫れや内出血を助長してしまう為、目安として術後48時間は控えて頂き、その後も数日間は少量に留めて頂くと良いです。

喫煙は影響ある?

A:喫煙する事で血流が低下する為、治癒が遅れ、炎症や合併症リスクを高めてしまいます。できれば施術前後数日は禁煙をしただく事を推奨します。

どのくらいで馴染む?

A:見た目の落ち着きは1〜2週、質感の馴染みは2〜4週が目安となります。

何歳から受けられる?(未成年の注意点)

A:特に年齢制限は無い為、10代の方でも受けて頂けます。18歳未満の未成年の方は、親権者の同意が必要になります。

1回で終わる?

A:ヒアルロン酸注入は永続的な効果がある物では無い為、基本的には1回で施術終了ではなく継続的に定期的に続けていくものになります。但し、1回の施術で注入を多くし過ぎてしまう事や短期間で回数を繰り返してしまうのは失敗の元になる為、医師をしっかりとコミュニケーションを取りながら適切な量を適切な頻度で行っていく事が重要です。

戻る?溶ける?

A:ヒアルロン酸は体内で徐々に分解吸収され、時間と共に元に戻っていきます。又、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸溶解剤でヒアルロン酸を溶かす事も可能です。意図的にボリュームを少なくする場合や万が一のトラブルが発生した際に使用します。

貴族フィラーを受けようか迷われている方は、まずは無料カウンセリングでご相談を

貴族フィラーは、鼻翼基部まわりのバランスを整えて、ほうれい線など陰影の見え方を調整することを目的としたヒアルロン酸注入治療です。
メスを使わずに手軽に受けられるという大きなメリットがある反面、神経や血管などが多数関わっている顔の中心部分の施術になる為、知識や経験が浅いドクターが安易にヒアルロン酸注入を行うと、取り返しのつかないリスクに繋がる場合もゼロではありません。
気軽に受けられるからといって、「家の近所」や「安いから」といった安易な理由ではなく、しっかりと情報を調べてから、執刀医を選ぶ事が成功の秘訣です。
心斎橋コムロ美容外科では、念入りなカウンセリングを行った上で、美容外科歴25年の院長池内医師が患者様一人ひとりに適切な施術をご提案しております。
大阪心斎橋エリアで貴族フィラーの施術をお考えの方は、是非当院までお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
  • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
  • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
  • 2001年~ コムロ美容外科入職
  • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
  • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

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